decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

ソーシャル・ディスタンスならぬ、ドメスティック・ディスタンス??

こんにちは!
アルコール消毒で手荒れに悩んでいるハチです。
 
ウイルスによる様々な出来事や自然災害、子どもの事故や事件など、
その他にも悲しくなるニュースがたくさんありますね。
 
目にすると正直あまりやる気が起きなくなったり、気が落ちやすくなったりします。
きっと私だけではないはず...
 
しかしそんな中でも
毎日はどんどん過ぎ去るわけで。
 
自分が止まりそうになっても子供も成長しますから強制的に背中を押されながら、
日々なんとか気持ちが上がることを見つけ、前進しています。
 
 
こんな時にはトップに明るい写真が欲しいので、
先日ケーキのようにカットしてみたスイカの写真を貼ってみます。
 

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映えてますか?笑
これ、一番おいしいところ(真ん中)をカットするのでそのまま食べ、
残りはフルーツポンチにしました。
 

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タピオカを入れてみたら怪しくなりました…

 

さて、
一応、自粛が空け約2か月でしょうか。
 
2月末ごろから、あんなに日本中が我慢した長い自粛、そして休校期間。
 
とても長かった。
 
貴重で大事な時間でもあったけれど、
長引けば長引くほどフラットで同じ精神状態を保つのは大人も子供も大変でしたよね。
 
じっくり考える時間を持ちつつも、
それと同時に、
 
フットワーク軽く柔軟に
「withコロナ」の時代に沿った生活や働き方、教育や育児体制を整えていくのかが、
試される2か月でした。
 
 
だからこそ自粛明けが待ち遠しい部分もありましたが、
明けたら明けたで、
またジワジワと感染者はハイペースで増えていく。
 
しかし現在も、
数字を眺め不安になるだけでは何もできなくなってしまいますよね。
 
適度な楽観と不安との間を行き来しています。
 
働き方や過ごし方も、ルールやモラルをしっかり守りつつ、
時間の使い方やオンラインの手法、場所、子守や留守番、教育の方法に至るまで、
ただ変化を受け身で待っているのではなく、
 
ザラザラと粗っぽい不透明なところにも手を伸ばし、
withコロナに応じられる変化に対応し、作り出していかなくてはならないなと感じる日々でした。
 
 
===
 
 
しかし、
「ディーセントワーク」の働き方としては、社長含めスムーズにフルリモート移行が実現。
 
弊社はコロナ前から、
社員の子育てママたちがきちんと成果も上げつつ、
在宅で仕事ができるスタイルを確立していました。
 
なので、withコロナの時代への適応が断然早かったようです。
 
(先日、社長・高橋にもそのあたりの話を聞いてみたので、
また追ってブログに書きたいと思います!)
 
 
ただ、
世の殆どの企業が今まで以上の在宅ワークの人数増加、
仕事内容の変更を余儀なくされたと思うので、
職場だけでなく家庭でも様々な軋轢が生じてしまったことと思います。
 
 
私の周りのママたちにも、
「家庭での過ごし方」や「働き方」がどう変わったか?
 
という問いをすると、本当に悲喜こもごも。
様々な声がありました。
 
 
特に、
 
「夫が全部在宅になった。息が詰まる…!!(悲鳴!)」
 
という意見の多いこと(笑)。
 
当事者の皆さん、気を悪くしないでくださいね。
嫌いとは言ってないんです。
 
何年も適度にキープされていた夫婦間のソーシャル・ディスタンス(?)が
急激に変化したのが理由です。
 
 
ですが割と、
日ごろから半々に家事や育児を担っていなかった(担ったつもりになっていた)パートナーを持つご家庭に見られる意見が多かったかもしれません。
 
ママ達からすると「仕事をしてくれているのはありがたいけれど、普通に子供が一人増えた感じ…」との意見。
 
昼ごはんも人数が増え、洗い物も増え・・・
 
物理的にも、一般的に広くはない日本家屋にもう1人、
大のオトナが平日もずーっと四六時中ウロウロしているのはなかなか「圧」があるのかもしませんね。
 
そして妻は気晴らしの買い物やカフェにも軽々しく行けないため、
一人時間がなくなり更に息が詰まる悪循環。
 
 
また、
「今から会議だから部屋に入らないでね」
と夫に言われるも、小さな子どもにとっては理解不能
 
ママはそこを宥めたり、「静かにしなさい」と注意しなければならない(そして簡単に大声で怒れない)という、
神経が休まらない時間の多いこと。
 
「今から仕事だからよろしく」
「今から電話だからよろしく」
 
いやいや、わかりますよ?
静かにする努力しますよ!!
 
でも、その
「相手に我慢を強いる当たり前感」
が雑に出てしまうと、
きっとママ側は張りつめている神経がパチンと切れそうになるんでしょうね。
 
 
たぶんそれは、ママは子育てしているだけで、
コロナ前からずーっと無意識の我慢が家庭内でたくさんあるからこそ。
 
「協力してくれてありがとうね」
「ごめんね!」
 
悪いのは勿論コロナだけれど、
幼い子どもに理解しにくい我慢をさせるのはやっぱり「ごめん」。
その理解不能を宥める手間と労力をかける妻にも、やはり「ありがとう」。
 
悪循環より、「良い連鎖」を引き起こせるかどうかはお互いの努力にかかっているんでしょうね。
 
在宅が多くなったお子さんがいるご家庭で、
オンとオフが付きにくくなったのは男性も女性も同じ。
 
「我慢」は溜まるとストレスでしかないので、溜まりすぎる前にこまめに話し合い、
「その家庭なりの解決方法」を見つけていけたら良いですね。
 
 
 
つまり、
在宅ワークやフルリモートは当然このご時世スバラシイのですが、
 
「リモートになったから解決」
在宅ワークだから大丈夫でしょ」
 
という理解で止まるのではなく、
 
この新たに浸透している仕組みにも生まれる弊害や様々なストレスと上手に付き合っていけることこそが、
本当のwithコロナにおける働き方の大事なポイントですね。
 
 
===
 
 
他にも聞こえた声は多種多様。
以下のような「良い面」や、様々な「工夫点」もあります。
 
 
夫婦間や、育児面では、
 
  • 在宅の共働きの夫婦間でスケジュールを伝え合い連携して家事をこなすようになった。
  • 夫婦と子どものスケジュールをそれぞれタイムツリーで共有し、夫は子どもの送迎時間を外しZOOMで打ち合わせを入れるよう工夫してくれるようになった。
  • 平日、夫の食事作りや洗濯、食器洗いの回数が増えた。
  • スケジュールを細かく共有する機会が増え、夫婦の会話が増えた。
  • 量販店やスーパーなどの販売の妻が忙しくなり、夫がフル在宅で子供と過ごし、今までと日中の育児の割合が逆転した。
  • 夫婦や家族でテレビや映画を一緒に見る機会が増え、共通の話題が増えた。
 
 
教育面では、
 
  • これまでの習い事が必要か不要か、また送迎の動線や内容も見直した。
  • 夫婦ともに在宅だから学童をやめ英会話をオンラインにかたり、塾を通信教育に変更した。
  • abcマウスやオンラインでできる英語を始めた。
  • チャレンジタッチやスマイルゼミなどのタブレット学習を始めた。
  • 子どもの水泳やスポーツ系の習い事を辞めてしまったので家族で身体を動かす機会が増えた。
 
などなど。
 
我が家もそうですが、
コロナ前は義理の祖父母に子供を預けて仕事をすることもありましたが、
それも憚れらるため夫婦間で解決しようと努めるようになりました。
 
「夫がフルで在宅になったから、なんとか共働き生活をやっていけている。(夫に子どもを見てもらえる)」
という、先ほどとは真逆の意見もありました。
 
「変化した事実」をもとに、
立場や内容によっても感じ方は違うので、
やはり家庭ごとに「誰が(誰と)どう工夫して対応するか」がやはり大事ですね。
 
 
===
 
 
夫婦間のやり取りに気をとられていましたが、
最近我が家の子どもたちも少しナイーブ?かも??
 
 
前は負けてもケロッとしていたオセロやトランプで泣いたり、
ボーっとしていると干渉してしまったり、
見守り切れず口を出してしまったり、
ついガミガミ言いすぎてしまって喧嘩になったり落ち込ませてしまったり。
 
前は一人でも平気だったのに一緒に寝てほしいと言ったり、
お留守番を嫌がるようになったり。
 
 
成長の過程なのかもしれませんが、
やはりそれだけではない気がします。
 
すっかり前の「のびのび」から遠ざかってしまっているのも事実。
 
私も「子どもたちとの距離感」を考え直す必要があるのかもしれません。
近くに居ながらにして、適度な距離(ディスタンス)を保っていく… 
 
難しいですが。
 
 
ソーシャルディスタンスの「ソーシャル(社会的)」の反対語は、
「ドメスティック(家庭的))だそうです。
 
「ドメスティック」というと、
ドメスティック・バイオレンス家庭内暴力・DV)」のイメージが強い言葉ですが、
「ドメスティック・ブランド」など、ファッション用語でも使われている言葉なんだとか。
 
あえて繋げるなら
「ドメスティック・ディスタンス(家庭的距離感)」でしょうか。
 
身体的な距離というより、
家庭内では「気持ち」や「言葉」の「適度な距離感」が大事だと意味付けたいですね。
 
うーん。
気持ち新たに頑張ります…!!