こんにちは!
ハチです。
少し前ですが、
友人たちと国立新美術館で開催中の「ダミアン・ハースト 桜」を見てきました。
展示会場は天井も高く広々としていて、
見上げる程の大きな作品たちがズラッと。
ダイナミックで躍動感がある美しい桜が満開に咲き誇っていて、
とても見ごたえがありました。
アート好きな様々な方が多くの専門的な評価をされていると思うので
私では感想が言葉足らず過ぎるかもしれませんが...
桜の背景となる空や、密度や、それぞれの桜の色合いが様々に異なっていて、
「これは夕方ごろの桜かな」
「晴天で眩しい時だな」
「しだれ桜みたい」
「曇り空の下のソメイヨシノ!」
「見上げている感じ」
「少し新緑も出てきた頃かな」
など、
それぞれ異なって見えるのです。
それがとても想像力も膨らませられて楽しいですし、
一会場で様々な表情の桜でお花見ができるような気持ちになります。
近くで見るとまた、
思った以上の絵の具のダイレクトな色合わせや補色の関係、
ダイナミックな絵の具のしぶきにも驚かされます。
本当に度肝を抜かれる程の原色も。
絵の具の凹凸もまた、自然な陰影を演出してくれているのでしょうね。
ダミアン・ハーストさんは、バケツに絵の具を入れて筆を突っ込んだら、キャンバスに絵の具をぶつける(投げつける?)ように着色しているらしい(全部ではないかもしれませんが)。
制作風景がダミアン・ハーストさんのInstagramにも動画がありましたが本当にダイナミックで、巨大倉庫のようなアトリエでハチャメチャに絵の具を飛ばしまくっていて、もうそれだけで現代アーティストさんの個性的なパフォーマンスです。
と同時に、
「絵の具の塊」をああやって遠くから飛ばして着色しているから、自ずと桜の花びら一つ一つに躍動感が出て、作品を遠くから見た時に風が花を揺らしているように見えるのだなあと思いました。
一枚一枚丁寧に花びらを描き込むのとはまた違った、より自然に近い感じ。
語彙力乏しく伝わるか分かりませんが…笑
5月23日まで開催中のようです!
(回し者ではありません笑)
ホンモノの桜はもう1年後まで見られませんが、
夏が訪れる前にもう一度お花見気分、いかがでしょう。
ダミアン・ハースト 桜|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
コロナ禍で、桜満開のシーズンにやむを得ず家に閉じこもっていなければならなかった方も多いはず。
そんな方にもそっと、ダミアンハーストさんの桜のポストカードや「しおり」を贈りたいな、なんて思いました。
アートや音楽は直接人を救うことはできないけれども、そっと寄り添ったり元気付けられるパワーを持っているからこそ、時にその力を借りたいですね。