こんにちは!
ハチです。
先日は多摩川の花火大会がありました^^
去年は夕方ごろから突然の雷雨で、中止。
近年度重なる台風の接近により、今年初めて秋開催へと変更となった多摩川花火大会となりました。
私自身、10月の花火大会など、都心で見るのは初めて。
空気が澄んでいて花火はとてもきれいでしたが、
まあ寒いこと寒いこと…笑
とにかく親子で「寒いね、、(笑)」ばかり言っていました。
ムートンブーツとダウンコートでしのぎましたよね。
さて、日本と外国の花火の違い。
実は探ると面白いんです。
日本は我々には慣れ親しんだ球状で、上空で丸く開くもの。
一方、
海外は円筒型が一般的で、円筒の片方の蓋が外れて中身を放出させる方法で噴水のように開くもの。
日本では「花火は大勢で見るもの」であったため全方位から同じように見える構造で発展し、
更には別々の色を出す火薬を幾層にも重ねて丸め、途中で色が変わるような職人技が光るものに。
海外では「貴族が城などであげて楽しむもの」であったため、大きくなく、一種類の色の火薬だけを機械でプレスして作るので色の変化もなかったようです。
こんなページも!
http://www.japan-fireworks.com/basics/katachi.html
花火の色の秘密も、面白いです。
花火には「炎色反応」というしくみによって色の認知ができるのですが、
とても小さな世界で起こっています。
色は、
ナトリウムなら黄色、銅なら青緑というように、金属の種類によって違っています。
そして、金属を燃やしたときに、その金属の種類によって決まった色を放出するします。
それが「炎色反応」です。
花火の球は、上空で、真ん中にある「しん」に向かって外側から燃えていくため、だんだんと色が変わっていくのです。
面白いですね。
色の違いばかりではなく、
ときにキャラクターのような形を作ったり、
予想を上回るような変化をしたり、
キラキラと点滅をしたり、
グラデーションのように光が移動していくような動きを見せたり。
近年の花火はとても華やかですね。
(予想外に変化する不思議な花火!とてもきれいでした)
調べれば調べる程、本格的な化学の話になっていく花火の世界。
化学に、更に職人さんたちの匠の技を日本の伝統芸として生かされた文化芸術。
奥が深いですね。
さらに、せっかくなのでもう一段。
あの華やかな花火が何万発、何千発も夜空に打ちあがった場合、
楽しい反面、
環境には影響はないのか??
そんなふうにチラッとでも感じる方も多いのではないでしょうか。
探してみると、「環境にやさしい花火つくり」に取り組んでいる職人さんもいるようです。
鎌倉の、地産地消花火に注目!
使用済みの割りばしなどを炭の材料にするほか、
海中に落下する玉皮に水質浄化作用をもたせたり、
魚のエサにもなる素材を使うことを検討していたり…
知らないところでこんな取り組みも行われていたとは。
驚きました。
滋賀県長浜市の花火師が開発した「エコ花火」というものも。
燃えかすが自然分解!?
みんなで夜空を見上げ、感動さえ呼び起こす日本の風物詩。
ますます、クオリティ高く華やかな技術が求められる一方、
そして伝統としての技術の継承を脈々と。
更に、時代に沿って環境などにも配慮された、より進化を遂げた花火の新しい姿を、
これからも見せてほしいなと思います。
エコな花火には5倍もの費用がかかるとも。
より認知度が高くなれば、自治体や民間企業方の協力も得られるかもしれませんね。
最後にネタ。
花火と言えば「手持ち花火」も日本人には馴染みのある風物詩ですね。
とはいえ小さな子どもがいるとやけども怖いので気を遣います。
さかのぼりますが、
私は今の夫とは18歳くらいの時からお付き合いなのですが、
当時一緒に所属していたサークルの仲間たちと浴衣を着て花火をしよう、、、なんていうイベントをしていた時のこと。
ねずみ花火に火をつけた旦那の手からシュルシュルと勢いよく飛んだ花火は
数mほど飛び、私の浴衣の裾らへんに滑り込んできて・・・
浴衣が燃えかけ、焦げました。
ごめん!まじでごめん!!
と平謝りの旦那でしたが、
もうそれ以来、手持ちも含め花火むりっす。
まじで恐怖です。
数年前、子どもたちのために嬉々として手持ち花火を買ってきた旦那ちゃん。
私の冷たーーーい視線を受け、また平謝りしておりました。
いや、無理だから。
手持ち花火は絶対にやりません!!!( ̄Д ̄)ノ