こんにちは、tsuneです。
新しくディーセントワークにメンバーが加わりまして、社長の高橋さんを含めメンバー8名、その子供10名(お腹の中の子も含めると11名!)の会社になりました。
高橋さんの目標である、「社員数よりも抱える子供を多くしたい」という目標を更新中です!
先月、厚生労働省から発表された2015年の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に何人の子供を産むのかを推計したデータ)が1.46となり、2年ぶりに上昇したというニュースもあり、良い流れかな、と思いつつ、このまま上昇に転じるには数々のハードルもありそうです。
その一つが、マタニティーマークに関する怖い噂。
マタニティマークを付けていると、後ろから突き飛ばされたり、罵られたりするというのです。ヒー!!コワー!!
こんな記事も出るくらい・・・
記事の結論部分には超違和感を覚えたのですが、マークを付けない女性の気持ちや理由はものすごく納得できるものでした。
今日は、そんなマタニティマークに関するママの本音やそもそもの発祥、これからどうあるべきかについて書きたいと思います。
まずは、「実際どうでした?」とディーセントワークの他のママや友人にも聞いてみました。
マタニティマークに関するママの本音
マタニティマークに関しての声をまとめるとこんな感じでした。
- トラブルにびくびくしていたが、優しい人はたくさんいた。
- 怖いニュースの影響で、堂々とは付けられなかった。(体調によって出し分け/第2子の時はその風潮が高まっていた)
- マークの有無に限らず、席を譲ってくれる人はくれるし、譲ってくれない人はくれないのであまり関心は高くないと感じた。
- 優先席に座るときだけ、「理由あって座っています」が分かるように付けていた。
自然に付けたい(なぜならつわりの有無に関わらず、妊娠中は貧血気味だったり身体は疲れやすいから)
けれど、ネットで怖い噂を耳にするし、堂々とは付けられない
こんなことすら気にしなきゃなんて世知辛い世の中だぜ
妊婦だから座って当然という気持ちはなく、配慮してもらえると嬉しいなぁって程度なんだけどな。
というのがママの本音かなと思いました。
一方で、マタニティマークに対して嫌な感情を抱いている人にとっては、配慮を強要されている!と感じるのかもしれません。
そんな肩身の狭いマタニティマークですが、いつどんな経緯で誕生したのでしょうか。
マタニティマークの発祥
・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共交通機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。
マタニティマークはなぜ気付かれないのか
私自身、2013年と2015年に出産しているのですが、2014年あたりを境にネットでマークに関する怖い記事が流布しはじめて、妊婦さんの間で自粛ムードが高まっているように感じます。
一度、妊娠8ヶ月くらいの時に、出勤中エレベーターに乗っていたらほぼ満員なのに「絶対乗るぞ!」というおじ様がぐいぐい私のお腹を押して中に入ってきたことがありました。
「すみません!妊娠しているのでお腹は押さないでください!!」と伝えると、
「あ、ごめんごめん」って軽い反応だったのですね。
その時思ったのは、
あ、多分、妊娠って病気ではないし、ただお腹が大きいだけで押したって特に問題ない存在(弱い存在じゃない)と思われてるんだな
ということ。
きっと、自分が経験したことがないことは分からないから、いないのと同じというか、マタニティマークを付けていようがいまいが視界に入らないのかなって思います。
逆に言うと、自分自身や身の回りの人(妻や親族)が経験した人は視界に入るので、例えば電車などでも
「あ!気づくの遅くてすみません!」
って30代の女性がさっと席を譲ってくれたり
「うちももうすぐなんですよね〜」
とか言って男性がニコニコ話しかけてくれたり。
そんなほっこりする優しさに沢山ふれた妊娠期間でもありました。
(妊娠中ってホルモンバランスが崩れるからか情緒不安定でそんな些細な優しさがめっちゃ嬉しかったんですよね笑)
確かに、本当に怖い思いをした人はいるんだと思うのですが、優しくしてもらったことの方が多いと思うんです。
こんな怖いことが起こり得るから気をつけようと思うには良いと思うのですが、変に怖い噂だけが広まって、「子供産むの怖い」にはなって欲しくない。
だから、もっとこんなに人に優しくされたよって噂が広まって、マタニティマークを付けようが付けまいが、「妊娠するのも悪くない」って思える世の中になったらいいなと思います。
▽こんなハッシュタグはいいですよね〜