decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

内閣府主催「東南アジア青年の船」と『雇用とディーセント・ワーク』についてディスカッションを行いました!【後編のその2】

 

10月30日(水)に内閣府共生社会政策の取り組みの一つである

「東南アジア青年の船」で【雇用とディーセント・ワーク】というテーマの

視察先企業として参画致しました!

 

 

今回はグループワーク「みんなが考えるディーセント・ワーク」をブレストしてもらった発表の続きをご紹介します!

 

《第3グループ》

こちらのグループは代表者3名が登壇!

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Q ディーセントワークとはなにか…

A 『適切な福祉と利益を得ること』

それは…

・生活のために充分はお金を稼ぐこと

メンタルヘルスの問題も含めたワークライフバランスの問題もフォーカスしていること

・安全な雇用の場を生み出すこと

・職場で嫌なことがあったときに声をあげられること

 

Q では、ディーセントワークを叶えるために…

・学生時代にインターンシップなどで事前に、より仕事を知ることができる機会があったほうがいい

なぜなら、インターンシップを通じて、自分のやりたいことをや価値観を就職前に知ることができるので、よりよいジョブマッチングができる

 

・ディーセントワークは「人間の尊厳」というアイディアの元で、経営者と従業員、どちらからにも考えられなければならない

 

・いかなる条件においても、いかなるジェンダー、LGBTQであっても平等に扱われる社会を目標としている

その上で…文化の違いにもよって、今でも女性が働きにくい環境があるので

産休手当、職場の保育所や、シッター制度などが与えられるべきである

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…発表ありがとうございました!

「職場で嫌なことがあったときに声をあげられること」って

簡単そうで難しいことだなって思いました。

もちろん、同僚や上司に「意見」を言える環境があるかももちろんですが

会社以外で、家族など、「愚痴や相談」が言えるコミュニティがあるかどうかも重要になるかなぁと。

私は普段仕事について、よく友人に相談するのですが

そういったときに自分では考えつかなかった解決策をもらえて

スッキリすることが多いので…

この場を借りて、みなさま、いつもありがとうございます!!!

 

《第4グループ》

こちらのグループは全員が前に出まして

出身国、立場(学生・仕事)、そして今悩んでいること、心配していることを発表されました。

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まずは自己紹介からはじめます。

 

フィリピンの青年 街づくりなどへの投資の仕事

「家庭をもったときに、家族を養える文の充分な収入を得られるのか心配しています」

 

マレーシアの青年 スポーツ文化庁的なところの仕事

「職場での適切なコミュニケーションができているのか悩んでいます」

 

ベトナムの青年 ビジネスアナリスト

「卒業した学部と、現在の仕事のフィールドが違うので悩んでます」

 

ミャンマーの青年 観光関係の学生

ミャンマーの社会情勢によって左右されるので、どこの業界に就職するか悩んでいます」

 

インドネシアの青年 国際関係の学生

「多くの優秀な学生が卒業後に海外に行ってしまい、インドネシアに才能がある人が残らないことを心配しています」

 

日本の青年 地方の税関に勤務

「子供をもつ母親が働く上での支援が不足していることを問題だと考えています」

 

世界のたくさんの人々が今の仕事や現状について悩みを抱えていると思います。

ディーセントワークを考える上で、個人的な問題と普遍的な問題があると思ってます。

 

■5つの課題

①収入:給料だけでなく、さまざまな手当や適正な労働時間

②個人の成長:労働時間内に受けられる研修機会

③包括性:障がい者などでも働く機会があり、平等に意見を取り入れられる環境

④安全や安心な労働環境:差別やハラスメントなど、職場でのストレスのない労働環境

ワークライフバランス:自分の人生を楽しむ時間をもつこと、また職場を第二の家庭として捉えることができること

 

■解決策として…

①労働環境を監視するような会社の外部の組織を作る

②個人の評価に沿った研修を提供する場を作る

③効果的なコミュニケーション

従業員、雇用主、政府、社会の4者が全て協力して取り組む

 

この3つを取り組むことによって、ディーセント・ワークが実現すると考えます。

 

《質疑応答》

Q 実際にあなたたち自身は雇用主に対して懸念点や心配が話せますか?

A 本来はすべてのひとは話せる環境があるべきですが、やはり関係性や上司によって話せないことがあるもの実態だと思います。

また、みんなに対して懸念点を共有できるような性格なのかにもよると思います。

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…それぞれのバックグラウンドが垣間見れる発表でした。

特に私が気になったのはミャンマーで、

ミャンマーは2011年に軍事政権による「民政移管」によって

民主化後の国の開放にともなってさまざまな変化があったかと思います。

私は2016年にミャンマーを訪れましたが

その時はホテルはあるものの、移動についてはまだあまり整備されておらず

現地の人と乗合バスに乗ったり

長距離移動バスのチケットもターミナルに行って紙の手書きチケットだったり

有名観光地では子どもたちに靴を取られたり…(涙)

けど、この3年で観光を含めた状況は良い方に大きく変わっていると思いますし

だからこそ今回の青年もミャンマーをより良くするために

「観光に関する学部」を選択したのかな…と思いながら

感慨深く聞いておりました。

 

《第5グループ》

ラストグループの発表です!!

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ディーセントワークとは

「従業員にとっていい職場環境があって、私達が幸せになるためのニーズを満たすもの」

だと考えています。

 

■良い職場環境とは

・労働者の権利を無視することなく

・適正な給与

・職場での安全、安心

・福利厚生がある

 

■どうやってディーセントワークを実現するためには…

・仕事に対する熱意を自分自身で知り、やりたいと思っていることを仕事にする

 例えば…アートが好きなら、アートの仕事につくなど

・労働者の権利とはなにかを知る 

 仕事に応募する前に、労働条件やタスクなどを知っていくことが重要

 それを知ることによって、自分のニーズが満たされるのかを知る必要がある

 

Q やりたいことはあっても、やりたい仕事が見つけられないときはどうすればいいでしょうか?

 

A1,政府や投資家などに相談して、自分個人ではなし得なかったものを、他の同じような熱意を持った人と造ったり、また、国内にとどまらず、グローバルに対しても働きかけていくのがいいのではないか

 

A2,最初からすべてを満たすのは難しいけど、少しずつ叶えていく。不満な点があったとしても、それ自体を受け入れるのは人生だと思うので、長期的に見ていくのが大事だと思う

 

A3,最初はすべて満たされなくて、人生何度も迷ったりすることはあると思うけど、本当に「それ」を欲していたら、絶対に方法は見つかると思っている。他の人に訴えかけたり、支援してもらったりしながら、近づけると思う。それが不可能だた場合には、もしかしたらそんなに欲していなかったのかもしれない。

これは僕の信念ですが「求め続けていたら、探し続けていたら、それは達成できる」と信じてる

 

「では、ここでディーセントワークさんの意見も聞いてみていいですか?」

 

高橋

1,やりたいことがあって、能力も有るのに、仕事(ポスト)が見つからない場合

→その会社を変える。そこで『我慢』をするよりは、思い切ってその場を抜けてみると違った景色を見ることができる

 

2,やりたいことがあるけど、スキルがない場合

→よく、これは『できない』を言われるが、そんなことはない。実際、私もこの仕事をやったことがない人を採用することも有る。それはどういう時かというと、『経験があって、きっとこうなるだろう』という人よりも、『経験がなくても、周りに良い影響を与えそうな人であれば、組織に良い影響をもたらす』こともある。

やりたいことがあって、その経験がない場合でも、決して諦めることなく、『熱意』を使ってチャレンジすることは大事だと思う

 

3,やりたいことが見つからない人

→見つけ方が合って、『自分の意思の決定』をした時に『どんな決め方』をしたか振り返ってみてほしい。例えば、高校の時の部活の選び方、大学や学部の選び方…『この人と働きたい』『この教授に師事を請いたい』『もっとお金持ちになりたい』など、その時の『決め方』の原点に立ち返ってみてほしい。

 

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…今回のディスカッションを締めくるくくりに

難しい、けどその人の考え方や個性が垣間見える質疑応答となりました。

皆さんでしたら、なんて答えますか?

また、「やりたいと思ったことを求め続ける」ことができますか?

私は結構自分に甘いタイプなので、努力してるふりしてサボっているのですが笑

やはり「継続は力なり」ですし、「集中し続けること」って大事ですよね。

それで身体を壊したりしたら元も子もないですが…

 

《最後に、高橋から》

「最後にディスカッションをして出てきた意見、大変勉強になりました。

第1グループが発表した『3つのサークル』、そのままビジネスに活かそうと思いました。

それ以外にも『尊厳』や『安全』、『コミュニティの必要さ』など、チームや個々の意見を聞いてとても参考になり、とても有意義な時間でした。

世界的に『働く』ってことは恒久的な課題であり、『働く』ことに対して、各国の方々が高い意識をもって取り組んでいることがよくわかって、とても刺激になりました。

今後、東南アジアの各国を回るかと思いますが、『働く』事に対して、さまざまな『Social issue』が紐付いているので、是非いろいろな会社さんの話を聞いて、そのフィードバックの発表会でまた話を聞けるのを楽しみにしております。

今日は本当にありがとうございました。」

 

・・・・・・

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ということで、密度の濃い1日でした!!!

日々、自分の見れる範囲内で物事を見たり考えたりしてますが

こうやってバックグラウンドの違う人達の意見を聞くと

だいぶ考え方が開けてきますね…!

 

今の自分を見つめ直す、いい機会になりました!!!

 

内閣府のみなさま、スタッフの皆様、アジアの青年たち

ありがとうございました!!

なぜクリスマスのリースは丸い輪になっているのか?~生花の手作りリースにチャレンジしました!

こんにちは!
10月は灼熱の太陽の下で子供の運動会に参加したのが記憶に新しい、
ハチです。
 
暑い日なんて幻のような寒さ。
いよいよ本格的な冬、12月ですね・・・!!
 
先日、クリスマス到来を意識して、
少しおしゃれなお花屋さんで「リース作り」を体験してみました。
 
 
最初は、
こんなに頼りなさそうな針金で大丈夫??
と思うような、
5mmほどの太さの針金がグルグルっと2~3重になった「芯」から、スタート。
 
ゴツゴツとした、丈夫そうな太い枝の木を、
まずはその頼りなげな針金の芯に組んでいくとのこと。
 
え?
 
針金に沿うように丸く曲がるの?
ガッシリした木だけど??
 
不安な気持ちが顔に出る、私たち。笑
 
 
しかし講師の方が実践すると、
意外にも木が針金に沿って曲がってくれる!スゴイ!!
 
 
私たちは、木や花を掴み慣れていないので
つい恐る恐る、そーっと… になりますが、
 
講師の方曰く、
 
「野菜と一緒なんですよ!」
 
とのこと。
 
触れれば新鮮さがわかるし、
経験のない方向に無理やり曲げようとしたり反ったりすると植物は痛むけれど、
きちんと生えている方向を意識しながら少し強めに触ってあげることは、
逆に野菜も植物も言うことを聞いてくれるのだとか。
 
 
そんなアドバイスをもとに、
少し勇気を出して力を込めると、
確かに思ったよりも枝や葉が収まりました!!
 
お~~
 

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(少し丸いリースぽくなってきた!)
 
枝を更に細い針金で芯に固定していきながら、
ぎゅぎゅっと、密度を濃くしていきます。
 
そして、太い枝やユーカリで大きな芯を完成させてから、
細い花や枝をゆっくり挿していきます。
 
ところどころ、ボンドで固定するのもアリ。
 
 
そもそも、リースはなぜ丸いのか?
 
最近ではアシンメトリーなものや、
ブーケのようなオシャレなものも増えていますが、
 
もともとリースの輪には
「永遠」という意味が込められているのだとか。
 
生命や幸福が詰まっているものの象徴として、
古来から伝えられてきたものだったのですね。
 
だからこそ、
スカスカで大きなリースを作るよりは、
ギュッと葉や枝の密度を濃くしたリースの方が、
幸せの象徴しては理にかなっているのかも。
 
 
そんな話をしていただきながら、
ギューギュー密度の濃いリースを作ってみました(笑)
 
できた!!
 

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ちょっといびつなのも、ご愛嬌ということで。笑
 
 
リースはクリスマスに飾るもの、と
何も深い意味を感じずに捉えていましたが、
 
幸福や愛、永遠という意味や祈り込めて
手作りリースを作るのも素敵ですね。
 
 
今は100円ショップなどでも簡単に
材料が揃えられますし、
 
密度を濃くするために
リース用ではないような材料まで加えれば
更にオリジナルで想いの詰まった作品が出来上がるかも。
 
 
今回作った生花リースも、
植物の良い香りがして個人的にはとてもオススメです!
(私が作ったのはhana-naya:ハナナヤさんというお花屋さん。)
 
リース作りに関わらず、
もっと植物に直接触れることも大切な事なのだなーと学びました。
 

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(素敵なラッピングもテンションが上がりました!)
 
自分で作ったリースはまた、今まで買ったどのリースよりも特別です^^
是非、気軽な気持ちでチャレンジしてみてください。

内閣府主催「東南アジア青年の船」と『雇用とディーセント・ワーク』についてディスカッションを行いました!【後編のその1】

10月30日(水)に内閣府共生社会政策の取り組みの一つである

「東南アジア青年の船」で【雇用とディーセント・ワーク】というテーマの

視察先企業として参画致しました!

 

午前は高橋がメインでディーセント・ワークとは

お互いの価値観と、価値観の認め合いとは…についてディスカッションさせていただきましたが

後半はグループで「みんなが考えるディーセント・ワーク」をブレストしてもらい

発表してもらいました!

 

・仕事を通じて叶えたいこと、実現したいこと

・どうやって叶えていくか 

 

グループは6〜7人で全部で5つ!

それぞれの興味深く、ハッとさせれられる発表だったので

本当は要約してご紹介しようかと思ってましたが

どの内容も素晴らしすぎたので、そのまま、ほぼまるっと

ご紹介させていただきます!

 

なお、各グループに日本人の青年が1人いるので

発表の際の通訳はその日本人の方にお願いいたしました!

 

《第1グループ》

最初のグループがまさかのスライドが!!!

あの短時間でよく準備できたね…と、そもそもそこからびっくり!

では、こちらの内容をご紹介させていただきます。

 

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なにが幸せかと考えたときにいくつかの要因に分けられると考えました。

一つ目はFinance 財政

 …貧困、最低賃金

二つ目はBenefit 利得

 …休暇、年金、本人や家族への社会的保護、保険

三つ目はSafety,Security,protection 安全、セキュリティ、保護

 …ハラスメントのない、平等制、差別がない、機会が平等

四つ目はPsychological needs 心理的なニーズ

 …帰属意識、愛着

 

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幸せとはなにかを考えたときに、3つの円を考えました。

従業員、雇用主ともに、ディーセント・ワークにおいてなにが必要かわかっていて

それが提供、シェアされている必要があります。

 

 

『Personality』個人ごとの仕事に対しての価値観

『Needs』異なった国や状況で、「食』や『安全性』など、なにを求めるか

『Deseire』待遇や働き方、給与なども含めて、どんな人になりたいか、どんな人生を求めるか

 

この3つのサークルの重なっている部分を求めることが

なにが自分にとって幸せか定義できるものと考えます。

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 …とってもわかりやすく、かつなるほど!と思わせる発表でした。

個人的な話になりますが『Desire』を明確に持つって

一見簡単そうで難しいなって思ってまして。

情報社会で生きていると、人と比べたり、流されたりして

「あの人の持っているあれ、私も欲しい」

「あの人みたいにいいね!って言われたい」

っていう欲求がうまれることがありますが

「そもそも、私、欲しかったんだっけ?望んでたんだっけ?そうなりたいんだっけ?」

ってなることがたまにあります。

 

「なりたい自分」を持つって難しいけど、大事ですよね。

 

 

《第2グループ》

こちらのグループは、全員で分担しながら発表!

 

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ディーセント・ワークとは「幸せ」と「居心地の良さ」と定義して議論しました。

 

議論1_ディーセント・ワークとは…

・実際に自分が提供したもの、対価として還元できるか

・成長できるか

・安全に働くことができる環境

・性別、年齢に関係なく得られる平等な機会、条件

ワークライフバランス

・職場での良好な関係

・会社の社風、文化とマッチするか

 

議論2_上記の定義を受けて、従業員、雇用主が達成しなければいけないことは…

・仕事の透明性:仕事においてグレーゾーンあると、平等性が担保できなので

・男女、LGBTQ、関係ない平等性

・安全性と保証

・雇用主と従業員の良好な関係性

・働く環境についての柔軟性:自身にライフステージにおいて、フレキシブルに働く環境を変えること、またそれについての会社からの理解

 

そして、ディーセント・ワークも大事ですが

ディーセント・リヴィング(decent living)≒貧困をなくすなど、

社会的な課題に対してもアプローチしていくことが大事だと考えました。

 

議論3_どうやって解決していくか

①それぞれが認識することが大事

・個人:どういう状況にるいか、どういう労働環境が適している課

・会社:従業員の労働環境や、会社が提供している環境

②政府のサポート

・規制、ルールの設定

・財務面のサポート

・研修制度

 

以上です。ありがとうございました。

====================

 

…こちらは、具体的にどうするかをよく話し合ったグループだったかと思いました。

「decent living」、直訳すると「まともな暮らし、適正な暮らし」ですが

日本で言ったら「健康で文化的な最低限度の生活」でしょうか。

やはり国によってその定義は違いますし

また、実際に達成できているかというのも国や地域によって異なるかと思うので

そういった発想がでてくるところが

それぞれのバックグラウンドをもつ青年ならではだなと思いました。。

 

以上、前半2グループの発表でした!

次回、残り3グループの発表をご紹介したいと思います!

 

長文お付き合い下さり、ありがとうございました!

 

 

 

 

内閣府主催「東南アジア青年の船」と『雇用とディーセント・ワーク』についてディスカッションを行いました!【中編】

10月30日(水)に内閣府の共生社会政策の取り組みの一つである

「東南アジア青年の船」で【雇用とディーセント・ワーク】というテーマの

視察先企業として参画致しました!

 

【中編】では、当日の午前中の様子のお伝えしたいと思います!

 

当日は10:00開始ですが、私達社員は9:00にヒカリエ集合。

準備はヒカリエカンファレンスの皆様がやってくださっているので

(ヒカリエカンファレンスの皆様、ありがとうございました!)

私たちは特にやることはないのですが

そわそわしてつい早めに集合。

(ちなみに、高橋は当日早朝に原因不明の腹痛で起きたらしいです!多分、緊張…?)

 

9:50くらいに各国の青年たちやスタッフさんが到着。

みなさま、覚えてきたのか「おはようございますー😊」と

笑顔で挨拶してくださったのが印象的でした。

 

その間に高橋は通訳さんとサクッと打合せ。

今回のセミナー、言語の違う国の青年が集まっているため

共通語はすべて英語。

なので、高橋が話すことについてもすべて逐次通訳で行われました。

 

10:00

ディスカッションがスタート。

■高橋の自己紹介

まずは高橋の自己紹介からスタート。

「バーのオーナーでもあります」の一言に、ちいさなどよめきが。

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■ディーセント・ワークのについての説明

「What is decent work?」

 

「世界の人々がいま最も望んでいるものは、基本的人権に次いで

ディーセントな仕事ではないかという結論に達しました。

これは子どもに教育を受けさせ、家族を扶養することができ

30年~35年ぐらい働いたら、老後の生活を営めるだけの年金などが

もらえるような労働のことです」

 

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高橋より

「何か仕事に就いて、正解や答えを決めるのではなく

認め合う仕事であると、僕らは解釈として認識しています。」

 

■弊社の取り組みについて

こちらはサクッと。

就業支援、企業向けのコンサルティング

また、インターネットメディアへの発信。

こちらは、弊社が転職を希望した方々のその後を掲載しています。

気になる方は是非こちらで御覧ください↓↓

「WORK LIFE SELECT」

http://work-life-select.com/

 

■日本の労働環境について

過労死、子育て、LGBTQの観点から

日本の労働環境について紹介させていただきました。

 

■価値観ヒアリング

弊社が実際の求職者さんに行っている

キャリアカウンセリングの手法を使って

「A社、B社、C社、あなたはどの会社で働きたいですか?」と質問し

個々の価値観を理解する重要性と

価値観を認め合う働き方とは…?を質疑応答を交えながらブレストしました。

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国や育った環境、学生や社会人など

バックグラウンドが違う青年たちなので

意見も価値観も千差万別!

 

その中の質問や意見で私が興味深く思ったのは…

 

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タイの青年「多くのアジア諸国は政府からのサポートや社会福祉が整っていなく

電力や水などの供給も充分でないため

そういう場合は自分が家族や、場合によっては村を支えなくてはいけません。

そういった時に『お金』が重要になってきて

『意思』や『価値』を考えているゆとりがありません』

…私は日本で恵まれた環境にいたんだなと実感。

 

ブルネイの青年「ブルネイは小さな国なので、会社で達成目標があって、競い合っても、お互いが達成できないということが起こります。

なので、数字の目標達成を重視する会社で働くと、とてもストレルフルです。」

ブルネイは、三重と同じくらいのサイズの国なので、そういったことも、価値観形成に影響するんですね。。

 

「業界で必要とされている人がいて、けど、その人はキャリアチェンジをしたい、そういった場合はどうすればいいですか?

社会として、その人はまだその業界にいて欲しい!という状況でも、本人の意思を尊重してもいいのでしょうか」

…「社会から必要とされる」というのが理解できなかったですが、別の人の次の質問で少し理解できました。

 

タイの青年「裕福層の人たちは、今回のような『青年の船』に参加する機会があるが、貧困層などはこういった機会を受けるのがなかなか難しい」

…教育を受ける機会があった人は、卒業後、自由に職業を選ぶというよりも、教育を受けられた分、社会に還元しなきゃという意識が強いのかなと感じました。

 

他にもたくさん深い意見が出て

とても充実したディスカッションが行われました!

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次回、後編では、午後のグループワークの様子をお伝えいたします!

内閣府主催「東南アジア青年の船」と『雇用とディーセント・ワーク』についてディスカッションを行いました!【前編】

こんにちは。

清野です。

 

10月30日(水)に内閣府の共生社会政策の取り組みの一つである「東南アジア青年の船」で【雇用とディーセント・ワーク】というテーマの視察先企業として参画し、ディスカッションを渋谷ヒカリエにて行いました!

 

といっても、「青年の船」???って感じですよね。

お先に「青年の船」についてご紹介いたします。

 

==「東南アジア青年の船」とは==

 

内閣府が実施する国際交流事業の一つで、今年で46回目を迎える歴史ある事業です。

日本およびASEAN加盟国の300人を超える18歳〜30歳の青年達が、

船内等で共同生活しながら、ディスカッション活動を始めとした各種の交流活動を通じて、

各国や国際社会の未来のリーダーとして活躍できる人材の育成を目的としています。

 

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今回のコラボに至ったきっかけですが

今年のディスカッションテーマの9つのうちのひとつが「雇用とディーセント・ワーク」であり

そのまま社名として「ディーセントワーク」が掲げる弊社にお声がかかったという訳です!

 

当日は11カ国、32名の学生と、弊社の代表取締役である高橋、

そして青年の船のスタッフさん9名と弊社社員4人が参加し

合計46名で開催されました!

 

午前中は高橋から

・自己紹介

・ディーセント・ワークとは

・日本の労働環境について

・価値観ヒアリング

・質疑応答

の流れで進められ

 

お昼を挟んだ午後はグループごとに各々が考える「ディーセント・ワーク」を

ブレストしてもらい、グループごとに発表してもらいました。

 

当日の様子については、中編・後編にてお伝えさせていただきます!

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台風15号の10倍の面積、台風19号。しっかり対策をしましょう!

こんにちは!
ハチです。
 
今日は行く先々で台風19号の話題でもちきり。
週末にかけてイベントや学校行事、習い事なども相次いで中止の連絡が来ました。
 
何より先日被災した千葉などでは、とても不安な週末を迎えられることと思います。
寄付くらいしかできておらず心苦しいのですが、
今はまず自分自身も最低限、新たな被害を増やさず、事前に防げるような問題を最小限にできるよう努めるばかりです。
 
水やパン、果物など、停電や断水に備え利用できそうな飲食物を揃えたり、
身近なものが飛ばされたり壊れたりしないよう、チェックしましょう。
 
気象庁によると、台風19号は、なんと台風15号の10倍の面積だとか。
尚のこと戦々恐々で自治体も企業も対応に追われていると思います。
 
混乱の最中で頼れるものは、まずは自分と身近な家族、ご近所との繋がり。
声を掛け合っておくといいですね。
 
なお、色々な対策のまとめサイトがあるので、是非確認しましょう。
 
 
微々たる対策の一つとして、私が本日行ったのはエアコンの「音」防止。
台風の強風にあおられ、エアコンがポコポコと音を立てるのを聞いたことがありませんか?
 
我が家のエアコンは強風時にはずっと水の音がし続け、
不快な音ではないものの音量が大きいため寝室では気になって眠れないほど。
 
また、エアコンの近くを通り過ぎると時折雨のような水しぶきが飛んでくるような感覚を味わいました。
家の中で雨が降るわけがないし… これはエアコン?
 
調べてみると、
屋内外の気圧差によって外気が、
エアコンの外の室外機についている排水ホース(ドレンホース)から屋内に逆流することで、ドレン排水のたまり場でポコポコ音がするのだそう。
我々のようなマンション住まいで多いようです。
 
更に強い刺激が加わると、音だけにとどまらず屋内に水しぶきが飛んでしまうのだとか。
 
この対策は優先順位としては低いかもしれませんが、
音問題と水しぶき問題で検索したところ、
500円でこのような「逆流防止弁」が売っていました。
 

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ちょっとかわいらしいですよね!
「おとめちゃん」(音を止める)です。
 
音を防止するだけでなく、虫の侵入も防いでくれるんだとか。
排水力に弊害はないので、気軽に取り付けて頂けると思います。
 
 
そして、、、
 
先日の、台風15号が去った後の我が家の室外機。
まさかこんなのもが反転するなんて、予想外でした。
 

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今回はできる限り壁に寄せるなど、頭を絞ることに。
マンションの外壁にネジ穴を開けるわけにもいきませんし、屋内に退避させることもできませんもんね。
 
エアコン周り、トラブルの心配が絶えませんね…
皆さまもお気を付けください。
 
 
さて、
10日中には週末の鉄道の計画停電の内容も決まるとのこと。
異例の早さですが、前回の混乱を目の当たりにした身としては、納得です。
予定通りにいかないことはストレスもあるでしょうか、安全が第一。
無理をしないようにしましょう。
 
 
また、被害の大きさに寄るものの、
おとなしく家にいるのが最善ですが、
それはそれで子供がいると尚のこと親子で息が詰まるもの。
 
停電が起きたとしても少しでも心に余裕のある遊び方ができたら、いいものですよね。
 
すごろくや人生ゲーム、
トランプやUNO、
本や漫画でもいいから活字に触れる、
工作や絵を描く、、、
 
私も久々に絵の具箱を取り出し、キャンバスを広げてみました。
家に缶詰めなんていつもならあり得ないことです。
 
 
AIの波がきて久しいですが、
我々人間と自然はアナログな存在。
 
災害は本当につらく嫌なものですが、
こうしてふと原点に返るべき視座の置き方を与えてもらっているのかもしれませんね。
 
とにかくも、早めの対策と、安全を守れるよう努めましょう!!

「絵本×算数」のオススメをご紹介します!

こんにちは!
先日ディズニーシーにてNEWアトラクション『ソアリン』に感激したハチです。
 
 
今回は久しぶりに、絵本の紹介をさせていただきます!
 
もう下の子も5歳になりますが、
下の子が生まれるまでは個人でベビーマッサージやサインの教室を開いていたこともあり、未だにオススメ絵本を聞いてくださる方もいらっしゃいます。
 
 
色彩豊かなものや、メリハリやリズムを楽しんだり、
単純に面白かったり心を育むような話も未だに大好きですが、
 
私自身の娘たちも成長してきたので、
絵本の内容も少しずつ複雑化してきました。
 
 
特に最近は「算数」と「絵本」との関係性の深いものが親自身も楽しく、つい手に取ってしまいます。
(算数が得意なわけではないです笑)
 
今回はそんな算数につながる、おもしろ絵本を少しご紹介したいと思います。
 
 
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まずは軽快なリズムでとっつきやすい、
「ウラパンオコサ」。
 

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ウラパン、オコサ・・・
 
これだけでは謎なタイトル・言葉ですが、
実は「2進法」を楽しく学べる絵本になっています。
 
下の子は指を指しながら2歳の時から楽しんでいましたが、
今でも「読んで」とせがまれます。
 
慣れてくるとサッと数を把握できるようになるため、
スピードを上げスラスラと口に出して「ウラパン・オコサ」が言えるようになるとちょっとした自信にもなるかも。
 
大人の方がテンポが遅れることも多々あり(私だけかもしれませんが笑)子ども達の方が勝ち誇って楽しんでくれます。
 
 
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「はじめてであう すうがくの絵本」
 

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こちらは昔からある、定番の算数絵本。
自分自身の幼少期にも家にあったかもしれません。
 
長らく親しまれてきたにもやはりワケがあり、
算数の基本となる「仲間分け」「順番」などに、楽しく触れられます。
 
一方「仲間はずれを探せ」という概念が、この時代受け入れられるのかわかりませんが、言葉が一人歩きしがちな昨今こそ、文字の少ない絵本ほど実は会話が増えたり、親自身の言葉選びが試されるような気がします。
 
文章の多い絵本は文脈や人物・情景描写などから想像力や語彙力を学べますが、言葉を補う必要がある絵本にもまた読み聞かせる側と読まれる側の距離感が縮まるような効果がありますよね。
 
使い切りの知育ドリル1冊買うなら、コチラを1冊買ってみるのが個人的にはおススメ。
ボリュームもあり、何度でも繰り返し楽しめます。
また、有名な安野光雅さんのこの独特な繊細な絵の丁寧な描写が好ましく、素敵です。
 
 
 
 
「1つぶのおこめ」

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ズシッと重厚な絵本、「1つぶのおこめ」。
 
こちらはストーリーもとても素晴らしく、
ゴールドのインクの使用や途中見開きもあり、贅沢な絵本です。
 
「お米」が訳あって二乗で増え続けるという、二乗の概念や数値そのものも学べる内容なのですが、
二乗の底力?みたいなものを改めて認識させられます。
読み応えがあるので大人も楽しく読めます。
 
A4のペラペラの紙でさえ、「42回折り畳むと厚さが月に届く」という話、聞いたことありますよね?
 
実際の紙は9回も折れませんが、、、
まさにそれです。
二乗、すごいですねぇ。
 
 
 
 
「フィボナッチ」
 

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先日までお茶の間を賑わせたドラマ「あなたの番です」。
私も観ていたのですが、フィボナッチ数列も話題になっていましたね。
 
この本は3年前くらいから我が家にあるのですが、
自然の中に隠れた数を見つけた「フィボナッチ」の探求そのものと、人生を絵本としてまとめたものです。
 
私は描画が趣味で好きなのですが、有名な絵画にはこのフィボナッチ数列が隠れ美しいバランスをとっていることが多いので、そんなことも含めて興味深く買ったのがきっかけ。
絵自体もあたたかく親しめるので、子供たちにもよく読んでいます。
 
最後に「見つけてみよう!」というのがあり、身の回りのものからフィボナッチ数列を見つける体験クイズのようなものがまた、面白くて盛り上がります。
 
 
 
 
今回は以上4冊をご紹介しました!
 
優れたドリルやタッチパネルで算数を学べる方法も多数増えているかもしれませんが、
絵本の中で創造力を働かせながら算数に触れることができるってやはりいいものですね。
人とかぶらない出産プレゼントにも喜ばれるかも。
 
絵本という枠を超えて、大人同士の会話でも立派に題材となれる内容ばかりです。
奥深い「絵本×算数」の世界、是非手に取ってみてください^^