decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

蛍とシロツメクサと砂遊びと、「足るを知る」とは。

こんにちは!
ハチです。
 
先日、娘と娘の友人たちと、蛍を見に行きました。
 
都心からそう離れていない、ひっそりとした住宅地近くの川沿い。
本当にホンモノの蛍がいて驚きました!!
 
私自身、子供の頃にケージに入った蛍は見たことがあったけれど、
自然の中に生きる蛍を間近に見たのは初めてかもしれません。
 
大量に飛んでいたわけではありませんが、
木の上の方までフワ~っと浮いていく蛍や、
目の前の葉っぱの先にチョンと乗ってゆっくりと光る蛍もいました。
 
5歳の娘が、
「ピンクとか青には光らないの?」
と不思議そうに聞いてきました。
 
近くのおばさまが
「想像力豊かだね~」
とフォローしてくれましたが...笑
 
現在の子にとって、光というのはカラフルなものなんですかね。
「ええ!?」
と私にとっては仰天質問でした^^;
 
ふわふわ優しい光で飛んでいる蛍は本当に可愛くて、癒されます。
 
しかし私の感動をよそに、
子どもたちは
「眠くなっちゃった~」
とグズグズ。
 
20時前後でしたが、真っ暗なところにいると途端に睡魔に襲われるようです。
帰り道はみんな夢遊病のように歩いていました(笑)
 
 
 
とある日は、河原近くの原っぱで見つけたシロツメクサに夢中。
 
山のように咲いていたので摘んでは花束にしたり、
花冠を作ってもらったり、髪飾りにしてみたり。
 
持ってきたボールや縄跳びはほぼ手つかず。
 
もうシロツメクサのシーズンも終わりますが、
まだまだ咲いていてほしいです!!

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(嬉しい花束♡)

 

とある日は、お友達と近所の公園へ。
 
遊具は滑り台やブランコくらいしかありませんが、
ひとたび砂遊びが始まると、小学生のお姉さんにリードしてもらいながら、熱中し出しました。
 
シンプルにスコップやバケツを使って、
水を運び、穴を掘って、山を作り、トンネルを作り...
 
ただそれだけなのに、3時間!!
 
ふと周りを見回すと、
小学校高学年くらいの女の子たちも黙々と砂遊びをしていました。
 
つるつる綺麗な山を作ったり、
売り物になりそうなほどの強度のある泥団子を作っていたり、
高学年らしくクオリティの高いものばかり。
 
中学や高校などで本格的な美術をやると、
彫塑(ちょうそ)や立体的なものを作ることもありますよね。
砂や土に触れている子ほど、器用になるかもしれません。
公園でも学びがたくさん。
 
ももっと娘たちに公園遊びさせようと思ったのでした。
 

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(この後は見事に泥だらけ~)
 
子どもが遊べるもの、場所はないかとインターネットで色々と調べることは多いですが、
身近なものや場所を使うことでも十分楽しめるものですよね。
 
これから夏休みにかけ「遊んで遊んで!!」とせがまれることが増えますが、
原点回帰で近所の公園や河原など、いかがでしょうか。
 
虫取り網があれば2時間くらい走り回ってくれますよ!!
 
 
◆「足るを知る」
 
「知足者富」
=「足るを知る者は富む」
 
という老子の言葉があります。
 
最近この言葉と再会したのは、とある不倫ドラマの1シーンなのですが(笑)
 
どんな人でも、どんな場面でも、
自分に置き換えると気づきの多い言葉のように感じます。
 
よく「無いものねだり」と言いますが、
 
子育て真っ最中で社会から孤立しているような気持ちになる時は、
独身でバリバリ働いている人がキラキラ輝いて見えるものです。
その逆もしかり。
 
男性でも女性でも、
キャリアを順調に重ねても何かが足りないように思えたり、
家庭を築けば独身を謳歌している人がうらやましく見えたり、
自分の価値をどのように感じたら良いのか不安になったり、
もっとこうありたいという自分の理想を考えるほど満足できなくなったり、
今よりも居心地の良い居場所を見つけたくて気持ちが落ち着かなくなったり...
 
隣の芝生が青く見えるものですよね。
 
子どもにも、
最新のおもちゃがなくても、
特段裕福でなくても、
何を一番「幸福」と感じてほしいのか。
感じたいのか。
 
考えさせられます。
 
ディーセントワークにも、現在のキャリアに悩む方は多くご相談にいらっしゃいますが、
先日代表の高橋がこのようなことを言っていました。
 
「好きな事をやる」というのは「好きにやっていい」という事ではないです。
サッカーは好き、でも筋トレは嫌い。
野球は好き、でもピッチャー以外はやらない。
これでは何者にもなれません。
好きなことをやっていい。でもその好きな事の中には
嫌な事、苦手な事、やりたくない事も入っている。
それでもやり続けるから、何者かになれるわけです。
だから苦手なことや嫌なことと向き合い、乗り越えていくスキルが必要なんです。
したがって、「好きな事【だけ】」をやらせてしまうと、それこそ何者にもなれないんじゃないのかなと思います。
 
一流でもないし、金持ちでもない。
嫌なこともあるし愚痴もたまにはいうけど、
それなりに稼いで、まぁまぁ辞めたら困ると言われるくらいのキャリアで、
まぁ家族を食わせて、たまに旅行に行って、それなりに幸せですよ。
という平凡な人生ほど、実現することは難しく手に入りづらいです。
素敵だと思いますけどね、平凡な人生。

 

本当に、健康ありきな「平凡」ほど有難く、
手に入りづらいものなのかもしれませんね。
 
自分にとっての「足る」は何でしょう。
シンプル且つ、難しい問題です。

ランドセル争奪戦とエンジニア事情。そして6年後の使い道とは?

こんにちは!
並んで歩く娘が、私の白シャツの裾で口の周りを拭いていたことに衝撃を受けたハチです。
 
そんな5歳の娘も、来年の4月から小学1年生。
 
ついこの間までバブバブ言っていたのに…
ついこの間までヨチヨチ歩いていたのに…
ついこの間までイヤイヤ騒いでいたのに…
 
親にとって、衝撃的な早さです。
 
というわけで、そろそろランドセルを買う時期に差し掛かかった我が家。
友人たちと比較検討し始めました。
 

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見れば見るほど、わかりません…。
最近は種類が多すぎて、親も子どもも迷いますね!
困ってしまいました。
 
ランドセルが指定の私立小学校では問答無用ですが、その方が迷う必要がなく有難いかもしれません。
 
そんな折、エンジニアをしている友人とのランチ中、
 
「去年、人気のランドセルメーカーのサイトが落ちたらしいね。業界でも噂になってたよー」
 
との言葉。
 
そうそう、去年の初夏のこと。
 
某人気老舗ランドセルメーカーのサイトは予約解禁日に全国から注文が殺到し、数時間もアクセスできなかったとか。
正常に機能するまで数日かかったという話も聞きました。
 
こちらが去年のニュース。
 
どうやら去年はサーバーダウンにより、更に店舗に人が殺到し炎天下で何時間待ちの混雑だったようですね。
 
さて、今年はどうなるのでしょう…。
 
 
◆人気ランドセルメーカーとエンジニアとのホットな関係
 
しかしながら、「エンジニアあるある」ではこういう話も。
 
障害起きると、オールスター集合みたいにホワイトボードの前に集まって、時系列書いたりしますよね。
そして大抵夜中まで対応するからみんなテンションがおかしい(笑)
不謹慎ですが、システムエンジニアは障害対応をすると成長するみたいなことがあります。

 

「わかる!!」という声が聞こえて来るものなのでしょうか!?

 
歓迎したくないけれども、起きてしまったら仕方がない。
新人さんたちにとってはより知識や経験を深め、成長できるチャンスにもなるんですね。
 
親たちはランドセルのことしか考えていませんが、
その陰では実はこのような涙ぐましいエンジニアさんたちの仕事ぶりがあるのです。
 
「システム屋だからこそ、人気ランドセルを無事に買うことができた」
などという心強いパパのブログも拝見したほど。
 
そして、ランドセルメーカー自体でも優秀なエンジニアを欲しているというのは、こういう背景もあるのですね。
 
意外にもランドセルにとって身近な、エンジニア事情でした。
 
 
◆そして、今年のランドセル戦争はいかに?
 
昨年はトラブルに見舞われた、大人気の老舗ランドセルメーカーさん。
今年はサーバーを強化し、ランドセルの種類によってネット上の発売開始日をずらすとのこと。
 
そしてお店に先駆けてWEBサイトでご注文を開始することで、販売開始直後のお店の混雑緩和を図るようです。
 
また、WEBにて最初に販売オープンする代わりに、「ランドセルを見たり背負ったりできる先行展示期間」を長めに設けたのも工夫の一つ。
WEB販売の数日後に店舗販売をオープンするのだとか。
 
考えられていますね!!
 
おそらく、去年よりは進化したであろう、人気老舗ランドセルメーカーのWEBサイト。
期待して、パソコン前で待機してみましょうか。
 
職人さんが一生懸命作り、
システムをエンジニアさんたちが支え、
無事に子供たちの手元に届くよう更にまた様々なスタッフが尽力してくれるからこそ。
 
そう考えると、手に取るランドセルの重みもまた、違ってくるでしょうか。
有難さもまた、ひとしおですね。
 
 
◆ランドセルは6年間でお役目終了?使い道は?
 
子どもたちと6年間、泣いたり笑ったり喧嘩したり、苦楽を共にしたランドセル。
使われなくなったランドセルはどうするのでしょうか?
 
「大切にとっておきたい」という声もわかります。
リメイクでキーホルダーにするというのも増えているようで、可愛いですよね。
 
どうにかして取っておきたくなるのは、子どもよりも、
むしろ子どもが新1年生の時を思い出す親の方かもしれません(笑)
 
一方で、「寄付」という道もあります。
 
もう間もなく締め切りですが、例えばこちら。
(毎年開催されると思います。)
 
ジョイセフ

 
「想い出のランドセルギフト」
想い出のランドセルギフトとは、使われなくなったランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる活動です。子どもたちが学校で学び、読み書きができるようになることで、自分や家族の健康を守る知識や情報を身につけられるようになることを目指しています。

 

「12、13歳で結婚する女の子たち。妊娠・出産の環境は・・・」

アフガニスタンでは女の子たちは十分に教育を受けられないまま、12~13歳で結婚し、出産を始めることが少なくありません。
母体が十分に発達しないままの妊娠・出産は、妊産婦死亡、新生児死亡の危険と直結しています。
また文字の読めない妊産婦は、保健や衛生の知識や情報を印刷物から得て理解することができず、妊娠・出産・育児における適切な手当てができない状況にあります。
夫や姑などの家族が、妊産婦が情報を得ることに対して協力的ではないことが多いことも問題です。

 (「国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)」HPより引用)

 
サイトの本文にもありますが、
「読み書きができることは、赤ちゃんを安全に産み育て、自分と家族の健康を守ること」に繋がります。
 
★寄付の方法
寄贈するランドセルを用意し、海外輸送経費の1800円を振り込み、指定倉庫へランドセルを送るだけでOK。
 
思い出深いランドセルではありますが、使われなくなったランドセルがこうして誰かの役に立つのならば、素晴らしいことですよね。
 
また、こうやって引き継いでも簡単には崩れない、日本のランドセルメーカーの質の高さ!!
誇りですね。
 
 
上記「ジョイセフ」への寄付を目的に、企業の取り組みもあります。
 
「ブランド売るなら…」というフレーズで有名ですが、ランドセルもこのように回収し、寄付をする取り組みをしています。
 
軽量で丈夫な人工皮革として「クラリーノ」が有名ですが、株式会社クラレの作っている素材なのです。
 
 
子どもたちの「ランドセル」。
 
6年間、子どもたちの学びや友情の場を見守り、
健やかに育ってくれるよう、力強く暖かいパートナーであって欲しいです。
 
そしてその後もずっとずっと、少しでも長く、「子供たちに背負われる道」があるのならば、更に幸せなことかもしれませんね。
 
既に大人になった「あなた」が背負ったランドセルも、もし仕舞われていたら、再利用を考えてみるのはいかがですか。

里帰り出産のメリットデメリット【産後編】

 

未だ2時間おきの授乳の合間にブログをしたためております、魚骨です、こんにちは。
あと30分でまた次の授乳になってしまう…!

急いで参りましょう。私が感じた里帰り出産のメリデメ、後編は産後についてです。

産前編はこちら!

decent-work.hatenablog.com

 

ーーー

【メリット】

 

・雑な育児が学べる

私が個人的に一番よかったと思うのがコレ。

初めての子育てだと、何もかもが心配になり、赤ちゃんに対して神経質になってしまいます。

抱っこしても泣き止まないのはどこか具合が悪いのか、目やにが大量に出てる気がする、この抱っこの仕方で赤子は苦しくないのか、このしゃっくりで呼吸できてるのか、寝すぎじゃないか、むしろ寝たりないんじゃないか、とかなんやかんや。
母親一年生の心配は尽きません。

ですがそこは祖母(自分の母親)というベテラン先輩の登場です。

「大丈夫よ、そのくらいじゃ死なないわよ!」

何度このセリフを言われたことか。

ベテラン先輩は三人の子を育て上げただけあって、赤ちゃんの扱いも非常にアグレシッブで大胆。
うつ伏せにするわ、泣かせて楽しむわ、床に転がしとくわ、煎餅をくわえさせようとするわ。
そんな様子を目の前で見せられて、赤子が意外と丈夫なことに気付いていきました。

特に、「目やには鼻くそと同じだから出させてとけば治る!」 とかほんとその通りでありました。目くそ鼻くそとはよくいったもんです。

一人、または同じく父親一年生の夫とだけだと過剰に心配し、神経をすり減らしてしまったことでしょう。小児科にもすぐに担ぎ込んでたことでしょう。

そんなわけで我が子は実家で存分に雑に扱われ、たくましく育ち、家へと戻ったのであります。

 

・十分に休める

出産は交通事故にあったレベルのダメージといいますが、その通りでした。

寝てるだけでも腰だの恥骨だの体のいたるところが痛くって、おまけにただでさえ貧血なのに授乳でさらに血を持っていかれる(母乳の成分は血液と同じだそうです)

それなのに夜中も寝ずに授乳ってどんな修行だ!

そんな中、家事などのことを考えずに、隙あらば睡眠をとり、ご飯をたらふく食い、子が泣いてもたまには預かってもらい、休ませてもらえたのは本当にありがたかったです。

体が休まれば、心にもゆとりができる。体を休めることは心にも大事だと思います。

 

・十分に食べられる

授乳するとほんとにお腹が減るんですね!

妊娠中も妖怪腹減らしが腹に住んでおりましたが、外に出てきても妖怪腹減らしは母乳という手段でさらに母の腹を減らすのであります。

産んでから朝ごはんは二回だし、なんならおやつはオニギリがいいし、デザートと称して夜中もカロリーを食らう。

それでも体重がみるみる減っていったから母乳最強です。授乳してると一日300~500 kca余分に消費されるそうです!すばらしい!

食わねばおっぱいも出なくなるので、出産直後のメインの業務は授乳と食べる事だと思います!

でも今やトド体系のベテラン先輩曰く、「この勢いで食ってると胃が大きくなり、卒乳しても同じ量を食べるから母は太るのだ」と。

落とし穴はここに。

 

・ジジババ孝行ができる

これはある種の最大の親孝行だったりもします。

特にジジはデレデレでした。妖怪子抱きジジィと化しておりました。

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妖怪子抱きジジィ。
孫が産まれると現れる、赤子を抱っこして離さない善良な妖怪。一家に一人いると超助かる。
難点は赤子に抱っこ癖をつけてしまうこと。

だがしかし、長期化してくるとジジババも疲れてくるので、甘えすぎずに程よいとこで切り上げるのがポイント。

 

 

【デメリット】

・パパが寂しい

そりゃそうですよね。折角生まれた我が子とちょっと会っただけで一緒に暮らせないなんて。

実家と家が近くて、週末ごとに会いにくるというのだといいですが、うちは飛行機移動の距離だったので、結局退院後、二日間一緒にいただけで次会えたのは一ヶ月後となってしまってしまったのでした。

しかも産む前は、産んだら毎日ビデオ通話するよ♪といってたのはどこへやら。超新米ママの育児にそんな余裕など全くありません。

寂しいであろう夫に、写真共有アプリを使って日々成長していく我が子の写真をアップするだけでいっぱいいっぱいでした。

産院の助産師さんも「離れていると父親としての意識が芽生えにくいからなるべく早く帰ってあげてね」と仰っておりました。

うちの夫は姪っ子で子守慣れしてたので大丈夫でしたが、今まで子供に接したことのない男性だと早めに赤子と接するというのは大事そうです。

 

・里帰りから帰るの大変

うちは家が愛媛、実家が東京だったので、自ずと飛行機に。
しかも夫は仕事が休めず、生後一ヶ月の我が子を一人で抱えて飛行機に乗って帰りました。

それまで外出といえば一ヶ月検診と近所の散歩しか経験のなかった我らがいきなり空の上に!

子もなんだか違う雰囲気に乗る前から号泣。乗ってすぐ慣れない授乳ケープで必死で授乳して眠らせ、子も親も汗だくの密着抱っこしたまま空の旅、着陸時にまた号泣で慌てて授乳。ぐったり疲労困憊になりましたが、なんとか初飛行機を乗り切ったのでした。荷物の上げ下ろしを手伝ってくれたり、落としたものを拾ってくれたり、子が泣いても嫌な顔する人はいなかったし、周りの人の優しさに救われた初飛行機でありました。

飛行機でなくても、生まれたばかりの赤ちゃんを連れての長期の移動は親子共々とても試練であります。

 

・生活を立て直す必要がある

赤ちゃんも新米ママも、やっと慣れてきたと思った頃に家に帰るので、生活を立て直さなくてはなりません。

里帰りした友人は、特にセンシティブな赤ちゃんだったので今までの環境と何か違う!とわかり、帰った日は夜中泣き続けたそうです。

別の友人は実家のカーテンを送ってもらい、できる限り部屋の環境を実家に近づけたとか。

うちは鈍いのか大丈夫でしたが、こればかりは赤ちゃんの図太さにかけるしかない。。

 

・役所関連の手続きを夫にがんばってもらわねばならない

ただでさえ面倒な出産後の役所手続きはさらに煩雑に。

寝不足で朦朧としている中で少なくともこれだけの手続きはやらねばなりません。

出生届の提出
健康保険への加入
乳幼児医療費助成
児童手当
出産育児一時金
妊婦健診の助成券の払い戻し

これらの手続きが出生地と住所どちらで出すかが違ったりします!

出生届は里帰り地でできますが、その他は基本住所地での手続きになるので、夫に頑張ってもらわねばなりません。

妊婦健診の助成券の払い戻しでは、助成券と里帰り先で受診した妊婦健診の領収書を忘れずに夫に託しておきましょう。

乳幼児医療助成と児童手当は父と母両方の所得証明が必要なこともあります。それを知らなかった我らは、二人とも前住所地から取り寄せる必要があったりでてんやわんやでありました。

健康保険などは会社によっては母子手帳の提出が必要だったりするので、母子手帳を夫に送らなきゃいけない場合も!

里帰り前にちゃんと調べて、夫と話し合っておくことが大切です!当たり前か!

 

ーーー

 

ということで里帰り出産を経験してみてメリットデメリットのポイントは

 

安心感とママの回復をを優先させるなら里帰り

 

大変でも夫(パパ)との関係構築を大事にするなら里帰らない

 

となりました!
結局、産後も産前と同じような感じでした。
実感ベースでは産後の方が里帰りする恩恵が大きかったです。里帰りではなく、産後に家族に手伝いに来てもらうのも大いにありだと思います。

 

里帰り出産しか経験していませんが、私は里帰りしてよかったと思っています。

出産は想定以上にとんでもない事故だし、新生児という初めて遭遇する生物との生活は未知の領域。経験者のアシストがなければ、無理だったのではないかと思います。

(それでも一人でやりきるお母さんがいるから尊敬します)

夫には寂しい思いをさせてしまったけど、体も健康に、心も産後クライシスになることなく、万全にして家に帰って新しい家族として生活をスタートさせることができました。

 

何よりも自分の親が愛情たっぷりに孫に接してくれるのをみて、自分のこともきっとこうやって育ててくれたのだろうと、昔自分に起きていたことが目の前で再生されるようでした。
親の偉大さを改めて知り、感謝をし、自分の子にも同じように愛情を込めて育ててあげよう、と思うことができた里帰り出産でした。

おばあちゃんでもわかる、WEB制作チーム内の役割

こんにちは、iPhoneが発売された年にWEB業界に就職した魚骨です。

その当時はちょうどホリエモン逮捕の時かなんかで、親は私がヤクザな業界へ入ったと思っていたもんでした。

最近はやっとこWEB業界の認知も広まり、世間に理解もされてきたことと思います。

 

ですが、まだまだ謎に思われていることも多いのも事実かと。

ドラマ・逃げ恥で、インフラエンジニアの沼田さんが社長に向かって
「今すぐサーバ破壊するぞ、この社長さま」
って脅すセリフの面白さがいまいち伝わってないのが残念でならない。

ということで、今回はおばあちゃんにでもわかるように、WEBサイトを家を建てることに見立てて、誰がどんな役割で作っていくか、ご説明したいと思います。

※あくまで私のイメージです。真に受けてはいけません。

 

ーーー

企画してお金の管理をする人:「プロデューサーさん」

この区画を買ったから、どんな家を何軒、いくらで立てるかと最初にバッと企画を立てるのがプロデューサーさん。

広告を出して宣伝したりとかもプロデューサーさんがやったりします。

とはいえ、ここはまだWEB業界の未熟なとこで、ディレクターとの線引きが曖昧だったり、会社によって定義が異なったりするので、あまり正解はない。

 

 

設計士、現場監督、雑用全般:「ディレクターさん」

家を建てる基本となる設計図を作る人。みんながこれを元に作るのでとても大事。これがあやふやだと大工さんから、「ここの廊下の幅は何mなんだよ!」と怒号が飛ぶことになります。

そしてディレクターさんの最大の仕事は、この設計図を元にメンバー全員に同じゴール(どんな家を建てるのか)をイメージさせること。
そうすればプロの職人さんたちが、何を言われなくとも各々プロの仕事をしてくれます。

家が作られ始めたら、ディレクターさんは現場監督で進捗を管理したり、その他雑務すべてをこなします。デザイナーさんが指定したソファーを買いにいったり、メンバーのモチベーションを上げるためにコーヒー差し入れたり、お客さんに家の説明をしたりとか。

映画でいうと監督もADも一人でこなすイメージです。

 

※面白いのが、日本ではプロデューサーが一番偉く、ディレクターがその次というパターンが通例なのですが、アメリカでは逆となります。

お金を管理するプロデューサーよりも現場監督のディレクターの方が偉い。監督が絶対的なハリウッド映画の現場により近しいのかもしれません。

なので仕事は何?とアメリカ人に聞かれて「WEBディレクターだよ」と言ってしまうと、とんでもなく仕事できる人と勘違いされるので、日本での定義の違いをちゃんと説明した方が吉。

 

 

家の基礎作り、そして電気や水道とかも繋げてくれる人:「インフラエンジニアさん」

この人は家の基礎となる土台を作ってくれます。また家の中で必要となる電気や水道も繋ぐ直前まで引いてくれる人。

この人は大体無骨で超職人肌の人が多い印象。そして左脳型であればあるほど信頼出来る存在。アレコレ言わなくても基本的なことは設計図ですぐに把握して作ってくれます。

当たり前のことを当たり前に作ってくれるので安心できる存在ですが、イレギュラーな注文(この部屋にも水道ひくの!?)みたいな注文はちゃんと言っておかないと後戻りがしにくいところなので、大変なことになります。

そしてこのポジションの人がチャラいと基礎がガッタガタになってしまうので、大工さんがめっちゃ苦労します。

 

 

大工さん:「フロントエンジニアさん」

基礎の上に、実際に家を建ててくれるのが大工のフロントエンジニアさん達です。(ここも曖昧でプログラマーと呼んだりする場合も。)

インフラエンジニアさんと同じく職人気質の方が多いですが、もうちょいフレキシブルな人が多いイメージ。

大工さんにも専門や得意としている技術があり、製法によってできるできないがあるのです。

レンガ造り専門の大工さんが藁造りの家を見てもなんとなく仕組みはわかるものの、実際には作れないのと一緒です。

WEB技術もどんどん進化しているので、新しい技術が大好きだったりして、ぶっ込んで家を建ててくれます。

 

 

内装外装インテリアとかもデザインする人:「デザイナーさん」

一番そのまんまなのがデザイナーさん。見た目に携わる部分をデザインしてくれます。

もちろん得手不得手もあって、マンションのデザインが得意な人もいれば、個人住宅が得意な人もいる。

最近では設計士の仕事もデザイナーさんがせよ!という風潮もあり、キッチンへの導線を考えるとここのドアは内開きがよい、とか提案してくれたりもします。

 

 

外装・内装業者:「コーダーさん」

大工さんが作った状態のままだとむき出しの木っていう状態なので、デザイナーさんがデザインした通りに、壁紙を貼ったり、照明器具を設置したり整えてくれるのが外装・内装業者のコーダーさん。

この方も職人芸、壁紙一つ貼るのにも腕がいいのと悪いのがございます。この人の腕がいいと、また次に別の人が内装リフォームをしようとしても、簡単に変えられるように工夫してくれてたりします。腕が悪いとパッと見が大丈夫でも、壁紙がセメダインでくっつけられてたりするような感じです。

昨今ではデザイナーさんがコーダーさんを兼務することもとても多いです。ハイブリット。

 

ーーー

 

これらの人々が基本、パソコンに向かってカタカタやってるだけにしか見えないので、確かに謎な集団ですね。

 

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実は大掛かりなものを作ってるのに、絵面が地味。(そして全員メガネもよくある)

 

でもやってることは、他のものづくりと一緒なんではないかなーと私は思います。

今あなたが見てくださっているこのブログも、実はたくさんの人が動いて考えられて作られたWEBサービスなのです。

 

とはいえ、沼田さんが指一本で破壊できる代物でもあります。(基礎がぶっ壊されるので跡形もなくなる)

インフラエンジニアさんを怒らせないように、ありがたくWEBサイトを使っていきましょう(´ω`)

結婚するには重症の婚活男子が狙い目

こんにちは、人間観察のために、結婚前に一回は相席屋に行ってみればよかったと後悔している魚骨です。

 

以前、婚活女子について書いたのですが、

decent-work.hatenablog.com

 

では婚活男子ってどうなの?という話がきたので、私の偏ったコミュニティの中での現状について。

 

私の周りでは、意外と男性の方が適齢期になって順調に結婚していってる気がします(結婚したい人は)。

なので同世代男女混合グループで集まっても、男のが既婚者が多かったりする。

 

たぶん若い頃から結婚したい男子よりは女子のが圧倒的に多いので、

結婚したい男子は早々に結婚したい女子とマッチングして、順調に卒業していくんだと思います。

 

そんなわけでアラサーの私の周囲の婚活市場的には

 

本気で結婚したい女子>>結婚したいと言ってるだけ男子>>>>本気で結婚したい男子

 

という風に圧倒的に数が異なっている印象です。

そりゃ「いい男がいなーーーい!!」となるわけです。

 

 

あんまりサンプル数がないのですが、私の周りにいる婚活男子、というか適齢期だけど結婚していない男子がどういうものか、見てみました。

もうざっくり2パターンしかない気がしてきます。

 

ーーー

【軽症派】仕事や友人関係、趣味が楽しくて本気で結婚したいわけじゃない男子

 

口では言ってるんですがね、「結婚したい」って。

でもこの気ままで楽しい独身生活を手放してまでは、しなくていいや、というのが本音なのではないでしょうか。

 

この男子達は、とりあえずまだ男子です。

「いーそのっ!野球しようぜー!」

「いーそのっ!酒飲もうぜー!」

になっただけ。

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うえーい

 

とても楽しそうだから、これはこれでよいのではないかと思います。

彼女いたりもするし、女友達もいるし、女遊びだってできるし。

そしてなんだかんだ、結婚したくなったらできるパターンも多い。

風邪ひいて心細くなって結婚しちゃうパターン。

なので、こやつらは風邪をひいて弱まるまで放っておきましょう。

 

ーーー

 

【重症派】恋愛レベルが高校生で止まっている男子

 

いるんですよ、いるんです。

大体は彼女いたことないわけじゃないんだけど、ここ最近彼女がいない人。

しかも”ここ最近”っていうのが10年選手だったりする。

きっと若い頃には恋愛できてたんですよね。それが大人になってからできなくなった。

10~20代前半で恋愛が止まってしまっているのです。

 

この方達の特徴は非常にわかりやすく、とてもピュア!!

なんか可愛らしい偏屈いったりする場合があっても根本はクソピュア!

そして未だに夢をみてるが故に、見積もりが甘い!!甘すぎる!!

 

全然見込みないのに、「9割がたいける」といってみたり、逆に全然まだ始まってもないのに「もうダメだ」と絶望してみたり。

相手はもう高校生ではなく、大人の女なので、自分の目算が足りてないのであります。

で、女には裏の顔だったり、計算があることをわかってない。

というか見ないようにしている。自分の妄想だけで突っ走っちゃう。

 

問題なのが「彼女できないな~」という課題意識が本人にはあるものの、自分の恋愛成長が止まっていて、周りの女性陣が大人になっているってことに気づいていない点。

ティーンエイジャーみたいな、いきなり「好きです!」ドーン!みたいな恋はできたのですが、駆け引きだったり、様子をみて距離を徐々に縮めていったり、ができないから大人の女とテンポが合わない。

なのでお付き合いまでに達しないのです。

 

こういう人たちは基本いい人だし、仕事もちゃんとしてるし、真面目で結婚するには超優良物件も多い。

が、いかんせん高校生なんで、大人の女性に対してスマートに身をこなせなくて、目の肥えたアラサー婚活女子には初対面の時点で除外されてしまうわけです。

 

もったいないな~もったいないオバケでるよ~。

この人たちは浮気のしかたなんてわからんし、ピュアだから一生大事にしてくれるはず。貯金もあるはず。

 

なのでここは婚活女子が下手なトキメキ願望を捨てて、この人たちを加点方式で恋していけばハッピーハッピーになれるのではないかと思うのです。

 

彼らに変わることを求めるのはほぼ無理。

無自覚ですし、草食ですし、いくら言っても暖簾に腕押し感はんぱない。

もうある種の珍生物と思うしかない。

なんかちょっと自覚しちゃっても、せいぜいナンパ塾とかに行ってぼったくられた末に間違った道を歩くのが目に見えております。

 

ある意味この人たちは真っ白なキャンパスなんで、如何様にでもお付き合いという名の元に大人の男性に成長させていけばいいのではないでしょうか。

気がきかなくてデートでファミレス連れてかれたりしても「今度はこういうお店いきたいな♡」と誘導してあげればよいんです。大丈夫、やつらは金ならある。

 

 

軽症と重症の見分け方は、コンスタントに彼女がいるかどうかかなと思います。

本人の年齢にもよりますが、引くくらい彼女いない歴が長ければ重症派の可能性が高い。

軽症派は一見スマートですが、本人が弱まるまで待つしかないので、先を急ぐ婚活女子には結構地雷物件。

なる早で結婚したければ、例え初対面で重症感溢れてても、そこで除外せずにじっくり相手の良さをあぶり出していくのがよいのではないかと思います。

なんだかんだサクッと結婚に落とし込めた子は、重症派をうまく見出して、手玉にとって結婚しておるのです。そしてうまく結婚後も主導権を握ってうまくいってらっしゃる。これファクト。

 

結局は王子様なんていないから男子を待つな、婚活女子!

decent-work.hatenablog.com

 

※あくまで魚骨周りのコミュニティの話ではあります。あしからず!

里帰り出産のメリットデメリット【産前編】

出産後、時間経つのが鬼のように早くて震えます、魚骨です。
臨月の時、里帰り出産でダラダラと実家で楽をさせてもらいながら、この記事を書いてたことが最早遠い昔のことのようです。

 

これから出産を控えている妊婦のみなさんは、里帰り出産にするか否か、一回は悩むことでしょう。

 そんなわけで、私が実際に里帰り出産をして感じたメリットデメリットを、ツラツラまとめていきたいと思います。

今回は産前編で、また産後を後編として後日綴りたいと思います。

今検討している妊婦さんのご参考になれば(^ω^)

 

ーーー

 

【メリット】

 

・なんといっても家に誰かしらいてくれる安心感!

もうこれに代えられるものはないでしょう。

いつ陣痛きても破水してもなんか大丈夫!(な気がする)

しかも共に暮らすのは、既に経験者の大先輩(母親)です。

特に初産では初心者が束になっても勝てない安心感です。これからの子育ての不安もゆっくり話せます。

夫だと残念ながらお互い初心者ですから(;ω;)ハッピーな話をしてる時はいいものの、具体的なことになるとどうしよう、、だらけです。

妊娠中に心配・不安っていう気がかりをなくして、のびのび過ごせるのはかけがえのないメリットです。

 

・あれやこれや念入りに出産準備しなくても大丈夫

私が友人経産婦たちに聞いたのが「事前にいろいろ出産準備しても無駄になるものが多かった」ということでした。

妊婦雑誌にはアレもコレも事前に準備しとけば安心!と書かれてますが、意外と準備したものが赤ちゃんに合わなかったり、病院からもらってダブったり、結構無駄になると。

入院中に病院で使っていたオムツやミルクと同じものを使うことが、一番赤ちゃんにもあうことが確実なので安心です。

なかなか夫だけだと、仕事があるので買いに行ってもらいにくいですが、実家だと人手があるので、急遽何か必要になった!というのも頼みやすく、大助かりです。

ちなみに私は退院直後、乳頭保護器(授乳時に乳首を保護するもの)を買ってきてもらいました。これが必要だとは産むまで知る由もなし!実家だったので助かりました。

 

・なんつっても家事が半減以下で楽

すみません、甘えておりました。

ご飯は自動で出てくるし、お風呂も沸かしてもらえるし、天国であります。ほんとありがたや。

妊婦の台所作業って、腹回りの計算を忘れてしまうので腹がびしょびしょになったり、バイーンとキッチンに腹をぶつけてしまうのですが、それもなく過ごせるという!

親に足を向けて寝られません。 

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「お腹張るわーーーー」っていえばなんでも免罪符になると思っているダメ妊婦。

 

・夫婦お互いに最後の自由時間を満喫できる

これ、意外と大事だと思う!

私は友達とご飯にいったり、一人でカフェで仕事をしたり、最後の独身っぽい生活をだいぶ満喫させてもらいました。

夫も妊婦に気兼ねせずに、飲みに行けたりする最後のチャンスですもんね。妊婦いたら大喧嘩になりそうなことも大いに羽を伸ばしおくのがよいと思います。

来たる戦線に向けて、各々最後に鋭気を養っておくのであります。

 

 

【デメリット】

 

・夫と一緒に赤ちゃんの成長・誕生を楽しみにくい

できるんですけど、でもリモートなんですよね。ここが一番、悩んだところです。

特に里帰り出産してからが腹の成長が一気に加速するところ。

大きくなる腹を見てもらえない、胎動も感じてもらえない。

あれやこれや出産準備品を一緒に選んだりできない。

今では写真もすぐ送れるし、ビデオ通話もできますが、やはり臨場感はありません。

逆にいえば親には見せてあげられるのですが、やはりここはパートナーと共に楽しみたいところですよね。

 

・親とケンカする

まぁ結局これは夫とケンカするか、親とケンカするかのどちらかか、とも思うのですが。

里帰らない派の友人は、親がいると生活ペースが乱されるので、例え一人で大変でも精神的には自分のペースでできる方が楽だったという意見も多々ありました。

こちらの勝手なのも重々承知なのですが、ホルモンバランスの崩れてる妊婦だと甘えも相まって衝突してしまいがち。

 親世代の妊娠時の方針や子育ての方法など今とは違うことも多く、これもなかなかの溝になります。

うちは特に親が雑なもんで「私の時代にはそんなのなかったわ!」と一蹴されることが多かったです。今病院ではこう言われてるの!みたいなケンカが多々起こりました。

 

・太る

実家は自動的にご飯出てくるし、食料豊富だし。

家にいる時ほど家事もしなくて済むので、動かない。

そりゃ太りますわー!節制が大変!

 

・出産準備がダブルになる

生まれてすぐに使うものは実家、生後一ヶ月以降に必要なものは家、と準備物を振り分けねばなりません。

初めてのことで何を準備していいかわからない時に!

テンション高く買ったベビー服はでかすぎて、そのまま家に送ることになったりとか、車のベビーシートや布団など大型のものは持って移動するの?どうする?とかなんか多少面倒です。

実家は準備万端になれど、今度は里帰りから家に戻る時は夫にしか任せられないので、一緒に準備できないのは多少心配でもあります。

 

・病院関係の手続き・出費がダブルになる

家の近くで通う産院と、分娩する産院をダブルで調べなくてはなりません。

分娩する産院によっては、妊娠初期のうちの分娩予約する時に初診を受けなくてはならないところもあります。

ということは里帰り出産する前に一度は帰らねばなりません。

家と実家が同じ都内・県内ならいいのですが、県をまたいでしまうと医療補助券が使えなくなったります。(東京都は東京都の医療補助券なのだそうです)

大抵、産んだ後に役所で手続きをすれば都外で使った補助券分を払い戻してもらうことができるのですが、これも自治体によって払い戻し料金が変わってきたりします。

また自治体によって、妊婦検診の中でやるさまざまな検査の内容や順番が微妙に違う場合もあるみたいで、「この検査やってないの?」とかお医者さんに聞かれることも多々でした。

そこは全国的に統一してもよさそうなのになー。

血液型の検査なども病院ごとで一からになったりするので、お金はどうしてもかかってしまいますね。

 

ーーー

 

あれ、個数でいうと今のところデメリットの方が多い…!
でも実際は個数ではなく、何を重要視するか。

 

里帰り出産、産前のポイントは

 

安心感と妊婦の楽さを優先させるなら里帰り

大変でも夫との関係構築を大事にするなら里帰らない

 

という感じでしょうか。

 

実家との関係性にもよりますし、ほんとにこれは価値観次第ではあります。

そして産後についてのメリデメはまた後日!

無事出産しました〜地獄の出産レポート〜

お久しぶりになりました、魚骨です。

散々、妊婦妊婦いってきましたが、三月上旬に無事男の子をこの世にリリースしました。
”妊婦”から出産を経て、”母”というよりも”おっぱいの人”にジョブチェンです。
1日にしてこんなに状況が変わることとが他にあるでしょうか。

出産というものは状況の変化も経験としても、人生においてとてつもないディープインパクトでありました。

そんな私の出産でありますが、世のお母様方が
「出産は大変だったけど、赤ちゃんに会えると思うと頑張れました♡」とか
「産声を聞いた時は感動して涙が出ました☆」とか
出産エピソードはかくも美談チックになりがちですが

そんな美しくなかったぞ!!この世の地獄をみたわ!!

男性が「女性は痛みに堪えられるからすごいよ、男は死んじゃうもん」とか言いますが
女だって死にそうだわ!!耐えるしかないから耐えるんだわ!!


はっきりいっておこう。
自然分娩は正気の沙汰じゃない。
人類よくこんなものに堪えてきたなと。
よく途中で諦めて人類絶滅しなかったと。
ていうか進化の過程でもうちょっと楽な方法にならなかったのかと。アホかと。

ですが、まー不思議なことに、産んで数日でどんな痛みだったか忘れるのです。
死ぬほど痛かったのは覚えているのですが、どんなのかっていうと思い出せない。
二人以上産んだ友人に「よく二回も出産しようと思ったね」というと、みんな口を揃えて「大丈夫、少しすれば陣痛の痛みなんて忘れるから!そしてまた陣痛が来た時に、これだったー!って思い出して後悔する」といっていました。
人体、繁栄のためによくできております。
だったら「痛みを忘れる」じゃなくて「出産時は痛みを感じないくらい快楽ホルモンが出る」とかぐらいまで進化してほしいものですが。

そんなわけで感動とかあまりない私の出産レポートをお送りします。
This is real.

===

予定日が三月中旬だったのですが、エイリアンちゃんが大きめということで早く出すためにせっせと散歩に勤しむ毎日を送っていた三月上旬某日。

●朝8:30
自然に目が覚め、腹痛を感じたのでトイレへ。お腹冷やしたかな?レベルの痛みでした。
しかし朝ごはんを食べても、お腹痛い波が定期的にくる。
陣痛チェッカーアプリで間隔を計ってみると既に3分間隔。
「陣痛ってこんなもんなのか??」と疑心暗鬼になりつつ病院に電話。電話口の私の声が余裕だったのかちょっと様子をみることに。

恐らくこれが陣痛かと思うと、いよいよ ”妊婦 a.k.a 体重を気にする生活” ともおさらば!ということで、食欲テンションが上がり、ちょっと我慢してたハイカロリーお菓子等を余裕こいてモサモサ摂取しておりました。
この時点で陣痛、くそなめてた。

そうするうちに痛みが若干増してきて不安になってきたので、母と共に病院へ向かいました。

昼13:00
病院に到着し、子宮口が3センチに開いてたということでそのまま入院。
痛みの間隔は3分間隔のまま。痛みは若干増して、波が来た時は歩いてても「イタタタ…」と立ち止まる程度。
スーパードライな母は「私がいてもしょうがないでしょ。産んだら呼んで」と早々に帰宅。
この時点では陣痛室でもおにぎり食べたり、友人に陣痛実況したり、マンガ読んだり、まだまだ余裕。
「私って案外痛みに強いタイプ??」とか完全に勘違いヤローも甚だしく、後から思えばこんな痛みはただの序章にすぎないのでした。

  

夕方17:30
3分間隔のまま変わらないし、痛みも若干しか強まらないし、子宮口も開かないし、助産師さんから「歩くとお産進みますよ」とアドバイスを受け、陣痛室をうろつく。
夕飯食べるか聞かれて、元気よく「食べます!」と即答。

 

18:00
痛みが増し、ベッドに戻る。夕飯がきて一口トライするも吐き戻す。
ここから「ウーーッ」と声を出さないと痛みに堪えられないレベルになってきました。

 

18:30
尋常でない痛みになり、波がくる度に顔を真っ赤にして発狂。子宮口は5センチ。
叫びも「ウーーッ」から「ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァーーーーーッッ!!!! 」に。
こんだけ大声を出したのはミッシェルガンエレファントのラストライブ以来です。

この頃から記憶曖昧です。
ここから一時間で子宮口5センチから10センチの全開まで一気に進行。
いやほんと陣痛なめてた。もうほんとにこの一時間が痛み地獄で、体が全部バラバラになって死ぬんじゃないかと思いました。

 

19:30
子宮口が全開になったということで、発狂しながら分娩台に引きずられていく。
分娩台に乗ったら痛みがピークになり大パニック。痛みで足が開けない。
怖い助産師さんに「落ち着きなさい!!」と怒られ、「落ち着けません!」と逆ギレし、そのおかげでちょっと冷静になりました。

結局破水しないままだったので、助産師さんの「破水させまーす」のゆるい宣言で破水させられる。

そしていきむ段階がくるも、呼吸がうまくできずに酸素マスクを装着。
この段階だと痛みのピークは過ぎてるのですが、虚弱軟弱な体の私には、全身フルに力を入れていきむってのがしんどくってしんどくって、この30分はいきみ地獄でありました。

いきむってよくわからなかったのですが、助産師さんが「硬いウンチを出す感じで!」と言っていて、まさにそれ。
全身震えるくらい力を入れて、ウンチではないものを出すのです。

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どのくらいの力かというと、私がサイヤ人ならスーパーサイヤ人になってた。

波が引いて休む数秒間は一瞬のオアシスなので、もう酸欠やら何やらで意識が吹っ飛びそうになる。
会陰切開も「切りまーす」と言われたけど、いつ切られたのかわからないくらいいっぱいいっぱい。

吹っ飛びそうになる意識の中、助産師さんが「もうすぐ赤ちゃんに会えるからがんばって‼︎」というエールをくれるも、どちらかというと「もうこのまま諦めて寝てしまいたい( ꒪⌓꒪) 」と挫けそうな思いのが強かったです。

赤ちゃんに会いたいよりも何よりも「自分が頑張らねばこの地獄は終わらない!!」と思い直し、なんとか全身全霊で力を振り絞って、必死でウンチではないものをいきみ出すのです。
ウンチも出てたかもしれませんが、自分の下半身の部分で何が起こっているのか全くわからないので知りません。
助産師さんの「頭でましたよ!」「これから肩出ますよ!」の進捗報告のみが頼りでした。ちなみに頭が出る時も、肩が出る時も、メリッと激痛。

 

●20:00

朦朧としながら、「ほんにゃあ」という気の抜けるような産声を聞き、我が子が誕生したことがわかりました。
とりあえず地獄が終わったことと、赤ちゃんが元気そうであることがなんとなくわかったので、安堵感でいっぱい。
初めて我が子を胸に置かれた時は、現実味がなく、「え、重っ!」という感想。

ですが!が!
もう痛いの終わりと思ったら大間違い!!
胎盤出すのもくそ痛かったです!
あとなんか縫ったり? 処置してるのも痛い!!
終わった後もこんな痛いなんて聞いてねーぞ!!

 

●20:30

処置が終わり、分娩台に乗ったまま二時間の安静タイムへ。
この時、人生史上最大パワーで全身の筋肉を使い果たしたため、全身がガクガクブルブル痙攣しておりました。水を飲むためにペットボトルを持つので限界。
頭もぼ〜っとしてるし、息も絶え絶え、まさに満身創痍。

我が子は体重計測したり洗われたり、様々な処置から戻ってきて、助産師さんが私の隣に寝かせようとしてくれたのですが、満身創痍ゆえ、そのスペースを作り出すにも1mmも体を動かすことができず。
我が子は分娩台の横のケースに入れられたままというちょっと距離のある初の親子タイムとなりました。

私が我が子を満喫するよりも先に、たまたま様子を見にきた両親が生まれたてほやほやの孫を抱っこしたり写真撮ったり、大満喫していきました。

結果的に、地味に痛い準備期は長かったものの、痛み地獄の進行期〜極期は1時間、いきみ地獄の娩出期は30分で済んだ安産でした。

※お産の流れについてはこちらをご参考に

192abc.com

出産ってほんと人それぞれで、20時間陣痛に耐えたのに結局帝王切開とか、子宮口ラスト1センチ開くのに9時間とか、地獄レポート聞いたらわさわさ出てくるので、こんなもん地獄のうちに入らねーよ!という声も聞こえてきそうですが、安産だろうがなんだろうが、きついものはきつかった!!
自然分娩のシステムそのものが地獄でしょう!

しかも出産って産んだら痛いの終わりじゃなくて、だばだば出血は続くし、傷口が痛くて普通に座れないどころか歩くのもよちよちだし、貧血でフラフラ。
出産の体のダメージは交通事故と同じというのがよくわかりました。
こんな出産を乗り越えてきた世のお母ちゃん方、ほんとみんな偉いよ(;ω;)

 

そんなこんなでこの世に生まれてきてくれた我が子が今膝の上にいうわけですが、信じられないくらいかわいい。
地球上の生物の中で一番かわいい。
自分が産んだけど、明らかに天使。

出産は地獄だったし、育児も眠くてハードワークですが、そんなこと吹っ飛ばすほど我が子はかわいいです。
現実味がなく全くのNO感動出産でしたが、今更ながら元気に生まれてきてくれたことに感謝して、しみじみ幸せを実感しています。
我が子に会うためならあの出産地獄もがんばったかいがあったというものです。

ですが、第二子があるとしたらもう無痛分娩でいいかも、と思う新米母でありました。

 

そんなわけで初めての育児をしながらぼちぼちブログも書かせていただこうと思います。
お腹の中のエイリアンちゃん改め、甘えん坊将軍の息子(もしくはウンコする天使)共々、今後ともよろしくお願いします。