decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

もうスタンドバイミーに憧れたりなんかしない、地獄のマチュピチュへの道

そんなこんなでクスコに対してあまり好印象が持てずにいたとこに、

「折角クスコに来たんだからマチュピチュ行こうよ」と夫が珍しく自己主張をしたので、マチュピチュにいくことになりました。

こんなついでに、期待値低くマチュピチュにいく人も珍しいことでしょう。

 

通常マチュピチュへの行き方を日本語で検索すると、ペルーレイルという列車でクスコの街からマチュピチュの麓のマチュピチュ村まで行くのが一般的です。

日本のツアーデスクでもそう案内されます。

ですが、この列車は一日に数本レベルで少ないらしく、事前予約必須、噂によると一ヶ月前から予約してないと乗れないとか!

もちろんまるでマチュピチュにいくつもりがなかったので、全く予約してなかった私たち。

 

ですが、現地にきてしまったらなんとかなるものです。

実は日本人にはあまり知られていない過酷な行き方があったのでした。

 

宿の主人が勧めてくれたのは、クスコ発着の一泊二日のワゴンバスツアー!

マチュピチュ村までの往復バス代、マチュピチュ村での宿泊代と二食分のご飯、マチュピチュへの入場料がついて一人 US150ドル!激安ツアーです!

 

クスコにある大概の宿や旅行代理店で前日に申し込めばもう次の日の早朝には宿まで迎えに来てもらえます。

ノープランで旅をしている人にはありがたい!

 

補助席も入れた座席数分のきっちりみっちり定員(しかも日本人みたい決して華奢ではない南米人のみなさま)と人数分の荷物を積み込んで、私の倍はあろう南米人レディーのお尻とどちらの汗かわからなくなるくらい密着しながら、6時間乗り続ける地獄のワゴンツアーです!

 

そんなパンパンのオンボロワゴンで、決して道路とは言えない崖っぷちの道なき道、ぐわんぐわんの急カーブを、頭文字D並みに猛スピードで駆け抜けます。

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オンボロワゴンの車窓から。山肌に見える線が道だ!!

 

私もばっちり車酔いになりましたが、前のチリ人青年が最初は余裕でDSマリオをやってたせいで、その後真っ青で吐きそうになっておりまして、そっちのが気が気ではありません。

でもこんなとこで降ろさせてもらっても、にっちもさっちもいかないので、耐えて乗り続けるしかないのです。

 

途中何度か休憩もありましたが、南米人メイン(チリ人やアルゼンチン人など)のツアーのため、スペイン語ができないのは私たちだけ。

運転手はもちろん英語通じず、何時に戻ればいいかもわからないので、自ら食らいついてどうにか意思疎通をとるしかありません。

でもそんな中でも天使はいるもんで、英語できないけど私たちのことを気にかけてくれたブラジル人のカップル、ありがとう(;ω;)彼らがいなければ途中でバナナを買うこともできませんでした。

 

っていう史上稀にみる地獄ドライブだったのですが、地獄はまだつづいておりました。

 

なんと降ろされたのはマチュピチュ村ではなく、だいぶ手前の鉄道駅。

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ここから二時間半、蒸し蒸ししたジャングル気候な線路の上を歩いて我々はマチュピチュ村へ向かわねばならないとな。

 

線路を歩くの?線路って列車が走るものじゃないの??

 

線路あるんだから列車乗らせろよー!!ここは歩くとこじゃないだろーーー!!

と叫びたくなりますが、鉄道のチケットがない無計画な貧乏人の私たちは永遠と線路を上を歩かなければ憧れのマチュピチュにはたどり着けないのです。

 

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ぞろぞろとみんな線路を歩く。足元が悪いのでほんとにしんどい。

 

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こんな橋も徒歩で渡る。

 

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トンネルの中も歩く。真っ暗なのでスマホのライトを頼りに。

 

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列車が来たら端によける。走って逃げる。
歩いてる人々はテンション高く列車を見送る。

 

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最後の方は雄大な自然もあって、国境を越える難民の気分に。

 

早々に自分の荷物も夫に持たせて、トボトボと歩くこと二時間半、やっとマチュピチュ村へたどり着いたのでした。

 

もう、ほんとに、疲れた。。
さながらスタンドバイミーです。一生分のスタンドバイミーをしました。
もう二度とやらねえ。

 

そして翌日、マチュピチュ村から文明の利器・バスを使って(徒歩で山登りしていくことも可能)、マチュピチュに行ってみたらまさにマチュピチュ!!という感じでいってよかったです。

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マチュピチュどーん

 

ちなみに帰りはあっさり列車のチケットが買え、スタンドバイミー(線路徒歩)を免れました。
なんで帰りは簡単に買えるんだ。

でも乗れたのは一駅分。クスコまでの帰りの地獄ドライブはちゃっかりありました。そこはもちろん逃れられず。

 

これからマチュピチュにいきたいなと思っている方は、ぜひ!ちゃんと!計画を立ててからの!出陣を!!

何よりもまず、列車のチケットのご予約をオススメします!!

 

その後メキシコで出会った屈強なアルゼンチン青年は、五日間かけて山の越え谷を越え、自らの足でマチュピチュにたどり着くトレッキングツアーで行ったと言っていたので、もっと修行したい猛者はこちらでレッツトライ。

世界遺産の街・クスコの洗礼

去年の1〜3月、夫と中南米を旅しておりました、魚骨です。
まさか次の年には子供が生まれるとは思いもしなかった。

知人から南米旅行の相談を受け、南米のことが諸々思い出されたので懐かしく振り返ってみます。

 

私たちの旅はとりあえず日本からチリの首都サンチアゴに入り、北上。
次の行き先も、宿も行き当たりばったりで決めるノープランの旅。 

その中でも人生で一回はいきたいとされるマチュピチュ近辺を取り上げます。

 

といっても実は私はあまりにも歴史に興味がないので、マチュピチュなんぞスルーしようとしておりました。

マチュピチュお膝元?の都市、クスコに辿り着いたのも、たまたまウユニ塩湖で出会ったアルゼンチン家族に次どこいったらいいかと相談したところ、クスコはヒストリカルでビューティフルな街だから是非行ってみて、と言われたからなのでした。

 

長距離バスを乗り継いで、クスコに降り立った私たち。

さすがペルー有数の世界遺産の都市だけあって、スペイン式建築の建物がご立派。ヨーロッパみたいな風景です。

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建物はヨーロッパ調なのに、そこにいる人たちはケチュア人というthe南米な方々!そして民芸品などもカラフル!

この不思議な組み合わせは南米独特の魅力です。

 

だがしかし!地球の歩き方でも、他サイトでも、写真のきれいさだけでは伝わらないことを本当のクスコをここで大暴露だ!

これからクスコ行きを検討されてる方々はお気をつけて!

 

なんつってもクスコはめちゃくちゃ空気が悪い!!

 

見た目がいくらヨーロッパでも、排ガス規制がされていないオンボロ車が黒い煙を撒き散らしてるここはやはり南米。

しかもさらに3400mと標高が高いのもあって、空気は薄く、一刻も早くこの街から出たくなるくらい気持ち悪くなり、鼻の中が真っ黒になりました。

クスコに行かれる方は見た目のヨーロッパ感に騙されず、是非マスクにもなるネックウォーマーの着用かスカーフを巻くことをオススメします。

 

※日本で一般的な白い使い捨てマスク。あれはやはり諸外国では医者とか看護婦とかがつけるものであって、まだまだ一般的でない模様。

日本人ツアー客が団体で白マスクをつけてるのを見たメキシコ人の友人は「なにあれ?彼らは医者集団なの??」といっていたので、かなり異様に映るようです。便利で清潔だけどね。

 

クスコの洗礼はまだありました。私たちが泊まった地区が悪いのか、

クスコの街には全然物資がない!!

 

これを見よ。

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スーパーに行っても、一面に水ーーーー!!!しかも前一列だけ!!

奥に見えるは野菜売り場。ほぼ空っぽなのがお分かりいただけるでしょう。

 

どうした世界遺産の都市、さながら震災が起きて買い占めでも起きた直後のよう。

 

観光客が多いアルマス広場ではスターバックスもケンタッキーもあるのですが、ちょっと外れたところに泊まるとこんなことに。

しかもスーパーはこれ一軒だけ。

レストランを探すもチキンとフライドポテトの店か、メニューが全然わからない中華屋しかない。

でも空気が悪いからあまり出歩きたくないがために、フライドポテトを夕飯としてつまんで終了となりました。

 

あと野良犬が多いこともクスコ注意。

南米はどこも野良犬が多いのですが、世界遺産の街なのにクスコは野良犬がわさわさおりました。

細い道なのに道を全て封鎖してお昼寝、何度も道をとおせんぼされ、無邪気に追いかけられました(;ω;)気をつけろ。

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こんな状況、戦後の日本か。

 

そして最後の洗礼は食にありました。

マチュピチュから戻ってきて、クスコから次の街に移動する前のランチ。

 

観光の中心地ではやはり観光地価格でレストランも高いというのもあり、ちょっと外れの市場で屋台が出てたので、そこでランチをとりました。

 

その屋台はなんかよくわからないけど、南米ならではのチキンと中華料理のミックスのような食べ物。

このような庶民向けのペルー×中華MIXのレストランは街のところどころにありました。

 

これまでチキンかポテトかぽそぽその米にマヨネーズをかけて食べるというボリビアの切ない食生活を送ってきた私たちにとっては、よくわからないけどラーメン的なヌードルと焼きそばみたいなヌードルはとてもうまい!!

メニューにはチャーハン的なのもありました。 

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この奥の看板にある写真のメニューを食べた我ら。

 

そして生絞り100%オレンジジュースが現地価格でコップ一杯30円ほど!
これが激ウマでありました。

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・・・が、その二日後の夜、リマの少し北のトルヒーヨという街で宿泊した夜、悲劇は起きました。

 

なんかお腹痛いなーと早めにベッドに入ったものの、みるみるうちに下痢と嘔吐の波に襲われ、体が空っぽになっても穴という穴からただの水が出てくる始末。

結局このトルヒーヨという街に数日とどまることになってしまったのでした。

 

実際に死んだのはトルヒーヨでしたが、原因はどう考えてもクスコで食べたペルー×中華MIX料理しかありえない。

夫と違うメニューを食べたのはあの時だけだし、ラーメン的なものに入ってたチキンの中がちょっとピンクだった気がする…!

 

2ヶ月の南米旅行中にお腹を壊したのはクスコだけ。

多少高くても安全のために観光地のレストランにいくべきだったのかもしれませんが、
それでもこの謎のペルー×中華料理はおいしいのでオススメ。
なるべく清潔そうなお店でトライしてみてください。

 

あれ、マチュピチュの話にしようと思ったのにクスコで終わってしまいました。

というわけで、テンション低めでいくマチュピチュの話はまた次回。

記念日を侮るなかれ。家庭と社会における「記念日マーケティング」に注目してみる。

こんにちは!
最近、結婚7年目を迎えたハチです。
 
7年目…
 
だからと言って特別なことをするわけでもなく、
何か互いにプレゼントをするわけでもなく、
忙殺されるように日が過ぎ去っていきました... 笑
 
5月は私の誕生日と母の日、
6月は夫の誕生日と父の日、
と、イベントが続きます。
 
その間にひっそりとある結婚記念日。
 
そりゃあ忘れます!!
もっとわかりやすい日にすれば良かったネ!!
 
周りのママたちに、
 
「結婚記念日どうしてる?」
 
聞いてみました。
 
 
●特別ランチやディナー
 
普段は利用しないレストランやホテル、ディズニーなどで特別な食事をする。
夫婦でゆっくりと食事をする機会も、なかなかないですよね。
結婚して年月が経つほど少なくなっていくものです。
 
食事の際は互いにスマートフォンを一度バッグにしまって、じっくりと話をしてみるのは何より貴重な時間かもしれませんね。
 
 
●花のプレゼント
 
妻が大好きな花の花束をプレゼントしてもらう、というケースでは、
「ひまわり」や「バラ」の意見が多かったですね!
花は買い置きができないからこそ、「その日」を意識してくれた気持ちがより伝わりやすいかもしれません。
 
女性は幾つになっても、花をもらうことは嬉しいのだと思います。
 
 
●ケーキ
 
妻が結婚記念日ということを理由にケーキを買うという場合も多いですね!!
私もその一人ですが…笑
 
女性は大体甘いものが好きですよね。
取引先への贈り物より、妻への贈り物としてデパ地下を眺められたら、それはもう立派な愛妻家です!!
 
 
●夫の手作り料理
 
料理上手な男子も増えている昨今ですが、
私の周りの夫たちは一様にして料理は苦手です。
私の夫もしかり。
 
一度頑張って作ってくれたことがあるのですが、
夫自身が大好きなカルボナーラという難易度の高いものを突然作ったがために、
「卵そぼろパスタ」になりました。(←卵の黄身に火が通りすぎてこうなる。)
 
まあ、とりあえず得意ではなくても失敗しても、
頑張って作ってくれる行為が嬉しいですよね!!
諦めないでチャレンジしてほしいです。
(そして上手くなってほしいです。)
妻が体調不良でバタンと倒れた時に、チャチャっと子供のお弁当作れるくらいできたら、最高!!
 
 
●小旅行、トレッキングなどアウトドア
 
キャンプ好きな夫婦はアウトドア派でした。
一緒にハイキングしたり、富士山など登山をしたり。
無心に歩いていると自然と手を貸し合うことも多いですし、
達成感も得られて何より気持ちが良いかもしれません。
海が好きな夫婦ではドライブするというケースも。
 
慣れない夫婦でチャレンジするにはかえって喧嘩が増えそうですが(笑)
こういうことが自然にできる夫婦は、歳が幾つになっても楽しく過ごしていけそうですね!!
 
 
●リラックスしたい
 
マッサージやエステなど、ご褒美感覚のリラックス体験をしたい妻も多いようです。
もはや、「夫婦」の結婚記念日とは離れていっているような気がしますが(笑)
 
近年では夫婦のプランもあるので、夫婦揃ってマッサージに行くのも良いかもしれません。
ジムの珍しいプランやヨガなどのゆったりスポーツを夫婦そろって体験するのも貴重プランですね。
これを機に身体のメンテナンスや人間ドッグなどもアリなのかも…
 
 
●後に残るプレゼント
 
ネックレスや指輪、手紙まで、
これは様々。
夫婦の数だけ、夫婦それぞれの幸せの形がありますよね。
 
優劣でもなく、夫婦が仲良くやっていることが一番。
しかし逆説的ですが、仲良くやれるために「結婚記念日」を大事に考えてみるのも一案ですね(笑)
 
 
【結論】
 
とにかく。
少し特別なことなら、何でも良いんですよね!!
「記念日」に託(かこつ)けて、普段できないことを、やりたいんですよね。
 
 
そんな、妻たちの本音は…
 
夫にプランを考えてほしい。
 
という声が多数。
 
(また、その考えてくれる姿勢が嬉しい。)
※しかし、結局何もしなかったら何も考えてなかったことと同じになるので、ご注意ください。
 
とりあえず豪勢なことは良いから、
お互いに日頃の感謝を込め、手始めに結婚記念日に手紙でも書いてみたらどうでしょうか。
花やケーキは消えてしまうけれど、消えてしまわない想いを形に残せることはとても嬉しいですよね。
 
私も今更ながら手紙でも書いてみましょうか。
小言ばかりにならないように気を付けます。
 
 
◆「記念日マーケティング」とは
 
さて、夫婦の記念日ということで、「結婚記念日」に気を取られていましたが、
昨今では消費促進のための「記念日マーケティングというものが増えています。
 
記念日マーケティングを行うメリットは?
 
企業独自の記念日を設定する、すでにある記念日に合わせたキャンペーンを実施するなど、記念日を活用したマーケティングを行っている企業は多数存在します。
記念日マーケティングというと、グリコが実施している「ポッキー&プリッツの日」のようにマスメディアを大々的に活用するイメージがあるかもしれません。
ただソーシャルメディアが普及した今は、オリジナリティの高い企画を打ち出せば拡散が生まれる可能性があります。
 
とはいえ、記念日マーケティングは今に始まったことではありません。
江戸時代に旬を過ぎた鰻を売るために平賀源内が生み出したと言われている「土用の丑の日」も記念日マーケティングの一環です。
 
ポッキー&プリッツの日」や「土用の丑の日」のように、特にBtoCで単価がそれほど高くない商材を対象にした記念日を制定することで、自然と消費を促せる可能性があります。
 
拡散を生み出すためには記念日のオリジナリティや企画力が肝となります。
 

 

 なるほど。

 
確かに、ハロウィンもバレンタインデーもホワイトデーも、
私が子供の頃よりも圧倒的にイベント色が強くなりました。
 
最近では「プレミアムフライデー」というものが騒がれましたよね。
 
個人的には「ポッキー&プリッツの日」以外はどうも頭に入ってこないのですが、
どの記念日にも、企業の熱心なマーケティング戦略の様子が垣間見れます。
 
うまく浸透すれば、広告を打つよりも安価に商品も売れますよね!!
 
 
そんな「記念日マーケティング」。
 
サイト内にもありましたが、
記念日は、日本記念日協会に申請して審査を通過すれば制定できるとのこと!!
 
そんなに簡単なのでしょうか??
 
そして記念日協会のホームページ…
面白いです(笑)
 
 
なんだこの記念日!!
1人突っ込みたくなります。
 
本当に、誰でも気軽に申請ができるようで、「申請書」のダウンロードも可能です!
 
しかし、どうやら、やはり申請には審査会における審査が必要のようです。
審査が通り晴れて「合格」となった場合は、
記念日登録料が1件10万円(税別)かかるのだとか。
 
さすがに個人的な結婚記念日は、そう易々と申請はできませんね(笑)
 
何かインパクトのある、良い記念日の案はないでしょうか?
考えてみるのも面白いですね。
 
これからも「記念日マーケティング」、ますます注目度大です。
同様に、個人的には家庭における「記念日」にも進化を求めていきたいと思います!!

蛍とシロツメクサと砂遊びと、「足るを知る」とは。

こんにちは!
ハチです。
 
先日、娘と娘の友人たちと、蛍を見に行きました。
 
都心からそう離れていない、ひっそりとした住宅地近くの川沿い。
本当にホンモノの蛍がいて驚きました!!
 
私自身、子供の頃にケージに入った蛍は見たことがあったけれど、
自然の中に生きる蛍を間近に見たのは初めてかもしれません。
 
大量に飛んでいたわけではありませんが、
木の上の方までフワ~っと浮いていく蛍や、
目の前の葉っぱの先にチョンと乗ってゆっくりと光る蛍もいました。
 
5歳の娘が、
「ピンクとか青には光らないの?」
と不思議そうに聞いてきました。
 
近くのおばさまが
「想像力豊かだね~」
とフォローしてくれましたが...笑
 
現在の子にとって、光というのはカラフルなものなんですかね。
「ええ!?」
と私にとっては仰天質問でした^^;
 
ふわふわ優しい光で飛んでいる蛍は本当に可愛くて、癒されます。
 
しかし私の感動をよそに、
子どもたちは
「眠くなっちゃった~」
とグズグズ。
 
20時前後でしたが、真っ暗なところにいると途端に睡魔に襲われるようです。
帰り道はみんな夢遊病のように歩いていました(笑)
 
 
 
とある日は、河原近くの原っぱで見つけたシロツメクサに夢中。
 
山のように咲いていたので摘んでは花束にしたり、
花冠を作ってもらったり、髪飾りにしてみたり。
 
持ってきたボールや縄跳びはほぼ手つかず。
 
もうシロツメクサのシーズンも終わりますが、
まだまだ咲いていてほしいです!!

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(嬉しい花束♡)

 

とある日は、お友達と近所の公園へ。
 
遊具は滑り台やブランコくらいしかありませんが、
ひとたび砂遊びが始まると、小学生のお姉さんにリードしてもらいながら、熱中し出しました。
 
シンプルにスコップやバケツを使って、
水を運び、穴を掘って、山を作り、トンネルを作り...
 
ただそれだけなのに、3時間!!
 
ふと周りを見回すと、
小学校高学年くらいの女の子たちも黙々と砂遊びをしていました。
 
つるつる綺麗な山を作ったり、
売り物になりそうなほどの強度のある泥団子を作っていたり、
高学年らしくクオリティの高いものばかり。
 
中学や高校などで本格的な美術をやると、
彫塑(ちょうそ)や立体的なものを作ることもありますよね。
砂や土に触れている子ほど、器用になるかもしれません。
公園でも学びがたくさん。
 
ももっと娘たちに公園遊びさせようと思ったのでした。
 

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(この後は見事に泥だらけ~)
 
子どもが遊べるもの、場所はないかとインターネットで色々と調べることは多いですが、
身近なものや場所を使うことでも十分楽しめるものですよね。
 
これから夏休みにかけ「遊んで遊んで!!」とせがまれることが増えますが、
原点回帰で近所の公園や河原など、いかがでしょうか。
 
虫取り網があれば2時間くらい走り回ってくれますよ!!
 
 
◆「足るを知る」
 
「知足者富」
=「足るを知る者は富む」
 
という老子の言葉があります。
 
最近この言葉と再会したのは、とある不倫ドラマの1シーンなのですが(笑)
 
どんな人でも、どんな場面でも、
自分に置き換えると気づきの多い言葉のように感じます。
 
よく「無いものねだり」と言いますが、
 
子育て真っ最中で社会から孤立しているような気持ちになる時は、
独身でバリバリ働いている人がキラキラ輝いて見えるものです。
その逆もしかり。
 
男性でも女性でも、
キャリアを順調に重ねても何かが足りないように思えたり、
家庭を築けば独身を謳歌している人がうらやましく見えたり、
自分の価値をどのように感じたら良いのか不安になったり、
もっとこうありたいという自分の理想を考えるほど満足できなくなったり、
今よりも居心地の良い居場所を見つけたくて気持ちが落ち着かなくなったり...
 
隣の芝生が青く見えるものですよね。
 
子どもにも、
最新のおもちゃがなくても、
特段裕福でなくても、
何を一番「幸福」と感じてほしいのか。
感じたいのか。
 
考えさせられます。
 
ディーセントワークにも、現在のキャリアに悩む方は多くご相談にいらっしゃいますが、
先日代表の高橋がこのようなことを言っていました。
 
「好きな事をやる」というのは「好きにやっていい」という事ではないです。
サッカーは好き、でも筋トレは嫌い。
野球は好き、でもピッチャー以外はやらない。
これでは何者にもなれません。
好きなことをやっていい。でもその好きな事の中には
嫌な事、苦手な事、やりたくない事も入っている。
それでもやり続けるから、何者かになれるわけです。
だから苦手なことや嫌なことと向き合い、乗り越えていくスキルが必要なんです。
したがって、「好きな事【だけ】」をやらせてしまうと、それこそ何者にもなれないんじゃないのかなと思います。
 
一流でもないし、金持ちでもない。
嫌なこともあるし愚痴もたまにはいうけど、
それなりに稼いで、まぁまぁ辞めたら困ると言われるくらいのキャリアで、
まぁ家族を食わせて、たまに旅行に行って、それなりに幸せですよ。
という平凡な人生ほど、実現することは難しく手に入りづらいです。
素敵だと思いますけどね、平凡な人生。

 

本当に、健康ありきな「平凡」ほど有難く、
手に入りづらいものなのかもしれませんね。
 
自分にとっての「足る」は何でしょう。
シンプル且つ、難しい問題です。

ランドセル争奪戦とエンジニア事情。そして6年後の使い道とは?

こんにちは!
並んで歩く娘が、私の白シャツの裾で口の周りを拭いていたことに衝撃を受けたハチです。
 
そんな5歳の娘も、来年の4月から小学1年生。
 
ついこの間までバブバブ言っていたのに…
ついこの間までヨチヨチ歩いていたのに…
ついこの間までイヤイヤ騒いでいたのに…
 
親にとって、衝撃的な早さです。
 
というわけで、そろそろランドセルを買う時期に差し掛かかった我が家。
友人たちと比較検討し始めました。
 

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見れば見るほど、わかりません…。
最近は種類が多すぎて、親も子どもも迷いますね!
困ってしまいました。
 
ランドセルが指定の私立小学校では問答無用ですが、その方が迷う必要がなく有難いかもしれません。
 
そんな折、エンジニアをしている友人とのランチ中、
 
「去年、人気のランドセルメーカーのサイトが落ちたらしいね。業界でも噂になってたよー」
 
との言葉。
 
そうそう、去年の初夏のこと。
 
某人気老舗ランドセルメーカーのサイトは予約解禁日に全国から注文が殺到し、数時間もアクセスできなかったとか。
正常に機能するまで数日かかったという話も聞きました。
 
こちらが去年のニュース。
 
どうやら去年はサーバーダウンにより、更に店舗に人が殺到し炎天下で何時間待ちの混雑だったようですね。
 
さて、今年はどうなるのでしょう…。
 
 
◆人気ランドセルメーカーとエンジニアとのホットな関係
 
しかしながら、「エンジニアあるある」ではこういう話も。
 
障害起きると、オールスター集合みたいにホワイトボードの前に集まって、時系列書いたりしますよね。
そして大抵夜中まで対応するからみんなテンションがおかしい(笑)
不謹慎ですが、システムエンジニアは障害対応をすると成長するみたいなことがあります。

 

「わかる!!」という声が聞こえて来るものなのでしょうか!?

 
歓迎したくないけれども、起きてしまったら仕方がない。
新人さんたちにとってはより知識や経験を深め、成長できるチャンスにもなるんですね。
 
親たちはランドセルのことしか考えていませんが、
その陰では実はこのような涙ぐましいエンジニアさんたちの仕事ぶりがあるのです。
 
「システム屋だからこそ、人気ランドセルを無事に買うことができた」
などという心強いパパのブログも拝見したほど。
 
そして、ランドセルメーカー自体でも優秀なエンジニアを欲しているというのは、こういう背景もあるのですね。
 
意外にもランドセルにとって身近な、エンジニア事情でした。
 
 
◆そして、今年のランドセル戦争はいかに?
 
昨年はトラブルに見舞われた、大人気の老舗ランドセルメーカーさん。
今年はサーバーを強化し、ランドセルの種類によってネット上の発売開始日をずらすとのこと。
 
そしてお店に先駆けてWEBサイトでご注文を開始することで、販売開始直後のお店の混雑緩和を図るようです。
 
また、WEBにて最初に販売オープンする代わりに、「ランドセルを見たり背負ったりできる先行展示期間」を長めに設けたのも工夫の一つ。
WEB販売の数日後に店舗販売をオープンするのだとか。
 
考えられていますね!!
 
おそらく、去年よりは進化したであろう、人気老舗ランドセルメーカーのWEBサイト。
期待して、パソコン前で待機してみましょうか。
 
職人さんが一生懸命作り、
システムをエンジニアさんたちが支え、
無事に子供たちの手元に届くよう更にまた様々なスタッフが尽力してくれるからこそ。
 
そう考えると、手に取るランドセルの重みもまた、違ってくるでしょうか。
有難さもまた、ひとしおですね。
 
 
◆ランドセルは6年間でお役目終了?使い道は?
 
子どもたちと6年間、泣いたり笑ったり喧嘩したり、苦楽を共にしたランドセル。
使われなくなったランドセルはどうするのでしょうか?
 
「大切にとっておきたい」という声もわかります。
リメイクでキーホルダーにするというのも増えているようで、可愛いですよね。
 
どうにかして取っておきたくなるのは、子どもよりも、
むしろ子どもが新1年生の時を思い出す親の方かもしれません(笑)
 
一方で、「寄付」という道もあります。
 
もう間もなく締め切りですが、例えばこちら。
(毎年開催されると思います。)
 
ジョイセフ

 
「想い出のランドセルギフト」
想い出のランドセルギフトとは、使われなくなったランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる活動です。子どもたちが学校で学び、読み書きができるようになることで、自分や家族の健康を守る知識や情報を身につけられるようになることを目指しています。

 

「12、13歳で結婚する女の子たち。妊娠・出産の環境は・・・」

アフガニスタンでは女の子たちは十分に教育を受けられないまま、12~13歳で結婚し、出産を始めることが少なくありません。
母体が十分に発達しないままの妊娠・出産は、妊産婦死亡、新生児死亡の危険と直結しています。
また文字の読めない妊産婦は、保健や衛生の知識や情報を印刷物から得て理解することができず、妊娠・出産・育児における適切な手当てができない状況にあります。
夫や姑などの家族が、妊産婦が情報を得ることに対して協力的ではないことが多いことも問題です。

 (「国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)」HPより引用)

 
サイトの本文にもありますが、
「読み書きができることは、赤ちゃんを安全に産み育て、自分と家族の健康を守ること」に繋がります。
 
★寄付の方法
寄贈するランドセルを用意し、海外輸送経費の1800円を振り込み、指定倉庫へランドセルを送るだけでOK。
 
思い出深いランドセルではありますが、使われなくなったランドセルがこうして誰かの役に立つのならば、素晴らしいことですよね。
 
また、こうやって引き継いでも簡単には崩れない、日本のランドセルメーカーの質の高さ!!
誇りですね。
 
 
上記「ジョイセフ」への寄付を目的に、企業の取り組みもあります。
 
「ブランド売るなら…」というフレーズで有名ですが、ランドセルもこのように回収し、寄付をする取り組みをしています。
 
軽量で丈夫な人工皮革として「クラリーノ」が有名ですが、株式会社クラレの作っている素材なのです。
 
 
子どもたちの「ランドセル」。
 
6年間、子どもたちの学びや友情の場を見守り、
健やかに育ってくれるよう、力強く暖かいパートナーであって欲しいです。
 
そしてその後もずっとずっと、少しでも長く、「子供たちに背負われる道」があるのならば、更に幸せなことかもしれませんね。
 
既に大人になった「あなた」が背負ったランドセルも、もし仕舞われていたら、再利用を考えてみるのはいかがですか。

里帰り出産のメリットデメリット【産後編】

 

未だ2時間おきの授乳の合間にブログをしたためております、魚骨です、こんにちは。
あと30分でまた次の授乳になってしまう…!

急いで参りましょう。私が感じた里帰り出産のメリデメ、後編は産後についてです。

産前編はこちら!

decent-work.hatenablog.com

 

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【メリット】

 

・雑な育児が学べる

私が個人的に一番よかったと思うのがコレ。

初めての子育てだと、何もかもが心配になり、赤ちゃんに対して神経質になってしまいます。

抱っこしても泣き止まないのはどこか具合が悪いのか、目やにが大量に出てる気がする、この抱っこの仕方で赤子は苦しくないのか、このしゃっくりで呼吸できてるのか、寝すぎじゃないか、むしろ寝たりないんじゃないか、とかなんやかんや。
母親一年生の心配は尽きません。

ですがそこは祖母(自分の母親)というベテラン先輩の登場です。

「大丈夫よ、そのくらいじゃ死なないわよ!」

何度このセリフを言われたことか。

ベテラン先輩は三人の子を育て上げただけあって、赤ちゃんの扱いも非常にアグレシッブで大胆。
うつ伏せにするわ、泣かせて楽しむわ、床に転がしとくわ、煎餅をくわえさせようとするわ。
そんな様子を目の前で見せられて、赤子が意外と丈夫なことに気付いていきました。

特に、「目やには鼻くそと同じだから出させてとけば治る!」 とかほんとその通りでありました。目くそ鼻くそとはよくいったもんです。

一人、または同じく父親一年生の夫とだけだと過剰に心配し、神経をすり減らしてしまったことでしょう。小児科にもすぐに担ぎ込んでたことでしょう。

そんなわけで我が子は実家で存分に雑に扱われ、たくましく育ち、家へと戻ったのであります。

 

・十分に休める

出産は交通事故にあったレベルのダメージといいますが、その通りでした。

寝てるだけでも腰だの恥骨だの体のいたるところが痛くって、おまけにただでさえ貧血なのに授乳でさらに血を持っていかれる(母乳の成分は血液と同じだそうです)

それなのに夜中も寝ずに授乳ってどんな修行だ!

そんな中、家事などのことを考えずに、隙あらば睡眠をとり、ご飯をたらふく食い、子が泣いてもたまには預かってもらい、休ませてもらえたのは本当にありがたかったです。

体が休まれば、心にもゆとりができる。体を休めることは心にも大事だと思います。

 

・十分に食べられる

授乳するとほんとにお腹が減るんですね!

妊娠中も妖怪腹減らしが腹に住んでおりましたが、外に出てきても妖怪腹減らしは母乳という手段でさらに母の腹を減らすのであります。

産んでから朝ごはんは二回だし、なんならおやつはオニギリがいいし、デザートと称して夜中もカロリーを食らう。

それでも体重がみるみる減っていったから母乳最強です。授乳してると一日300~500 kca余分に消費されるそうです!すばらしい!

食わねばおっぱいも出なくなるので、出産直後のメインの業務は授乳と食べる事だと思います!

でも今やトド体系のベテラン先輩曰く、「この勢いで食ってると胃が大きくなり、卒乳しても同じ量を食べるから母は太るのだ」と。

落とし穴はここに。

 

・ジジババ孝行ができる

これはある種の最大の親孝行だったりもします。

特にジジはデレデレでした。妖怪子抱きジジィと化しておりました。

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妖怪子抱きジジィ。
孫が産まれると現れる、赤子を抱っこして離さない善良な妖怪。一家に一人いると超助かる。
難点は赤子に抱っこ癖をつけてしまうこと。

だがしかし、長期化してくるとジジババも疲れてくるので、甘えすぎずに程よいとこで切り上げるのがポイント。

 

 

【デメリット】

・パパが寂しい

そりゃそうですよね。折角生まれた我が子とちょっと会っただけで一緒に暮らせないなんて。

実家と家が近くて、週末ごとに会いにくるというのだといいですが、うちは飛行機移動の距離だったので、結局退院後、二日間一緒にいただけで次会えたのは一ヶ月後となってしまってしまったのでした。

しかも産む前は、産んだら毎日ビデオ通話するよ♪といってたのはどこへやら。超新米ママの育児にそんな余裕など全くありません。

寂しいであろう夫に、写真共有アプリを使って日々成長していく我が子の写真をアップするだけでいっぱいいっぱいでした。

産院の助産師さんも「離れていると父親としての意識が芽生えにくいからなるべく早く帰ってあげてね」と仰っておりました。

うちの夫は姪っ子で子守慣れしてたので大丈夫でしたが、今まで子供に接したことのない男性だと早めに赤子と接するというのは大事そうです。

 

・里帰りから帰るの大変

うちは家が愛媛、実家が東京だったので、自ずと飛行機に。
しかも夫は仕事が休めず、生後一ヶ月の我が子を一人で抱えて飛行機に乗って帰りました。

それまで外出といえば一ヶ月検診と近所の散歩しか経験のなかった我らがいきなり空の上に!

子もなんだか違う雰囲気に乗る前から号泣。乗ってすぐ慣れない授乳ケープで必死で授乳して眠らせ、子も親も汗だくの密着抱っこしたまま空の旅、着陸時にまた号泣で慌てて授乳。ぐったり疲労困憊になりましたが、なんとか初飛行機を乗り切ったのでした。荷物の上げ下ろしを手伝ってくれたり、落としたものを拾ってくれたり、子が泣いても嫌な顔する人はいなかったし、周りの人の優しさに救われた初飛行機でありました。

飛行機でなくても、生まれたばかりの赤ちゃんを連れての長期の移動は親子共々とても試練であります。

 

・生活を立て直す必要がある

赤ちゃんも新米ママも、やっと慣れてきたと思った頃に家に帰るので、生活を立て直さなくてはなりません。

里帰りした友人は、特にセンシティブな赤ちゃんだったので今までの環境と何か違う!とわかり、帰った日は夜中泣き続けたそうです。

別の友人は実家のカーテンを送ってもらい、できる限り部屋の環境を実家に近づけたとか。

うちは鈍いのか大丈夫でしたが、こればかりは赤ちゃんの図太さにかけるしかない。。

 

・役所関連の手続きを夫にがんばってもらわねばならない

ただでさえ面倒な出産後の役所手続きはさらに煩雑に。

寝不足で朦朧としている中で少なくともこれだけの手続きはやらねばなりません。

出生届の提出
健康保険への加入
乳幼児医療費助成
児童手当
出産育児一時金
妊婦健診の助成券の払い戻し

これらの手続きが出生地と住所どちらで出すかが違ったりします!

出生届は里帰り地でできますが、その他は基本住所地での手続きになるので、夫に頑張ってもらわねばなりません。

妊婦健診の助成券の払い戻しでは、助成券と里帰り先で受診した妊婦健診の領収書を忘れずに夫に託しておきましょう。

乳幼児医療助成と児童手当は父と母両方の所得証明が必要なこともあります。それを知らなかった我らは、二人とも前住所地から取り寄せる必要があったりでてんやわんやでありました。

健康保険などは会社によっては母子手帳の提出が必要だったりするので、母子手帳を夫に送らなきゃいけない場合も!

里帰り前にちゃんと調べて、夫と話し合っておくことが大切です!当たり前か!

 

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ということで里帰り出産を経験してみてメリットデメリットのポイントは

 

安心感とママの回復をを優先させるなら里帰り

 

大変でも夫(パパ)との関係構築を大事にするなら里帰らない

 

となりました!
結局、産後も産前と同じような感じでした。
実感ベースでは産後の方が里帰りする恩恵が大きかったです。里帰りではなく、産後に家族に手伝いに来てもらうのも大いにありだと思います。

 

里帰り出産しか経験していませんが、私は里帰りしてよかったと思っています。

出産は想定以上にとんでもない事故だし、新生児という初めて遭遇する生物との生活は未知の領域。経験者のアシストがなければ、無理だったのではないかと思います。

(それでも一人でやりきるお母さんがいるから尊敬します)

夫には寂しい思いをさせてしまったけど、体も健康に、心も産後クライシスになることなく、万全にして家に帰って新しい家族として生活をスタートさせることができました。

 

何よりも自分の親が愛情たっぷりに孫に接してくれるのをみて、自分のこともきっとこうやって育ててくれたのだろうと、昔自分に起きていたことが目の前で再生されるようでした。
親の偉大さを改めて知り、感謝をし、自分の子にも同じように愛情を込めて育ててあげよう、と思うことができた里帰り出産でした。

おばあちゃんでもわかる、WEB制作チーム内の役割

こんにちは、iPhoneが発売された年にWEB業界に就職した魚骨です。

その当時はちょうどホリエモン逮捕の時かなんかで、親は私がヤクザな業界へ入ったと思っていたもんでした。

最近はやっとこWEB業界の認知も広まり、世間に理解もされてきたことと思います。

 

ですが、まだまだ謎に思われていることも多いのも事実かと。

ドラマ・逃げ恥で、インフラエンジニアの沼田さんが社長に向かって
「今すぐサーバ破壊するぞ、この社長さま」
って脅すセリフの面白さがいまいち伝わってないのが残念でならない。

ということで、今回はおばあちゃんにでもわかるように、WEBサイトを家を建てることに見立てて、誰がどんな役割で作っていくか、ご説明したいと思います。

※あくまで私のイメージです。真に受けてはいけません。

 

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企画してお金の管理をする人:「プロデューサーさん」

この区画を買ったから、どんな家を何軒、いくらで立てるかと最初にバッと企画を立てるのがプロデューサーさん。

広告を出して宣伝したりとかもプロデューサーさんがやったりします。

とはいえ、ここはまだWEB業界の未熟なとこで、ディレクターとの線引きが曖昧だったり、会社によって定義が異なったりするので、あまり正解はない。

 

 

設計士、現場監督、雑用全般:「ディレクターさん」

家を建てる基本となる設計図を作る人。みんながこれを元に作るのでとても大事。これがあやふやだと大工さんから、「ここの廊下の幅は何mなんだよ!」と怒号が飛ぶことになります。

そしてディレクターさんの最大の仕事は、この設計図を元にメンバー全員に同じゴール(どんな家を建てるのか)をイメージさせること。
そうすればプロの職人さんたちが、何を言われなくとも各々プロの仕事をしてくれます。

家が作られ始めたら、ディレクターさんは現場監督で進捗を管理したり、その他雑務すべてをこなします。デザイナーさんが指定したソファーを買いにいったり、メンバーのモチベーションを上げるためにコーヒー差し入れたり、お客さんに家の説明をしたりとか。

映画でいうと監督もADも一人でこなすイメージです。

 

※面白いのが、日本ではプロデューサーが一番偉く、ディレクターがその次というパターンが通例なのですが、アメリカでは逆となります。

お金を管理するプロデューサーよりも現場監督のディレクターの方が偉い。監督が絶対的なハリウッド映画の現場により近しいのかもしれません。

なので仕事は何?とアメリカ人に聞かれて「WEBディレクターだよ」と言ってしまうと、とんでもなく仕事できる人と勘違いされるので、日本での定義の違いをちゃんと説明した方が吉。

 

 

家の基礎作り、そして電気や水道とかも繋げてくれる人:「インフラエンジニアさん」

この人は家の基礎となる土台を作ってくれます。また家の中で必要となる電気や水道も繋ぐ直前まで引いてくれる人。

この人は大体無骨で超職人肌の人が多い印象。そして左脳型であればあるほど信頼出来る存在。アレコレ言わなくても基本的なことは設計図ですぐに把握して作ってくれます。

当たり前のことを当たり前に作ってくれるので安心できる存在ですが、イレギュラーな注文(この部屋にも水道ひくの!?)みたいな注文はちゃんと言っておかないと後戻りがしにくいところなので、大変なことになります。

そしてこのポジションの人がチャラいと基礎がガッタガタになってしまうので、大工さんがめっちゃ苦労します。

 

 

大工さん:「フロントエンジニアさん」

基礎の上に、実際に家を建ててくれるのが大工のフロントエンジニアさん達です。(ここも曖昧でプログラマーと呼んだりする場合も。)

インフラエンジニアさんと同じく職人気質の方が多いですが、もうちょいフレキシブルな人が多いイメージ。

大工さんにも専門や得意としている技術があり、製法によってできるできないがあるのです。

レンガ造り専門の大工さんが藁造りの家を見てもなんとなく仕組みはわかるものの、実際には作れないのと一緒です。

WEB技術もどんどん進化しているので、新しい技術が大好きだったりして、ぶっ込んで家を建ててくれます。

 

 

内装外装インテリアとかもデザインする人:「デザイナーさん」

一番そのまんまなのがデザイナーさん。見た目に携わる部分をデザインしてくれます。

もちろん得手不得手もあって、マンションのデザインが得意な人もいれば、個人住宅が得意な人もいる。

最近では設計士の仕事もデザイナーさんがせよ!という風潮もあり、キッチンへの導線を考えるとここのドアは内開きがよい、とか提案してくれたりもします。

 

 

外装・内装業者:「コーダーさん」

大工さんが作った状態のままだとむき出しの木っていう状態なので、デザイナーさんがデザインした通りに、壁紙を貼ったり、照明器具を設置したり整えてくれるのが外装・内装業者のコーダーさん。

この方も職人芸、壁紙一つ貼るのにも腕がいいのと悪いのがございます。この人の腕がいいと、また次に別の人が内装リフォームをしようとしても、簡単に変えられるように工夫してくれてたりします。腕が悪いとパッと見が大丈夫でも、壁紙がセメダインでくっつけられてたりするような感じです。

昨今ではデザイナーさんがコーダーさんを兼務することもとても多いです。ハイブリット。

 

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これらの人々が基本、パソコンに向かってカタカタやってるだけにしか見えないので、確かに謎な集団ですね。

 

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実は大掛かりなものを作ってるのに、絵面が地味。(そして全員メガネもよくある)

 

でもやってることは、他のものづくりと一緒なんではないかなーと私は思います。

今あなたが見てくださっているこのブログも、実はたくさんの人が動いて考えられて作られたWEBサービスなのです。

 

とはいえ、沼田さんが指一本で破壊できる代物でもあります。(基礎がぶっ壊されるので跡形もなくなる)

インフラエンジニアさんを怒らせないように、ありがたくWEBサイトを使っていきましょう(´ω`)