decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

「絵」で理科と算数も学べる? 動物のバランスは生態の特徴、骨格や筋肉できまる。

こんにちは!
ハチです。
 
先日、デッサンと「見る」ことの大切さをちょっとお話ししましたが、
いま、わたくしハチが運営している油絵の教室では、
近々生徒さんの「作品展」の開催を控えています。
 
テーマは「動物園」!!
 
なので、多くの生徒さんが動物の絵画を描くことに。
今回は「動物を描くこと」のポイントをお話しできればと思います。
 

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(こんな感じ!)
 
まず生徒さんの参考資料のため、
 
自宅にある分厚ーーーい図鑑(約1万円!!)や動物にまつわる本、
近くの図書館にある魅力的な写真満載の図鑑や写真集をどっさり用意。
 

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ずらーーー

 

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この、「地球博物学大図鑑」がずっしり、高級!!

なんでも載っています。

 

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図書館で本探しも楽しい!!

 

特にこの、
「家のネコと 野生のネコ」に、ずきゅん。
 

家のネコと野生のネコ

この図鑑はとても素晴らしく、
「猫」の幅広さを思い知らされました。
 
いわゆる「家の中のネコ」と同じような風体のネコが
野生として生きる写真ばかり想定していましたが(他に知ってても沖縄のイリオモテヤマネコくらい?)、
予想を覆す写真の数々。
 
とっても恰好よくて、美しいんです。涙
欲しい!!
(と書きながらポチっとしてしまった…)
 
 

世界で一番美しい犬の図鑑

このシリーズも最高です。

惚れ惚れ。

 

オオカミやキツネの写真集も欲しい。

次から次へと欲しい欲求が出て困ります・・・

 

 

子供の頃は図鑑なんてあまり興味なかったけれど、
大人になって見る図鑑は面白いですね。
 
へー!! と思うことがたくさん。
 
 
さて、好きな写真を選び(本にない子はiPadで検索)、
いざ下書きをスタート!!
 
基本は、先日のデッサンとポイントは同じ。
 
 
しかし、写真のサイズ感だと大体小さめです。
 
そのままでもとても可愛いのですが、
大きなキャンバスに描くには更に小さくなってしまったり、
良く知る動物は「知っている形」と思い込みやすかったり。
 
人の脳は「見たまま」よりも「自分の中のイメージ」で絵を描く事が多いので(それも魅力的ですが)、
動物たちはつい、「ぬいぐるみ」のような顔になりがち。
 
 
それもそれで素敵なのですが、
「油絵」という道具が本格的なので、
 
せっかくですから下書きもなるべく本格的に観察しました。
 
 
すると、
どんどん理科や算数のような会話が。
 
・顔の縦の幅と、横の幅はどちらが大きい?どれくらい違う?
・毛並みも、手前と奥で密度や長さが違うね。どうして?
・ミーアキャットの胴体は、顔の何個分の長さかな。
・馬やライオン、たてがみがある理由は?役割は??
・耳の形や、立ち方はどう?なぜそうなってるの?
・オオカミは遠吠えをするとき胸が膨らんで見えるね、なぜ?
・イルカは水に入っている部分の方が濃く見えるね。なぜ?
・クラゲはパラシュートのような膨らみ。なぜ?
・ヒゲはどんな役割があるの?
・馬はなぜ目が離れているの?
・ひょうの目はなぜ前の方に寄っているの?
・目の形や瞳孔の形はどうなっている?その理由は?(夜行性かどうかなども)
・よく見るとネズミの尻尾は胴体より長いね。どうしてだろう。
・サルはほぼ首がとても短くて、肩の位置がポイントだね。
・鳥は頭からしっぽの先までなだらかな丸みで繋がっているね。
・羽の場所によってサイズや形が違うけれど、それはどうして?
・ライオンなどネコ科は、口元がキリっとしてるね(犬歯が隠れているから鋭い)
 
などなど。
今思い出しただけでも、ズラッと!!
 
こんなことを話していると、
 
自ずと
「肉食動物」と「草食動物」の違いを話すことになったり、
生態から必要な身体の特徴が見えてきたり。
 
上級生には、
生態から骨格や筋肉の特徴まで。
 
「理由」がわかると細かい形がグッと捉えやすくなって、
よりリアルな絵に進化するように感じます。
 

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真剣に考えている様子が伝わりますでしょうか。
とにかくも、みんなとっても上手!!
 
私もみんなと観察し、動物の生態や特徴を話していると、
自分自身の気づきもたくさん。
 
一度こん風に動物の絵をじっくり考えて描く機会があった後に、
動物園や水族館に行くとまた印象が変わっているかもしれませんね。
 
「私、子供の頃から絵心なくて動物とか本当に苦手なんですよ…」
と話してくださった大人の方がいたのですが、
 
それもまさに、
理科と算数のポイントで写真を見て、
「生態の特徴、骨格や筋肉」をとらえれば、グッと描きやすくなります。
 
人物画もそうですが、
先に骨格。
 
苦手に思う方ほど、
是非チャレンジしてみてください!
(とかいう私も得意というわけではないのですが!笑 描きやすさは保証します。)
 
そしてそして、大人になってからの動物図鑑。
とってもお勧めです!!
本屋さんで是非チラリとご覧ください^^

デッサン上手=地図が読める人=運動能力も向上!?ビジョン(視覚)トレーニングしよう

こんにちは!
ハチです。
 
わたくしハチが個人で運営する油絵教室での、
下書きで行うデッサン(=観察して鉛筆で絵を描く)の話。
 
まずは、誰でも取り掛かりやすい静物からスタートし、
油絵の具に慣れてもらっています。
 
主要なモチーフはリンゴ、花瓶。
 

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2枚目以降のキャンバスでは、家のような可愛いオブジェ、
中には電車や楽器なども!
 

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何気ない観察絵画のようですが、
「小さなモチーフを大きなキャンバスに広々と描く」というのは、
 
実はとても多くのことが鍛えられるのです。
具体的にお伝えできればと思います!!
 
まず、そもそも「デッサン」とは??
 
 
■デッサンのポイント
 
 
①全体のサイズを把握
 
デッサンはまず、
全体の大きさ、イメージを掴む!!
 
キャンバスや紙に対して、
「これくらい大きく描きたいね」と確認していきます。
 
それをしないと、とても小さな絵になって余白が目立ってしまいます。
 
 
②アタリを付ける
 
次に、
なるべく「〇」や「ー(線)」を使って、
主要なパーツの位置にアタリをつけていきます。
 
線を引く時は長さや角度に気を付けます。
ここが一番の観察ポイントかもしれません。
 
 
③細かい線で繋ぐ
 
あとは、
自分の作ったガイドラインに沿って、きちんとした線を引いていくだけ。
 
(油絵の場合は、デッサンと言ってもあくまでも絵の具の下書きなので、ここから鉛筆で描き込む必要はありません。)
 
今目の前にあるスマートフォンだって、
デッサンしてみようと思うと幅や厚みが難しくてやりがいがありますよ!
 
 
■「空間認知・認識力」が大事
 
以上がとても簡易なデッサンの基本ですが、
これは平面でありつつも実は「空間認知・認識力」が要(かなめ)。
 
もしかしたら「地図が読める人」は、
モチーフの大きさや距離感も掴みやすく、デッサンが得意なのでは??
 
などと個人的に思っています。
 
実際、「空間認識力が鋭い人」は、
サッカーでヘディングが上手だとか、
車の運転が上手なのだとか。
 
動体視力とも重なりますが、
「空間の距離」を瞬時に把握することが出来るのでしょうね。
 
運動能力の高さや身長の高さじゃないのがポイントです。
 
 
逆に言うと、
デッサンなど絵を描くことで、
物体の空間や距離感を把握する練習を積めば、
 
運動神経などにも良い影響があるんじゃないかと思います!!
 
詳しくは、
「ビジョン(視覚)トレーニング」と一緒な気がしますが、
ご存知でしょうか。
 
 
■「ビジョン(視覚)トレーニング」とは
 
特に最近の子供たちは(よく言われることですが)
スマホやゲームなど一点集中の視点がとても多く、
 
広い自然の中で何かを見つけるとか、
遠くを見るとか、
目で何かを追って取り組むことが極端に少ないのだとか。
 
私の教室に通われている生徒さんはそういったお子さんが少なく感じ
安心していますが、
 
もしも
極端に絵が描けない
極端に文字が下手
など気にかかることがあったら、
 
「ビジョントレーニング」をおすすめします。
 
アメリカ・欧州では40年以上前から提唱されているトレーニング法らしく、
「オプトメトリスト」という国家資格もあるほど。
 
それに関連し、
日本でも多くの本が発売しています。
 

発達の気になる子の 学習・運動が楽しくなる ビジョントレーニング

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1日5分! 大人のビジョン・トレーニング 勉強も仕事もどんどん楽しくなる! (健康ライブラリー)

一流選手になるためのスポーツビジョン トレーニング

 
子供向けのビジョントレーニングの本の内容は全く難しくなく、
迷路や線引き、間違い探しなどが中心。
 
私たちが子供の頃に親しんだ基本的な遊びがずらり…なんです。
基本的な遊びがやはり大事なんですよね。
 
あとは、
トランプで「神経衰弱」や「7並べ」なども、卓上ではいいかも。
 
「けん玉」や、「大縄跳び」なども、幼少期から視覚と空間認識を高めそうです。
 
同時に、
景色を見て絵を描く、ちょっと立体的なものを観察して絵を描くなども、
是非実践してもらいたいです。
 
「ビジョントレーニング」は子供の「発達」に疑問を感じる方からのニーズは勿論多いですが、今の時代、多くの子供たち、いや大人たちにも必要な気がします。
 
 
■「デッサン上手=地図が読める人=運動能力も向上!?」
 
とはいえ、
「デッサン上手=地図が読める人=運動能力も向上!?」
と公式を作りましたが、
 
私は地図もあまり読めないし、
ヘディングもできません。笑
 
デッサンをちゃんとやるようになったのは小学校高学年だったでしょうか。
 
もっと幼いころから、
「ただ自由に描きたいもの」以外に、
「きちんと見て、描く」
という経験もしていたら更にプラスになったかも。
 
勿論、「何かが得意」というのは特性や色々な要素が複雑に絡んでいます。
 
が、発達期の視覚機能の向上はどちらにせよ、絶対に大切です。
 
様々に良いことづくめのデッサン、観察して絵を描く事。
先述したコツも参考に、是非試してみてくださいね。
 
もし、サイズ感やアタリを伝えなくても伸び伸び描けて観察力があれば、
運動能力の可能性もまた無限大かも??
 
 
しかし!!
 
色々言いましたが、楽しく描くことが一番です。笑
楽しみながら、「視覚」を養っていけたらいいですね。

「人はなぜ山に登るのか?」高尾山に登ってみた。

こんにちは!

ハチです。

 

人はなぜ山に登るのか?

そこに山があるからダ。

 

イギリスの伝説的な登山家のジョージ・マロリー氏の言葉ですが、

この時の「山」は実は「エベレスト」を指していたらしいです。

 

「(前人未到の?)エベレストに登りたくなるのは、登山家として当然のことだよ」

 

と言いたかったのかもしれない・・・らしい。

 

しかし、

「山=人生」

みたいに広く捉えられ、なんとも深そうな言葉に。

 

 

でも実際に、

 

誰にとっても困難や悩みがたくさんの人生、

本当に目の前にそびえ立つ「山」のようにも思えますし、

 

ただ一歩一歩頑張っていれば自然とゴールに近づいている、というものでもありますし。

 

今の私にぴったりだなー山登り。

 

 

実際にまた登れたら成功体験としてささやかな達成感と自信がついて、

子どもも大人も自己肯定感が少し高まりそうな気がするのも期待大。

 

 

そんなことをウダウダ考え、

この夏久しぶりに「高尾山」に登ってきました。

 

平日の昼過ぎ出発だったためか登山道はガラガラ、

のんびり登山を楽しめました。

 

 

我が家では、大人や親戚の中学生よりも、小学校1年生の次女が一番元気。

 

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坂の上から「がんばれー!」って、言っています。

先頭に立って皆を牽引してくれました。

 

 

登山ルートは一番楽な、1号路で。

 

それでも山の半分くらいまでが(私にとっては)一番きつく、ヒイヒイ。

 

 

しかし、周りに人もいないので、

マスクを外して森林の香りを嗅いで美味しい空気を吸い込むと、

生き返ったような気分に。

 

こんなご時世だからこそ森林に囲まれた雄大な自然は有難いものです。

 

 

山の中腹辺りには、ご飯屋さんなどのお店がズラリ。

 

もう14時でしたがお昼は頂上で食べようと我慢をし、

とりあえずお団子屋さんへ。

 

長女も次女もこちらで販売しているお団子が大好きで、

休憩時には毎回食べます。

 

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(おじさんに許可をいただき、撮影しました!!)

 

甘いみそだれで、あたたかくて、ホッとします。

 

食べる前に撮影しようとしたら、もう食べられていた…

 

 

私は暑さでポカリスエットを2本目飲み干していました。笑

 

山登り中は森林の下でとても涼しいのですが、

少し開けたところに出ると暑い暑い。

 

また山に入るとサアッと涼しくなり、

本当に不思議な森林のパワーです。

 

 

少し元気が出たところで、更に上を目指しました!!

 

だんだん口数が少なくなっていく一行…

 

そして、相変わらず1人ずんずん進む6歳の次女(強)。

 

下山中のすれ違う外国人の方に

「ガンバレー!」

と、これまた励まされました。

 

アリガトー!!

 

よほどしんどそうにしていたのかな笑

 

 

そして・・・

 

 

着いたー!!!

 

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雲の切れ間からは富士山も見えて、有難みも倍増。

 

そして真夏のオリンピックシーズンだったためか、

頂上には五輪のシンボルが。

 

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どーん

 

 

ガラガラだったのでパチリしてきました。

 

そして頂上でいただくお蕎麦は本当ーーーに格別。

もう15時過ぎだったので、全身に染み渡りました…!!!

 

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下山も頑張りましたが、

ルート間違えたのか膝が笑うww

 

登山よりも下山が辛いお年頃でした・・・

 

 

これからますます、紅葉が綺麗な登山シーズンがやってきますね!

 

高尾山はじめ、都心の山でも様々なルートや登り方があるようなので、

また色々とチャレンジしてみたいです。

 

なお、以前は高尾山で突然の土砂降りに降られ困ったことも。

どんなに晴れていても山の天気は侮るなかれ。

 

コロナ感染や災害に気を付けしっかり準備や対策をしながら、

登山を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

 

 

また、ズンズン頂上に向かって先陣を切る子供の元気と、

ゴールを前にラストスパートで走り出す若いパワーを前に、

 

大人の自分より子供の方ができることに素直に「すごいね!!」って言い続けられることがまた、清々しい時間でした。

 

他愛もないことかもしれませんが、

もっともっと日常生活の中でも「すごいね!」ってたくさん声に出していきたいなと思った登山の日。

 

次はもっと追いつかなくなるのかな。

小さなパークゴルフから「視野と心の広さ」を学んでみた。

こんにちは!
ハチです。
 
気候が良く、お天気ならば芝生の上が気持ちの良いこの季節。
子どもたちも一緒に出来る、パークゴルフにハマりました。
 

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パークゴルフとは、専用のクラブとボールさえあれば、誰でも楽しめるゴルフ風なスポーツ。

 

個人的にはゴルフを今までやったことがなかったので(ビリヤードは好き)、

全て夫に教えてもらったのですが、
 
ルールもわかりやすく、6歳と9歳の子どもたちもすぐに理解していました。
 
子供たちのお休みが来ると
 
「またゴルフやりたい!」
 
というので、
 
広々とした空間で走り回ることも子供たちにさせてあげたく、
千葉のドイツ村へ。
 

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(曇っていたけれど、暑すぎず快適な日でした)
 
とにかく今のドイツ村は、マリーゴールドが綺麗!!
一面のお花畑は癒されますね。
 

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オレンジと黄色に元気をもらえます!!

 

 

パークゴルフは普段着のままで、
全て道具をレンタルし、気軽なものです。
 
9つのコースを回りました。
 

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譲り合いや、気遣い、姉妹で数を数え合うのもちょっとした学び。
 

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次女は何回も外しますが、それもご愛嬌。

 

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長女は真剣!

 
ゴルフしている方にとっては当たり前かもしれませんが、
 
待っている間はどんな風に振る舞うべきか、
上手くいかなかった時はどんな姿でありたいか、
誰かが上手くいかなかった時にどんな声をかけるか、
逆に自分より相手が上手く行った時はどんな姿勢であるべきか...
 
などは、
幼い子どもたちにとっても人間的な勉強の場になりました。
 
 
当たり前な話ですが、
ちょっとしたことですねたり、相手の成功を喜べなかったり、
待てなかったり、上手くいかずイライラしたり、
自分中心な行動ばかりだと良くないですよね。
 
あとは、レンタルと言えど、
道具の大切さやゴルフ場の使い方のマナー、
手入れされた芝生の扱い、理解など。
 
そんな端々のことに対する語りかけを子供たちにしながら、
結局口うるさい母となっていました。笑
 
 
つまりは、
プレー内容だけではなく、
周りの人や自分自身を俯瞰して見られる「視野」の広さや、
 
どんなメンタル、環境、状況下でも、
安定し落ち着いて親切に対応し得る人間力=「心」の広さみたいなものが問われなと。
 
子どもたちにもそれらを学ばせる機会にもなるのかなと感じました。
 
どんなスポーツもそれらの側面はありますが、より待ち時間含め時間をかけるスポーツだからこそ、人間性が表面化しやすいのかもしれませんね。
 
「ゴルフって性格出るよね」
とは良く聞きますが、なるほど。
 
 
家族みんな下手っぴですが、
なかなか一緒にできる趣味のようなものが今までなかったので、
 
世代問わず自然に触れながらのんびりできるゲームとして
パークゴルフは楽しいですね。
 
何より、
密とは無縁と思えるような、広ーーーいドイツ村。
 

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ターザンみたいな遊具も、ガラガラ。
 
平日だからか人も少なく、とても快適でした!
 
何より芝生の手入れが行き届いているので、
パークゴルフエリア外も、とにかく気持ちの良い芝生ゾーン。
 
次回来るときはピクニックがイイ!!
 
帰り際には家族みんなで芝生に横になり、
緑と太陽と空気をチャージしました。
 

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ずっとこうしていられる…
 
ところどころ丘のようになっているので、
ゴロゴロと転がるのも楽しい。
(半袖だとちょっとチクチクするけれど笑)
 
虫もあまりいないし、踏み荒らされていなくて、とにかく綺麗です。
 
子供たちの筋力や体力もやっぱり落ちているなあと感じる今日この頃、
パークゴルフしてから思いっきり外遊び、どうでしょうか。

キリンに餌をあげてみた。

こんにちは!
ハチです。
 
医療や飲食、その他多くの「それぞれの苦労」を切に感じながら、願い、祈り、気を付けて、感謝の毎日。
 
一方で、
小学校1年生の娘はいよいよ学校に行くのが億劫になってきて、
「しゅくだいやだ」
「つぎのお休み、いつ?」
と聞いてくるようになりました。
 
みんなとワイワイ学ぶ、
みんなで音読をする、
みんなと歌ったり遊んだりする毎日、
分からないなりに他のお友達の様子を見て話して学ぶ・・・
 
こんなことから遠ざかり、
「楽しい」よりも「たいへん」という気持ちが上回り始めている娘に、
危機感を覚えます。
 
他にも、
身近な親戚の中学生や、
小学校高学年の子たちも、
それぞれ心の葛藤が更に膨らんできました。
 
一番多感な時期にどうやって「今」と向き合ったらいいのかと悩み、
多くの問題が更に増えていて心苦しく思います。
 
withコロナで学業は表面上なんとかできても、
withコロナで心や身体の育成や仲間との絆や喧嘩や話し合いでの学びは得られにくいですね、
どうしても。
 
コロナさえ、なくなれば・・・
 
 
なので今日は、明るい話題を。
 
少し前ですが、
那須サファリパーク へ行ってきました。
 
車移動なので、コロナ禍でも行きやすいサファリパーク!!
(とはいえ油断禁物、消毒や距離感大事)
 
入り口で
「もし車に傷がついても仕方ないのでご了承ください」
みたいなことをお伝えいただき(実際はもうちょっと言い方違ったかな?笑)、
 
車のチェックがされた後、
 
ガイドが流れるタブレットを一台貸していただきます。
 
そして、「餌の袋」もこちらで購入し、車に持ち込みます!
 
「餌の袋」。
けっこうズッシリな袋でした。
1袋1000円くらい?
なかなかの金額。
 
中には牧草のようなものが固まった3センチくらいの円柱の餌がゴロゴロたくさん、
それ以外にビスケットが3枚ほど入っています。
 
一般的な消費量を聞くと、「2袋くらいはお買い求めになります」とのことなので、
とりあえず2袋。
(この後、途中エリアで1袋追加購入)
 
 
・・・サファリパークで、
車内に動物の餌を持ち込むってどゆこと??
 
 
実はこちらの那須のサファリパークでは、
草食動物のエリアだけ、
窓を10センチほど開けて餌をあげられるんです!!
 
たのしみ♡
 
なお当然ですが、肉食動物のエリアでは窓を開けることは禁止です。
貸し出されるタブレットでもしっかりアナウンスされます。
 
どきどき。
 
 
いざ、肉食動物のエリアに入ると、
大きなライオンがノソノソと道路を横断中。
 
しかし車は停まってはいけないと言われているため、
めちゃめちゃ難しい運転となりました。笑
 
確かに囲まれたらだいぶ怖い~
(周りに警備の車はちゃんとあります)
 
 
そして、草食動物のエリアへ。
 
ここでの一番の醍醐味は、
車の窓からキリンに直接餌をあげらること!!
 

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ぬっ・・・
 
キリン!!
 
車の窓は10センチほどの狭い隙間ですが、
キリンが舌を出してくるので運転手(=夫)は軽く悲鳴。笑
 
我が家は既に汚れているファミリーカーなのでなんてことないですが、
高級車の方は現地でのレンタカーなどがおすすめです笑
 

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あー、、、

 

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ん。

たべた!
 

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5回目くらい。
もう、舌は車内に入っている・・笑
 
 
子供たちがワーキャー言いながら、
餌をあげていました。
 
とにかくドアップになるキリンの顔が優しくて、かわいい!!
癒されました。
 

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(こんにちは♡)

 
柔らかそうな口元も、
長い舌も、
ふさふさのまつ毛も、間近で見られます!
 
 
なお、
キリン以外の草食動物は全て、
餌は窓から投げるよう指示されています。
 
顎が強く、手で直接あげるには危ないのだそう。
餌も小さいからでしょうね。
 

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めちゃめちゃかっこいい角のシカが堂々と歩いてきたり、
美人なシカがやってきたり、
かわいいヤギが寄ってきたり、
気性の荒いシマウマが餌を取り合ったり。
 

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窓を開けて餌を投げてあげると
とにかくどんどん食べてくれるので、車の発進が難しいくらいです。
 
とても楽しめました!!
 
 
しかし、キリンって不思議な生き物ですね。
 
どうやら、普段は引っ込んで見えないものの、
舌も50cmほどあるのだとか・・・!!
 
木の上の葉を舌でからめとって上手に食べているんですね(感心)。
 
一日のうちに18時間も食事に費やしているとか、
歩く時はゆっくりでも走ると時速60kmにもなるとか、
首が長い分血液を回すために巨大な心臓があるとか・・・
 
意外にも知らないことばかり。
いやあ、すごい。
 
 
 
キリンまでは難しくとも、
最近の「餌をあげられるサファリパーク」と言えば、
 
サファリパーク内の鉄格子のようなものに覆われたバスに10~20人前後乗り、
ライオンなどに長いトングでお肉を挙げられるプログラム。
 
一度こういうものにも乗ったことがあるのですが、
肉動物の迫力にビビりっぱなしでした笑
 
あと外から見たら非常に滑稽な図な気がして(人がオリに入り肉食動物に囲まれている)不思議な気分に、、、
 
というか私たち人間が餌に見えますよね…
子供と一緒だとどうにも笑えなくてあれから参加はしていませんが、
 
未体験の方には面白い内容だと思います!
 
 
思うがままに生きる動物たちと、ちっぽけな人間たち。
自由がないのか自由なのか。
視点を変えたり視野を広げるのに、サファリパークはよりいいかも??

普通じゃないことが、むしろ普通!! みんな障がい者であり、みんな健常者。

こんにちは!
ハチです。
 
少し経ちましたが、
パラリンピックとても良かったですね。
 
 
弊社、ディーセントワークがスポンサーとして応援させていただいた
稲葉将選手の出場する「馬術」という競技もありました。
 
もしよければ。
こちらのYouTubeをぜひ観ていただきたいです。
 

稲葉 将 YouTube - Bing video

 

先天性の脳性麻痺からくる両脚の麻痺を抱えている稲葉選手。

 

馬のウォームアップや鞍付けなどをしてくださるグルームさんやコーチの助けがあり、

それらのサポートがあってこそ競技ができるのだと。

 

チームワークも含めての競技なのですね。

 

何よりも、カサノバという馬と交流している稲葉選手の姿が本当の兄弟のようで、馬との強い絆を感じました。

 

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いい映像!!

 

馬と心を通わせるにはただただ毎日乗りこなすだけではなく、
その裏で日々、本当の家族のような付き合いが必要なのだなとつくづく感じました。

 

 

馬術」とは、
華麗な技でも披露するのか?
乗り方の技術を競うのか??
などの疑問・イメージがあるかもしれませんが、
 
人の技術よりももっともっと奥深く、
「人間と動物の心の通い合い」が奏でる競技。
私も初めて知りました。
 
音楽やリズムに合わせ、
馬と動物が一体となって駆ける姿に見ている側も共鳴していく。
 
とてもアーティスティックな競技で
もっと多角的で繊細なカメラワークでも観たいなあと思ったので、
今後のパラリンピックにも更に期待したいです。
 
 
オリンピックの歴史をたどると、
意外にも非常に古くは「スポーツと芸術」の祭典だったのですね。
 
パラリンピックにおいても、
ハンデを超え輝く姿はスポーツのみならず、
 
確かに芸術という分野でも活躍の場がたくさんありそうですね。
 
オリンピック規模の芸術の祭典・・・
 
なんだか想像したらわくわく。
美しさを競うスポーツもとても多いので、コンセプトとしても繋がるところが多々ありますね。
 
 
パラリンピックでは、本当にお人柄も頑張りも一層輝く選手がたくさんいらっしゃいます。
それらに惹かれ、選手のSNSや多様なインタビューをついつい見て回りました。
 
時には異議や、疑問を呈することも。
声を挙げることは大切です。
 
発信するツールがメディアだけではなく、
個人のSNS中心になったこともとても良い傾向ですね。
 
曲げられることなく、カットされることなく、
自分の言葉、気持ちを語れる場所。
 
SNSは常々リスクもあり、
透けてしまう人間力も磨いていく必要がありますが、
 
上手に付き合い利用すれば理解者が増え、新しい意見や味方の価値観が広がり、
時には大きな変化をもたらすことも。
 
 
そんな選手たちのメッセージや時代を追いかけるメディアを観て
私個人が感じたことがあります。
 
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人はシーンや内容によって、
「多様」という言葉の外側にいるのか内側にいるのか無意識に判断してしまうことがあり、それがズレている時もある。
 
場合によっては、
とても遠いところで多様性を説きすぎて、当事者から違うと感じられていることもある。
 
時には多様性そのものを都合よく捉えたり発してしまったりする時があり、独りよがりな視点も生まれてしまうかもしれない怖さもある。
 
「みんないい」は、何をしてもいいという意味でないし、そう誤解する子供や大人も増えているのかもしれない。
 
多様性を語るとき、
そして自分自身が内側にいるのか外側にいるのかも含め、
何事も想像力が欠けると、傾いてしまう。
 
でも、もちろん、
遮断するよりよほどいい。
 
どちらにせよ、想像することから始まる。
 
その、想像の深さと幅で、
いくらでも自身の立ち位置やできることや理解が変わる、ということ。
 
ハッ
 
と気づくこと。
 
その積み重ねが大事なのかもしれないな・・・と。
 
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そんな中で、
 
リオで活躍した一ノ瀬メイ選手の言葉だったか、
 
視力が悪く眼鏡やコンタクトで矯正するのが当たり前な人だって
矯正がない状態だったら「障害」を感じるし、
言葉が通じない国に飛び込んだら言葉の壁や不便さを感じそれも「障害」を感じる。
 
というようなものがあり、とても共感しました。
 
また、イギリスでは、「個人モデル(個人的な能力としての問題)」と「社会モデル(社会的な障害)」という2種類の障害が定義されているのだとか。
社会が障害を生み出している...
 
「社会に障害をもたせられていると感じる」
というようなフレーズががつんときました。
 
とても簡単には語れないですが、一ノ瀬氏のInstagramなどもぜひ、一度ご覧になってみてください^ ^
 
 
そもそも、
 
物理的なもの・こと以外にも、
コミュニケーションの世界でも、
仕事の技術でも、
精神面でも、
体質的な事でも、
 
頑張ってもどうしてもうまくいかないことは誰もが「障害」と感じる。
 
ただ、シーンや内容によって助けやツールが充実している場合は、
今更疑問に思わずそれらを使いこなしていることが多いだけで。
 
むろん、
何らかの助けやツールを借りたり誰かの手や技術を借りたりすることは
誰しもあるわけで。
 
よくよく考えたら、
人生、他の人よりできないことなんてゴマンとあるし、
自覚していない自己の障害だって物理的なものだけでなく大小様々、ゴマンとあると思う。
 
 
政府に援助してもらいたいくらいだわ・・・
とつい思う花粉症だって、
慢性的な肩こりだって、
不眠だって、
高所恐怖症だって、
視力の悪さだって、
日本語しか喋られないことだって、
見方を変えれば十分、「障害」と言える。
誰にも溢れています。
 
一人ひとり、みんなそれぞれ様々な種類の課題や障害やコンプレックスを抱えていて、
そもそも普通じゃないことが、むしろ普通。
 
 
そうすると、
 
「おや、誰もがそれぞれ多様な障害を持っていて、それがむしろ普通で、それ前提で誰もが健常者だよね」
 
という結論を勝手に自分の中で出してみました。
 
みんな障害の種類や内容がそれぞれ違うだけで、
 
同じように持っている魅力もできることも強みもそれぞれ違うから、
 
魅力やできることはみんなが出し合って、高め合って、
 
困っていたらお互い助け合い、想像して、学び合う。
 
当たり前だけれど、みーんな、多様性の一部。
 
なんだか勝手にすっきりな私です。
 
 
そうそう、
馬とのスキンシップは心のリハビリにもなるそう。
 
最近は乗馬も流行っているようで
コロナ禍でありながらもなかなか予約もとりづらいかもしれませんが、
ゆっくり乗馬するのはとても良さそう。
 
馬自身も、
「蹄は第二の心臓」と呼ばれており、
脚が心臓のポンプの役目になっているので、歩いたり走らせることはとても大事なこと。
 
人と馬がもっと交わる世の中もいいですね。
 
 
からしたら、
 
なんで人間は4つ足で歩けないのかしら
なんで人間はたてがみがないのかしら
なんで人間は人を背中に乗せられないのかしら
なんで人間は生まれてからすぐに歩けないのかしら
 
人間って、大変ねえ。
 
みたいな感じでしょうか。
 
 
そうそう、人間はみんな普通じゃないんだよ。
それぞれ頑張ってるんだけどね。
 
違いを超えて理解し合って寄り添えば、新しい世の中のより良い価値観と新しい幸せの形は様々に作られていく。
ここでもいつも、当事者意識を持っていたいですね。

水族館深い。「ホッキョクグマ」から自分の傲慢さを知る、そしてまた考える。

こんにちは!
ハチです。
 
以前の水族館レポの続きです!
 
 
水族館でありながら外にも広ーーい敷地が広がっていて、
密を避けながら遊びやすい水族館。
 
私の子供たちも幼稚園の時、更に小学校の時も、
こちらで遠足がありました。
 
芝生や石畳の敷地も多いので、
団体さんでもレジャーシートを広げてお昼も食べやすいのが好まれる理由とも思いますが、
 
このコロナ禍ではとにかく広々としている遊び場は良いですね。
 
 
当時まだとても暑かったので、
暑さ対策をしながら遊園地のような外のアトラクションも幾つか楽しみ、
合間に水族館の館内に入るという流れを繰り返しました。
 
更に、子供たちが何より楽しみにしていたのがこちらの釣り。
 

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手ぶらで行ってもちょっとした海釣りエリアでアジなどを釣ることができ、
それをフライなど調理してもらえて食べられます。
 
ささやかな釣りの楽しみと、
実際の調理の場を見学し、出来上がった料理のおいしさに子どもたちは大満足です。
 
何より大事なのは、「海育」というコンセプトで、
生き物を感謝していただくという一連の体験が気軽にでき、学べること。
 
ただ食卓やスーパーに並ぶ食材を見るだけでも得られない感覚、貴重です。
 
 
そしてようやく館内で、
子供たちが大好きな「シロクマ=ホッキョクグマ」のエリアへ。
 
ホッキョクグマっていつもゆったり寝ているか、
ウロウロ歩いているだけのイメージがありましたが、
 
その日のホッキョクグマはとてもダイナミックに泳いでいました。
 
なかなかの迫力!!
 

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ずーっと同じルートでサービス精神旺盛に泳いでくれるので
お客さんもみんな大喜び。
 
あちこちで歓声が上がっています。
 
こんなに泳いでいるホッキョクグマが見られるのも珍しいので、
とても可愛くてずっと眺めてしまいました。
 
20…30往復くらい??は見たかもしれないです。
 
「元気だね!」
「すごいね~」
 
と感心してエリアを後にしました。
 
 
その後もまた外に出て遊んだり、
イルカショーなども観たり。
 
そろそろ帰ろうか…という時間に、
 
「最後にもう一度泳ぐホッキョクグマ見たいね。まだ泳いでるかな?」
 
と気になり、家族でホッキョクグマのブースへ。
 
いました!!
 
 
・・・あれ?
さっきと同じルートでまた泳いでる???
 
 
えー!ほんと??
 
すごいね。
 
 
凄いんだけど・・・
 
良く見れば見る程、
本当にルートが細かく一緒なんです。
 
この位置で潜りはじめ、
この窓ガラスでこのポーズでUターンして、
この窓ガラスの辺りでこの向きに顔を動かして、
この窓ガラスにこっちの足を必ずこの位置にトンと押して一瞬背泳ぎになってこの角度で陸の方に行き、
この岩のこの位置に、こっちの足を一瞬乗せてまたこの足でこう蹴って水の中へ…
 
と、まるでずっと録画映像を観ているかのようなシーン。
 
 
ふと、ホッキョクグマの上のモニターを今一度観たら、
ホッキョクグマの紹介がされているのですが、
 
その映像も同じルートと同じ泳ぎ方。
 
 
でも、LIVEじゃない。
 
前に撮影したものに字幕が入っている様子。
 
 
え・・・ この撮影時からずっと同じ動きってこと?
 
なんだかそれって変ですよね??
 
 
どうにも違和感があって、調べてみると。
 
なんと、動物園や水族館で動物たちが同じ行動を繰り返すのは「常同行動」というものらしく、ストレスからくるものだとか。
 
なんだかすみません…な検索になってしまいました。
 
確かに、
いつもああやってお客様を楽しませてくれるホッキョクグマくんですが、
 
広大な自然の中でのびのび仲間と生きるのと、
たった1頭で狭い空間に閉じ込められて生きるのと、
そりゃあ違いますよね…
 
 
水族館や動物園を楽しんでおきながら、
とても都合の良い感覚に溺れていたのだなと
申し訳ない居心地の悪い気持ちに。
 
こうした施設やエンターテインメントがある以上、
足を運ぶ人がいることで、
今いる動物たちにとってもhappyな側面もあるでしょうが、
 
一方で、
人間のニーズに応えようとするばかりに多くの弊害も生まれているのだなあと改めて考えさせられました。
 
能天気に眺めていた自分を反省。
 
 
更に調べてみると、
この現象は珍しいものではなく、
水族館の生き物のほとんどが「常同行動」をしているのだとか。
 
群れを成して泳ぐ魚たちもその傾向があるそうです。
確かに。
 
自然環境では日差しも水流も気温も湿度も潮の満ち引きも常に変化があり、
餌だって取れる時取れない時があり当たり前な環境ですが、
 
水族館では全てが一定であり餌の時間も決まっているからこそ、
「常同行動」が更に生まれやすいのだとか。
 
それらを防ぐためには、
飼育上は何らかの変化を日々加えることで、
水槽の生き物たちが活性化され行動範囲やレベルが上がったり、繁殖活動にも影響があるようです。
 
(とはいえ私もまだまだ勉強不足なので生半可な知識しかないですが)
 
 
しかしながら!!
 
自分が飼育員の立場だと、
勝手に飼育環境を変化させるというのは間違いや失敗も起きやすそうで、
怖いですよね…
 
できれば避けたい…
 
ルーティンや絶対的なルールがしっかりあった方が飼育責任もきちんと負えそうですし…
 
理想は色々言えますが、
背景にはまた難しい問題が潜んでるのでしょうね。
 
 
そして更に、しかし!!
 
鮭がたくさん泳いでいました。
 
他の水族館(私が知る限り)ではホッキョクグマの水の中に鮭なんて入ってないような??
食べられちゃうしね??
 
もしかしたら、
ホッキョクグマの野生感を少しでも呼び起こせる環境を魚たちが作ってくれているのかも。
 
常同行動やストレスを軽減させるための、水族館側の工夫だったのかな??
 
などとも感じました。
 
意図された工夫だとしたら、何もしないよりずっと優しい水族館だなと。
鮭たちも頑張っておくれ。
 
もはや誰の目線で何を語るのが正解なのかもわからない沼。
 
またホッキョクグマに会いに行きたいな。
 
 
さて、更にユニークな余談ですが。
 
私の運営する油絵教室の生徒さんに教えてもらった驚愕の(←私にとって)事実。
 
ホッキョクグマの毛は白くなくて「透明」!!
・皮膚は黒い!!
 
ということ。
 
知っていましたか!?
すっかり、全部真っ白だと思っていました。
 
 
断熱効果のあるストロー上の透明な毛で覆われているホッキョクグマは、
光の反射で白く見えるようです。
 
更に、外側の毛と内側の毛と2層構造になっていて、
外側の毛は濡れると互いにくっついてレインコートのようになるのだとか。
 
黒い皮膚も、熱をよく吸収できるような仕組みになっています。
 
さすが極寒の地に暮らしているだけありますね。
すごいなあ。
 
極寒の地で暮らすホッキョクグマの身体は機能満載なのですね。
 
調べれば調べる程、面白い事実がもりだくさん。
是非詳しく検索してみてくださいね!
 
「なんで」「どうして」というふとした疑問をクリアにしていくと、
時に思いがけない発見になります。
 
 
温暖化も深刻ですね。
 
何かを守るにも声を上げるにも、
「知る」ということをしないければ進めないことばかり。
 
自分の中にある当たり前の軸でばかり子供に何かを語るのも、
偏りがあり危険であるように感じます。
 
自分が無知であるという自覚から。
 
何を見ているかじゃなくて、
まず自分がどこに立っているのか・立っているつもりなのか。
 
何事もそうですね。
 
ホッキョクグマの姿から、様々なことを考えさせられました。