decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

子育ては修行 〜子育て生活で買ってよかったものシリーズ〜

こんにちは、魚骨です。
子育ては毎日戦いなんですけど、
そんな中、心強い味方になってくれたものたちを紹介したいと思います。

どれもたかが数千円くらいで生活が劇的に改善しました!!

生み出してくれたアイデアと技術の進歩に心の底から感謝!

記事中、なんども最高!と連呼してしまうくらい最高!
なので同じ悩みを持っている方はぜひお試しください!


【抱っこや抱っこ紐での寝かしつけは体への負担が大きい問題】

*バランスボール

ダイエットのためではありません。
寝かしつけに最強のツールとはバランスボールだと思います。

やり方はかんたん。
子を抱っこ紐で抱っこし、バランスボールにそのまま座り、
TVでも見ながらびょんびょん揺れるだけ。

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これがほんとに最の高。
我が家に遊びにきた3人の0~1歳児も、数分間これをするだけで全員寝てくれました。

私自身が小柄なくせに子は大きめベビーというのもあり、
抱っこ紐寝かしつけで足腰を痛めてたのが、本当に軽減されました。
バウンサー上で大暴れするようになったらオススメです!

今、寝かしつけは添い寝トントンで寝てくれるので、
最近は息子のおもちゃとして生まれ変わって活用されております。

 

【風呂場が戦場と化す問題】

*シャワーラック

動き回るようになった息子。
お風呂の度に、シャンプーラックをなぎ倒し、石鹸を食おうとし、
風呂場は戦場と化しておりました。
自分のシャンプー中も目を閉じれたもんじゃありません。
そんなわけでシャンプーなどバスアイテムを届かないところへ置くことを検討。

そして出会ったのがこれでした。

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シャワーラック(SSR-2350) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット


もう完全勝利です!!絶対届くまい!!
息子が恨めしげにシャンプーラックを見上げている間に、
自分がシャンプーできるの最高です!

これを考えた人は神様じゃないかしら?

 

【食べこぼしがすさまじい問題】

*液体も吸い取れるハンディ掃除機

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これは食べこぼし処理に最高。
子の椅子の下にレジャーシートなど敷く必要なし。
ごちそうさまをした瞬間に子の周辺をガーッと掃除機をかけてしまえば、最小限の被害で済みます。

しかも液体も吸い込めるの最高。
いくらこぼれにくいストローマグだって、怪獣にかかれば全こぼしなんてしょっちゅうです。
雑巾何枚あっても吸い取れない被害も、
ざっとハンディ掃除機で吸ってしまって、残りを雑巾で拭けばスッキリ♪

 

【掃除機をかけると追いかけっこが始まる問題】

*自走式コードレス掃除機

普通、赤ちゃんは掃除機怖がると思ってたんです。
ところがどっこい、息子は果敢に掃除機に戦いを挑む子でした。
掃除機をかければウロチョロついてきて、
なんとか撒いても後ろでコードを引っこ抜かれて強制終了。

掃除機かけるだけでも面倒なのに、息子の邪魔が入るともう億劫の最高潮。

ルンバも検討したのですが、引きこもり生活をしている我々はルンバが活躍する時間(留守時間)がほぼないため断念。

ですが、コードレス掃除機に変えたら、掃除機かけよかなと思った時にサッと取り出せて、息子が足元に来ようともサッと逃げられて最高にストレスが軽減しました!

しかも自走式はそうでないものと比べるとめちゃくちゃ軽い!!
電気屋さんで実際体験してみるとその違いに感動すら覚えるよ!

 

ーーー

 

以下は吹聴していいかわかりませんが、
通常の用途とは違う使い方を独自に編み出したもの。
安全は保障されないので、やってみたい方は自己責任でお願いいたします。


【ベビーガード、次引っ越したらサイズ合わないかもしれない問題】

*ベビーガード代わりのつっぱり棚

ベビーガードって大きめのものになればなるほど結構お高いんですよ。
我が家はリビングとキッチンの間の幅が1.5mほど。
しかもうちはいつ引っ越しになるかわからない転勤族。
せっかくベビーガードを買っても次の家で使えるかどうかはわからないのです。

といわけで買ったのがトイレなどに取り付けるポールつっぱり棚。

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ポールつっぱり棚(P73-112) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット

※実際はこれより大きいサイズのを購入しました。

これを横に取り付けるという暴挙。
しかし耐荷重20kgということもあり、10kg近くの息子が全体重をかけようとも今のとこびくともしません。

少し成長すると足を隙間に引っ掛けてよじ登ろうとしてきたので、
百均の網を取り付けて、足をかけらないようにしました。
これで我が家のキッチンの平和は保たれました。

いずれベビーガードとしての役割を終えても、
いつかトイレの棚として活躍してくれることでしょう。


【風呂場が戦場と化す問題 その2】

*お風呂代わりの衣装ケース

前述の通り、お風呂で動き回る息子。
ベビー用バスチェアを導入したこともありました。
しかし固定されれば、さらに激おこの息子。
バスチェアごとひっくり返り、断念。

寒くなってきたのものあり、息子専用風呂としてプラスチックの衣装ケースを導入しました。

私が自分を洗っている間は、おもちゃと共にこれに入って温まっててもらいます。

もちろんこの中で立ち上がってすっ転んで溺れかけたり、飛び出したりしたこともありましたが、「マジで死ぬからお願い、風呂の中では立たないで」と目を爛々させて説き伏せたところ、大人しく座ってくれるようになりました。

危ないことはバスチェア同様ありつつも、固定されてないとリラックスするのか
おもちゃで遊んでてくれるので息子との相性はよさそうです。

しかし実は先人たちも既に考えられており、友人からこのような商品があることを教えてもらいました。

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商品ラインナップ | Swimava Japan/スイマーバジャパン公式サイト


確かにこちらのが安全。見た目もきゃわわ。

バスチェアで暴れ狂うお子さんはぜひこちらを試してみては!

子育ては修行 〜優先順位の3番目は自分のため〜

こんにちは、魚骨です。

子育てって毎日毎日ものすごいデイリータスクの嵐です。
何が忙しいのかよくわからないうちに、いつの間にか日が暮れています。
またタイミングがこちらの思う通りにいかないことも多く、
逐一、子の対応しているうちに自分のことはだいたい後回しになってしまいます。
なので夜になる頃にはぐったりぽん。

 

”子どもを死なせない”最低限のレベルにこなせばいいならまだしも、
我々人類は社会の中で文化的な生活を営んでいます。

”健康的な、それ相応の人間らしい生活習慣を身につけさせる”
となると殊更やることも増えます。

 

世の中、これを子どもにやってあげたらいい情報だらけで吐きそうになります。

子育てブログを見れば、片付けられた部屋で、バッチリメイクをしたお母さんが、朝からきれいに盛り付けられた離乳食をあげてるキラキラ記事ばかりなのです。

育児書には規則正しい生活は朝の習慣から〜とかのたまってるわけです。

根が真面目な我々日本人は、できない自分自身を責めてしまうのです。

できるかっての!!そんなお母さん、ツチノコか!?

 

というわけで日々疲弊しているお母さまの子育てハードルを下げるために、
我が家の朝一番の日課をご紹介しましょう!

 

子の気がとられるようにTVをつけ(脱走防止)

その前のローテーブルにつかまり立ちさせ(着替えさせやすいスタイル)

ちぎった食パンを勝手に食べていただきながら(すぐに準備ができる朝食)

子の体の保湿&オムツ替え&着替えを行う。

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で、私の作業が終わってから、朝食の続きでバナナやらヨーグルトを与えます。

 

やーひどい。生活習慣上よくないことだらけですねー。
保健師さんにバレたら怒られるわー。
でもなぜこのスタイルに落ち着いたかというと子と私の要求の折衷案です。

 

朝の優先順位としてはこんな感じ。

ーーー

優先度1 : 子どもの空腹(朝ごはんをあげる)
優先度2 : 子どもの肌の保湿(クリームを塗る)
優先度3 : 私の体力温存(子を脱走させない)

ーーー

なぜのこの優先順位かというと、
朝6時。子は10時間寝続けて腹ペコで私を叩き起こしにきます。
子の空腹は手に負えないので最優先。

そして夫婦揃ってアレルギー体質、特に私は子どもの頃にアトピーで苦労したので、
なんとか子どもはアトピーにさせたくない。
乳幼児期に保湿をしっかりしていればアトピーになりにくいらしいので、
一般的には優先度の低いであろう ”肌の保湿” の優先度が高くなっています。

くわえて私は最高血圧が2桁の超低血圧なので、寝起きでフルパワーで動いたら倒れる。
俊敏に動く子どもを朝から追いかけてたら、それだけで体力ゼロになります。

というわけで全てを同時に満たす、合理的なこのスタイルに落ち着きました。

 

そりゃね、朝起きてからTVもつけずに保湿や着替えを終わらせて、
朝ごはんはきちんと座らせて、栄養バランスのよい出来立てのものを
一緒に食べるに越したことはないでしょう。

でも子はおとなしく待ってはくれないし、私が倒れたら生活が全て破綻してしまうがな!!

 

朝ごはんは座って食べるものっていつかはわかるはず。
ちょっと待ってねが通じる日もいつかはくるはず。
野菜やら肉やらはお昼や夜に食べれば1日の栄養素的には大丈夫。

と世間の ”やらねばならない” 圧力にたまに押しつぶされそうになりながらも、
こう自分に言い聞かせてます。

 

 

1年間子育てを経験してみて、毎日の生活を平和に過ごすためには
いかに自分の体力を温存させ、自分の機嫌がいい状態を保つかということだと気づきました。

朝の日課一つとっても、何を優先させるかは家庭によって違うと思います。
うちでは子を空腹で待たせないことと、アトピーのリスクを軽減させることが
私なりの愛なのであります。

でもやってあげたいことはたくさんあれど、優先順位の三番目には”親の楽さ”をいれちゃう。
息子よ、ごめん。でもその代わり、1日ご機嫌でいるから許しておくれ。

 

というわけで今日もインスタに全くあげられないようなひどい生活を
子と機嫌よく過ごすことを目標にがんばるのでした。

子育ては修行 〜おっぱいはエロではない〜

こんにちは、魚骨です。
先日、1歳になった息子は卒乳いたしました。

 

男性もお読みになるこの記事で、おっぱいのことを書くのもどうかと思ったのですが
本記事は全くエロいものではありません。

 

子供を産むと”おっぱい”という言葉は全くエロい言葉ではなくなります。
言葉どころか存在も別にエロくない。

もはや恥ずかしいものですらなくなり、
ママ友同士ともなると公共の場でおっぱいトーク

なんならその辺でペロンと出して授乳したいくらい。
産むまでは両親の前で胸を出すなど、思春期以降全くなかったのに、
授乳期は平気でペロンと出して授乳してしまいます。

だっておっぱいは子どものライフライン!!
恥も外聞もへったくれもないよね!

 

そんな(本来の意味での)おっぱい冥利につきた日々も、卒乳と共におしまい。

出産するまでは授乳って、すごいほんわかした何だか尊いものだと思ってたんですよ。

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まぁ現実はまったく違いますよね。
卒乳した今、この一年間のリアルなおっぱいライフを振り返ってみたいと思います。

 

*授乳激痛期(新生児のころ)

冷静に考えりゃ当たり前なんですけど、

乳首吸われるってクソ痛いんですよ!!

吸われるんですよ、乳首を。

皮膚として全く丈夫でない場所を。

赤子も生きるために必死ですから、ダイソンばりの吸引力で。

吸われすぎて赤くなった乳首をケアするために馬油を塗ったり、
さらには乳頭保護器という乳首を保護するカバーもあるし、
友人は乳首が切れて血が出て、治りかけのかさぶたも吸われて剥がれてまた血が出て、の繰り返し。
オカン共はみんな最初泣きながら授乳しているのです。

授乳の大変さをお父さんにご理解いただくためにも、乳首を吸われるという体験を両親学級のカリキュラムに加えていただきたい。
各自治体よ、頼む。


*授乳腹ペコ期(生後1〜3ヶ月)

それも慣れてくると痛くはなくなりますが、全くもってほんわかでもありません。

子が生きるために必死におっぱいを吸うなら、母も供給するために必死。ものすごくお腹が空きます。

だから与えながら食う。

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よく育児書には「授乳はお母さんと赤ちゃんの肌と肌が触れ合うコミュニケーションの時間。授乳中は赤ちゃんに話しかけながら与えましょう*:・'゚☆ 」

なーんてことが書いてあるのですが、

実際(特に新生児期は)赤子ほぼ寝てるわ!
なんなら寝ながら、ウンコぶりぶりしながら、おっぱい飲んでるわ!

この後、いつぐずり魔人に変貌したり、ウンコ漏らしたりするかわからないから、オカンだって食える時に食わねばなりません。
それに食べないと母乳出なくなりますから、マジで!

まさか食べながらおっぱいあげるなんて思ってもみなかったよー。
育児書はほんとのこと書けよー。


*授乳倦怠期(生後3〜9ヶ月)

子が3ヶ月になった頃はこちらを見ながら、手で服を触ったり握ったりしながらおっぱいを飲むようになったので、ここまでくると上記の育児書の意味もわかります。
なかなか我が子かわいいです。 

さらに少し成長すると、授乳中に胸ぐら掴む、殴る、蹴るなど動きも激しくなってまいります。
暴行してきながらも、おっぱい吸ってる、という最高にかわいいツンデレを見ることができます。

 

が、子育て疲れも蓄積して疲弊してくる時期。
そして一日も授乳回数も5~8回だったりして、もう何百回したのか授乳、あと何百回あるのだ授乳という気分にもなってきます。

要するに飽きてきます。尊いどころか超日常。

 

というわけでしちゃうよねー、スマホ授乳。

世間ではスマホ授乳は赤子に悪影響だ!!なんてことも聞かれましたが、
むしろ私はスマホある時代に出産してよかった!と思いました。

まだまだあまり外出もできず家の中で一人子育て奮闘することが多いお母ちゃんが唯一、他の大人とコミュニケーションできるチャンス。息抜きです。

スマホなかった時代は一体どうやって息抜きしてたのでしょう。。

 

そして赤子が起きて遊んでる時にスマホをいじるよりもよっぽどいいと思うのです。
授乳が終わったらスマホをしまって一緒に遊んであげれば、きっとおっぱいの時にスマホをいじられたことなんて忘れてることでしょう。

 

ちょっと大きくなってハイハイできる頃になっても私はスマホ授乳してました。
なぜなら授乳してない時にスマホを出すとスマホを強奪されるから。

その代わり授乳が終わったら、抱っこして、高い高いして、くすぐって、二人でゲラゲラ笑うことにしてました。

スマホ授乳で育った我が子ですが、1歳過ぎた今、ものすごい笑いのハードルが低いお調子者に育っているのできっと大丈夫です。

 

*授乳は寝かしつけ用 期(生後9〜10ヶ月)

息子は食欲だけは旺盛だったので、離乳食が3回食になった途端に日中の授乳回数が激減しました。

むしろ寝かしつけするためにあげてたようなもんです。

 

そしてこの授乳で寝かしつけをしていたがために、息子の眠りが浅いことが先人たち(意識高いママ友)の教えで発覚。
10ヶ月で決死の夜間断乳したため、もうほんとにおっぱい不要説がでてきました。

 

*授乳惰性期(生後11〜12ヶ月)

夜間断乳に成功すると、泉のように湧き出ていた母乳が枯渇してきました。

大して出てないだろうし、もうほんとにおっぱいいらなくね?ってなったのですが、
この頃から言葉がわかるようになり

「おっぱいいる?」と声をかけると

「あーっあーっ!」と目を爛々させ、よこせよこせとこっちに寄ってきたので

それが面白くてあげてた節もありました。

 

むしろ「おっぱい」と声をかけないとおっぱいのことを忘れているようでした。

 

そしてこの時期、前歯が生え揃ったのです。

歯でおっぱいを噛まれると!死ぬほど!痛いのです!
歯が生えたらおっぱい卒業システムに今すぐ変更しろ!!

 

ということで子が大しておっぱい欲しがらなくなったのと、
噛まれる恐怖におののき、1歳になって授乳をやめました。

 

3歳くらいになっても授乳してるお母さんほんとすごいわ…尊敬しゅる…。

 

ーーー

 

かくして息子とのおっぱいライフが終了したわけです。
一年間吸われ続けたmyおっぱい、おつかれ。。ほんとよくがんばったよ。。

 

まぁオチとしましては、

授乳前よりもおっぱい、しぼんだんですけどーー!!??
もう用済みということか!?

じゃぁ男女平等にみんなぺったんこで、
授乳期だけで出てくればいいじゃないー!!

と声高に叫びたいと思います。

子育ては修行 〜子は自動アップデートするからお前ら必死についてこいよ〜

こんにちは、魚骨です。

息子がいつの間にか1歳になっていました。
あの壮絶な出産から既に一年なんて、どこかで時空が歪められたとしか思えません。

一年間子育てをやってみての感想は、
まっったく ”子育て” してねぇ」です。

子世話は毎日してるんですけど、育ててる意識はなく、
どちらかというと「子による親育て」な感じです。

なぜなら奴らは勝手に自動アップデートするから。

 

1歳1ヶ月の息子に、つい最近起こった自動アップデートです。

・昼寝が一日二回から一回になった
・三歩ほど歩くようになった
・ボタンを押せるようになった

こんなこと親から教えてできるようになったわけではありません。
周りを観察して勝手に学んでいったり体が成長したのです。

 

一番大変なのが、昼寝が一回になった事件。もはや事件。
それまで、昼寝は午前10時頃と午後2時頃という生活ペースをやっっっと掴み(このペースを掴むのだって大変だったんだ)、
やっっっと家事がうまい具合に回せるようになった矢先です。

全てを帳消しにされました。

いきなり午前に寝なくなり、昼12時に昼飯をあげようとすると眠いーーー!!と泣き出しました。そして14時くらいまで寝ました。

初日はたまたま機嫌悪かったのかな?と思っていたら、午前寝ずに昼間に寝るという日が3日続きまして。

もしや…これは…自動アップデートか…??

ピコーン💡

━┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃━
   ■■ [自動アップデート <仕様変更> のお知らせ] ■■

   お昼寝仕様を一日に一回から二回に変更しました!
   本変更に伴い、生活ペースを立て直してください。
━┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃━

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せめて事前に告知してよぉぉぉ。知ってたら前夜もっと早く寝てたよぉぉぉ。夕飯も作り置きしてたよぉぉぉ。

もうこのせいで家事やら食事のタイミングやら生活が全てめちゃくちゃです。
私自身も午前に一回寝ることにより一日の体力を持たせるよう調整してたのに、もう一日の体力がもたん。
そして午後も寝ないので、時間がもたない。部屋の中のおもちゃじゃ飽きたー!とグズるか、イタズラするか。

改悪だー!カスタマーサポート出てこーい!アプリストアの評価に苦情かくぞー!

特にこの睡眠に関する仕様変更は新バージョンリリースレベルです。突然、夜寝なくなったりね。

アップデートに気づきにくいし、日常生活全ての変更を余儀なくされます。
それでも親は歯を食いしばって、このアップデートに合わせて自分が変わるしかないのです。

 

 

歩くようになったのは喜ばしいことです。

━┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃━
   ■■ [自動アップデート <新機能追加> のお知らせ] ■■

   二足歩行機能を追加しました!
   本変更に伴い、転倒が増えます。転倒防止に尽力してください。
━┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃━

 

しかし息子は生後5ヶ月からハイハイ、6ヶ月から掴まり立ちと伝い歩き、7ヶ月には自立するというかなりハイスピードで機能追加してきました。

その割にはこの二足歩行アップデートだけが遅くないか?
ずいぶん前から床には転倒しても大丈夫なようにマットを敷いているぞ?

私がちゃんと育てて教えるのならば、ハイハイスタートをもうちょっと遅くしたかったし、もうちょっとペース配分うまい具合にするわ!と思うのですが、
それも彼自身の自動アップデートによるもの。

私にはなす術がございません。

 

 

ボタン押すのも必要な進化の一つですが、勝手に空気清浄機やら家電のボタンを押しまくるのでろくなことではないです。
叱ってもアボーンという擬音語が似合う変顔をかましてきます。

━┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃━
   ■■ [自動アップデート <新機能追加> のお知らせ] ■■

   ボタンを押す機能を追加しました!
   本変更に伴い、押されて困るものは全て部屋から撤去してください。
━┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃━

 

私だったら、どうせなら言葉の理解機能を先に持ってきてから、ボタンを押すという機能を搭載したいところです。

 

 

もしかしたらこれから言葉を教えるとか、着替えを教えるとかし始めたら子育て感が出てくるのかもしれません。

しかし初年度は”子世話” と ”子自動アップデート” でした。

毎日毎日、子の世話をしながら、いきなりくる自動アップデートに翻弄されてたら一年経っていました。

息子が私たちを親として育ててくれてる感じです。天使の顔をした鬼コーチです。

私たちちゃんと親になれてるかな。ちゃんと息子は幸せを感じているかな。

 

なーーーんて思いにふける暇なんぞなく!

オムツ替え脱走機能の処理スピードを早くするという軽微な修正が地味に追加され続けているので、今日もフルチン逃亡者を追いかけて一日が終わります。

 

鬼コーチどころか鬼軍曹だわ。めちゃくちゃかわいいけど。

「おおっ・・・」と思わず声が漏れるほどの重さを体感。メディアも注目の「妊婦体験」!!

こんにちは!
ハチです。
 
先日2月24日(土)、渋谷ヒカリエにて開催された「MOV市(モブイチ)」。
「働く=楽しい」を実例で紹介する企業や団体、個人が集い、イベントやブースが多数集結しました。
 
「MOV市(モブイチ)」とは、渋谷ヒカリエ8階のワークラウンジCreative Lounge MOVが主催する別名「仕事と働き方の見本市」として開催されたイベントです)
 
私たちディーセントワークも前年に引き続き、【妊婦体験&育児×仕事の両立体験】を実施しました!
 
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(大盛況!)
 
(★イベントの紹介ページ https://mov-ichi.com/exhibitors_schools/1231 )
 
少子高齢化も進み、身近に妊婦さんや赤ちゃんと触れる機会が少ないとされる日本。
 
生き方や働き方はますます多様化する中で、
妊娠女性しか体験しない「妊娠」という幸福ながらも圧し掛かる身体的負荷の実態は、
周囲の理解や協力が不可欠であるものの、想像するだけではなかなか理解しにくいのも事実。
 
ディーセントワークではこのイベントを通じ、
妊婦ジャケットやリアルな新生児の人形を使って物理的な「妊婦さんの負荷」や「新生児の重さ」を実感・体感していただき、
 
老若男女、そして独身既婚問わず様々な立場の方々に「妊娠」や「育児×仕事」を身近に感じていただくことを目的としています。
 
お陰様で今年のイベントでも、非常に多くの方が体験してくださいました。
メディアでもいくつか取り上げて頂くなど、注目度は前年に増して高まっているように感じました。
 
★こちらでも取り上げて頂きました。
 
ご参加いただいた方々、ありがとうございました!!
 
弊社のデキル女子・hisakoの協力を得て、多くの写真と感想が集まりましたので、
掲載の許可をいただいた体験者の方の写真と共にレポートさせていただきます。
 
 
【妊婦体験】
 
妊婦さんの体型。
 
ある日突然、このようなお腹の大きな身体になるわけではありませんが、
数か月かけ「ズシン」という重みと共に前にせり出してくるお腹との生活は、未知の世界。
 
装着に手を貸していた弊社のスタッフが「妊婦ジャケット」から手を離した瞬間、
ほぼすべての方が
 
「おおっ・・・」
 
と思わず声を漏らします。
 
この声が物語っているように、
それだけ「予想以上の重さ」を実感するということですね。
 
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無意識に、ジャケットを手で支えたくなるんです。
お腹を守りたい意識もあるかもしれませんが、予想だにしない重みをサポートしたくなります。
 
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男性もチャレンジ!
「しゃがむ」「かがむ」を体感していただきました。
 
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椅子に座るだけ、なのに、気合がいります。
「よっこらしょ」
と、だいたいの方が声を出してしまいます。
普段と違いすぎて思わず笑ってしまうくらい。
 
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男性がジャケットを着ている姿はご自身でもびっくりされます!
インスタなどSNSでも注目していただけるようです。
 
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寝る時も、「重い」ということが共感していただけました。
重みに圧迫されるので仰向けでは寝れないことや、起き上がる時も手をついて体重移動しながら行うことを説明させていただき、
 
「全く想像してませんでした!」
「寝て起きるだけで、こんなに疲れるんですね...」
「これは男性は体験すべきですね!」
 
などの言葉をいただきました。
 
 
<感想まとめ>
 
・男性
「自分にも幼い子供はいるが、妊婦体験はしたことがなかった。こんなに重くて大変なんですね。いろいろと反省しました」
 
・男性
「じわじわと身体全体に重みがきました。膝にきます!」
 
・男性
「仰向きで眠れないんですね。寝て起き上がるだけでこんなに大変だと思わなかった」
 
・男性
「こんな体験を出来る場所は、なかなかない。男性こそ体験した方がいいですね。やってみないと分からない」
 
女性
「下が見えなくて怖くて、階段を登れないです。揺れる乗り物で立ってるのが怖そうですね」
 
・女性
「年子や2歳差だと、このお腹で上の子供を抱っこしたり子育てしてるんですよね。すごいですね」
 
 
…なるほど。
 
  • 重い
  • 大変
  • 恐怖
  • 苦痛(膝など)
 
このあたりの率直な感想がストレートに、多く上がりました。
まさに、物理的な身体の負荷や苦労を実感していただけたようです。
 
 
このイベントで体験している10分足らずでも、
 
落ちたものを拾ったり、
かがんだり、しゃがんだり、
座ったり立ったり、
段差を昇り降りしたり、
寝そべってみたり、
家事やパソコン作業を想定してみたり、
更に上の子に見立てた幼児を抱っこしなければならなかったり…
 
それだけで、皆さんヒイヒイになります。
 
さらに、
実際のこのまま電車に乗って帰宅するとなると…
帰宅して寝るまでの生活を考えると…
これが何ヶ月もずっと続くとなると......
 
普段の生活とのあまりの違いから、思わずわずらわしく思えてしまうほど。
ジャケットならば当然、すぐにでも脱ぎ捨てたくなるような心境になりますよね。
 
そこに命の灯があるから、実際は愛おしいのですが。
それにしても大変な身体的変化です。
 
 
私が今でも大きな苦痛として覚えている日常の作業が、
「食器を洗うこと」でした。
 
お腹がせり出してくると、どうしてもお腹がシンクにつっかえるので、
腕一杯伸ばしてもお腹が邪魔して、蛇口まで手が届きにくいんですよね。
 
仕方なく上半身を少し前傾姿勢にして食器を洗うのですが、
食器を洗う10~15分ほど、
お腹の重さと背中から腰にかけての「耐え難いしんどさ」。
 
妊娠前は予想だにしない負荷でした。
頻繁にのけ反って上半身を伸ばさないと、息が詰まるようでした。
 
おそらく傍から見たら、ただ以前よりも前傾姿勢で食器を洗っているだけのように見えるかもしれません。
 
しかし、お腹にスイカのような重みがあるのに前傾姿勢で15分間その体勢をキープしなさいと言われたら…
アスリートでもない限り、男性でも音を上げると思います。
 
「食洗機」も主婦を助けてくれる夢のような機械ですが、
備え付けの食洗器に食器を入れるのも前傾姿勢キープなので、しんどいという声も多いようです。
やはり人の手が手伝ってあげることが一番、有難いのかもしれませんね。
 
 
もちろん、
このような物理的な重さに耐えることだけが「妊娠中の大変さ」ではありません。
 
 
まるで、
自分の身体なのに、「自分」ではないように感じる違和感。
 
ツワリでの気持ち悪さや食の変化、
だるさや今まで味わったものとは異なる疲労感。
 
何処かが痛かったり、スッキリしなかったり、
温泉やスポーツを我慢することが出てきたり。
 
涙もろくなったり、怒りやすくなりイライラしたり、
そんな自分が嫌に思えたり。
 
カフェインやアルコールなどの我慢やストレス、
免疫が落ちて普段以上に体調が悪くなりやすいのに
風邪をひいても薬が飲めなかったり。
 
思ったように家事ができなかったり、働けなかったり、
そんな自分が情けなく思えたり、
周囲に頭を下げることがしんどくなったり……
 
 
ちょっと思い浮かべただけでも、
物理的な重さ以外で制限されたり大変に感じることはもちろん、たくさんあります。
(もちろん、喜びも!!)
 
 
しかし、
せめて物理的な身体の負荷の体験を少しでも多くの方に実感していただくことで、
 
きっと想像力の幅が広がったり、考えもしなかった新たな発見があったり、
助け合いや思いやりなどの配慮、それらを表現する選択肢、手段が増えるように思います。
 
 
次回は、「赤ちゃん抱っこ体験」についてもレポートしたいと思います!

仕事と働き方の見本市◎2018.2.24(土)に、渋谷ヒカリエ8階にて<MOV市>が開催されます!(13時~19時)

こんにちは!

ハチです。

 

本日も雨あられ、なんという寒さ。

 

梅のつぼみはもう開きそうなところもあるのに…

まだまだ真冬と思ってしまうような風の冷たさに、心身ともに凍りそうになりますね。

 

物理的な低温による寒さはこたえますが、

ハートフルな人情に触れると不思議と身体まで温かくなるもの。

余裕がなくなっている自分を自問しながら、そんなことを思いました。

 

さて、今週の土曜日!!

 

1年ぶりに、例のイベントが開催されます。

 

◆MOV市(モブいち)

日時 2018.2.24 SAT 13:00-19:00
会場 渋谷ヒカリエ 8階

 

サブタイトルは「仕事と働き方の見本市」です。

 

その名の通り、「仕事」や「働き方」、そして「生き方」が多様化されている昨今。

互いに尊重し、認め合おうじゃないか。

そんなイベントの趣旨に賛同した企業や団体、個人が、一堂に集結します。

 

私たちディーセントワークも、昨年に引き続き参画いたします!

ご紹介ページはこちら。

mov-ichi.com

 

どんな方でも無料で、またまた妊婦体験をしていただけます。

男性でも女性でも、独身の方や学生の方も大歓迎です。

 

(ディーセントワークのブース紹介のページより、以下引用)

「赤ちゃんを抱っこしたことがありますか?」という質問に、みなさんはどのようにお答えされますか?

実は、独身の方のほとんどが「No」というそうです。今、働き方が世の中で広く議論されていますが、結婚、出産、育児という大きなライフイベントを迎えるにあたり、仕事はそこに大きな影響を及ぼします。女性の妊娠や育児というものはどれだけ負担がかかるものなのか。育児と仕事の両立とは、なぜそれほどまでに難しいといわれるのか。
これらを実際に体験していただくのが弊社のブースです。

 

兄弟も多かった時代は、思春期だろうと青年期だろうと、大人になるまでにある程度赤ちゃんを抱っこしたり、おんぶしたり、お世話をする機会が多かったと思います。

自分の親も含め、身近に妊婦さんを目にすることも珍しくはなかったでしょう。

 

しかし、近年はそんなご家庭は極端に減り、私たちも日常生活で意識しないと妊婦さんさえ目に入ってこない時代なのではないでしょうか。

 

私自身も、20歳ごろに親戚の赤ちゃんを抱っこするまで、赤ちゃんを抱っこした経験もありませんでした。

 

そんな時代を迎えたからこそ、そして想像力が欠如していると言われる現代人だからこそ、「実際に体験する」という経験の積み重ねによって、より「自分と異なる人」を認め合えたり尊重し合ったりして、より人としての豊かさや厚みを増すことができるのではないかとおもいます。

 

●昨年の感想

赤ちゃんは意外と重くてびっくりした。

妊婦のお腹になると、本当に足元が見えない。

お腹がくるしくてかがめないですね。

赤ちゃんをどうやって置いたら良いのか、扱いがわからない。

 

 

などなど… 昨年も率直な感想をたくさんいただきました。

まさに、私も最初に妊婦・親になった時に感じた気持ちです。

 

いくら人から言われても、頭で考えても、経験するのでは違います。

 

「本当に、こんなにズッシリくるんだ・・・!!」

 

という発見を、是非ともディーセントワークのブースで体感してみてくださいね。

 

「MOV市(モブいち)」公式ページはこちら

mov-ichi.com

 

MOV市 -Neighborland- とは

 

渋谷ヒカリエ8階のメンバー制ワークラウンジCreative Lounge MOVが主催する、仕事と働き方の見本市
pop-upショップ、占い、フォトスタジオ、新サービスやアプリのPRといった体験型ブースから、ワークショップやセミナー、トークショー、本格推理ゲーム、ライブパフォーマンスなどのアクティビティまで。
職種も年齢も国籍も様々なMOV member(=Neighbor)のひとりひとりが、自分自身のスキルやナレッジを披露します。出展者の詳細はこちら
すべてのエリアが入場無料*です。普段はクローズドなラウンジも、この日ばかりはフルオープンにして、みなさまをお待ちしています。どんな場所なのか、どんな人がいるのか、おもちゃ箱をひっくりかえしたようにカラフルで騒々しい会場で、多様な働き方・生き方をぜひ体感してください。*一部、有料コンテンツあり。

 

◆昨年のイベントレポートのブログはこちら

抱っこ紐でパニック。赤ちゃんを「上から入れる」って!? 誰でも「妊婦体験&育児体験」イベントレポート! - decent-work’s blog

 

いよいよ今週の土曜日!!

入場無料です。

渋谷ヒカリエの8階にて、楽しみにお待ちしております!! 

おままごとで有名なお人形「メルちゃん」と、消せるボールペン「フリクション」のただならぬ関係。

こんにちは!
ハチです。
 
小さい頃、何をして遊んでいましたか?
夫はガンダムだったそうです。
私はお人形を使った「おままごと」が長らくブームでした。
 
6歳と3歳の子育てをしている中、
クリスマスや誕生日などイベントは追いかけてきます。
 
子どもに喜んでもらいたいから真剣に選ぶプレゼント。
すっかり幼児の最近のおもちゃにも詳しくなりました。
 
 
そんな娘たちも、ブームの遊びの一つが「おままごと」
 
「おままごと(ごっこ遊び)」は、
三者の視点や感情を自然と認識したり想像したりすることの繰り返しで、
優しい心とともに社会性が育まれるとされ、非常に学びが多いそうです。
 
(以下、引用)

ごっこ遊びから子供が学べること
1.社会のルールを学ぶことが出来るようになる
2.自分の考えを伝えることが出来るようになる
3.社会的な役割を学ぶことが出来るようになる
4.人の気持ちに寄り添うことが出来るようになる
5.状況に対応する力を得ることが出来る
 
どうでしょうか。
「おままごと」はこんなにも深く、
子どもに良い影響を与えてくれる遊びだったんですね。
 
 
子どもたちを見ていると、
 
「ちゃんと綺麗に食べましょうねー」
「歯は、みがいた?」
「どこが痛かったの?だいじょうぶ?」
 
といった一般的なセリフから、
 
「いまちょっと忙しいから、後でねー」
「ママは帰ってきてからずっと立ってるのよ」
 
明らかに自分の模倣だと気づかされる口癖に恥ずかしくなったり、
日ごろの会話を顧みつつ反省したり・・・
 
こちらが思わず笑ってしまったりするような「おままごと」が日々、
繰り返されています。
 
話を聞いていると要所要所で突っ込みどころが満載ですが、
一生懸命にお世話をしている時はなるべく口を出さずに頑張ります(笑)
 
お世話する赤ちゃんの代用にはクマなどのぬいぐるみも多用されますが、
人の赤ちゃんに近い「抱っこ人形」で遊ぶお子さんも多いのではないでしょうか。
 
例えば、愛らしい抱き人形の「メルちゃん」
聞いたことありますか?
 
こちらです。
 

メルちゃん お人形セット おせわだいすきメルちゃん (NEW)

 
 
Amazonによる商品紹介ページより引用)
 
 
すっかり子どもたちには定番の「メルちゃん」なのです。
 
シリーズで着替えの衣装はもちろん、
専用の抱っこ紐があったり、
哺乳瓶があったり、
オムツがあったり、
お弁当があったり…
 
すぐにママになり切れて、ママ気分が味わえます。
 
私の娘たちも、それぞれ自分の「メルちゃん」を持っていて、
おもちゃのベビーカーに乗せながら、
部屋をあちこち移動し、何やらせわしなくお世話をしています。
 
 
そして子供たちが好きなお世話の一つが、
メルちゃんと一緒にお風呂に入ること。
 
実はメルちゃん…
 
お風呂に入れると髪の毛の色がピンクに変わるんです!
 
知っていましたか?
以前はそんな変化はなかったような気がしますが。
 
しかも、変化するのは綺麗なピンク色!!
 
妹の「ネネちゃん」は、ブロンドになるそうです。
 
お風呂に入れただけで髪の毛の色が変わるなんて…!!
 
子どもたち、みんな大喜びですね。
 
一方で、
ふと思いました…
 
何故、髪の毛の色が変わるんだろう。
どうしてそんな技術があるの?
 
不思議でした。
そもそもどのような仕組みになっているのだろう。
 
実は「メルちゃん」の製造メーカー、
あの有名な「パイロットインキ」さん。
おもちゃメーカーと言えば、
個人的にはバンダイタカラトミーという名前がすぐに浮かんできましたが、
実は今や、パイロットインキも有名な玩具メーカーなのです。
 
パイロットインキという社名からは、ボールペンをイメージしますよね。
 
実際、株式会社パイロットコーポレーションさんのメイン事業は「書く」ことを支えるペン事業です。
 
中でも、
消せるボールペン「フリクション」シリーズは誰もが知っていて、
使っている方も多いのではないかと思います。
 

こすると消えるフリクション | PILOT - パイロット

(以下、引用)
 
今から40年以上も前のこと、ある研究者が一夜にして変わる紅葉を見てこんなことを思いました。
「この魔法のような変化をビーカーの中でも再現したい」。
こすると消える「フリクション」の物語が、幕を開けた瞬間です。
製品化までに費やした年月はなんと30年。数えきれないほどのトライ&エラーを繰り返し、
2005年、ついに「フリクションインキ」が誕生したのです。
 
当たり前のように使っていたフリクションボールペン。
でも、こんなドラマが詰まっていたとは…!!
 
本当に画期的で、今までにない機能を兼ね備えたボールペンでしたね。
ヨーロッパで先行発売されたときは、爆発的なヒットをしたそうです。 
 
以下の、パイロットインキさんの開発事業部のページもなかなか面白いです。
 
 
お湯、水、紫外線などによって、様々に変化するインク。
色の変化だけでなく、色自体が消えることも特徴的です。
 
「視認性に優れた感温素材」
 
まさに!!ですね。
一つ一つの商品も、まるで手品のようです。
 
そう、そんな「消せるボールペン」であるフリクションの技術こそ、
元をたどれば「メルちゃん」の髪の毛の色の変化を応用したものだそうです。
 

F&S Frixion「メルちゃん」とフリクションの意外な関係とは…? | F&S FRIXION

 

(以下、引用)

メルちゃんのヒミツ、それは

お風呂に入れると、髪の毛の色がピンクに変わること!

 

これがどうしてパイロット社ならではなのかというと、メルちゃんの髪の毛の色が変わる仕組みは、フリクションのインキの開発のヒントとなった「メタモカラー」が関係しているからです。

 

メルちゃんの髪の毛は濡れると色が変化すると思われがちですが、フリクションと同様に温度で変化します。お風呂のお湯でピンクに変わったメルちゃんの髪の毛は、冷たい水をかけてあげると元に戻ります。

 

メタモカラーはパイロット社が1975年に開発し、特許を取得した「温度によって色が変化するインキ」です。フリクションインキの前身ですね。このメタモインキで筆記具を開発するよりも先に、インキを使った小物や玩具が製品化されるようになりました。

 

そこから研究を重ね、何度もトライアンドエラーを繰り返し、温度でインキが無色化するフリクションインキが誕生したのです。

 
秘密は、メタモインキ!
 
メルちゃんというおもちゃの髪の毛の技術と、
有名なフリクションボールペンの技術が繋がりましたね。
 
まったく接点がなさそうだった超有名商品の2つ。
それが、ただならぬ関係だったとは… 
 
面白いですね。
 
他にも技術を応用し、パイロットインキさんは様々なヒット商品を生み出しています。
 
◎スイスイお絵描き
 
◎お湯と氷水で色が変わる玩具シリーズ
 
どのおもちゃも、見かけたことがあるのではないでしょうか。
 
今でこそ当たり前のようにおもちゃに浸透している技術も、
こうしてみると深い歴史とワケがあったんですね。
 
多様な変化にまだまだ可能性を感じるとともに、これからのおもちゃ開発も楽しみで仕方がありません。
 
他にも、まだまだオモチャに隠れた企業のとっておきな技術や秘密、見つかりそうですね。
またご紹介したいと思います!