decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

「読書好き」な10歳になるまでの我が家の軌跡。

こんにちは!

ハチです。

 

こちら、我が家の近所の図書館の前。

きれい!!

新緑が美しい季節になりましたね…!!

 

週に1度ほど、子どもたちが図書館通いをする我が家。

今ではすっかり本が大好きな子どもたちです。

 

小5の長女は昨日、

 

「毎日宿題が『本を5冊読む』だけならいいのに…」

 

と、勤勉なのか勤勉じゃないのかよくわからない愚痴をこぼしていました。

 

よく「本好きな子に育てたい」と言いますが、

私もそんな親の一人だったのもあり、

そして「どうしたら本好きになるの?」と他のママから聞かれることも多く、

 

今日はそんな軌跡を「我が家の場合」として、少しだけ書こうと思います。

 

その子のタイプにもよると思うので、あくまでもご参考までにどうぞ。

 

 

実は長女、小1の頃はそこまで本好きではありませんでした。

好きになるまでは割とゆっくりなペースだったように思います。

 

根気良く、まずは本屋さんや図書館など、

本に囲まれる環境を自然に増やすのが第一だったかもしれません。

 

小2の半ばからグングン本を読むようになりました。

 

記憶している限り、

きっかけになった気がする最初にはまった本は実は、

 

「おしりたんてい」

おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん (おしりたんていファイル)

かも。

こちらは子育て世代にはかなり浸透していますが、食わず嫌いな人もいるのでは?

 

ちょっと名探偵コナン風な推理シリーズなのですが、何よりメインのストーリー以外に、迷路や「かくし絵」、クイズなど、最後まで飽きさせない仕組みが本の中にテンコ盛りなのです。

 

本自体は少し分厚いように見えますが、そういった遊びのお陰で文字に慣れ親しみ、本を読む楽しさをじっくり味わえます。

 

絵ばかりがメインの読み聞かせ「絵本」のステージの次に手にするのには、ぴったりだったなあと思います。アニメだとこの良さは伝わり切らないんですよね…

本好きな子に育てたいなと思ったら、とっかかりとして是非どうぞ!

 

 

そして次によく読んだのは、

「こまったさん」「わかったさん」シリーズ。

こまったさんのスパゲティ (おはなしりょうりきょうしつ 1)

わかったさんのクッキー (わかったさんのおかしシリーズ)

本当に昔から愛されているのには秘密がありますね…!!

少しレトロですが、それがまたいい。

「料理」と「動物」が絡むコンテンツは時を超えて愛されます。

ストーリーが少し不思議で、わくわくする部分も多く目が離せない。テンポもいいので、最後までつい読んでしまいます。

 

 

それから、「おばけのアッチ」シリーズ。

おばけのアッチとくものパンやさん (ポプラ社の新・小さな童話)

あっちというオバケが、この絵の通りかわいい。

 

「すみっこぐらし」がヒットする日本の子どもたちにはウケがいいこと間違いなしです。

ストーリーも毎回とても面白くおすすめです。

 

 

そして小学2年生の時にいよいよ本好きが高まって来て、こちらのシリーズにハマりました。

「なんでも魔女紹介」

なんでも魔女商会 (24) ハムスターのすてきなお仕事 (おはなしガーデン)

本に興味を持ち出したのが嬉しくて、「今だ!!」とお年玉をはたいてシリーズを箱買いしました。

 

あんびるやすこ」さんの本はまず、絵がかわいい。

そしてそれぞれのシリーズに様々な「魔女

」が主人公になっていて、その少し非現実的な「魔法」という世界観がときめくようです。

とはいえ魔法をがんがん使うのではないため感情移入もしやすい設定。

キャラクターとしても魅力的な動物たちも出てきます。

 

そして意外にも、「なんでも魔女商会」の中に出てくるファッションイラストや型紙などのイメージの挿絵が本格的!

一時娘は「ファッションデザイナーになりたい」と言っていました。

 

他にも以下のようなシリーズが出て、一通り読んでいました。1巻目はおさえてほしいですが、番号順でなくても大丈夫。

ムーンヒルズ魔法宝石店1 魔女パールと幸運の8つの宝石 (わくわくライブラリー)

魔法の庭ものがたり1 ハーブ魔女のふしぎなレシピ (ポプラ物語館)

ルルとララのミルキープリン (おはなしトントン)

どれもかわいい。

 

「宝石」や「ハーブ」、「料理」も、本の中にそれぞれ本格的な説明やレシピが書かれていて、興味が持てれば宝物のようなページが増えていきます。

 

私は子供の頃に「赤毛のアン」の料理本を買ってもらったのを覚えているのですが、そちらに出てくるハーブティーのレシピやお菓子作りのページが本当に大好きでした。

それの現代版のような気がします!

絵も可愛くて、羨ましい。

 

 

ここら辺まで来たら、

「本好きになってきたのでは!?」と私もかなり気を良くして更にエンジンがかかり、名作も一通り読んでもらいたくなりました。

 

過去の名作は読んだら勿論面白いですが、あまり文章が古典的だと現代の子たちは続かないこともしばしば。アレルギーになりかねません。

 

そこで買いそろえたのがこちら、

「10歳までに読みたい世界名作」シリーズ。

10歳までに読みたい世界名作 女の子向け 12冊セット

 

内容はどれも昔からある外せない名作たちですが、絵も可愛くて、文章も読みやすくなっています。(絵が可愛いことを何度も強調しますが結構大事なポイントですかね笑)

セットを買ったところ、一通り楽しく読んでくれました。

 

お友達が遊びに来ると、このシリーズはかなり惹かれる様子。

「これ借りてもいい?」と言われます(私が嬉しい)。

 

名作だけれど「面白そう」と思わせるポイントが押さえてあるような気がします。

 

他にも、

10歳までに読みたい名作ミステリー 怪盗アルセーヌ・ルパン 5冊セット

 

10歳までに読みたい名作ミステリー 名探偵シャーロック・ホームズ 5冊セット

 

こういった推理系も出ていて、面白いです。

本家よりは少し内容が簡易になっていますが、7~9歳ごろに読んでもらうのには十分なのではないかと思います。

 

ジェンダーレスな時代なので、男の子向けのセットももちろん読んでもらいました。そちらはトムソーヤやガリバーなどの冒険が多く入っています。

「日本名作」のセットも、なかなか良いです。

 

またこのシリーズは全て読破した後も、10歳の今も2回目・3回目を読んでいます。

読みやすいみたいですね。

 

 

そして同時期に、3-4年生になり特にハマったのが、

「銭天堂」シリーズ。

ふしぎ駄菓子屋銭天堂

これはちょっと怖いような気もするのですが、

身近な「駄菓子」と少しドラえもんのヒミツ道具的な「不思議」を掛け合わせ、

予想もしないストーリー展開が新しいです。

アニメも大人気みたいですね!

 

 

そして、4-5年生にかけて一気に文庫本の世界へ。

「四つ子ぐらし」「いみちぇん!」が特にどハマり。

四つ子ぐらし1 (角川コミックス・エース)

 

いみちぇん!(1) 今日からひみつの二人組 (角川つばさ文庫)

これらのシリーズを様々に読んでいます。

 

もっと小さな活字を読む10歳の子もいるのかもしれませんが...

我が家の場合はこちらの文庫本シリーズが十分ちょうどいい感じです。

 

「四つ子ぐらし」は、

1人だと思っていた女の子が実は四つ子だったことがわかり、そこから色々なトラブルやピンチがありつつ、乗り越えていくお話。ドキドキわくわくする本の醍醐味が詰まっているようです。

「いみちぇん!」は、

私も思わず唸ってしまったのですが、「漢字」と魔法が組み合わさったちょっと学びにもなる仕掛けも面白い本。娘曰く、読みが同じ「紙」を「神」に変え、パワーを変えてピンチを乗り越えるシーンがあったり、同じ「さんずい」という部首をそのままで漢字を変化させて(例えば海を池にしたり?)魔法にも変化をもたらす、とか。

設定も含めて面白いですよね…!!

 

 

最近はいよいよ、ハリーポッターシリーズにもチャレンジしてみましたが!

うちの子にはカタカナの名前がまだあまり頭に残らないようです。笑

 

我が家の本好きになっていく軌跡...大体こんなところでしょうか。

 

 

当たり前ですが、子供の本好きはメリットも多い。

私が思うことはこちら。

 

・どんなに本を読んでいてもゲームやスマホと違ってこちらがカリカリしない

・待ち時間や暇な時間があっても本があれば幾らでも待てる

・1人の時間の使い方を知っている(落ち着いている)

・クリエイティブさや発想が豊かになる

・本好きなお友達ができる

・語彙力が多少はついてくる

・活字や本へのアレルギーがないため調べることがそれほど苦ではない

 

あくまでも私目線ですが。

 

本を買うことや読むことを楽しみにしてくれる姿は、親なら誰でも嬉しいのでは??

 

そんな親の精神衛生上も、おすすめな本活です。

もしよければご参考くださいね。