decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

【ユニークな社長トーク①】 「山積みになった50億もの衣料品」と向き合い、「物」を作らず「価値」を作ってみる。

こんにちは!

ハチです。

 

前回のブログでご紹介した通り、トークセッションの一人目の社長のお話をご紹介します!

 

さて、今、日本の国内で流通している衣料品の「数」は、50億だそうです。
 
 
・・・50億!?
 
50億ですよ!?
 
 
あまりにも数値が大きすぎてリアリティがないのですが、とりあえず、想像を絶するほど多い、という感想です。
 
そんなにたくさんあるとは・・・ただただ衝撃的ですよね。
 
 
 
私もファストファッションはじめシーズンごとに服を見に行くのは大好きですし、子供たちの分も考えると、1年でかなりの量の服を買っていると思います。
 
でも、実際には、国内には「50億」もの数の衣料品が流通している。
 
1億人の人口ならば、普通に考えて1年に1人40着とか50着とか着なければ、全然消費しきれないですよね。
 
 
はたして、そんなに多く、必要なのでしょうか?
 
 
株式会社オールユアーズというアパレル会社代表の木村氏は、会社を設立してからその事実を知り、疑問に思ったそうです。
 
 
そこで考えたのが、「物を作らず、価値を作る」ということ。
 
 
既に存在している服を原材料として捉え、世の中に「必要」とされる機能を探り、今までにないような新しい服を作っていこうという取り組みをしています。
 
 
例えば、水を弾くコットンパーカー。
 
水を弾く記事はナイロンをはじめとする化学繊維が一般的ですよね。
コットンといえば、やはり綿なので水分は吸収してしまうイメージ。
 
ところが、ちゃんと水を弾くんですって。
 
その他にも、自衛隊の衣類をリメイクしたジャケットも紹介していただきました。
 
「ストレスを感じなくていい」
「必要以上に作らなくていい」
「思い出を捨てなくていい」
 
ホームページを拝見すると、この3つがキーワードになっているようです。
 
ふと、今当たり前のように服を手にしている私たちも、一度立ち止まりたくなるようなキーワードではないでしょうか。
 
 
 
私自身、改めて服について思い直してみました。
 
そもそも服はTPOに合わせて楽しむもの、一番単純に自分を現すものだと理解していました。
 
自分の気持ちが晴れやかになるツールとして着飾ってみたり、背筋を伸ばすためにお気に入りを着てみたり。
 
逆に、時には着心地が多少悪くてもとりあえず身に着けてしまったりすることもあります。
 
安いから。今日は汚れそうだから。近所だから。
そんな理由でも、私たちは毎日服を手にします。
 
 
そんな様々なシーンで毎日毎日手にする服ですが、クローゼットを開くと似たような色や形の服がズラッと並んでいること、ありませんか。
 
流行や季節、年齢や行事に合わせて新しいものを購入するときもすぐにネットや店舗で新しいものやセール品に目が行きますが、よくよく考えると、その選択肢の多いこと、多いこと。
 
 
移り変わりの速さ、安さから、本当に必要以上の服を手にしていることに、今更ながら気が付きました。
 
比較的豊かな国に住んでいる私たちは「消費する」ことに慣れきっていて、シーズンを過ぎて大量に売れ残った衣類がどうなるのかなど、考える機会も少ないのではないでしょうか。
 
 
オールユアーズさんの提案する価値は、ただのリメイクに留まりません。
 
服が道具としてより役に立ったり、楽しんだりすることも、もちろん大切。
 
無駄にならないリメイクに、流行やオシャレさを追求し、更に着心地や機能性もアップした「新しい衣料品の価値」の提案。
 
単なるリメイクに留まらない、そして古着というイメージにとらわれない、そんなクリエイティブな発想をもっともっと広めていけたら素晴らしいですよね。
 
まずは自分のクローゼットから開けてみましょうか。
 
何ができるか、考えてみませんか。
 

www.allyours.jp