decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

鈍感最強説

こんにちは、今日も息子のゲロにまみれてます、魚骨です。

 

ふと思い出した、エンジニアとしてはとても優秀で仕事のしやすい元同僚くん。
なんか鈍い?というか仏なの?っていう奴がおりました。

 

とりあえずいろんなことにあまり動じずに飄々としている。

攻撃されても暖簾のごとく「あぁ(そうですか)」と受け流し、周りが悪口雑言キレまくっていてもぽや~んと素知らぬ顔。

なんで!?ムカつかないの!?と聞いても

 

 「いや~別に。。みんな怒ってて大変そうだなぁって感じです」と。

 

なんなの!天上界の人なの!?

怒りっぽい且つ、怒りに敏感な私としては非常に謎の多い生物だったので、ちょっとどういうことなのかとしげしげと観察していた結果をまとめてみました。

 

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・相手の機嫌は自分のせいではない

目の前の相手が怒ってたり不機嫌だったりするとちょっとハラハラしませんか?

特に気にしいの優しい子だと、相手がお腹が空いて不機嫌なだけなのに、自分が何か至らないせいで怒らせてしまったのかもとドキドキしたりとかしちゃうじゃないですか。

そしてそれがストレスとなる。

こやつは相手が怒ってても、まず自分のせいって思わないってとこが強い。最強。

 

こやつといると「自分のせいかも」って思う人って、気遣いができて優しいけど、とんだお門違いの自意識過剰だぜー!って思わせられます。

だってあなたの影響力ってそこまでないかもしれないぜ?

自分が思うほど、相手はあなたのことなんて気にしてないかもしれないぜ?

 

大事なことではあれど、なんか気遣いすぎるのも若干バカらしくなります。

 

 

・怒りとか嫌な雰囲気が伝染しない 

さらにいうと怒っている人を見ても「この人は怒っている」という事象としてしか見ないそうです。

怒りってなんか伝染するじゃないですか。一緒になって怒らなくても、見知らぬおじさんが店員さんに怒り狂ってるとこちらまで嫌な気分になったり、なるべくならその場を離れようとしたり。

でもそういうのが一切ないと。

「この人は怒っている」という事実だけで、自分とは関係のない事象だとしか認識しないのです。

 

確かに。別に自分が怒られてるわけではないので、気にすることなんてないのだ。

そこに一つの壁を築けるのってすごい能力だと思います。

 

 

・怒られたのは自分の一部であって、自分は否定されていない

怒られて嫌な気分になる最大の原因はこれー。。

怒られるとなんか自分を否定された気になってしまうじゃないですか。

1~10まで全部怒られてるわけではないのに、1怒られただけで全部怒られた気になっちゃうもんですよねー。

仕事で怒られても、たまたまその時の仕事の結果に対して言われただけであって、自分本体のことではない、と頭ではわかっていてもなかなか気持ちが追いつかない。

なんか幽体離脱してるのか?って感じがしますね。やはり天上界のお方か。

 

 

・極論、他者に大して興味がないので、相手にどう思われようと関係ない

ここまで割り切っちゃうと、ある種かっこいい。

確かに自分の大切な人でもない限り、そんなに相手にどう思われようと知ったこっちゃねぇって話です。

 

一時のチームの上司に嫌われようが、自分の人生の中じゃほんの一部。

そんな人にストレス溜めて頑張って好かれようなんてするなんて、とてつもなく労力の無駄。

それよりも大事にすべきことがこいつは自然とわかっているのだと。

※もちろん大事なのはアニメとゲーム

 

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あんま深く考えずにこやつの普段をみると、”鈍い”と言ってしまいたくなるのですが、よくよく観察してみるとものすごい能力の集合体であることがわかります。

周りにどう思われようとも ”自分が心地よく生きる” には ”鈍い” というのは大事な特技だなとこいつから学びました。

 

昨今では気遣いや共感・同調、空気を読むという能力の方が重視されがちですが、それってストレスと引き換えにそこまで大事にすべきことなのかな~と思わされます。

 

ネガティブな事象や感情には、敢えて一枚壁を作って鈍くなるくらいがちょうどいいのかもしれません。

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だがしかし、奴は恋愛においては、相手の温度を察するという能力が欠如しているために、よく大誤算をしてやらかしているのですが。

恋愛はちょいと別だな!