こんにちは。子供産むまでこんなに育児が大変だって知らなかった魚骨です。
マジでなんの修行かと思います。
徳でも積んでるのかしら。来世いいことあるのかしら。世界が平和になるのかしら。
や、出産の時点でとんでもない苦行だったから私、もう仏様になれるはず。
世の母親様はみんな仏様になれるはず。
そんなわけで産むまで知らなかったこの修行シリーズ、妊婦さんをビビらせるつもりではありませんが、後世のために書いていきたいと思います。
ほんとに知らなかったよ、こんなこと。なんで義務教育で教えてくれなかったんだ。
まず最初に降りかかってきた修行、それは不眠不休の授乳という名の滅私奉公です。
私は完全母乳育児だったもので、特に新生児~生後1ヶ月の時は授乳が2時間おきでした(ミルクだと3時間もってくれる)。
昼夜関係なく、きっちり2時間ごとにお腹空いたコール。
乳児の腹時計って時報レベルで正確。
昼寝すればいいじゃんと思われるかもしれませんが、
2時間おきの授乳といいましても、両乳授乳からゲップの一通りのコースをこなすと所要時間約30分。
んで、その1時間半後にはまた時報がなってしまうので、結局オカンが連続して寝れるのはうまくいって1時間半なのであります。
その1時間半でもオムツ替え、その時におしっこ飛ばされ、ウンチ漏らされ、服汚れ、洗い、ゲロられ、ぐずられ、抱っこしてあやし、あれ泣き止まないなーと思ったら1時間半経っていてもう次の授乳時間!
子育ては時間を食う化け物でです。
いざ赤子が寝てくれて平穏な時間がやってきても、オカンの葛藤が始まります。
オカンだって自分もご飯食べたいし、喉乾いたし、トイレ行きたいし、たまった洗い物洗いたいし、洗濯物取り込みたいし、検診の予約電話しなきゃ、回覧板出さなきゃ、そういえば朝から顔も洗ってない!
ていうか寝顔めっちゃかわいいいんですけど!天使なんですけど!!神様ー!天使落としてますよー!!パパに見せてあげなきゃ!じいじにも送らなきゃ!パシャパシャ!
あ!それよりも何もよりも寝といて体力回復しなきゃじゃん!!
ふぎぃぃぃーーーーーーっ(お腹空いたコール)
っていうのの繰り返しです。
寝顔のかわいさのせいで寝不足っていう。寝顔の吸引力やばい。
そんなわけで最初の2ヶ月間、連続して眠れたのが1時間半です。
子のいない生活から考えたら、全くもって考えられない修行です。
わかりやすくいえば、24時間 2時間おきに休みなくクライアントから緊急対応の連絡がけたたましく鳴る。
対応するまで鳴り止まない。
いくら対応してもバグ(ギャン泣き)の原因がわからず解決しない。
コツコツと寝かしつけしてたのに一瞬にしてクラッシュ(背中スイッチ)。
自分の時間など一切なく、クライアント様の要望が最優先。風呂入るのだってままならない。
「今日乗り越えれば明日は休みだー」っていう日がこない。
ブラックだろ~?とんでもなくブラッククライアントだろ~??
こんな仕事、いくら積まれたってお断りだ!!
命大事に!人間らしい生活を!!
って思いますよね。
どんな仕事よりも育児が一番ハードワークだ!!
だがしかし、こと我が子のこととなるとできてしまうのです。
責任感や使命感もあるかもしれませんが、おおかた”かわいい”という理由だけです。
こんなとんでもない激務が”かわいい”という感情によって成立しているのです。
なんて不安定なシステムだ。よく人類は絶滅しなかったな。
子供産むまでこんなに不眠不休ってことも知らなかったけど、これだけ我が子かわいいってことも知りませんでした。
夫のいびきで起こされた日にはむかついて鼻をつまんでたのに、2時間おきに子供に起こされても全くむかつきません。
なんなら泣き顔すらかわいい。泣き顔が土偶のくせにかわいい♡
まさにかわいいは正義!我が子は正義!ブラッククライアントでも正義!!
これから産む予定のみなさん、大丈夫、意外とどうにかなるもんです。
産む前は週末10時間寝てた私ですら今どうにかやっています。
本能なのかホルモンなのか、子が泣けば嫌が応にも反応してしまいますし、朦朧として授乳しててもむしゃぶりつく我が子、とんでもなくかわいいから。
とはいえ、全国のお母様がたは寝れる時に寝るべきというのは本当!
最近ではオカン経験値もアップしたので、寝顔のかわいさを心を鬼にして振り払い、真っ先に自分の睡眠を優先するようになりました。
何よりもオカンが体力を残しておかないと、おっぱいも出なくなりますし、赤子がぐずり魔人に変貌した時に対応できません。
オカンがどんなキワキワな状態でも赤子はマジで容赦ない。
家事ができなくても睡眠のが大事!オカンが元気なのが一番!!
そんなわけでブラッククライアントに今日も振り回されながら、そのかわいさに誤魔化されて修行に励む毎日です。
少しでも睡眠時間確保のため、もっぱら添い乳で寝るので、気がつくといつも我が子が私の脇の下に収まっている。
あぁ幸せ♡