decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

蛍とシロツメクサと砂遊びと、「足るを知る」とは。

こんにちは!
ハチです。
 
先日、娘と娘の友人たちと、蛍を見に行きました。
 
都心からそう離れていない、ひっそりとした住宅地近くの川沿い。
本当にホンモノの蛍がいて驚きました!!
 
私自身、子供の頃にケージに入った蛍は見たことがあったけれど、
自然の中に生きる蛍を間近に見たのは初めてかもしれません。
 
大量に飛んでいたわけではありませんが、
木の上の方までフワ~っと浮いていく蛍や、
目の前の葉っぱの先にチョンと乗ってゆっくりと光る蛍もいました。
 
5歳の娘が、
「ピンクとか青には光らないの?」
と不思議そうに聞いてきました。
 
近くのおばさまが
「想像力豊かだね~」
とフォローしてくれましたが...笑
 
現在の子にとって、光というのはカラフルなものなんですかね。
「ええ!?」
と私にとっては仰天質問でした^^;
 
ふわふわ優しい光で飛んでいる蛍は本当に可愛くて、癒されます。
 
しかし私の感動をよそに、
子どもたちは
「眠くなっちゃった~」
とグズグズ。
 
20時前後でしたが、真っ暗なところにいると途端に睡魔に襲われるようです。
帰り道はみんな夢遊病のように歩いていました(笑)
 
 
 
とある日は、河原近くの原っぱで見つけたシロツメクサに夢中。
 
山のように咲いていたので摘んでは花束にしたり、
花冠を作ってもらったり、髪飾りにしてみたり。
 
持ってきたボールや縄跳びはほぼ手つかず。
 
もうシロツメクサのシーズンも終わりますが、
まだまだ咲いていてほしいです!!

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(嬉しい花束♡)

 

とある日は、お友達と近所の公園へ。
 
遊具は滑り台やブランコくらいしかありませんが、
ひとたび砂遊びが始まると、小学生のお姉さんにリードしてもらいながら、熱中し出しました。
 
シンプルにスコップやバケツを使って、
水を運び、穴を掘って、山を作り、トンネルを作り...
 
ただそれだけなのに、3時間!!
 
ふと周りを見回すと、
小学校高学年くらいの女の子たちも黙々と砂遊びをしていました。
 
つるつる綺麗な山を作ったり、
売り物になりそうなほどの強度のある泥団子を作っていたり、
高学年らしくクオリティの高いものばかり。
 
中学や高校などで本格的な美術をやると、
彫塑(ちょうそ)や立体的なものを作ることもありますよね。
砂や土に触れている子ほど、器用になるかもしれません。
公園でも学びがたくさん。
 
ももっと娘たちに公園遊びさせようと思ったのでした。
 

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(この後は見事に泥だらけ~)
 
子どもが遊べるもの、場所はないかとインターネットで色々と調べることは多いですが、
身近なものや場所を使うことでも十分楽しめるものですよね。
 
これから夏休みにかけ「遊んで遊んで!!」とせがまれることが増えますが、
原点回帰で近所の公園や河原など、いかがでしょうか。
 
虫取り網があれば2時間くらい走り回ってくれますよ!!
 
 
◆「足るを知る」
 
「知足者富」
=「足るを知る者は富む」
 
という老子の言葉があります。
 
最近この言葉と再会したのは、とある不倫ドラマの1シーンなのですが(笑)
 
どんな人でも、どんな場面でも、
自分に置き換えると気づきの多い言葉のように感じます。
 
よく「無いものねだり」と言いますが、
 
子育て真っ最中で社会から孤立しているような気持ちになる時は、
独身でバリバリ働いている人がキラキラ輝いて見えるものです。
その逆もしかり。
 
男性でも女性でも、
キャリアを順調に重ねても何かが足りないように思えたり、
家庭を築けば独身を謳歌している人がうらやましく見えたり、
自分の価値をどのように感じたら良いのか不安になったり、
もっとこうありたいという自分の理想を考えるほど満足できなくなったり、
今よりも居心地の良い居場所を見つけたくて気持ちが落ち着かなくなったり...
 
隣の芝生が青く見えるものですよね。
 
子どもにも、
最新のおもちゃがなくても、
特段裕福でなくても、
何を一番「幸福」と感じてほしいのか。
感じたいのか。
 
考えさせられます。
 
ディーセントワークにも、現在のキャリアに悩む方は多くご相談にいらっしゃいますが、
先日代表の高橋がこのようなことを言っていました。
 
「好きな事をやる」というのは「好きにやっていい」という事ではないです。
サッカーは好き、でも筋トレは嫌い。
野球は好き、でもピッチャー以外はやらない。
これでは何者にもなれません。
好きなことをやっていい。でもその好きな事の中には
嫌な事、苦手な事、やりたくない事も入っている。
それでもやり続けるから、何者かになれるわけです。
だから苦手なことや嫌なことと向き合い、乗り越えていくスキルが必要なんです。
したがって、「好きな事【だけ】」をやらせてしまうと、それこそ何者にもなれないんじゃないのかなと思います。
 
一流でもないし、金持ちでもない。
嫌なこともあるし愚痴もたまにはいうけど、
それなりに稼いで、まぁまぁ辞めたら困ると言われるくらいのキャリアで、
まぁ家族を食わせて、たまに旅行に行って、それなりに幸せですよ。
という平凡な人生ほど、実現することは難しく手に入りづらいです。
素敵だと思いますけどね、平凡な人生。

 

本当に、健康ありきな「平凡」ほど有難く、
手に入りづらいものなのかもしれませんね。
 
自分にとっての「足る」は何でしょう。
シンプル且つ、難しい問題です。