decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

「働くこと」ってどういう事? 子供たちにどのように伝えたいですか?

こんにちは!

ハチです。

 

お盆も過ぎ、お子さんのいるご家庭では夏休みも終盤ですね。

 

 

突然ですが、子供の頃、「働くこと」ってどのようなイメージがありましたか?

 

育った環境や親の接し方にもよるのかもしれませんが、恥ずかしながら、正直、私はあまりポジティブな印象は持っていませんでした。

 

「疲れた」「眠い」「しんどい」「大変」

 

働いている親が常にそういう表情だったわけではないのですが、「生き生きと働く」とか「やりがいを持って働く」という場面を目にしたことが少なかったように思います。

 

もしも、そのような場面をたくさん見せてくれたご両親に育てられた方は、すごく羨ましいです!

素敵なことですよね!!

 

過去に、楽しそうな仲間の集まる職場に連れて行ってもらったこともあるのですが、周囲にある山積みの書類やわからない会話で「仕事は難しそうだ」と感じ逆に尻込みしてしまったり......

仲間うちでやる野球の試合も遊びに行ったけれど、働いている時のやりがいについては謎のままだったり......

 

テレビで見た農家の方の方がよっぽど仕事の内容が明解で生き生きと輝いているように見え、会社で働くとか技術を身につけるとか、頭でっかちに考えれば考えるほど難しく、「将来の夢」を聞かれることはあまり好きではありませんでした。

(すみません、なんだか夢のない子供ですね!笑)

 

好きな事を仕事にする事も素敵ですし、私もそんな風に考えたこともありましたが、ほかの仕事をよく知らないからそう思っているだけのような気もする。

 

モヤモヤしたまま、小学生の頃の「将来の夢」は、毎回違うことを書いていました。

 

手に職だからと言われ、「薬剤師」や「建築士」。

絵が好きだから「画家」や「イラストレーター」や「デザイナー」。

人の話を聞くことが好きだから「カウンセラー」や「臨床心理士」。

 

・・・迷走していますね(笑)

 

結局のところ、「好きな事から直結する仕事」はイメージしやすいのですが、その他の仕事は難しそうに思え、やはり、やりがいが見えづらかったように思います。

 

 

あくまでも私の例なのですが、だからこそ、私は子どもには親の仕事の内容以上に、仕事のやりがい達成感を伝えてあげたいな、と思っています。

 

 

例えば、私の夫は不動産業界で営業をしていて、家を売るのが仕事です。

 

それはなんとなく理解できても、子供は「家を売るって何が楽しいの?」と思うのではないでしょうか。

 

「楽しそうかどうか」

 

それが、子供が興味をもつ大前提のような気がきます。

 

 

我が家の娘への伝え方を考えてみました。

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

<お父さんの仕事って、どんなもの?>

 

「家族が増えるから、家を買いたい。」

「事情があって、住み替えたい。」

「ご縁があって、新しい家に住みたい。」

 

そんなお客様が、お父さんの元を訪ねてきました。

金額が大きい買い物だから、すぐに家を決める事はできません。

お客様はとても悩んでいます。

 

そんな不安が少しでも和らぐように、詳しい話を伝えてあげたり、相談にのってあげたりするのが、お父さんの大切な仕事。

 

お父さんが相談にのってあげることで、家を買っても買わなくても、お客様が安心したり、感謝してくれたりする。

 

そしてもし、希望のとおりに家を買うことができたら、その人やその人の家族の人生のサポートができたみたいで、とても嬉しい。

 

また、家を見たときに、「どういう人が住むのかな」と想像したり、インテリアなどを考えたり見たりすることは、とてもワクワクする。

 

人に「ありがとう!」と感謝されたり必要とされたり役に立つ仕事って、素敵だね。

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------- 

 

......というように。

 

仕事はもっと複雑なものですし、より具体例で詳しく伝えることもできますが、簡単にいうと、このような感じの伝え方をしてみたいのです。

 

もちろん、楽しいことだけが仕事ではないので、楽しいことばかり伝えるのは難しくナンセンスかもしれません。

 

しかし、何もわからない子供たちにとって、まずは将来の希望が明るく見えるように、「働くこと」が少しでもキラキラして見えるように、伝えていけたらいいな、と思うのです。

 

 

13歳のハローワーク」という村上龍さんの本も有名ですよね。

その本から親の仕事を当てはめながら話してみるのも1つの手ですね。

 

伝えるべき大切な事は、「働く」という事は素晴らしいのだ、という事。

そして、娯楽でも衣食住でも何でも、「この世の中を作っているのは、働いている人たちである」、という事。
だから、子供もみんな大きくなったら、そんな世の中を作る「働く人」になるのだ、という事。

 

「世の中や周りの人にあなたはより、必要とされる人になる。

そしてそれは、とても大切で誇らしい事なんだよ」

 

と伝えられたら、素晴らしいなと思います。

 

 

子供たちに「働くこと」をイメージしてもらう職業体験の施設も、かなり増えましたよね。

 

キッザニア、カンドゥーを筆頭に、JALなどの企業が主催する体験イベントも盛況です。

 

夏休みともなるとなかなか予約がうまく取れませんが、我が家は先日、キッザニアに行ってきました。

 

上の子はまだ4歳の年中ですが、仲良しの親戚に5つ上の男の子がいるため、その子が幼少期の頃からキッザニアに年2回ほどのペースで通っていました。

 

次回は私なりのキッザニアのレポートをしてみたいと思います!