decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

工作系オモチャに、まさかの『はんだごて』!?

こんにちは!
ハチです。
 
今回は、小学校高学年向けに、
またまた個人的に印象深いオモチャたちをご紹介したいと思います。
 
***
 
子どもの探求心をくすぐるオモチャをズラッと並べている「好奇心の部屋」という店舗( http://mokei-factory.com/kokishin/ )にて、
目に飛び込んできたのがコチラ。
 
6本足歩行する、ロボットの「フォロ」!!

エレキット フォロ MR-9107

 
Amazonによる商品ページより: エレキット フォロ MR-9107 )
 
なんだか愛らしい顔をしていますが、
肝心の中身は?
 
機能としてはモードが2つあり、
「たんけんモード」では赤外線センサーで障害物を探知して避けてみたり、
「なかよしモード」では目の前に現れた動くものの後を着いて行ったり。
 
多様な動きはしませんが、少し賢いロボット。
 
しかし、
このような機能が搭載されたロボット自体、
ペッパーも街中で見慣れてきた現代人にとっては
近年珍しいものではありませんよね。
 
実は、このオモチャがすごいのは、、、
 
部品がバラバラなんです。
 
なんと、
部品総数、115点!!
 
バラバラになっている部品を全て組み立て、
問題なく動作するまでの機能を自分自身で搭載させなければなりません。
(対象年齢は10歳~)
 
ちょっと複雑な「工作系のオモチャ」なのです。
 
 
 
「オモチャ」を組み立てるのに「工具」が必要
 
このオモチャの箱に入っていない、
「工作に必要なもの」には以下の3点が記載してあります。
 
  • ドライバー(プラス)
  • ニッパー
  • (あと、単4電池が4つ必要です!)
 
笑。
 
ドライバーなんて大体の家庭にあるものの、
保護者管轄下にあり子供が身近に利用する道具ではないでしょう。
 
さらに、
ニッパーって?
 

フジ矢 スモールニッパ 110mm 刃部鏡面仕上げで切れ味抜群 より線Ф2.0まで切断可能 MP4-110

↑これ。
 
私個人的にはアクセサリー作りに細いワイヤーを切ることもあるので所有していますが、
家庭に必ずしも揃っているものではなさそう。
 
 
・・・そんな、
ちょっとしたハードルがまた「本物志向」で、
笑っちゃうというか、面白いというか。
 
 
なかなか挑戦的なオモチャを提供してくれるじゃないか、
エレキット。
 
ちなみに組み立て方はコチラ!!
しかと見届けて頂きたいものです。
 
まさかの『はんだごて』を別で買ってください」なオモチャ。
 
ニッパー必須なんて、かわいいもんです。
『はんだごて』が必須な工作オモチャがズラリとあるのですから。
 
そもそも『はんだごて』って、記憶にありますか?

白光(HAKKO) 電子基板用はんだ付けセット 40W FX511-01

 
↑これ。
 
熱されたコテで金属を溶かし、配線などを接着する、あれです。
 
学校で「使うところ」「使わないところ」があるのか未確認ですが、
 
私自身は確か中学生頃に
美術の授業でのステンドグラス作成や
技術系の授業でロボット作成をするため使用したような記憶がボンヤリ。
 
私自身、お仕事も学校も電気・機械系ではないので、
『はんだごて』なんぞ、そんな遠い授業の記憶で止まっており、
半導体作りには欠かせない…くらいの知識レベルでしたが。
 
『はんだごて』が、
こんな身近に「オモチャ」として存在してくれる可能性があるなんて!!
 
衝撃でした。
 
 
『はんだごて』を使わないと作れない、
同じくエレキットの強気なオモチャたちの一部がこちら。
 
エレキット メロディー時計2 自分で作曲 はんだ付けキット AW-866

エレキット メロディー時計2 自分で作曲 はんだ付けキット AW-866

 

 

 

エレキット(elekit)はんだ付け電子工作キット ミニグランドピアノ

エレキット(elekit)はんだ付け電子工作キット ミニグランドピアノ

 

 

なんかもう、、、面白すぎます!!
 
はんだごて自体の温度は非常に高くなり火傷の危険もあるため、
子どもに安易に渡せるものではないと思いますが...
 
親の監視下で注意して扱えば、
「こんなものが作れるんだ…!!!」
という、今までのおもちゃでは感じ得なかったような壮大な感動を呼び起こしてくれるような気がします。
 
 
オトナも、、、
絶対に、楽しいですよね?笑
 
ものの仕組みが根底までわかり、
時にはうまく動作しなかったり失敗することも含め、
 
根気よく取り組む過程や、
原因を突き止めて解決しようとする作業全てひっくるめて、
とても価値のある体験になりそうです。
 
 
それで、「エレキット」って一体どんな会社!?
 
『はんだごて』を使うオモチャは、エレキットのもの以外にも、意外とたくさんありました。
 
しかし圧倒的に目立っていたエレキットのオモチャ。
決してオシャレなわけでもなく、エンジニア感満載過ぎるそのパッケージやラインナップを見ても、なかなか無視できないものがありました。
 
「エレキット」とは、
私自身不勉強で聞いたことのない社名だったのですが、
株式会社イーケイジャパンという企業のブランド名だそうです。
 
電子ホビー商品等の製造、販売を行っており、本社は福岡の太宰府
遡ると、もともとは電気販売店だったとのこと。
 
1973年には 電子工作キット5種類を開発・発売… と、
まるで電気、電子、機械工作の先駆けともいえますね。
 
エレキットは、1970年代に福岡の電気販売店「デンキのカホ」で誕生しました。創業者の柳瀬綱夫が、自らの店舗で技術本を片手にラジオを作るためのパーツを集めている子供たちを見て、もっと簡単にラジオを作れるようにラジオパーツ一式を揃えて、キットとして販売する事を思いついたのがエレキット事業の始まりです。その後、手軽に楽しめる実用的なハンダ付け工作キットや、中の基板が見えるように半透明のケースで覆われたロボットキット「MOVIT」シリーズなどを発売し、電子工作ファンの子供たちに大人気となりました。(ホームページより引用)
 
その他の情報を見ても、
国際的な賞の実績なども多数あり、相当な老舗なことが伺えます。
それでいてオモチャ市場や新たな切り口で挑戦し続ける、なかなかホットな企業。
 
最近もこのようなニュースが賑わっているようです。
このプログラミング教材も、
先述した「好奇心の部屋」という店舗でも多数売れていました。
 
余計なものはそぎ落としつつ、楽しくロジカルに。
順序だてて頭の中を整理してくれる教材としては、
文系出身の新卒学生のエンジニア入門の研修でも役に立ちそうです。
 
株式会社イーケイジャパンにおけるエレキット。
公式Facebookやホームページ自体も大変面白いですが、
「ELEKIT VOICE」というサイトも非常に楽しいものです。

ELEKIT VOICE | ELEKITの情報を発信!

(「開発よもやま話」なども非常に興味深い内容です!) 
 
次はどんな商品、オモチャを生み出してくれるのか…
裏話も含め、今後も楽しみですね。
 
 
完成後も「改良」を重ねられる!?
 
例えオモチャが完成し、
オモチャ自体で適度に遊んだその先も、
エレキットのブログでは更に斬新な提案がなされています。
 
最初にご紹介したエレキットの「フォロ」というロボットではコチラ。
改良するってことか、、、!!(驚)
 
しかも、フォロ本体では使用しなかった『はんだごて』出てきました。
 
使うんかい、っていうw
オトナの階段を上っていきますね、、、!!
 
 
本当に読むと笑います。
ちょっと頭痛くなってきちゃいますが、、笑
内容がまるっと、エンジニアだなーと。
 
この通りに改良出来たら、相当自信もつくし、ハマる人はドはまりするかも。
 
もちろん、
素人がむやみやたらに改良するのは怖いかもしれませんが、
このような実例と共に改良案をメーカー側から提示してくれるのであれば、
 
オモチャのパッケージを飛び越えた可能性も更に拡がり、
楽しさが無限大になりそうです。
 
「よくある質問」や、
Amazonなどにあるコメントの失敗談もまた、
興味深くて面白いですよ(笑)
 
***
 
話は戻りますが、
 
ロボットの「フォロ」をプレゼントされた知り合いの小6男子(工具セットと共に)。
 
箱を一瞥し、
「ロボットじゃん!」と叫び(←箱なんてまともに読まないw)、
 
しかし、
開けたら「マルっと完成されたロボットが出てくる」と思っていた小学生男子は、
 
(・・・アレ??)
 
と一瞬、固まります。
 
そして次の瞬間、
叫んでくれます。
 
すげー!!!
おもしろそー!!!
・・あー!!
なるほど、作るのか!!
だからドライバーセットもプレゼントに入ってたのか、、、そういうことか・・・!!!
 
反抗期に差し掛かっている少年も、
童心に返り嬉々として喜びを露わにしてくれました(←あげた方も嬉しい)。
 
 
複雑なレゴにもゲームにもそこそこ飽きてしまった少年たちであれば(女子も含め)、
このちょっとハイクオリティーなテクニックを要する「複雑な工作シリーズ」は、
何よりワクワクしてくれるかも。
 
サプライズトイがヒットし続けていますが、
工作系も根強く、更に進化を遂げていますね、、!!!