decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

イソップ寓話「アリとキリギリス」。果たして「アリ」は幸せなのか?

こんにちは!
ハチです。
 
有名なイソップ寓話「アリとキリギリス」、誰もが知りうる話ですよね。
 
冬を越すための食べ物を蓄えるため一生懸命に働くアリ、
遊んでばかりで食べ物を失い冬を越せなくなったキリギリス。
 
子供の頃にはこの寓話を聞き、
「アリのように生きるのが大事だよ」
と教えられた人は多いはず。
 
ただでさえ勤勉で生真面目な日本人にとってアリの生き方は自己を投影しやすく、
より理想的な生き方として語られてきたのかもしれません。
 
さて、そんな「アリとキリギリス」の物語に乗っ取って、
面白いムービーを作ってしまったのがサイボウズという会社。
公表されてから現在に至るまで、人材業界出身の友人たちが次々にシェアしてくれました。
 

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映画館でよく見る人気アニメ「紙兎ロペ」というシュールなムービーをご存知でしょうか。
「あるある」と思わずクスッと笑ってしまうような絶妙な描写と台詞、温度感。
その原作者に制作を依頼したこの映像3連発…本当に静かなパンチが炸裂がさく裂してます。
 
以下がリンクです。
どうぞご覧ください。
 
働く女性も男性も、
働く夫を持つ妻もこれから働こうとする学生も、
ついつい絶妙なかけあいに笑いつつ、多くの方が共感するのでは?
 
これらのYouTubeのムービー発表に際し、
サイボウズ代表の青野氏は日本経済新聞広告費まで投じています。
 
 

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「働き改革」に関する世の中の取り組みと現状とのギャップを皮肉りつつ
「変なことが起こっているのにもっと気づけ」
と言わんばかりですね。
 
企業の広告をするでもなく(結果としてなっていますが)
世の中の微妙な問題を提起し、解決ではなくコミカルな視点で共感を呼ぶスタンス。
 
風刺的な取り組みがアーティスティックな気さえしますね。
新感覚の企業マインド、ブランディング、広告手法を見せてもらいました。
 
さて、「働き方改革」。
 
これから先はどこへ向かっていくのでしょうか。
登場人物(虫)も言っていましたが、「どこを向いて」改革すべきなのでしょうか。
 
昔よりは良くなっているのかもしれませんが、
企業の偏りもまだまだ激しく、
同時に環境の変化による新しい問題も次々と湧き上がっているのが世の常。
 
まずはこうやって、声を出し続けることですかね。
1人1人の声が大きくなって、何かを変えていく。
 
政治も同じですね。
台風の中選挙に足を運びながら同じことを思いました。
こうして一票を投じることが子供たちの未来を良くしていく一つの方法になるのかな。
 
会社も、日本も、世の中も、
明るいものであってほしいですね。