嫁が嫁となる前は「男は女にかわいく頼られる方が喜ぶ」っていうものは女の常識中の常識だったはずなのに、なんで嫁と夫という立場になった瞬間、忘れがちになってしまうんでしょうね、ほんとに。。
こんにちは、専業主婦になったら死んでしまいそうな魚骨です。
私は共働きなら男女平等に仕事も家事もハーフ論信者であります。
そしてうちの夫は私より働いてても、家事も積極的にやってくれるありがたい存在です。
だがしかし、一般的にもそうだと思いますが、家事のやり方の違いに関してはよく夫婦でもめがち。
特に料理に関して、嫁は夫にイライラしてしまうものではないでしょうか。
私自身も料理初心者で、むしろ家事の中で料理は嫌い領域に入るので偉そうにいえたもんじゃないのですが、なんつっても私が夫の料理にイライラしてしまうのは "何故だかものすごく時間がかかる" ということです。
夫氏、味噌汁と野菜炒めに2時間半とか普通にかかっていました。何をどうしたらそんなにかかるんだ( ºωº )
なので料理は結構好きな夫が、子供が産まれて忙しくなる前に、もうちょいスピードアップしてくれたらものすごくありがたいのであります。
男性は脳の特性上、複数の物事を同時進行できない、だから家事的な料理が苦手。
というのが通論 だと思いますが、夫の料理を観察していると、それだけじゃないことに最近気づきました。
私は料理は”ダンドリ力”だと思っています。
献立を決め、作業内容を分解し、最も効率のよい作業手順を決める。
だから同時進行ができるわけであります。
多くの嫁にとっての料理がほとんどタスクなのに対し、
多くの夫にとっての料理とは趣味の領域をなかなか出ないのではないでしょうか。
だからそもそも効率よく進める気がない。
平気で電子レンジの前でチン!ってなるのをぼ〜っと眺めてる(その間に使ったまな板でも洗えばいいのに。。)
年に何回使うの?というようなスパイスを無駄に揃えたりする(これは私の父)
休みの日に料理をしてくれるイクメン?だって、休みの日だったらそれなりに時間をかけて自分の好きなこだわりのある料理ができるわけです。
そしてこだわっているだけあって、ぶっちゃけ私より美味しくできたりします。逆に腹立つわー。
いいんですよ、たまには時間かけて作るこだわりの料理。でも毎日三食、それを続けてたら1日が36時間あっても足りないわけです。
煮込みうどん作るのに1時間半もかかっててはあかんのです。
でも!世の夫たちは会社では日々立派に効率よく仕事をこなしているはずです。
メールの返事が来るまでぼ〜っと待っているなんてことはせずに、その時間に他の報告書を作る作業とかをしているはずです。
だから!できないわけがないのです!意識が!違うだけ!!
"料理だって仕事だ"とどうにか認識してもらわねばならないのです!
かくいう私も以前は料理に関しては鬼嫁よろしく、「時間かかりすぎじゃない?」「これはこうした方がいいの!」とかしゃしゃり出てしまっていたのですが、それでは夫の料理スキルが上がるどころか、折角やってくれてるのにただ不機嫌にさせてしまうだけでした。
ということで逆をいって、心底甘えることにしました。
「え〜?できな〜い♡」ってananに載っているようなモテテクをしてやるのです。
もう私ががんばらなきゃ!なんて思わないのです。
1 まず嫁は倒れろ
夫の料理に何が足りないかって圧倒的に 経験値です。どんなにガミガミいっても経験に勝るものはないので、強制的に料理する頻度をあげます。
妊婦は簡単に体調悪くなりがちなので、そこで無理しないってだけでいいです。いっそ仮病でもいいです。「ごめん、体調悪くて今日ご飯作れない」とメールして寝ます。夫が作らさざるをえない状況を作ればいいのです。
重症妊娠悪阻になった友人は数ヶ月一切家事ができない状況になり、そのおかげで旦那さんの家事能力が飛躍的に向上したそうです。
2 夫が料理している時は、意を決して放置
目に入るといろいろと口出ししたくなります。「たまねぎ切った後に全部手でほぐさなくても、炒めている間にほぐれるから!」とか。
最初は時間かかります。待っている方もお腹減っているのでイライラしてきます。でもそこはこっそりお菓子でも食べて、空腹を紛らわせながら放置しましょう。
私の夫料理タイムの過ごし方は、寝室で大好きなパクチーチップスを貪り食いながら漫画タラレバ娘を熟読することです。
ご飯前の無駄なカロリー摂取だって必要経費と思うしかない。
3 出来上がったら全力で喜ぶ、褒める
ここが次に繋がるかどうか重要なステップ。
何をしたらこんなに時間かかるの…( ºωº )って白目向きそうな時でも、そこは修行だと思って感謝を伝えて、可愛く喜び、全力で褒めましょう。
必殺技は「私が作るより全然おいしい〜〜!!」
4 注意事項は機嫌がいい時にさりげなく
頻度が増えれば、自分で気づきも増えていきます。基本的にはそれを待った方がいいです。
料理直後に感想という名のフィードバックをしてしまうと気持ちが萎えられてしまうのでよくありません。感想は褒めるだけに。
オススメは、別の日に一緒に料理番組を見ながら「長ネギのみじん切りは最初に縦に切り込みを入れるといいんだね〜」とか、さも自分も初めて知ったかのように気づきを与える戦法。
5 同じメニューをリクエストし続ける
いっぺんに料理のバリエーションを増やしてもらおうと思っても身につかないままになってしまいます。10の中途半端なメニューよりも1個の得意料理。
私は「野菜食べたいからお鍋がいいー!」とリクエストし続けたところ、かなり夫の作業時間が短縮、野菜カット力がかなり向上しました!
技術向上もステップバイステップ。
「白菜はこうやって切った方がいいことに気づいた( -`ω-)ドヤッ」と自慢してくるまでに成長です。
夫よ、輝いて見えるよ!(;ω;)
これは他のことにも通ずると思います。
多くのダメンズメーカーといわれる女性は、心の優しいしっかりした女性です。でも彼を思ってする行動ほど、どんどん彼をダメにし、どんどん女性は追い詰められていってしまいます。
私がしっかりしなきゃ!よりも、夫よりダメになってしまえ。
もうできないってお手上げして可愛く頼るのです。鬼嫁よりもダメ嫁の方がかわいいはず。
たまには女子の初心に戻ってananでも読もうかと思いました。
鬼嫁キャラを確立する前に、新婚の嫁はぜひ!
たまには嫁前に戻ろう。