decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

色変わったー!!「カメレオン」からフォトニック結晶と構造色を学んだ『カワサキ水族館』レポ

こんにちは!
ハチです。
 
少し前ですが、
カワサキ水族館」と「八景島シーパラダイス」にそれぞれ、子どもたちと行ってきました。
 
カワサキ水族館」は初めての訪問。
昨年オープンしたそうです!
 
レストランやショッピングモールなどが並ぶビルの上に入っていて、
まさに都心の水族館。
 
コンパクトなようで、淡水魚の水族館としては大きな規模らしく、
川崎市にとっても身近な多摩川の河川についての知識も深まります。
 
イルカなどの大きな生き物はいませんが、
プロジェクションマッピングを用いたワクワク楽しい壁や、
タッチパネルで魚の詳細やライブを見られる場所も多数あり、親子で楽しめました。
 
特に、
個性的なサル「コモンマーモセット」やくちばしがオレンジ色の「オニオオハシ」、
背中が甲羅のようなアルマジロ
 
そして
「グリーンイグアナ」と「カメレオン」を間近で見ることができ、
とても面白かったです!!
 

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イグアナ・・・ かわいい。
私は結構恐竜好きなのでたまらないです。
 
他の動物園よりも至近距離にいたので、ガラス越しにずっと眺めてしまいました。
 
なお、
個性的なサル「コモンマーモセット」はこちら。
 

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ヘッドホンみたいなフワフワな耳がかわいい!!

2匹いました。

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葉っぱの取り合い。

めっちゃ争っていました。笑

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勝者が食べる。
そして幾つかの葉っぱが零れ落ちて・・・
 

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こちらのカメさんが後で食べに行っていました。
 
そしてこちら、カメレオン!

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わかりにくいんですが・・・
最初はこちらの写真の姿でした。↓

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だんだん首の下がオレンジに??

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わかりますか?

首のあたり、すごい強いオレンジになった!!

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 一気にオレンジに変化したのを動画撮影したのですが、そのスクリーンショットです。
私が子供以上に感嘆していました笑
 
あとはこんな種類のカメレオンも。

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目の色がイエロー!!
形もトリケラトプスみたいですね。
 
絵本で見たことあるかも。
こちらも可愛い♡
 
* 
 
しかし、カメレオンはなぜ色が変わるのでしょうね??
思わず検索。
 

【カメレオンはどうして色が変わるの?】

カメレオンは、目ではなく体の皮膚(ひふ)でまわりの色を感じています。ですから、カメレオンに目かくしをしても体の色は変わります。

カメレオンは、体の皮膚の細胞(さいぼう)の中に、白、赤、黄、黒などの色の粒(つぶ)を持っています。この色の粒は、外からの光や熱をあびると大きさが変わるしくみになっていて、大きさの組み合わせがいろいろ変わると、色が変 わるというわけなのです。※このしくみとは少し異なるしくみで、色が変わることがわかった種類もいます。

このように、体の色を変えることができるといろいろといいことがあります。まず、えものに近づくときに、まわりの色にまぎれて目立たないから、えものがとりやすくなります。またその逆に、カメレオンを食べようとする敵の目をごまかすこともできます。色が変わるのは、命を守るためのくふうなのです。

ちなみに、カメレオンはふつう、死ぬと灰色になります。本当にふしぎな動物です。

 
 
私が撮影した時はカメレオンが移動中に赤いライトが当たっていたので、
それを皮膚が感じ取って首筋が赤く変化したのでしょうか??
 
死んでしまうと灰色になるとは・・・
本当に不思議です。
 
少し大人向けの記事を拝見すると、、、
 

【動物学】2015年

カメレオンは格子状の皮膚細胞を能動的に調整することで、体色を急速に変化させるという報告が、今週掲載される。カメレオンの体色変化は、他の生物の場合のような色素の蓄積や分散ではなく、皮膚による光の反射に影響する構造変化に依存することが、今回の研究で明らかになった。

体色を急速に変化させる能力は、カメレオンにとって極めて重要で、カメレオンは、これをカムフラージュと社会的相互作用に利用している。今回、Michel Milinkovitchたちは、カメレオンにおいて、形状の異なる光反射細胞の2つの層が重なった状態が進化したことを明らかにした。カメレオンは、皮膚をリラックスさせ、あるいは興奮させることによって上側の細胞層の構造配置を変化させて、体色を変化させる。これは、能動的フォトニック結晶構造の挙動に似ている。また、Milinkovitchたちは、皮膚の下側の分厚い細胞層によって近赤外領域の太陽光が大量に反射されることも明らかにし、下側の層が受動的断熱の役割を果たしている可能性があるという考え方を示している。

今回の研究では、色素と構造変化の組み合わせによって体色の活発な変化が生じる過程に関する手掛かりがもたらされただけでなく、赤外線を反射する下側の細胞層の進化上の役割に関する新たな疑問も生じている。

 
更にこの現象を利用した新素材や新ビジネスの開発も。
 

科学者たちは何十年も前から、この仕組みを解き明かそうとしてきた。そしてこのほど、太陽の光を浴びると色が変わる新しいスマート(賢い)スキンの開発に成功した。(参考記事:「世界報道写真賞を受賞したカメレオン写真11枚」

こうした動物の皮膚細胞には、フォトニック結晶と呼ばれる小さな結晶がびっしり詰まっている。固有の色を持つ色素と異なり、これらの結晶は大きさや化学組成、配置によって光の反射・散乱のしかたが変わり、色が変わる。

引用元: 光で色が変わる新素材 カメレオンの原理で開発|NIKKEI STYLE

 
そして「構造色」。
初めて聞きました。
 
更に詳しくはこちらなど。
 
科学の世界ですね・・・!
 
しかしまだまだ解明しきれていない点もあり、
ビジネスへの活かし方も途上という感じなのでますます面白そうです。
 
ビジネスへの繋がりを探していたら、千葉大学の記事にも。
インク開発とは!!
 
 
 
とてもわかりやすく、面白ですね。
 
「素材そのものは色を持たない」・・・
 
なるほど。
CDのディスクなどがキラキラ光って色が見える、あれですね。
 
構造色を人工的に作ることができるのか?
作ることができたら何に役立つのか??
 
頭が追い付かないのでここら辺にしておきますが、
とにかく「へー」の連続です。
 
個人的な話ですが大学時代に色彩を学んだもののこのようなことは知らなかったです…
どうやら2015年あたりから解明された事実のよう。
 
カメレオンから色々な発見がありました。
カワスイ(=カワサキ水族館)ありがとう。
 
 
さて、いくら母がカメレオンの色変化に興奮しても、
子供たちはフーンという反応。
 
帰りには、水族館を出てすぐにあるゲームセンターで少しお遊び。
滅多にやらせてもらいない我が家の子どもたちなのでとても喜んでいました。
 
あれ、何しに来たん。
 

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魚の写真も一枚もないし… 
 
もはや水族館に行ってきたのか不明な内容になっていますが。笑
 
一応「カワサキ水族館」のレポでした!
 
次回は、「八景島シーパラダイス」についてレポートしてみます。