こんにちは、tsuneです。
前回ブログで書かせていただいたのですが、子育てする上ではファミリーサポートやベビーシッターなど頼れるパートナーが複数必要だと感じたので、各種サービスを利用してみて比較検討したいと思います。
前回のブログはこちら▼
こどもが救急車で運ばれたら、人手は最低2人必要だわと思った話 - decent-work’s blog
その第一弾として、ファミリーサポート(以下ファミサポ)を利用してみたので紹介させていただきます!
周りの友人に聞くと、
「ファミサポってよく聞くけど、実際どうなんだろ」とか
「ネットの掲示板で挙がってるトラブル相談を見たことがあって・・・」
と利用したことがある人があまりいないサービスという印象。
ただ、ディーセントワークの平間さんが「めっちゃいいよ!!」と話していて気になる存在でした。
(平間さん紹介ブログは▶週3日×リモートワークの制作ディレクター平間さんの働き方 - decent-work’s blog)
そもそもファミリーサポートって?
ファミリーサポートの正式名称はファミリー・サポート・センター事業で、始まりは1994年と結構歴史のある事業です。
旧労働省(現厚生労働省)が「仕事と育児両立支援特別援助事業」として新設した事業だったので、当時は働く人々の仕事と子育てまたは介護の両立を支援するものでしたが、現在は子を持つすべての家庭が利用できます。
児童の預かりを希望する会員(依頼会員)に対し、
援助を行いたい会員(提供会員)が
有償ボランティアでサポートする仕組みになっています。
運営は各市区町村(が委託した組織)が行っているので、利用時間や料金などは若干違いがあったりします。
厚生労働省のサイトによると、
平成26年度末(カッコ内は平成25年度末の数字)の会員数は、
・依頼会員(援助を受けたい会員) 491,318人(466,287人)
・提供会員(援助を行いたい会員) 126,422人(123,173人)
とのことなので、依頼会員が約4倍多い状況です。
こういう時に利用してね、という例はこんな感じで挙げられています。
・保育施設までの送迎を行う。
・保育施設の開始前や終了後又は学校の放課後、子どもを預かる。
・保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かる。
・冠婚葬祭や他の子どもの学校行事の際、子どもを預かる。
・買い物等外出の際、子どもを預かる。
・病児・病後児の預かり、早朝・夜間等の緊急預かり対応
この「病児・病後児の預かり、早朝・夜間等の緊急預かり対応」がものすごくいいじゃん!!と思ったのですが、これは、すべてのファミサポで利用できるわけではなく、病児・緊急対応強化事業を行う135市区町村(ファミサポ事業を行う769市区町村中)だけです。
ぜひとも利用できる市区町村が増えて欲しいです・・・
利用の流れと料金体系
私が住む神奈川県川崎市では各区によって問い合わせ先が違うようです。
ど、どのサイトへ飛んでも見辛過ぎる・・・!!
そして利用までの流れとかが全く書かれていなくて超不親切です。
とりあえず電話してみたらようやく流れが分かりました。
【利用の流れ】
- 電話で利用頻度や居住地をヒアリングされる(紹介できる会員さんを探すため)
- ファミサポへ行き利用登録&会員さんを紹介される
- 会員さんの携帯に直接連絡し、面談日時を調整する
- 面談候補日をファミサポへ申告する
- 地域のファミサポリーダーさんから面談日の確定連絡が入る
- ファミサポリーダーさんを交えての面談(会員さん宅)
- 利用開始(日程調整は会員さんと個別に。ファミサポは通さない)
- 利用時は会員さん宅で預かっていただく
- 日程調整は基本LINE
おそらく上記から感じていただけると思うのですが、利用開始までのステップがやたら多いです。
実際面談するまで2週間くらいかかったので、すぐに利用したい!という方には向かないと思います。
【料金体系】
月曜~金曜の午前8時~午後6時→700円
月曜~金曜の上記以外の時間帯→900円
土曜・日曜・祝日・年末年始の終日→900円
料金はベビーシッターよりは安いですが、
長時間利用するにはボディブローのように効いてくる価格だなという印象です。
ファミサポ会員さんと相性が合えば、良いサービス!!
以下は利用してみての個人的感想です。
サイトが見辛いわ、利用までのステップが多いわで、面談するまでに少しテンションが下がってしまっていたのですが、実際に紹介いただいた会員さんと会ってその印象は吹き飛びました。
イメージではもう定年を迎えた方が多いのかなと思っていたのですが、
紹介いただいた方は40歳頃で小学3年生と年中さんの男の子ママさんでした。
預かっていただく会員さんのお宅で面談したのですが、壁にお子さんの書いた習字が飾ってあったり、カブトムシを飼っていたりとちゃんと子育てされている感じが伝わってきてとてもいいなと思いました。
また、面談の中で「どうしてファミサポをしようと思ったのですか?」と聞いたら、「友人が会員をやっていて、自分も何か地域のためにできることをしたいと思って始めたら子供がかわいくてかわいくて。街で預かっている子に会うと親戚が増えたみたいで嬉しいんです」
と笑顔で話されていて、
「あぁ、この人に預けたら愛情をもって接してくれそうだな」
と思えたのも良かったポイントです。
自分以外の方に子供を見ていただくにあたって、求めるポイントは人によって違うと思うのですが、私は自分の子供が、「自分は多くの人に愛されている」と思えることが一番大切かなと思っているのでファミサポ良いかもと感じました。
愛情をもって接してくれる方はベビーシッターさんでも見つけられると思うので、それがベビーシッターと比較して安価でお願いできる点がメリットかと思います。
とはいえ、私の場合は偶然1回目で良いと思える方を紹介いただきましたがそうではない場合もきっとあるでしょう。
人物的な相性や預ける時間帯などが合わなかった場合は、ファミサポを通して別の方を紹介いただけるみたいです!
という感じでいいな、と思ったファミサポなのですが、一方で使いにくいなと感じたポイントもあるサービスでした。
なので、次回のブログでは
- ファミサポのデメリット
- こういうシーンで利用したい
をお伝えしたいと思います!