decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

子育ては修行〜ウンコがかわいくなってから一人前〜

※今回のお話はかわいいウンコのお話です。お食事中の方はお食事を終えてからをオススメします。

 

言ってたんです、二児の母の先輩が。
「我が子ならウンコすらかわいい」って。

 

その当時、まだ新生児育児だった私は、我が子は超絶かわいいけどさすがにウンコまではかわいいと思っていませんでした。

 

なんつったって新生児期のウンコは頻回です。
どうやら腸に溜めるという機能がまだ未発達らしいので、オムツ替える度にウンコしてます。
オムツとおしりふきの消耗が早いこと早いこと。
1日10回くらいウンコの処理をしていた時もありました。

 

そんでもって母乳だと、ウンコがほぼ液体です。
これがまた厄介。
飛ぶんです、ウンコが。オムツ変えてる最中に。
私の足の上に。真新しいオムツの上に。床に。なんなら絨毯に。

以前書いた通り、新生児期なんて特に不眠不休の戦いの真っ最中でございます。

decent-work.hatenablog.com

そんな微かで貴重な睡眠時間をウンコに奪われるなんて、他人のウンコだったら殺意のわくとこです。

しかしそこは我が子かわいいパワー、殺意も怒りもわきません。
なんなら睡眠不足で常にランナーズハイ状態なので笑えてしまいます。
そして無心でウンコのついた赤子の服と自分の服を洗います。
恐るべし我が子かわいいパワー。


草木も眠る丑三つ時、足癖の悪い我が子が暴れるのを取り押さえ、
ギャン泣きするもんだから虐待してるんじゃないかと、ばぁばが心配して覗きにきたりしながらも、
ケツをピカピカに仕上げ、さぁ新しいオムツにチェンジ!の時に
追加ウンコを飛ばされ、子の服も自分の服も床も汚れ、
なんなら子が自分の足をウンコオムツに突っ込み、
再度新たにケツも足もピカピカにし、服や床の飛ばされたウンコを処理、
ウンコのついた子の服と自分の服を洗い終わり、一仕事終えた!と思って我が子を抱き上げたら

ぶりぶりぶりぶり・・・(初めに戻る)

まぁ修行の一貫でございます。


しかし我が子が三ヶ月になった今、腸にウンコを溜める機能が備わってきたので、なかなかウンコに出会える機会も減りました。
今まで毎日何度も会っていたあのウンコに、今では2~3日会わないこともザラです。
頻回ウンコも困りますが、出ないのはもっと困ります。

3日会えないと「お願い、ウンコ出して;;」と懇願してウンコに会いたくなります。

 

そんな時は子育て界では常識の必殺☆綿棒浣腸!!
綿棒を赤子のお尻の穴に突っ込んでグリグリするのです。初めて知った時は衝撃でした。
しかもYouTube保健師さんが我が子のケツとウンコを全世界に晒して、綿棒浣腸のやり方を説明してくれる動画まであります。
赤子とはいえ他人のケツとウンコをこんなに食い入るように観る日がくるとは思わなかった。でもこの動画でとても助かりました。

 

この綿棒浣腸、子は嫌がりますが、意外と効きます。
むしろ最近では、さぁ綿棒浣腸しよう!と綿棒を用意し、肛門を傷つけないように綿棒をオイルに浸して、いざ準備万端!とオムツを開けたらみっちりウンコをしていたりします。
綿棒浣腸が嫌で、雰囲気を察知して出すのではないかと親バカな我らは考えます。賢いね〜!

 

そして、そんな三日ぶりにウンコに会えた日にはもう!小躍りして「よく出したね〜!立派だね〜!偉いね〜!」と我が子を褒めちぎり、愛おしきウンコを写真にとって、仕事中の夫に送りつけるくらいのことをしてしまいます。

一体何人の大人があなたのウンコを待ちわびたことでしょう。両親だけでなく、ジジババやママ友だってあなたのウンコを心配してたわけです。

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仕事中に送られてくるウンコ写真に喜ぶ夫。はたからみたらヤバい人。

 

まさにウンコすらかわいい。

この気持ち、今なら首がもげるくらいうなづいて理解できます。

私の母は私が赤子の時に綿棒どころか指を突っ込んだといいますし、義父はストローで吸い出そうとしたとかしないとか。

親にとって我が子のウンコは汚いものじゃない!尊いものなのだ!
ウンコがかわいくなってから一人前!!


・・・我が子かわいいパワー、恐るべし。

子育ては修行 〜不眠不休を強いるブラッククライアント〜

こんにちは。子供産むまでこんなに育児が大変だって知らなかった魚骨です。

マジでなんの修行かと思います。

徳でも積んでるのかしら。来世いいことあるのかしら。世界が平和になるのかしら。

や、出産の時点でとんでもない苦行だったから私、もう仏様になれるはず。
世の母親様はみんな仏様になれるはず。

 

そんなわけで産むまで知らなかったこの修行シリーズ、妊婦さんをビビらせるつもりではありませんが、後世のために書いていきたいと思います。

ほんとに知らなかったよ、こんなこと。なんで義務教育で教えてくれなかったんだ。

 

まず最初に降りかかってきた修行、それは不眠不休の授乳という名の滅私奉公です。

私は完全母乳育児だったもので、特に新生児~生後1ヶ月の時は授乳が2時間おきでした(ミルクだと3時間もってくれる)。

昼夜関係なく、きっちり2時間ごとにお腹空いたコール。
乳児の腹時計って時報レベルで正確。

 

昼寝すればいいじゃんと思われるかもしれませんが、
2時間おきの授乳といいましても、両乳授乳からゲップの一通りのコースをこなすと所要時間約30分。
んで、その1時間半後にはまた時報がなってしまうので、結局オカンが連続して寝れるのはうまくいって1時間半なのであります。

その1時間半でもオムツ替え、その時におしっこ飛ばされ、ウンチ漏らされ、服汚れ、洗い、ゲロられ、ぐずられ、抱っこしてあやし、あれ泣き止まないなーと思ったら1時間半経っていてもう次の授乳時間!

子育ては時間を食う化け物でです。

 

いざ赤子が寝てくれて平穏な時間がやってきても、オカンの葛藤が始まります。

オカンだって自分もご飯食べたいし、喉乾いたし、トイレ行きたいし、たまった洗い物洗いたいし、洗濯物取り込みたいし、検診の予約電話しなきゃ、回覧板出さなきゃ、そういえば朝から顔も洗ってない!

ていうか寝顔めっちゃかわいいいんですけど!天使なんですけど!!神様ー!天使落としてますよー!!パパに見せてあげなきゃ!じいじにも送らなきゃ!パシャパシャ!

 あ!それよりも何もよりも寝といて体力回復しなきゃじゃん!!

 

ふぎぃぃぃーーーーーーっ(お腹空いたコール)

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っていうのの繰り返しです。

寝顔のかわいさのせいで寝不足っていう。寝顔の吸引力やばい。

 

そんなわけで最初の2ヶ月間、連続して眠れたのが1時間半です。
子のいない生活から考えたら、全くもって考えられない修行です。

  

わかりやすくいえば、24時間 2時間おきに休みなくクライアントから緊急対応の連絡がけたたましく鳴る。
対応するまで鳴り止まない。
いくら対応してもバグ(ギャン泣き)の原因がわからず解決しない。
コツコツと寝かしつけしてたのに一瞬にしてクラッシュ(背中スイッチ)。
自分の時間など一切なく、クライアント様の要望が最優先。風呂入るのだってままならない。
「今日乗り越えれば明日は休みだー」っていう日がこない。

 

ブラックだろ~?とんでもなくブラッククライアントだろ~??
こんな仕事、いくら積まれたってお断りだ!!
命大事に!人間らしい生活を!!

 

って思いますよね。
どんな仕事よりも育児が一番ハードワークだ!!

 

だがしかし、こと我が子のこととなるとできてしまうのです。

責任感や使命感もあるかもしれませんが、おおかた”かわいい”という理由だけです。

こんなとんでもない激務が”かわいい”という感情によって成立しているのです。

なんて不安定なシステムだ。よく人類は絶滅しなかったな。

 

子供産むまでこんなに不眠不休ってことも知らなかったけど、これだけ我が子かわいいってことも知りませんでした。

 

夫のいびきで起こされた日にはむかついて鼻をつまんでたのに、2時間おきに子供に起こされても全くむかつきません。

なんなら泣き顔すらかわいい。泣き顔が土偶のくせにかわいい♡ 

まさにかわいいは正義!我が子は正義!ブラッククライアントでも正義!!

 

これから産む予定のみなさん、大丈夫、意外とどうにかなるもんです。

産む前は週末10時間寝てた私ですら今どうにかやっています。

本能なのかホルモンなのか、子が泣けば嫌が応にも反応してしまいますし、朦朧として授乳しててもむしゃぶりつく我が子、とんでもなくかわいいから。

 

とはいえ、全国のお母様がたは寝れる時に寝るべきというのは本当!

最近ではオカン経験値もアップしたので、寝顔のかわいさを心を鬼にして振り払い、真っ先に自分の睡眠を優先するようになりました。

何よりもオカンが体力を残しておかないと、おっぱいも出なくなりますし、赤子がぐずり魔人に変貌した時に対応できません。

オカンがどんなキワキワな状態でも赤子はマジで容赦ない。

家事ができなくても睡眠のが大事!オカンが元気なのが一番!!

 

そんなわけでブラッククライアントに今日も振り回されながら、そのかわいさに誤魔化されて修行に励む毎日です。

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少しでも睡眠時間確保のため、もっぱら添い乳で寝るので、気がつくといつも我が子が私の脇の下に収まっている。
あぁ幸せ♡

もうスタンドバイミーに憧れたりなんかしない、地獄のマチュピチュへの道

そんなこんなでクスコに対してあまり好印象が持てずにいたとこに、

「折角クスコに来たんだからマチュピチュ行こうよ」と夫が珍しく自己主張をしたので、マチュピチュにいくことになりました。

こんなついでに、期待値低くマチュピチュにいく人も珍しいことでしょう。

 

通常マチュピチュへの行き方を日本語で検索すると、ペルーレイルという列車でクスコの街からマチュピチュの麓のマチュピチュ村まで行くのが一般的です。

日本のツアーデスクでもそう案内されます。

ですが、この列車は一日に数本レベルで少ないらしく、事前予約必須、噂によると一ヶ月前から予約してないと乗れないとか!

もちろんまるでマチュピチュにいくつもりがなかったので、全く予約してなかった私たち。

 

ですが、現地にきてしまったらなんとかなるものです。

実は日本人にはあまり知られていない過酷な行き方があったのでした。

 

宿の主人が勧めてくれたのは、クスコ発着の一泊二日のワゴンバスツアー!

マチュピチュ村までの往復バス代、マチュピチュ村での宿泊代と二食分のご飯、マチュピチュへの入場料がついて一人 US150ドル!激安ツアーです!

 

クスコにある大概の宿や旅行代理店で前日に申し込めばもう次の日の早朝には宿まで迎えに来てもらえます。

ノープランで旅をしている人にはありがたい!

 

補助席も入れた座席数分のきっちりみっちり定員(しかも日本人みたい決して華奢ではない南米人のみなさま)と人数分の荷物を積み込んで、私の倍はあろう南米人レディーのお尻とどちらの汗かわからなくなるくらい密着しながら、6時間乗り続ける地獄のワゴンツアーです!

 

そんなパンパンのオンボロワゴンで、決して道路とは言えない崖っぷちの道なき道、ぐわんぐわんの急カーブを、頭文字D並みに猛スピードで駆け抜けます。

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オンボロワゴンの車窓から。山肌に見える線が道だ!!

 

私もばっちり車酔いになりましたが、前のチリ人青年が最初は余裕でDSマリオをやってたせいで、その後真っ青で吐きそうになっておりまして、そっちのが気が気ではありません。

でもこんなとこで降ろさせてもらっても、にっちもさっちもいかないので、耐えて乗り続けるしかないのです。

 

途中何度か休憩もありましたが、南米人メイン(チリ人やアルゼンチン人など)のツアーのため、スペイン語ができないのは私たちだけ。

運転手はもちろん英語通じず、何時に戻ればいいかもわからないので、自ら食らいついてどうにか意思疎通をとるしかありません。

でもそんな中でも天使はいるもんで、英語できないけど私たちのことを気にかけてくれたブラジル人のカップル、ありがとう(;ω;)彼らがいなければ途中でバナナを買うこともできませんでした。

 

っていう史上稀にみる地獄ドライブだったのですが、地獄はまだつづいておりました。

 

なんと降ろされたのはマチュピチュ村ではなく、だいぶ手前の鉄道駅。

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ここから二時間半、蒸し蒸ししたジャングル気候な線路の上を歩いて我々はマチュピチュ村へ向かわねばならないとな。

 

線路を歩くの?線路って列車が走るものじゃないの??

 

線路あるんだから列車乗らせろよー!!ここは歩くとこじゃないだろーーー!!

と叫びたくなりますが、鉄道のチケットがない無計画な貧乏人の私たちは永遠と線路を上を歩かなければ憧れのマチュピチュにはたどり着けないのです。

 

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ぞろぞろとみんな線路を歩く。足元が悪いのでほんとにしんどい。

 

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こんな橋も徒歩で渡る。

 

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トンネルの中も歩く。真っ暗なのでスマホのライトを頼りに。

 

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列車が来たら端によける。走って逃げる。
歩いてる人々はテンション高く列車を見送る。

 

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最後の方は雄大な自然もあって、国境を越える難民の気分に。

 

早々に自分の荷物も夫に持たせて、トボトボと歩くこと二時間半、やっとマチュピチュ村へたどり着いたのでした。

 

もう、ほんとに、疲れた。。
さながらスタンドバイミーです。一生分のスタンドバイミーをしました。
もう二度とやらねえ。

 

そして翌日、マチュピチュ村から文明の利器・バスを使って(徒歩で山登りしていくことも可能)、マチュピチュに行ってみたらまさにマチュピチュ!!という感じでいってよかったです。

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マチュピチュどーん

 

ちなみに帰りはあっさり列車のチケットが買え、スタンドバイミー(線路徒歩)を免れました。
なんで帰りは簡単に買えるんだ。

でも乗れたのは一駅分。クスコまでの帰りの地獄ドライブはちゃっかりありました。そこはもちろん逃れられず。

 

これからマチュピチュにいきたいなと思っている方は、ぜひ!ちゃんと!計画を立ててからの!出陣を!!

何よりもまず、列車のチケットのご予約をオススメします!!

 

その後メキシコで出会った屈強なアルゼンチン青年は、五日間かけて山の越え谷を越え、自らの足でマチュピチュにたどり着くトレッキングツアーで行ったと言っていたので、もっと修行したい猛者はこちらでレッツトライ。

世界遺産の街・クスコの洗礼

去年の1〜3月、夫と中南米を旅しておりました、魚骨です。
まさか次の年には子供が生まれるとは思いもしなかった。

知人から南米旅行の相談を受け、南米のことが諸々思い出されたので懐かしく振り返ってみます。

 

私たちの旅はとりあえず日本からチリの首都サンチアゴに入り、北上。
次の行き先も、宿も行き当たりばったりで決めるノープランの旅。 

その中でも人生で一回はいきたいとされるマチュピチュ近辺を取り上げます。

 

といっても実は私はあまりにも歴史に興味がないので、マチュピチュなんぞスルーしようとしておりました。

マチュピチュお膝元?の都市、クスコに辿り着いたのも、たまたまウユニ塩湖で出会ったアルゼンチン家族に次どこいったらいいかと相談したところ、クスコはヒストリカルでビューティフルな街だから是非行ってみて、と言われたからなのでした。

 

長距離バスを乗り継いで、クスコに降り立った私たち。

さすがペルー有数の世界遺産の都市だけあって、スペイン式建築の建物がご立派。ヨーロッパみたいな風景です。

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建物はヨーロッパ調なのに、そこにいる人たちはケチュア人というthe南米な方々!そして民芸品などもカラフル!

この不思議な組み合わせは南米独特の魅力です。

 

だがしかし!地球の歩き方でも、他サイトでも、写真のきれいさだけでは伝わらないことを本当のクスコをここで大暴露だ!

これからクスコ行きを検討されてる方々はお気をつけて!

 

なんつってもクスコはめちゃくちゃ空気が悪い!!

 

見た目がいくらヨーロッパでも、排ガス規制がされていないオンボロ車が黒い煙を撒き散らしてるここはやはり南米。

しかもさらに3400mと標高が高いのもあって、空気は薄く、一刻も早くこの街から出たくなるくらい気持ち悪くなり、鼻の中が真っ黒になりました。

クスコに行かれる方は見た目のヨーロッパ感に騙されず、是非マスクにもなるネックウォーマーの着用かスカーフを巻くことをオススメします。

 

※日本で一般的な白い使い捨てマスク。あれはやはり諸外国では医者とか看護婦とかがつけるものであって、まだまだ一般的でない模様。

日本人ツアー客が団体で白マスクをつけてるのを見たメキシコ人の友人は「なにあれ?彼らは医者集団なの??」といっていたので、かなり異様に映るようです。便利で清潔だけどね。

 

クスコの洗礼はまだありました。私たちが泊まった地区が悪いのか、

クスコの街には全然物資がない!!

 

これを見よ。

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スーパーに行っても、一面に水ーーーー!!!しかも前一列だけ!!

奥に見えるは野菜売り場。ほぼ空っぽなのがお分かりいただけるでしょう。

 

どうした世界遺産の都市、さながら震災が起きて買い占めでも起きた直後のよう。

 

観光客が多いアルマス広場ではスターバックスもケンタッキーもあるのですが、ちょっと外れたところに泊まるとこんなことに。

しかもスーパーはこれ一軒だけ。

レストランを探すもチキンとフライドポテトの店か、メニューが全然わからない中華屋しかない。

でも空気が悪いからあまり出歩きたくないがために、フライドポテトを夕飯としてつまんで終了となりました。

 

あと野良犬が多いこともクスコ注意。

南米はどこも野良犬が多いのですが、世界遺産の街なのにクスコは野良犬がわさわさおりました。

細い道なのに道を全て封鎖してお昼寝、何度も道をとおせんぼされ、無邪気に追いかけられました(;ω;)気をつけろ。

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こんな状況、戦後の日本か。

 

そして最後の洗礼は食にありました。

マチュピチュから戻ってきて、クスコから次の街に移動する前のランチ。

 

観光の中心地ではやはり観光地価格でレストランも高いというのもあり、ちょっと外れの市場で屋台が出てたので、そこでランチをとりました。

 

その屋台はなんかよくわからないけど、南米ならではのチキンと中華料理のミックスのような食べ物。

このような庶民向けのペルー×中華MIXのレストランは街のところどころにありました。

 

これまでチキンかポテトかぽそぽその米にマヨネーズをかけて食べるというボリビアの切ない食生活を送ってきた私たちにとっては、よくわからないけどラーメン的なヌードルと焼きそばみたいなヌードルはとてもうまい!!

メニューにはチャーハン的なのもありました。 

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この奥の看板にある写真のメニューを食べた我ら。

 

そして生絞り100%オレンジジュースが現地価格でコップ一杯30円ほど!
これが激ウマでありました。

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・・・が、その二日後の夜、リマの少し北のトルヒーヨという街で宿泊した夜、悲劇は起きました。

 

なんかお腹痛いなーと早めにベッドに入ったものの、みるみるうちに下痢と嘔吐の波に襲われ、体が空っぽになっても穴という穴からただの水が出てくる始末。

結局このトルヒーヨという街に数日とどまることになってしまったのでした。

 

実際に死んだのはトルヒーヨでしたが、原因はどう考えてもクスコで食べたペルー×中華MIX料理しかありえない。

夫と違うメニューを食べたのはあの時だけだし、ラーメン的なものに入ってたチキンの中がちょっとピンクだった気がする…!

 

2ヶ月の南米旅行中にお腹を壊したのはクスコだけ。

多少高くても安全のために観光地のレストランにいくべきだったのかもしれませんが、
それでもこの謎のペルー×中華料理はおいしいのでオススメ。
なるべく清潔そうなお店でトライしてみてください。

 

あれ、マチュピチュの話にしようと思ったのにクスコで終わってしまいました。

というわけで、テンション低めでいくマチュピチュの話はまた次回。

記念日を侮るなかれ。家庭と社会における「記念日マーケティング」に注目してみる。

こんにちは!
最近、結婚7年目を迎えたハチです。
 
7年目…
 
だからと言って特別なことをするわけでもなく、
何か互いにプレゼントをするわけでもなく、
忙殺されるように日が過ぎ去っていきました... 笑
 
5月は私の誕生日と母の日、
6月は夫の誕生日と父の日、
と、イベントが続きます。
 
その間にひっそりとある結婚記念日。
 
そりゃあ忘れます!!
もっとわかりやすい日にすれば良かったネ!!
 
周りのママたちに、
 
「結婚記念日どうしてる?」
 
聞いてみました。
 
 
●特別ランチやディナー
 
普段は利用しないレストランやホテル、ディズニーなどで特別な食事をする。
夫婦でゆっくりと食事をする機会も、なかなかないですよね。
結婚して年月が経つほど少なくなっていくものです。
 
食事の際は互いにスマートフォンを一度バッグにしまって、じっくりと話をしてみるのは何より貴重な時間かもしれませんね。
 
 
●花のプレゼント
 
妻が大好きな花の花束をプレゼントしてもらう、というケースでは、
「ひまわり」や「バラ」の意見が多かったですね!
花は買い置きができないからこそ、「その日」を意識してくれた気持ちがより伝わりやすいかもしれません。
 
女性は幾つになっても、花をもらうことは嬉しいのだと思います。
 
 
●ケーキ
 
妻が結婚記念日ということを理由にケーキを買うという場合も多いですね!!
私もその一人ですが…笑
 
女性は大体甘いものが好きですよね。
取引先への贈り物より、妻への贈り物としてデパ地下を眺められたら、それはもう立派な愛妻家です!!
 
 
●夫の手作り料理
 
料理上手な男子も増えている昨今ですが、
私の周りの夫たちは一様にして料理は苦手です。
私の夫もしかり。
 
一度頑張って作ってくれたことがあるのですが、
夫自身が大好きなカルボナーラという難易度の高いものを突然作ったがために、
「卵そぼろパスタ」になりました。(←卵の黄身に火が通りすぎてこうなる。)
 
まあ、とりあえず得意ではなくても失敗しても、
頑張って作ってくれる行為が嬉しいですよね!!
諦めないでチャレンジしてほしいです。
(そして上手くなってほしいです。)
妻が体調不良でバタンと倒れた時に、チャチャっと子供のお弁当作れるくらいできたら、最高!!
 
 
●小旅行、トレッキングなどアウトドア
 
キャンプ好きな夫婦はアウトドア派でした。
一緒にハイキングしたり、富士山など登山をしたり。
無心に歩いていると自然と手を貸し合うことも多いですし、
達成感も得られて何より気持ちが良いかもしれません。
海が好きな夫婦ではドライブするというケースも。
 
慣れない夫婦でチャレンジするにはかえって喧嘩が増えそうですが(笑)
こういうことが自然にできる夫婦は、歳が幾つになっても楽しく過ごしていけそうですね!!
 
 
●リラックスしたい
 
マッサージやエステなど、ご褒美感覚のリラックス体験をしたい妻も多いようです。
もはや、「夫婦」の結婚記念日とは離れていっているような気がしますが(笑)
 
近年では夫婦のプランもあるので、夫婦揃ってマッサージに行くのも良いかもしれません。
ジムの珍しいプランやヨガなどのゆったりスポーツを夫婦そろって体験するのも貴重プランですね。
これを機に身体のメンテナンスや人間ドッグなどもアリなのかも…
 
 
●後に残るプレゼント
 
ネックレスや指輪、手紙まで、
これは様々。
夫婦の数だけ、夫婦それぞれの幸せの形がありますよね。
 
優劣でもなく、夫婦が仲良くやっていることが一番。
しかし逆説的ですが、仲良くやれるために「結婚記念日」を大事に考えてみるのも一案ですね(笑)
 
 
【結論】
 
とにかく。
少し特別なことなら、何でも良いんですよね!!
「記念日」に託(かこつ)けて、普段できないことを、やりたいんですよね。
 
 
そんな、妻たちの本音は…
 
夫にプランを考えてほしい。
 
という声が多数。
 
(また、その考えてくれる姿勢が嬉しい。)
※しかし、結局何もしなかったら何も考えてなかったことと同じになるので、ご注意ください。
 
とりあえず豪勢なことは良いから、
お互いに日頃の感謝を込め、手始めに結婚記念日に手紙でも書いてみたらどうでしょうか。
花やケーキは消えてしまうけれど、消えてしまわない想いを形に残せることはとても嬉しいですよね。
 
私も今更ながら手紙でも書いてみましょうか。
小言ばかりにならないように気を付けます。
 
 
◆「記念日マーケティング」とは
 
さて、夫婦の記念日ということで、「結婚記念日」に気を取られていましたが、
昨今では消費促進のための「記念日マーケティングというものが増えています。
 
記念日マーケティングを行うメリットは?
 
企業独自の記念日を設定する、すでにある記念日に合わせたキャンペーンを実施するなど、記念日を活用したマーケティングを行っている企業は多数存在します。
記念日マーケティングというと、グリコが実施している「ポッキー&プリッツの日」のようにマスメディアを大々的に活用するイメージがあるかもしれません。
ただソーシャルメディアが普及した今は、オリジナリティの高い企画を打ち出せば拡散が生まれる可能性があります。
 
とはいえ、記念日マーケティングは今に始まったことではありません。
江戸時代に旬を過ぎた鰻を売るために平賀源内が生み出したと言われている「土用の丑の日」も記念日マーケティングの一環です。
 
ポッキー&プリッツの日」や「土用の丑の日」のように、特にBtoCで単価がそれほど高くない商材を対象にした記念日を制定することで、自然と消費を促せる可能性があります。
 
拡散を生み出すためには記念日のオリジナリティや企画力が肝となります。
 

 

 なるほど。

 
確かに、ハロウィンもバレンタインデーもホワイトデーも、
私が子供の頃よりも圧倒的にイベント色が強くなりました。
 
最近では「プレミアムフライデー」というものが騒がれましたよね。
 
個人的には「ポッキー&プリッツの日」以外はどうも頭に入ってこないのですが、
どの記念日にも、企業の熱心なマーケティング戦略の様子が垣間見れます。
 
うまく浸透すれば、広告を打つよりも安価に商品も売れますよね!!
 
 
そんな「記念日マーケティング」。
 
サイト内にもありましたが、
記念日は、日本記念日協会に申請して審査を通過すれば制定できるとのこと!!
 
そんなに簡単なのでしょうか??
 
そして記念日協会のホームページ…
面白いです(笑)
 
 
なんだこの記念日!!
1人突っ込みたくなります。
 
本当に、誰でも気軽に申請ができるようで、「申請書」のダウンロードも可能です!
 
しかし、どうやら、やはり申請には審査会における審査が必要のようです。
審査が通り晴れて「合格」となった場合は、
記念日登録料が1件10万円(税別)かかるのだとか。
 
さすがに個人的な結婚記念日は、そう易々と申請はできませんね(笑)
 
何かインパクトのある、良い記念日の案はないでしょうか?
考えてみるのも面白いですね。
 
これからも「記念日マーケティング」、ますます注目度大です。
同様に、個人的には家庭における「記念日」にも進化を求めていきたいと思います!!

蛍とシロツメクサと砂遊びと、「足るを知る」とは。

こんにちは!
ハチです。
 
先日、娘と娘の友人たちと、蛍を見に行きました。
 
都心からそう離れていない、ひっそりとした住宅地近くの川沿い。
本当にホンモノの蛍がいて驚きました!!
 
私自身、子供の頃にケージに入った蛍は見たことがあったけれど、
自然の中に生きる蛍を間近に見たのは初めてかもしれません。
 
大量に飛んでいたわけではありませんが、
木の上の方までフワ~っと浮いていく蛍や、
目の前の葉っぱの先にチョンと乗ってゆっくりと光る蛍もいました。
 
5歳の娘が、
「ピンクとか青には光らないの?」
と不思議そうに聞いてきました。
 
近くのおばさまが
「想像力豊かだね~」
とフォローしてくれましたが...笑
 
現在の子にとって、光というのはカラフルなものなんですかね。
「ええ!?」
と私にとっては仰天質問でした^^;
 
ふわふわ優しい光で飛んでいる蛍は本当に可愛くて、癒されます。
 
しかし私の感動をよそに、
子どもたちは
「眠くなっちゃった~」
とグズグズ。
 
20時前後でしたが、真っ暗なところにいると途端に睡魔に襲われるようです。
帰り道はみんな夢遊病のように歩いていました(笑)
 
 
 
とある日は、河原近くの原っぱで見つけたシロツメクサに夢中。
 
山のように咲いていたので摘んでは花束にしたり、
花冠を作ってもらったり、髪飾りにしてみたり。
 
持ってきたボールや縄跳びはほぼ手つかず。
 
もうシロツメクサのシーズンも終わりますが、
まだまだ咲いていてほしいです!!

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(嬉しい花束♡)

 

とある日は、お友達と近所の公園へ。
 
遊具は滑り台やブランコくらいしかありませんが、
ひとたび砂遊びが始まると、小学生のお姉さんにリードしてもらいながら、熱中し出しました。
 
シンプルにスコップやバケツを使って、
水を運び、穴を掘って、山を作り、トンネルを作り...
 
ただそれだけなのに、3時間!!
 
ふと周りを見回すと、
小学校高学年くらいの女の子たちも黙々と砂遊びをしていました。
 
つるつる綺麗な山を作ったり、
売り物になりそうなほどの強度のある泥団子を作っていたり、
高学年らしくクオリティの高いものばかり。
 
中学や高校などで本格的な美術をやると、
彫塑(ちょうそ)や立体的なものを作ることもありますよね。
砂や土に触れている子ほど、器用になるかもしれません。
公園でも学びがたくさん。
 
ももっと娘たちに公園遊びさせようと思ったのでした。
 

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(この後は見事に泥だらけ~)
 
子どもが遊べるもの、場所はないかとインターネットで色々と調べることは多いですが、
身近なものや場所を使うことでも十分楽しめるものですよね。
 
これから夏休みにかけ「遊んで遊んで!!」とせがまれることが増えますが、
原点回帰で近所の公園や河原など、いかがでしょうか。
 
虫取り網があれば2時間くらい走り回ってくれますよ!!
 
 
◆「足るを知る」
 
「知足者富」
=「足るを知る者は富む」
 
という老子の言葉があります。
 
最近この言葉と再会したのは、とある不倫ドラマの1シーンなのですが(笑)
 
どんな人でも、どんな場面でも、
自分に置き換えると気づきの多い言葉のように感じます。
 
よく「無いものねだり」と言いますが、
 
子育て真っ最中で社会から孤立しているような気持ちになる時は、
独身でバリバリ働いている人がキラキラ輝いて見えるものです。
その逆もしかり。
 
男性でも女性でも、
キャリアを順調に重ねても何かが足りないように思えたり、
家庭を築けば独身を謳歌している人がうらやましく見えたり、
自分の価値をどのように感じたら良いのか不安になったり、
もっとこうありたいという自分の理想を考えるほど満足できなくなったり、
今よりも居心地の良い居場所を見つけたくて気持ちが落ち着かなくなったり...
 
隣の芝生が青く見えるものですよね。
 
子どもにも、
最新のおもちゃがなくても、
特段裕福でなくても、
何を一番「幸福」と感じてほしいのか。
感じたいのか。
 
考えさせられます。
 
ディーセントワークにも、現在のキャリアに悩む方は多くご相談にいらっしゃいますが、
先日代表の高橋がこのようなことを言っていました。
 
「好きな事をやる」というのは「好きにやっていい」という事ではないです。
サッカーは好き、でも筋トレは嫌い。
野球は好き、でもピッチャー以外はやらない。
これでは何者にもなれません。
好きなことをやっていい。でもその好きな事の中には
嫌な事、苦手な事、やりたくない事も入っている。
それでもやり続けるから、何者かになれるわけです。
だから苦手なことや嫌なことと向き合い、乗り越えていくスキルが必要なんです。
したがって、「好きな事【だけ】」をやらせてしまうと、それこそ何者にもなれないんじゃないのかなと思います。
 
一流でもないし、金持ちでもない。
嫌なこともあるし愚痴もたまにはいうけど、
それなりに稼いで、まぁまぁ辞めたら困ると言われるくらいのキャリアで、
まぁ家族を食わせて、たまに旅行に行って、それなりに幸せですよ。
という平凡な人生ほど、実現することは難しく手に入りづらいです。
素敵だと思いますけどね、平凡な人生。

 

本当に、健康ありきな「平凡」ほど有難く、
手に入りづらいものなのかもしれませんね。
 
自分にとっての「足る」は何でしょう。
シンプル且つ、難しい問題です。

ランドセル争奪戦とエンジニア事情。そして6年後の使い道とは?

こんにちは!
並んで歩く娘が、私の白シャツの裾で口の周りを拭いていたことに衝撃を受けたハチです。
 
そんな5歳の娘も、来年の4月から小学1年生。
 
ついこの間までバブバブ言っていたのに…
ついこの間までヨチヨチ歩いていたのに…
ついこの間までイヤイヤ騒いでいたのに…
 
親にとって、衝撃的な早さです。
 
というわけで、そろそろランドセルを買う時期に差し掛かかった我が家。
友人たちと比較検討し始めました。
 

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見れば見るほど、わかりません…。
最近は種類が多すぎて、親も子どもも迷いますね!
困ってしまいました。
 
ランドセルが指定の私立小学校では問答無用ですが、その方が迷う必要がなく有難いかもしれません。
 
そんな折、エンジニアをしている友人とのランチ中、
 
「去年、人気のランドセルメーカーのサイトが落ちたらしいね。業界でも噂になってたよー」
 
との言葉。
 
そうそう、去年の初夏のこと。
 
某人気老舗ランドセルメーカーのサイトは予約解禁日に全国から注文が殺到し、数時間もアクセスできなかったとか。
正常に機能するまで数日かかったという話も聞きました。
 
こちらが去年のニュース。
 
どうやら去年はサーバーダウンにより、更に店舗に人が殺到し炎天下で何時間待ちの混雑だったようですね。
 
さて、今年はどうなるのでしょう…。
 
 
◆人気ランドセルメーカーとエンジニアとのホットな関係
 
しかしながら、「エンジニアあるある」ではこういう話も。
 
障害起きると、オールスター集合みたいにホワイトボードの前に集まって、時系列書いたりしますよね。
そして大抵夜中まで対応するからみんなテンションがおかしい(笑)
不謹慎ですが、システムエンジニアは障害対応をすると成長するみたいなことがあります。

 

「わかる!!」という声が聞こえて来るものなのでしょうか!?

 
歓迎したくないけれども、起きてしまったら仕方がない。
新人さんたちにとってはより知識や経験を深め、成長できるチャンスにもなるんですね。
 
親たちはランドセルのことしか考えていませんが、
その陰では実はこのような涙ぐましいエンジニアさんたちの仕事ぶりがあるのです。
 
「システム屋だからこそ、人気ランドセルを無事に買うことができた」
などという心強いパパのブログも拝見したほど。
 
そして、ランドセルメーカー自体でも優秀なエンジニアを欲しているというのは、こういう背景もあるのですね。
 
意外にもランドセルにとって身近な、エンジニア事情でした。
 
 
◆そして、今年のランドセル戦争はいかに?
 
昨年はトラブルに見舞われた、大人気の老舗ランドセルメーカーさん。
今年はサーバーを強化し、ランドセルの種類によってネット上の発売開始日をずらすとのこと。
 
そしてお店に先駆けてWEBサイトでご注文を開始することで、販売開始直後のお店の混雑緩和を図るようです。
 
また、WEBにて最初に販売オープンする代わりに、「ランドセルを見たり背負ったりできる先行展示期間」を長めに設けたのも工夫の一つ。
WEB販売の数日後に店舗販売をオープンするのだとか。
 
考えられていますね!!
 
おそらく、去年よりは進化したであろう、人気老舗ランドセルメーカーのWEBサイト。
期待して、パソコン前で待機してみましょうか。
 
職人さんが一生懸命作り、
システムをエンジニアさんたちが支え、
無事に子供たちの手元に届くよう更にまた様々なスタッフが尽力してくれるからこそ。
 
そう考えると、手に取るランドセルの重みもまた、違ってくるでしょうか。
有難さもまた、ひとしおですね。
 
 
◆ランドセルは6年間でお役目終了?使い道は?
 
子どもたちと6年間、泣いたり笑ったり喧嘩したり、苦楽を共にしたランドセル。
使われなくなったランドセルはどうするのでしょうか?
 
「大切にとっておきたい」という声もわかります。
リメイクでキーホルダーにするというのも増えているようで、可愛いですよね。
 
どうにかして取っておきたくなるのは、子どもよりも、
むしろ子どもが新1年生の時を思い出す親の方かもしれません(笑)
 
一方で、「寄付」という道もあります。
 
もう間もなく締め切りですが、例えばこちら。
(毎年開催されると思います。)
 
ジョイセフ

 
「想い出のランドセルギフト」
想い出のランドセルギフトとは、使われなくなったランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる活動です。子どもたちが学校で学び、読み書きができるようになることで、自分や家族の健康を守る知識や情報を身につけられるようになることを目指しています。

 

「12、13歳で結婚する女の子たち。妊娠・出産の環境は・・・」

アフガニスタンでは女の子たちは十分に教育を受けられないまま、12~13歳で結婚し、出産を始めることが少なくありません。
母体が十分に発達しないままの妊娠・出産は、妊産婦死亡、新生児死亡の危険と直結しています。
また文字の読めない妊産婦は、保健や衛生の知識や情報を印刷物から得て理解することができず、妊娠・出産・育児における適切な手当てができない状況にあります。
夫や姑などの家族が、妊産婦が情報を得ることに対して協力的ではないことが多いことも問題です。

 (「国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)」HPより引用)

 
サイトの本文にもありますが、
「読み書きができることは、赤ちゃんを安全に産み育て、自分と家族の健康を守ること」に繋がります。
 
★寄付の方法
寄贈するランドセルを用意し、海外輸送経費の1800円を振り込み、指定倉庫へランドセルを送るだけでOK。
 
思い出深いランドセルではありますが、使われなくなったランドセルがこうして誰かの役に立つのならば、素晴らしいことですよね。
 
また、こうやって引き継いでも簡単には崩れない、日本のランドセルメーカーの質の高さ!!
誇りですね。
 
 
上記「ジョイセフ」への寄付を目的に、企業の取り組みもあります。
 
「ブランド売るなら…」というフレーズで有名ですが、ランドセルもこのように回収し、寄付をする取り組みをしています。
 
軽量で丈夫な人工皮革として「クラリーノ」が有名ですが、株式会社クラレの作っている素材なのです。
 
 
子どもたちの「ランドセル」。
 
6年間、子どもたちの学びや友情の場を見守り、
健やかに育ってくれるよう、力強く暖かいパートナーであって欲しいです。
 
そしてその後もずっとずっと、少しでも長く、「子供たちに背負われる道」があるのならば、更に幸せなことかもしれませんね。
 
既に大人になった「あなた」が背負ったランドセルも、もし仕舞われていたら、再利用を考えてみるのはいかがですか。