decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

子育ては修行 〜おっぱいはエロではない〜

こんにちは、魚骨です。
先日、1歳になった息子は卒乳いたしました。

 

男性もお読みになるこの記事で、おっぱいのことを書くのもどうかと思ったのですが
本記事は全くエロいものではありません。

 

子供を産むと”おっぱい”という言葉は全くエロい言葉ではなくなります。
言葉どころか存在も別にエロくない。

もはや恥ずかしいものですらなくなり、
ママ友同士ともなると公共の場でおっぱいトーク

なんならその辺でペロンと出して授乳したいくらい。
産むまでは両親の前で胸を出すなど、思春期以降全くなかったのに、
授乳期は平気でペロンと出して授乳してしまいます。

だっておっぱいは子どものライフライン!!
恥も外聞もへったくれもないよね!

 

そんな(本来の意味での)おっぱい冥利につきた日々も、卒乳と共におしまい。

出産するまでは授乳って、すごいほんわかした何だか尊いものだと思ってたんですよ。

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まぁ現実はまったく違いますよね。
卒乳した今、この一年間のリアルなおっぱいライフを振り返ってみたいと思います。

 

*授乳激痛期(新生児のころ)

冷静に考えりゃ当たり前なんですけど、

乳首吸われるってクソ痛いんですよ!!

吸われるんですよ、乳首を。

皮膚として全く丈夫でない場所を。

赤子も生きるために必死ですから、ダイソンばりの吸引力で。

吸われすぎて赤くなった乳首をケアするために馬油を塗ったり、
さらには乳頭保護器という乳首を保護するカバーもあるし、
友人は乳首が切れて血が出て、治りかけのかさぶたも吸われて剥がれてまた血が出て、の繰り返し。
オカン共はみんな最初泣きながら授乳しているのです。

授乳の大変さをお父さんにご理解いただくためにも、乳首を吸われるという体験を両親学級のカリキュラムに加えていただきたい。
各自治体よ、頼む。


*授乳腹ペコ期(生後1〜3ヶ月)

それも慣れてくると痛くはなくなりますが、全くもってほんわかでもありません。

子が生きるために必死におっぱいを吸うなら、母も供給するために必死。ものすごくお腹が空きます。

だから与えながら食う。

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よく育児書には「授乳はお母さんと赤ちゃんの肌と肌が触れ合うコミュニケーションの時間。授乳中は赤ちゃんに話しかけながら与えましょう*:・'゚☆ 」

なーんてことが書いてあるのですが、

実際(特に新生児期は)赤子ほぼ寝てるわ!
なんなら寝ながら、ウンコぶりぶりしながら、おっぱい飲んでるわ!

この後、いつぐずり魔人に変貌したり、ウンコ漏らしたりするかわからないから、オカンだって食える時に食わねばなりません。
それに食べないと母乳出なくなりますから、マジで!

まさか食べながらおっぱいあげるなんて思ってもみなかったよー。
育児書はほんとのこと書けよー。


*授乳倦怠期(生後3〜9ヶ月)

子が3ヶ月になった頃はこちらを見ながら、手で服を触ったり握ったりしながらおっぱいを飲むようになったので、ここまでくると上記の育児書の意味もわかります。
なかなか我が子かわいいです。 

さらに少し成長すると、授乳中に胸ぐら掴む、殴る、蹴るなど動きも激しくなってまいります。
暴行してきながらも、おっぱい吸ってる、という最高にかわいいツンデレを見ることができます。

 

が、子育て疲れも蓄積して疲弊してくる時期。
そして一日も授乳回数も5~8回だったりして、もう何百回したのか授乳、あと何百回あるのだ授乳という気分にもなってきます。

要するに飽きてきます。尊いどころか超日常。

 

というわけでしちゃうよねー、スマホ授乳。

世間ではスマホ授乳は赤子に悪影響だ!!なんてことも聞かれましたが、
むしろ私はスマホある時代に出産してよかった!と思いました。

まだまだあまり外出もできず家の中で一人子育て奮闘することが多いお母ちゃんが唯一、他の大人とコミュニケーションできるチャンス。息抜きです。

スマホなかった時代は一体どうやって息抜きしてたのでしょう。。

 

そして赤子が起きて遊んでる時にスマホをいじるよりもよっぽどいいと思うのです。
授乳が終わったらスマホをしまって一緒に遊んであげれば、きっとおっぱいの時にスマホをいじられたことなんて忘れてることでしょう。

 

ちょっと大きくなってハイハイできる頃になっても私はスマホ授乳してました。
なぜなら授乳してない時にスマホを出すとスマホを強奪されるから。

その代わり授乳が終わったら、抱っこして、高い高いして、くすぐって、二人でゲラゲラ笑うことにしてました。

スマホ授乳で育った我が子ですが、1歳過ぎた今、ものすごい笑いのハードルが低いお調子者に育っているのできっと大丈夫です。

 

*授乳は寝かしつけ用 期(生後9〜10ヶ月)

息子は食欲だけは旺盛だったので、離乳食が3回食になった途端に日中の授乳回数が激減しました。

むしろ寝かしつけするためにあげてたようなもんです。

 

そしてこの授乳で寝かしつけをしていたがために、息子の眠りが浅いことが先人たち(意識高いママ友)の教えで発覚。
10ヶ月で決死の夜間断乳したため、もうほんとにおっぱい不要説がでてきました。

 

*授乳惰性期(生後11〜12ヶ月)

夜間断乳に成功すると、泉のように湧き出ていた母乳が枯渇してきました。

大して出てないだろうし、もうほんとにおっぱいいらなくね?ってなったのですが、
この頃から言葉がわかるようになり

「おっぱいいる?」と声をかけると

「あーっあーっ!」と目を爛々させ、よこせよこせとこっちに寄ってきたので

それが面白くてあげてた節もありました。

 

むしろ「おっぱい」と声をかけないとおっぱいのことを忘れているようでした。

 

そしてこの時期、前歯が生え揃ったのです。

歯でおっぱいを噛まれると!死ぬほど!痛いのです!
歯が生えたらおっぱい卒業システムに今すぐ変更しろ!!

 

ということで子が大しておっぱい欲しがらなくなったのと、
噛まれる恐怖におののき、1歳になって授乳をやめました。

 

3歳くらいになっても授乳してるお母さんほんとすごいわ…尊敬しゅる…。

 

ーーー

 

かくして息子とのおっぱいライフが終了したわけです。
一年間吸われ続けたmyおっぱい、おつかれ。。ほんとよくがんばったよ。。

 

まぁオチとしましては、

授乳前よりもおっぱい、しぼんだんですけどーー!!??
もう用済みということか!?

じゃぁ男女平等にみんなぺったんこで、
授乳期だけで出てくればいいじゃないー!!

と声高に叫びたいと思います。