こんにちは!
まだまだ落ち着かない日々ですが、まずは自分自身と家族を守り引き続き気を付けて過ごしていこうと改めて思う今日この頃のハチです。
さて、そんなコロナ禍の真っ只中ですが、
子供たちの様々な発表や試合の場が奪われているのは悲しいものですね。
早速、子供のダンス教室の発表会も中止に。
仕方がないとはいえなんともやり切れない。
子供たちに限らず、多くの練習を重ねてきた様々なジャンルのアーティストさんたちにとっても、大変難しい時代です。
私が運営する油絵教室の生徒さんたちも描き上げた絵を発表したり見てもらえたりする機会がずっと少ない中、昨年はなんとかコロナが落ち着いた11月末~12月頭に一度、作品展を開催しました。
そこでやっぱり思ったんです。
「見てもらうって、大事だな」と。
大勢で集うことはできないけれども、
一筆一筆に生徒さんたちの「頑張り」が詰まっているからこそ、このまま絵を家に持ち帰るだけなんて勿体ない。
そこで今回はそちらに続いて、
現在カフェやアトリエを併設しているリノベーション施設「CHILL」という建物の玄関口通路にて、無人の作品展を3週間開くことにしました。
「通路美術館」と呼ばれるそのスペースは玄関口であるからこそ人の目は頻繁にあり(作品にとって安心)、
それでいて風通しも良く、人や空気が溜まらないので昨今の情勢下の展示にはぴったり。
夫に手伝ってもらい、約30点の生徒さんの油絵作品を展示しました。
とっても素敵です!!
アート作品・絵画というのは好みも様々ですが、
今のこの世の中において何を感じ、何をどう表現したいか、
何を伝えたいか、何のどこを頑張ってみたか、
ただただ、何をどう描きたかったのか、楽しんだのか。
第二の言語のような「声」がキャンバスに反映されているように感じます。
先日はふらりとカフェにいらしたお客様が油絵の前に立ち止まり感激して下っているシーンに出会えました。
「素敵ですね」
とたくさん生の声をいただいたり生徒さんもその場に居合わせた時は直接褒めて頂いたりして、私もなお感激でした。
やっぱり直接「見てもらう機会」って大切だな...
そこに漂う雰囲気や共感する気持ち、人の心が動く瞬間。
アナログでリアルな世界は、人が人である限り呼吸をするのと同じくらい欠かせないものだなと改めて感じました。
子供から大人までの生徒さんたちの、油絵の作品展。
比べたり批評するのではなくて、
それぞれの奮闘したところを探してみたり、
Instagramに公開している絵の進化・過程を一緒に見て楽しんでいただいたり、
わくわくとしたささやかな温かい時間を過ごしていただける機会として、
私にとってもたくさんの学びや発見がありました。
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色々と制約はありますが、
withコロナで何をどう工夫してどんなことができるか。
試されているようにも感じますし、新たなチャンスだと思いたいですね。
今も、絵画の作品展を頑張っている方がたくさんいます。
人混みで出歩くことはなかなか難しいですが、絵やアートの鑑賞はいかがでしょうか。
静かに。でも心豊かに。
こんな状況にならなければ出会えなかった何か発見や体験を、もしかしたら得られるかも。