何故か5ヶ月の息子は脱衣所がお気に入りなので、息子を横に置きながら脱衣所でこの記事を書いています、魚骨です。
先日、事件が起こりました。敗因はポテトサラダを作ったこと。
事件といっても私が勝手に限界がきて、勝手にいきなり号泣したってだけなんですけどね。
その日は随分ご機嫌の悪かった息子をエンドレスにあやし続け、夫が帰ってくるのを待っていました。
なぜかパパが帰ってくると機嫌が直る息子。子育てあるある。
だからどんなにぐずり続けられても、夫さえ帰ってきてくれれば終わる、という夫の帰りは希望の光でもあります。
そんなぐずり地獄の中、隙を見つけては夕飯作りを続行。
大体は作り終えたのですが、なんかもう一品あってもいいなと、ジャガイモあるからポテトサラダでも作ろうかと、いい嫁ぶったのが運の尽きでした。
ジャガイモを電子レンジでチンしてから息子のぐずりがフルスロットに。
何をしても泣き止まない。地上におけばギャン泣き。抱っこでもグズグズ。
いつもなら最終兵器おっぱいを繰り出せば収まるのに、収まらない。
そんな中、カピカピになりゆくジャガイモ、常温で放置されたマヨネーズ、切りかけのハム、溶けゆく冷凍ミックスベジタブル、流しに放置された食器。。等々
あとちょっと!あとちょっとなのに!!
気もそぞろで落ち着かないのが息子にも伝わるのか、息子に集中してないことがわかるのか、息子も頑としてぐずり対抗。
そして希望の光の夫から
「そろそろ帰るけど、帰りに買ってきてほしいものある??」
と連絡。
「ない!ないよ!!ぐずり地獄真っ直中だから帰ってきてくれるだけでいいよ!!」
と返信しました。
そして息子を抱っこしながた待つこと20分。まっすぐ帰ってきてくれればもう着く時間。
だのに、だのに、帰ってこない。
あとちょっと、もうちょっとしたらパパが帰ってきてくれるからね~と泣く息子をあやすことさらに15分。
もう腕も足も限界だ。手もビキビキ痛い。でも息子もどんどん不機嫌が加速してる。
私も泣きたいよ!誰か助けて!!
となってたところにようやっと夫が帰ってきました。
手にはスーパーの袋を提げて。透けて見えるは、夫ご褒美のビールと私への労いのアイス。
チュドーーーーーン(嫁爆発)
号泣する私。びっくりして逆に泣き止む息子。
何が起こったのかわからず佇む夫。ぐちゃぐちゃのキッチン。
1分でも早く帰ってきてほしかったのに!
あとちょっとあとちょっとってずっと待ってたのに!!
アイスなんていらないから帰ってきてくれるだけでよかったのに!!
この時点で、ポテトサラダを作ろうとジャガイモに手をかけてから、既に3時間が経過しておりました。
時間を食う化け物こと子育て、ここに極まる。
誰も悪くないんですけどね。
息子は”赤ちゃんは泣くのが仕事”という仕事を遂行しただけ。
私は夫へもう一品作ってあげたかっただけ。
夫は疲れてそうな私に労いのアイスを買ってあげたかっただけ(自分へのビールも)。
やはり敗因はポテトサラダを作ろうとしてしまったことなのです。
ポテトサラダなんぞ作ろうとしなければ全て丸く収まっていた。
メインのおかずできた!今日の家事すべて終了!私えらい!と思っていれば、
その後どんなに息子がぐずってもエンドレス抱っこ紐で歌って踊ってご機嫌とって、
もしくはぐずる息子とTV見ながらダラダラしたりして、
夫が帰ってくる頃には寝付いてくれて、ゆっくり夕飯が食べられたかもしれない。
そして買ってきたくれたアイスにわーい!って素直に喜べたかもしれない。
幸い夫は夕飯に文句をいったことのない無欲の夫なのに。
ちょっと私がプラスαで頑張ろうとしてしまったのが敗因です。
学校教育でも社会人になってからも、頑張ることは美しきことかなと骨の髄まで教育されてきた私たちが、”がんばらない”という選択肢をとることはなかなかに難しいことです。
でも子育ては常に頑張らざるを得ない状況の連続。
どんなに眠くても、子が起きれば起きなきゃいけない。
どんなに疲れてても、子のオムツは変えなきゃいけない、ご飯与えなきゃいけない。
どんなに具合が悪くても、子は容赦なく抱っこを求める。
いつなん時、頑張らなきゃいけない瞬間がくるかわからないので、オカンは余裕を持ってなければならない。
ということは頑張らなくていい時は絶対頑張っちゃいけないのです。
否が応でも頑張らねばならない瞬間はやってくるから。
そんなわけでこの事件以来、徹底してがんばらない選択をすることに努めております。
おかずは一品減り、部屋は荒れ狂い、ブログ更新は滞っておりますが、魚骨家の安泰のためにご容赦くださいませ。
今日も最低限しかがんばらないぞー!おー!