decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

ママの「お産トラウマ」も癒し、パパと赤ちゃんのスキンシップにもなる「ベビーマッサージ」の効果について

こんにちは!
ハチです。
 
 
ママである皆さん、そうでない方も、「お産トラウマ」を知っていますか。
 
バーストラウマと呼ばれることもあるようです。
 
その定義も、トラウマというものの所在が親側か子供側かなど様々で諸説ありますが、
ここでは「ママが子供を産んだ時の大変だったこと、傷跡や心身の悩みなど」として取り上げたいと思います。
 
 
◆「お産トラウマ」について
 
何のトラブルなく「スッコーン」とスムーズに母子ともに元気で無事に赤ちゃんが誕生し、
赤ちゃん育児についても大きな悩みなくすぐに母も完全復活!!
 
という素晴らしいケースを私は一人だけ知っていますが(笑)
多くの場合、赤ちゃんが産まれる時、そしてその前後にはトラブルや悩みを抱えていた方が多いです。
 
 
特に、「どれほど出産が大変だったか」という話は人それぞれのドラマがあり、
単にかかった時間や痛みの強さや麻酔による意識の有無で比べられるような話でもなく、
本当に一人一人が壮絶で、壮大なドラマです。
 
そう、自然分娩でも無痛分娩でも帝王切開でも。
それぞれが尊重すべきエピソードがあると思います。
 
 
「ママ、大変だったんだよ」
 
 
お子さんが元気である場合でも、残念ながらそれが難しい場合でも、
意外にもママにとって「赤ちゃんを産んだ時の話」はいつまで経っても聞いてもらいたいことである場合が多く、
中には思い出しながら涙を流して、でも聞いてもらいたくて・・・そうやって少しスッキリするママもいます。
 
デリケートな話でもあるので、当然第三者が自ら聞く話ではありませんが、
私がベビーマッサージの講師をしている時、ママたちの自己紹介の場のときに少し振ってみると、
「私も同じ」「私もそうだった」とお互いの共感が得られることも多く、
盛り上がったりすぐに打ち解けたりしました。
 
 
今も痛いところがある。
傷跡が気になる。
 
こういう場合も、なかなか人に話せなかったり機会がなくて悶々と悩んでいたりするママも多いのです。
 
 
近しい親族、特にパートナーは産んだ時の話を知っているはずですし、
落ち着いてから改めてママから話を聞くほどのことでもないかもしれませんが、
ママにとってはいつまで経っても人生における大イベント。
 
時にはパートナーが出産当時の話を振り返り、
ママが何か月も頑張ってお腹で育てたこと、命がけで産んだことを労ってあげてほしいな、と思います。
 
******
 
そんな「お産トラウマ」についてお話ししましたが、
今日は「お産トラウマ」 も癒す効果があるベビーマッサージについて少しお話させていただきます!
 
 
私には以前ご紹介させていただいたように、まもなく5歳と2歳になる娘たちがいます。
 
結婚当時はウェディングプランナーのお仕事をさせて頂いていましたが、
1人目を妊娠中、ブライダル企業は夕方以降の業務がどうしても多くなるため退社し、娘を出産しました。
 
娘が5か月の時、「また誰かを幸せにしたり喜んでもらえるお仕事ができたらいいな」と思い、
子連れでベビーマッサージとサインの講師の資格を取得しました。
(サインについてはまた次回!)
 
2人目が生まれてからは保育問題で少し活動をお休みしていますが、
最近私の周りは赤ちゃん誕生が多く、ベビーマッサージの話を聞かれることが多い今日この頃。
 
先日も仲良しママの赤ちゃんが誕生したばかり♡
嬉しいニュースです!!
 
今回は4年前の自身の活動を回顧しつつ、記事を書かせていただきます。
 
 
 
 
ベビーマッサージは、“こころ”と“からだ”を育み、
“親子の絆”を深めるための、スキンシップのひとつです。
 
とにかく赤ちゃんは、ママの優しい声や温かい手のぬくもりが大好き!!
 
ママの笑顔と優しい声に合わせて、たくさん触れられることで、
赤ちゃんは「愛されている」と感じ、安心します。
便秘・ぐずぐず・夜泣きなどが改善されることもあります。
 
ママも、赤ちゃんの肌に触れて、リラックスした赤ちゃんの顔を見ていると、
自然と肩の力が抜けて心身ともに癒されていきます。
また、赤ちゃんとしっかり触れ合うことで、
赤ちゃんの身体のことが良く分かるようになるので、
育児の自信や心のゆとりにもつながります。
 
健康な赤ちゃんであれば、生後すぐから始めることができます。
たくさんの愛情で語りかけ、ほほえみ、そしていーっぱい触れてあげることが何よりの「コツ」です。
 
 
 
◆パパでももちろんOK!!
 
ベビーマッサージはママが行うイメージがありますが、パパでももちろんOK!!
むしろ、パパの大きくて暖かい手はとっても気持ちが良いんですよ。
 
授乳やミルク、夜泣きなど、パパ不在の際も含めるとママの出番は必然的に多くなりがち。
 
でも、幼い頃から定期的にパパが「ベビーマッサージ担当」をしてくれたら、
「パパいや期(1~3歳頃にパパのこと嫌っ!という時期がある子、多いんです)」も少ないかも。
 
少し大きくなってから、「パパがいつもマッサージしてくれたんだよ」って話ができるのは、とても素敵じゃないですか?
私が子供だったらとても嬉しいです。
 
 
 
◆初めてのベビーマッサージ。赤ちゃんが泣いてしまったら?
 
 
赤ちゃんが初めて沐浴した時、お風呂に入る時、着替えで裸にするとき、
不安なのかちょっとぐずったり泣いてしまったりしたことがありませんか?
 
それと同じで、初めてのマッサージの時、ハダカにすると、
赤ちゃんによっては最初不安になって泣いてしまう子もいます。
 
でもそれは、これから気持ちよくなることをまだ知らないから。
どうするんだろう? って赤ちゃんは緊張しながら思っています。
そういう知恵が働いてるということなので、その赤ちゃんはある意味スゴイ!!と思ってあげてください。
 
でもマッサージをするうちに、そしてマッサージの回数を重ねていくうちに、
「なんて気持ちいいんだ~」とマッサージの心地よさに赤ちゃんも気づき、
ママが「マッサージ始めるよ~」の合図をするだけでニコニコしてくれるようになります。
同時に、ハダカにされても平気になっていきます。
 
初めてのマッサージ中に泣いたりぐずったりしても、焦らなくて大丈夫。
初めてのマッサージだったら、それが当然、くらいです。
 
もちろん、気持ちよくなっておしっこする子もいれば、便秘がいきなり解消してウンチが出る子もいます。
 
 
 
 
  • 心地よい刺激が触覚をはじめ五感に働きかけ、脳の発達を促します。
  • 血液やリンパの流れをスムーズにし、免疫力が高まります。健康で強い身体作りを促します。
  • 神経系統の発達が促進され、寝返り⇒お座り⇒ハイハイ⇒立つ⇒歩くなどの運動機能が充実します。
  • 消化吸収率がUPし、下痢や便秘が解消されるなど内臓機能も高まります。
  • マッサージによる深い呼吸はリラックスをもたらし、夜もぐっすり眠れるよう促します。(夜泣きの改善や日中のグズグズにも効果があります)
  • 愛情をたくさん感じた赤ちゃんは、こころが満たされ情緒が安定し、優しく落ち着いた子に育ちます。
 
 
◆ママにもこんな効果があります
  • 赤ちゃんとの触れ合うことで、産後の身体の回復を促すホルモンを分泌させます。
  • マッサージを続けていると、赤ちゃんのこことろからだの変化や不調和をすぐに敏感に感じ取ることが出来るようになります。
  • 赤ちゃんがリラックスすることでママも気持ちが穏やかになり、ママの精神も安定し、育児への自信やゆとりが生まれます。
  • しっかりマッサージすることでママも身体を動かし、血行がよくなり体調の改善を促します。
  • ママと赤ちゃんのお産トラウマ=バーストラウマ(生まれた時の大変だったこと、傷跡や悩みなど)を癒します。
 
 
 
  • ベビーマッサージも協会によって様々だとは思いますが、団体や内容、講師についてはしっかり確認されてください。
  • ベビーマッサージは皮膚と皮膚の摩擦を回避するため、一般的にマッサージオイルの使用が望ましいとされますが、成分についてはしっかり確認し、使用の際はパッチテストを行ってください。(パッチテスト方法=二の腕の内側や太ももの内側などに1円玉くらいを塗って15分ほど様子を見る。)
  • オイルは香料の入っていないもの、不純物が極力入っていないものが望ましいです。ものによってはアレルギーや肌荒れの原因になるので気を付けてください。大手メーカーのものが良いとも限らないので、(しつこいですが)成分をしっかり見ること。
 
 
いかがでしたか?
 
本格的なベビーマッサージを受けてくれた赤ちゃんは、その後だいたい爆睡タイムでした^^
でも、発汗しているので水分補給を忘れずに!!
 
動画や本、インターネットなどでベビーマッサージのやり方は広く知られるようになった時代ですが、
ママが初めてやる時は、講師が教えてくれるママたちが集う場か、パパと一緒になってやる方法をお勧めします。
「お産トラウマ」も癒しながら、赤ちゃんとのスキンシップで絆を深めてみませんか。
 
私はブログを書きながら、ベビーマッサージ教室を再開したくなってきました(笑)
次回はもう一つの資格、「サイン」についてお話させていただきます!
 
 
f:id:decent-work:20161023222932j:image
私が主催していたベビーマッサージ教室に来てくれたAくんとYさん(ママ)