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decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

「タイキジドー」って何ですか? という時代を目指して。

こんにちは!
 
春真っ盛りですね。
 
同時に春は、「保育園に入れなかった…」という声に敏感になるハチです。
 
 
約1年前の話。
 
何気なくペーパードライバーの講習を調べていた時のことです。
 
 
そもそも、車の免許を取得して以来、一度もハンドルを握ったことがない私。
かれこれ10年以上になります。
 
子供の送迎のため、「そろそろ運転の練習をしたい」と思っていました。
 
しかし、
夫も多忙なのでいつ練習すれば良いのか?
自信がつくまで子供たちを乗せたくない…どうすれば良いのか?
悩んでいました。
 
そして調べていると、
 
保育園が併設されている教習所を発見!!
 
しかも、受講者は利用が「無料」です。
なんて魅力的。
 
「ペーパードライバー講習」自体はトータルで8時間ほどのカリキュラムなので、
医師の診断書など必要な書類を提出すれば、
短時間ずつ子供を保育園で預かってくれるとのこと。
 
これは便利!!
 
ママの味方ですね。
 
更にその保育園を調べていると、
しっかりとしたカリキュラム、充実した安心できる保育内容により興味を持ちました。
 
「ペーパードライバー講習だけではなく、普段からこちらを利用することはできないかな?」
 
と思った私。
 
 
でも、「保育園の空きはない」とか、言うし…。
立地も良いからなぁ…。
 
でもでも、駅からは少し遠いし…
もしかして、少し可能性あるかな?
 
 
うーん、モヤモヤ考えていても仕方がない!
とりあえず、直接電話すべし!!
 
と、保育園に早速電話をしてみました。
 
 
truuuuuuu...
 
「はい、〇〇〇〇保育園でございます。」
 
「あの、初めてお電話するのですが。保育園の空きをお聞きしたくて…」
 
「はい。では、お子様は現在、何歳でいらっしゃいますか?」
 
「えっと…今は1歳です。今年の12月に、2歳になります。」
 
「なるほど…。では、1歳児クラスさんですね。」
 
「あ、はい。」
 
「では、少々お待ちください。」
 
 
ル~ル~ルル~~♪♪♪(←保留音)
 
 
(どうかな~)
(意外と空いてるかなー?)
 
あっさり保留の展開なので、少し期待が膨らみました。
 
 
 
カチャッ
 
「お待たせいたしました。」
 
「あ、はい。」
 
 
「1歳児クラスさんですと、現在 271名 の方がお待ちです。」
 
 
「…???(理解に数秒かかる)……あ、はい。」
 
 
「2歳になってからのご入園ですと、2歳児クラスさんになりますが…
 そちらは、382名 の方がお待ちです。」
 
 
「……あ、はい…… また、検討します。」
 
「はい。お問い合わせ頂き、ありがとうございました。」
 
「ありがとうございました…」
 
 
 
・・・・・・。
 
 
こ、これが噂の・・・・・・
 
 
「待機児童」ってやつ、ですね・・・・・・・・・
 

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えーっと。
 
聞き間違いじゃないよね?
 
いやいや、そう言ってたよ。
 
271名とか。 382名とか。
 
だよね。
 
インパクト強すぎて覚えちゃったよね。
 
「少々お待ちください」ってさ…
 
単なる「正確な数の確認」だったのね?
 
それって親切なの?
 
嫌味なの?
 
いや、事実っちゃあ、事実だけれど…
 
保留音で待ってた私がバカみたいじゃん!!
 
むしろ問い合わせた私がバカなのか?
 
少し期待した私がバカだったのか…
 
でも多くて何十名とか、そんな世界じゃないの?
 
いやもう、数字が大きすぎてよくわかんないぞ。
 
 
まあ、でも現実が知られて良かったというか…
 
 
なんというか……
 
 
これ(=こんな状態)、ダメでしょ!!!
 
 
と。
 

 

しばらくポカンとしながら、頭の中で「2人の私」が会話していました。
 
 
 
当事者くらいしか関心はないかもしれませんが、
一般的に「待機児童が多い」と聞きますよね。
 
実際に「待機している」と登録しているご家庭の数は勿論のこと、
私のように、
 
「本当は利用したいけれど、入れないって聞くし…」
 
と、潜在的に諦めているご家庭の数も非常に多いと思います。
 
 
 
もろろん、
「子どもの傍にいてあげてほしい」という世論もありますが、
 
それは前提として、
母たちは自己欲だけで仕事を検討しているわけではありません。
 
「働きたい」「働かざるを得ない」「働く必要がある」
 
とにかく様々なケースがあるかと思います。
 
 
シングルで頑張るママ・パパは勿論のこと、
 
子どもにより良い教育をさせてあげたい、
習い事の選択肢を増やしてあげたい、
 
そういった場合もあるでしょう。
 
社会にっとって必要とされたい、
役に立っていると感じたい、
技術を生かしたい、
 
そんな声もあるでしょう。
 
一つ一つあげたらキリがないくらい、 
100人いれば100通りの理由があるかもしれない。
 
でも、それらの選択肢を根こそぎ奪っているこの現状。
 
これだけ、選択肢の多い時代なのに。
 
改めて目が丸くなりました。
 
 
 
しかし、
小学校で待機児童は存在しないですよね。
むしろ、少子化なのですから。
 
「20年前は8クラスあったのに、今では4クラスだよ。」
 
などと、教室が余っている事態も多々あるでしょう。
 
 
もうさ、小学校の余っている教室を保育園にしちゃったら!?
 
お兄ちゃん・お姉ちゃんの刺激も受けて、より良いのでは!!
 
 
さて。
様々な意見があり、こちらの解決策も大賛成派というわけではありませんが、このような特集記事には思わず頷いてしまいました。
 

 

電車にベビーカーで乗れば白い目で見られる。新幹線や飛行機で子どもが泣くと、嫌がられる。仕事を頑張ると「子どもがかわいそう」と言われる。小さな子どもを預けて旅行にでも行ったものなら鬼畜扱いを受ける。
「電車に乗る」ことも「仕事を頑張る」ことも、「旅行をする」ことも、多くの人が権利だと意識することもなく当たり前にしていることだ。
それなのに、「お母さん」が同じことをすると社会の反応はまるで変わる。
「お母さん」になった途端、誰からも文句を言われないストライクゾーンが極度に狭まってしまう。

(『保育園義務教育化』p9より引用)

 
「権利」を振りかざす一部の偏ったお母さんも世の中いるのかもしれませんが、
少なくとも私の周りにはそのようなお母さんは存在しません。
 
何故、こんなに息苦しいのでしょうか。
 
 
こちらも、「待機児童」とは無縁の方も思わず共感していただけそうな記事。
 

 
● 親が人間だって何歳のとき気づいた?
● 保育園に入れるための「一時離婚」
● 日本も実は「一人っ子政策」をしている
 
など、必見です。
 
 
こちらの連載の最終章では、
たぶん、ちょっとしたアイディアの積み重ねや、ちょっとした人の行動で、社会は変わっていく。そのうち「ベビーカーで電車に乗れなかった時代なんてあったんですね」と言える日は必ず来る。
 
そして同じように、「タイキジドーって何ですか」とキョトンとされる日も、必ず来るはずだ。
 
と結ばれています。
 
ああ、本当にそんな未来がやってきて欲しい。
 
 
 
そして、最近話題になったこちらのニュース。
 


フッ・・・
 
ごめんなさい、鼻で笑いました。
 
「おとといきやがれ!!」 ってやつですね。
 
大きくなった娘には、「タイキジドー」って何?と、鼻で笑われたいです。