こんにちは!
2児の母でもある、ハチです。
小さなお子さんをお持ちのパパ、ママ、今日は何回子どもを抱っこしましたか?
4歳の幼稚園児と、1歳の子どもがいる我が家。
外出先で危ないとき、イスやベビーカー、自転車の乗せ降ろし・・・
子どもを抱きかかえることは毎日毎日、何十回とあります。
二の腕もパンパンです!
では、お子さんをお持ちのパパ、ママ。
今日は何回、子どもを抱きしめましたか?
危険でも物理的に必要でもない時に、改めて
「子どもを抱きしめる」
ということ。
恥ずかしながら、しっかり意識しなければ、ついつい疎かになっている自分に気づくときがありました。
しゃがみ込んでギューっとするだけで、言葉にはできない愛情を伝えられ、感じることができますよね。
(やめてよ〜!なんて反抗されることもありますが…笑)
私自身、その事態に気づいてから、最近では4歳の娘が幼稚園のバスに乗り込むまでの時間に、必ずギューをしようと決めています。
(ここでも鬱陶しくされることもあります、が、無視してギュー。)
朝起きてから眠りにつくまで、記憶に残してあげられるくらい何回もギューしようと今は努めています。(自然にできたら最高ですね!)
何歳になるまで、ギューッとさせてもらえるんでしょうかね。
想像すると寂しいです・・・
やはり、子どもの年齢によって親子の触れ合い方、親との距離感は違ってきますよね。
それをとても上手く表した「子育て四訓」というものがあります。
< 子育て四訓 >
- 乳児はしっかり
肌を離すな - 幼児は肌を離せ
手を離すな - 少年は手を離せ
目を離すな - 青年は目を離せ
心を離すな
山口県のある教育者の方が提唱したものだそうです。
色々なところで目をすることもあるので、知ってる方もたくさんいらっしゃるかと思います。
私は初めてこれを読んだとき、なんて的を得た明快な言葉なんだろう!と感激してしまいました。
これは何も物理的な「離す・離さない」ということだけを言っているのではなく、
「何に気をつけなきゃいけないのか」ということを伝えてくれているような気がします。
今回は「乳児はしっかり肌を離すな」につながる話を少しさせてください。
赤ちゃんのまわりは、危ないことがいっぱい。
だから、しっかり抱き抱え、守ってあげなきゃいけない乳児期。
それは言うまでもありませんが、ベビーマッサージの講師もしている私からはもう1つ、意識的に肌と肌を触れ合わせる、ベビーマッサージの意義も伝えられたらな、と思います。
当然ながら。赤ちゃんはまだ言葉で話すことができません。
しかし、「表情」と「肌と肌の触れ合い」で、赤ちゃんと会話ができるんです。
その方法の一つが、ベビーマッサージなのです。
赤ちゃんのマッサージとは、ママが直接手のひらで裸の赤ちゃんに触れ、赤ちゃんと目を合わせながら、摩擦を避けるための心地よいオイル(用途、成分をしっかり確認しましょう)を使いながら行うものが主流です。
(※ベビーマッサージの内容は教室や団体・協会によって異なります。また、ベビーマッサージはママが赤ちゃんと行うもので、以前問題になった、ママ以外の講師が赤ちゃんに直接触れて行うマッサージはまずあり得ません。ママ以外では、医師や看護師が医療行為として低体重の赤ちゃんに行うベビーマッサージは例外です。)
マッサージをすると、ニコニコしてすごーく嬉しそうだったり、くすぐったくてケラケラ笑ったり。
逆にお腹がムズムズして変な顔をしていたり、気持ちよくてオシッコをしてしまったり(これは嬉しいです!笑)。
直接触れることで便秘がわかることもありますし、ちょっとした不調を察知できることもありますし。
足の裏や呼吸のリズムなど、普段あまり意識していないところまでじっくり触れ合うことができ、赤ちゃんの健康状態を感じられます。
これがまさに、赤ちゃんとの会話です。
こういう反応を感じ取れるので、ベビーマッサージは、
「まだ喋ることができない赤ちゃんと肌と肌で会話をするもの」と言われるのです。
先ほども少し触れましたが、医療機関においてNICU(新生児集中治療室)の赤ちゃんが、ベビーマッサージをする赤ちゃんとしない赤ちゃんで体重の増加を比較したときに、ベビーマッサージをした赤ちゃんの方が体重の増え方がよかった、という海外の研究結果もあります。
身体があたたまるので免疫力も高まり、心地よさと嬉しさから赤ちゃんの心も身体も満たされるんでしょうね。
「乳児はしっかり肌を離すな」
気づいたときにはすっかり肌が離れ、1人でどんどん歩いて行ってしまいます。
コロンと寝っ転がってくれてマッサージができる期間なんて、本当に一瞬!(本当に!!)
乳児期に肌を離さず危険から守ってあげることはもちろん、
対話としての「肌」の触れ合い=ベビーマッサージ、是非やってみてくださいね。
そしてその「肌と肌の触れ合い」って、子育ての原点に返るのかもしれません。
先ほど「何歳になるまで、ギューッとさせてもらえるのか」と言いましたが、嫌がるときは来ても、何歳まででもいいのかもしれません。
乳児期を過ぎた、幼児、少年少女、青年になっても、肌のぬくもりで愛情を伝えることはできます。
ときには意識して、パパもママも、お子さんをギューッと力いっぱい、愛情いっぱい抱きしめてみてくださいね。
そうすればきっと、いずれ「心の離れない青年」になってくれるのでは・・・
そうなってほしいな、という願いを込めて、明日も子どもたちをたくさん抱きしめたいと思います。
そして更に、パパのみなさん!!
奥さんのことを最近ギューッとしていますか?
抱きしめることが子育ての原点かもしれないと言いましたが、それは大人同士であっても、抱きしめることは気持ちを伝えられるスキンシップの原点かも。
たとえ感謝と愛情を言葉にすることが照れくさくても、ギューッとするだけで伝えられることがあるかもしれませんよ。
その結果、妻も気持ちが落ち着いて、夫にいつもより優しくできるかもしれない。
子どもの前で笑顔が増えるかもしれない。
家庭が明るいと夫もより仕事に明るく前向きでいられるかもしれない。
そんな気持ちでいるといつも以上に良い仕事が舞い込んで来たり、解決したりすることもあるかもしれない。
良いスパイラルですね・・・(笑)
ベビーマッサージも、実はママが赤ちゃんに行うだけではなく、パパが行っても、もちろん良いんです。
むしろ、おすすめです。
赤ちゃんには人見知り、パパ見知りの時期もよくありますが、パパがベビーマッサージを頻繁にやってあげた赤ちゃんは、パパ見知りが少ないかもしれませんよ。
数年前、ディーセントワークの鈴木さんのお宅にお邪魔したとき、当時1歳未満だった息子さんにベビーマッサージをお伝えしたのですが、マッサージを実際にやってみたのはパパでした。
パパの大きな手に包まれて行うマッサージ、とても気持ちよさそうでした!
赤ちゃんとどうやって接したらよいかわからない、というパパも意外と多いので、一つのきっかけとしてベビーマッサージを夫婦で学んでみても良いかもしれません。
我が家は娘が二人なので、パパが子どもたちに頻繁にギューッとして、嫌われてしまわないように努めていますよ(笑)
パパもママも子どもたちもみんな巻き込んで、家族でギューっと、&ベビーマッサージ。
是非是非やってみましょう!!
(※)ベビーマッサージ教室、テキストはたくさんあり、種類も様々です。
もし「やってみたい!」と思うママは、しっかり内容を確認して、赤ちゃんの状態で無理のないように、合う教室、方法を見つけてくださいね。