こんにちは!
ハチです。
前回のブログの続きとなりますが、
プライベートで友人と見切り発車で行った「アート展」の、
開催期間中~開催後の感想・発見を書いていきたいと思います。
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展示会の前日。
約2か月間、バタバタしましたが目標があり充実していました。
いざ搬入も終え、自分たちの絵がズラーッと並んでいるのを見て、ものすごい達成感に浸れました(展示これからなのに、、笑)。
あとは少しでも「来たい」と思ってくれる方が来てくれるだけで大満足。
一緒にアート展を開くアーティスト・カオさんとも、
「焦らずのんびりマイペースに」を裏テーマとしていました。
たとえ展示期間の在廊中にヒマでも、
子どもたちは読書や絵を描くなど過ごしやすい空間ですし、
私もパソコンさえあれば仕事ができます。
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ですが、
展示会が始まってみると、、、
実際はなんと、200名もの方々がご来場。
(本当にありがとうございました、、、!!)
私の子供のお友達やお世話になっているアート教室のお子様も多かったのですが、
とはいえ、まさかの来場者の方の予想外の多さに、
本当にうれしく感謝しきりの日々となりました。
無料、駅から徒歩2分、子どももOK、
などの「条件面」も来場者増の理由だったのではないかと思います。
何より、「楽しかった!」という声がたくさん聞けて感無量でした。
「条件」以外で私自身がやって良かったポイントを、
思い出していきたいと思います。
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触っても良い「油絵」~五感で楽しむアートとは
お子様もウェルカムにしたかったので、
急きょ取り組んだのが、
一部の油絵に「さわっていいよ」という張り紙。
普通は美術館に行くと当然ながら
「触っちゃダメ!」
「気を付けて!」
「静かにね!」
が当たり前ですよね。
もちろん、それだけ貴重な作品が並んでいるわけなので、
その空間は空間でとても大事で価値のあるものだと思うのですが、
やはり珍しいものやカラフルなものは
子供心ながらに「触ってみたい」はず。
幸い私の絵は高価ではないですし(笑)、
結局点数も40枚もあり
油絵講師の時のリサイクル絵画やあまり未練のない油絵が幾つかあったので、
ここぞとばかりに触ってもらうことにしました。
それがまた、大人の方にも好評で、
この「おふろ荘」というレトロで温かい空間によって生まれる、
「アートと人との近さ」を体現できたのではないかと思います。
「ボコボコしてる!!」
「すごく出っ張ってるね」
「ここらへんは、ザラザラ」
「こっちはツルツル!!」
筆とナイフなどの道具や、
オイルの量、
描き方が違うだけで質感も全然違います。
それらを体感してもらえたことで、
私の中での隠れテーマだった
「敷居の高そうな油絵に親近感を持ってもらえる」
「子どもにも楽しんでもらえる」
なども、
実現できたように思いました。
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また、触るだけでなく、
油絵は「匂い」も独特。
以前よりは油絵具も改良され、匂いもすっかり軽くなりましたが、
出来上がった絵画にも特有の香りがします。
来場者の方でも、
「普通美術館とか行っても油絵具の匂いなんて消えちゃってますけど、ここではその匂いがして、すごく嬉しいです。」
と言ってくださる方がいました。
そうか、絵画は見るだけじゃなくていいんだ。
実は五感で楽しめるものなのね(食べられないけど)。
昨今、トリックアートや、音楽や科学を取り入れたり3次元空間を利用した
「体験型アート」
は流行っていますが、
一見平面の単なるキャンバスのアートでも、
それに近しいことが本当はできたのでは??
センセーショナルな謳い文句も
分かりやすさや意外性はないかもしれませんが、
むしろ
「一見普通のキャンバスの絵画一枚」からも、「五感で楽しめる」と感じられ、気づきが得られるの人
は素敵ですよね。
少なくとも自分の子どもたちには、そんな大人に育ってもらいたいなーと感じました。
パソコンで描くアートもCGも勿論すごいけれど、
人の手が一枚一枚作り上げたものには、
物理的にも3次元の環境や苦労、人の温度が通った物語がある。
失敗したり、はみ出しちゃったり、簡単に直せなかったり。
そんなところも含めて奇跡的な色や模様が生み出されることも、ある。
今はなんでもすぐに正解が出たり、
答えや情報が探せたり、
コピーも簡単な世の中だからこそ、
「早々に上手くいかないもの」により価値を感じたくなりますね^^
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次回もまた、アート展での別の発見をレポートしていきたいと思います!