decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

世界遺産の街・クスコの洗礼

去年の1〜3月、夫と中南米を旅しておりました、魚骨です。
まさか次の年には子供が生まれるとは思いもしなかった。

知人から南米旅行の相談を受け、南米のことが諸々思い出されたので懐かしく振り返ってみます。

 

私たちの旅はとりあえず日本からチリの首都サンチアゴに入り、北上。
次の行き先も、宿も行き当たりばったりで決めるノープランの旅。 

その中でも人生で一回はいきたいとされるマチュピチュ近辺を取り上げます。

 

といっても実は私はあまりにも歴史に興味がないので、マチュピチュなんぞスルーしようとしておりました。

マチュピチュお膝元?の都市、クスコに辿り着いたのも、たまたまウユニ塩湖で出会ったアルゼンチン家族に次どこいったらいいかと相談したところ、クスコはヒストリカルでビューティフルな街だから是非行ってみて、と言われたからなのでした。

 

長距離バスを乗り継いで、クスコに降り立った私たち。

さすがペルー有数の世界遺産の都市だけあって、スペイン式建築の建物がご立派。ヨーロッパみたいな風景です。

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建物はヨーロッパ調なのに、そこにいる人たちはケチュア人というthe南米な方々!そして民芸品などもカラフル!

この不思議な組み合わせは南米独特の魅力です。

 

だがしかし!地球の歩き方でも、他サイトでも、写真のきれいさだけでは伝わらないことを本当のクスコをここで大暴露だ!

これからクスコ行きを検討されてる方々はお気をつけて!

 

なんつってもクスコはめちゃくちゃ空気が悪い!!

 

見た目がいくらヨーロッパでも、排ガス規制がされていないオンボロ車が黒い煙を撒き散らしてるここはやはり南米。

しかもさらに3400mと標高が高いのもあって、空気は薄く、一刻も早くこの街から出たくなるくらい気持ち悪くなり、鼻の中が真っ黒になりました。

クスコに行かれる方は見た目のヨーロッパ感に騙されず、是非マスクにもなるネックウォーマーの着用かスカーフを巻くことをオススメします。

 

※日本で一般的な白い使い捨てマスク。あれはやはり諸外国では医者とか看護婦とかがつけるものであって、まだまだ一般的でない模様。

日本人ツアー客が団体で白マスクをつけてるのを見たメキシコ人の友人は「なにあれ?彼らは医者集団なの??」といっていたので、かなり異様に映るようです。便利で清潔だけどね。

 

クスコの洗礼はまだありました。私たちが泊まった地区が悪いのか、

クスコの街には全然物資がない!!

 

これを見よ。

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スーパーに行っても、一面に水ーーーー!!!しかも前一列だけ!!

奥に見えるは野菜売り場。ほぼ空っぽなのがお分かりいただけるでしょう。

 

どうした世界遺産の都市、さながら震災が起きて買い占めでも起きた直後のよう。

 

観光客が多いアルマス広場ではスターバックスもケンタッキーもあるのですが、ちょっと外れたところに泊まるとこんなことに。

しかもスーパーはこれ一軒だけ。

レストランを探すもチキンとフライドポテトの店か、メニューが全然わからない中華屋しかない。

でも空気が悪いからあまり出歩きたくないがために、フライドポテトを夕飯としてつまんで終了となりました。

 

あと野良犬が多いこともクスコ注意。

南米はどこも野良犬が多いのですが、世界遺産の街なのにクスコは野良犬がわさわさおりました。

細い道なのに道を全て封鎖してお昼寝、何度も道をとおせんぼされ、無邪気に追いかけられました(;ω;)気をつけろ。

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こんな状況、戦後の日本か。

 

そして最後の洗礼は食にありました。

マチュピチュから戻ってきて、クスコから次の街に移動する前のランチ。

 

観光の中心地ではやはり観光地価格でレストランも高いというのもあり、ちょっと外れの市場で屋台が出てたので、そこでランチをとりました。

 

その屋台はなんかよくわからないけど、南米ならではのチキンと中華料理のミックスのような食べ物。

このような庶民向けのペルー×中華MIXのレストランは街のところどころにありました。

 

これまでチキンかポテトかぽそぽその米にマヨネーズをかけて食べるというボリビアの切ない食生活を送ってきた私たちにとっては、よくわからないけどラーメン的なヌードルと焼きそばみたいなヌードルはとてもうまい!!

メニューにはチャーハン的なのもありました。 

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この奥の看板にある写真のメニューを食べた我ら。

 

そして生絞り100%オレンジジュースが現地価格でコップ一杯30円ほど!
これが激ウマでありました。

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・・・が、その二日後の夜、リマの少し北のトルヒーヨという街で宿泊した夜、悲劇は起きました。

 

なんかお腹痛いなーと早めにベッドに入ったものの、みるみるうちに下痢と嘔吐の波に襲われ、体が空っぽになっても穴という穴からただの水が出てくる始末。

結局このトルヒーヨという街に数日とどまることになってしまったのでした。

 

実際に死んだのはトルヒーヨでしたが、原因はどう考えてもクスコで食べたペルー×中華MIX料理しかありえない。

夫と違うメニューを食べたのはあの時だけだし、ラーメン的なものに入ってたチキンの中がちょっとピンクだった気がする…!

 

2ヶ月の南米旅行中にお腹を壊したのはクスコだけ。

多少高くても安全のために観光地のレストランにいくべきだったのかもしれませんが、
それでもこの謎のペルー×中華料理はおいしいのでオススメ。
なるべく清潔そうなお店でトライしてみてください。

 

あれ、マチュピチュの話にしようと思ったのにクスコで終わってしまいました。

というわけで、テンション低めでいくマチュピチュの話はまた次回。