decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

クレイジーな街・キングストンの遊び方

こんにちは、今は大人しい妊婦生活を送っていますが、ほんとはいつだって旅に出たい魚骨です。

 

今日は旅の思い出の小話でもひとつ。
一番、独自のカルチャーを感じた国はどこ?と聞かれると「ジャマイカのキングストン」と答えます。

大概、海外旅行で、それも治安の悪いところにいくと、昼間明るいうちに観光をして、夜はホテルでおとなしく、というパターンが多いと思うのですが、キングストンだけは違います。
夜が主役の夜遊びの街でした。

ちょうど2年前、一週間ほどジャマイカに遊びにいったのですが、
私が過ごしたとある一日のスケジュールがこれだ!

 

・PM12:00【起床】
宿の朝食の時間が10時〜13時っていう設定の時点で何かがおかしい。

 

・PM13:00【ちょいと観光】
明るいうちはそんな危なくないので市内散策とか、車を出してビーチにいったりとか。
市内散策といってもキングストンは普通に都会なので、ボブ・マーリーの生家くらいしか観光スポットらしいとこはありません。なのでオススメはちょっと遠いけどカリブ海のビーチ!海の美しさといったら!
そしてもちろんビーチでもレゲエが流れており、地元のダンスチームが踊っています。
あと街中では本場ブルーマウンテンコーヒーを嗜めます。これもおいしいのでオススメ。

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地元民しかいないめちゃくちゃきれいなカリブ海のビーチ。

 

・PM18:00【宿に帰る】
暗くなってくると街をうろうろするのは危ないので一旦宿に戻ります。宿でテイクアウトした夕飯を食べたりとか。
オススメはやはりジャークチキン。ジャマイカは結構お米文化だし、味付けも日本人に合う感じ。

 

・PM19:00【仮眠】
きたる夜遊びに向けて仮眠をとります。既にこの時点でどこかからレゲエが聞こえてきている。

 

・PM23:00【ダンスホールにでかける】
宿のお客さんで集ってタクシーに乗り込み、街中のあちこちでやっているダンスホールと言われるレゲエパーティーに繰り出します。みんなおしゃれして、飲んだり、踊ったり。レゲエもジャンルを細分化すると様々なようで、パーティーごとに全然音楽も雰囲気も違います。

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ラスタマンが多いダンスホール

 

・AM5:00【宿に帰る】
明け方、パーティーも終わるので、またみんなでタクシーにのって帰宿。帰って泥のように寝ます。


生活サイクルが!おかしい!
でもこれがキングストンの日常のようです。

ダンスホールと言われてもパッと想像つかないと思うので、魚骨なりのカルチャーショックを並べてみました。

 

ここがびっくりだよ、キングストンダンスホール

ダンスホールの場所
もちろんクラブで行われるのもありますが、本当に普通の住宅地の路上で、巨大スピーカーを設置して爆音でパーティーが行われます。どのくらい爆音かというと日本のクラブの中と同じくらい。耳元で話さないと聞こえないレベルです。近隣住民は寝ないのか??
たまに警察もきますが、そんな大事になるわけでもなく、ちょっと注意されてもパーティーは普通に続行されます。警察はなんだ。

 

ダンスホールの開催日時
普通に平日もお構いなし開催。毎日どこかしらで朝までやっている。
ジャマイカ人は仕事をしているのか??

 

・集う人は観光客じゃなくてガチのレゲエ人
さすがに治安が心配なので日本人宿に滞在したのですが、私の滞在時は普通のバックパッカーはおらず、お客さんがレゲエダンサー、レゲエDJ、レゲエレコードマニアと、ガチのレゲエ好きしかおりませんでした。
みんなこの毎晩のダンスホールのためにはるばる日本からやってきているのです。
しかもみんな長期滞在。レゲエダンスの修行に来てる子やDJで自分のミックスを録音?しに来た子なんかは数ヶ月単位で滞在するみたいです。

 

・レゲエってのんびりばかりじゃないのね
レゲエといえばボブ・マーリーのちょっとのんびりした曲調を想像してましたが、全然そんなのジャンルのごく一部であることを知りました。
ダンスホールの中にはボブ・マーリー的なラスタマン(ラスタファリ運動 - Wikipedia)ばかりが集うゆったりしたものもありましたが、

私がいった多くは激しい曲調で、男性はチームでぴったり揃ったキレッキレのダンスを踊り、女性は大胆な衣裳でお尻を振ったり逆立ちしたり、やたらセクスィーなワイニーというダンスを踊りまくり、それはそれは衝撃的でありました。レゲエってこういうものか!

ちなみに雰囲気としてはこんな感じ。この動画も後半やばい。

www.youtube.com


・昼と夜のギャップが半端ない
暑いからなのか、ほんとに昼間はけだる〜く、何もしない感じです。街に人も活気もあまりありません。ていうか昼間はほとんど人がいない。
ですが、夜になった途端、街が人が様変わりします。息吹を吹き返し、街の鼓動のようにレゲエが聞こえてきます。

 

クラブが観光資源になっている街はイビザ島とかもありますが、キングストンの唯一無二なとこはキングストン人によるキングストン人のためのキングストン人のパーティーということです。
地元の人が貧しくてもこの時ばかりはばっちりおしゃれしてキメて、楽しみにやってくる。ほんとにレゲエがこの国の人たちの日常であり、活力であることを目の当たりにします。

もちろん観光客もちょっとはいますが、滞在している外国人もレゲエの修行にきてる人ばかり。
ここまで音楽がメインの国・街ってジャマイカのキングストンくらいじゃないでしょうか。

 

普通の観光なんぞ飽きた、何か刺激が欲しい、そんな人はぜひジャマイカ・キングストンへ!
他の国では味わえない、なんかちょっとぶん殴られた衝撃を持って帰国できること間違いなしです。

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ダンスホールにいるマリ◯ァナ売りのお兄さん。
頭に枝をくくりつけて、飴やガムと並列に売られている。
(一応)ジャマイカでも違法だから軽い気持ちで買っちゃダメ!!