インターネットより「本」のような存在、それがシェアアトリエ&シェアオフィス??
こんにちは!
ハチです。
最近、「シェアアトリエ」のブースをレンタルし始めました。
主にパソコンワークや個人のアート制作をしています。
今は限定的に生徒さんの作品も置いていますが、 開放的でアットホームな空間です。
*
最近増えているシェアオフィス。
シェアアトリエは珍しいでしょうか。
更にコチラは、元サウナ。
リノベーションのプロの方がトータルプロデュースし、
古めかしいサウナがすっかりオシャレなアーティスト空間に生まれ変わりました。
◆Chill
そして私のブースは、
元・水風呂!! 笑。
写真に見える窓の奥は、レンガ作りのまさにサウナ。
そちらは事務所です。
そして私のお隣のブースは「ラベンダー風呂」だったそうです!
なんだか良い香りがしそうですね。笑
*
…そう言えば、
最近「お風呂」にご縁がありますね…笑
というのも、先日ブログでも記載した、
閉鎖になった「おふろ荘」と、地主の方は同じ。
代々、銭湯やサウナの経営をされていらっしゃったようです。
こんな粋な空間を作っていただいたことに感謝感謝です。
そしてこのシェアアトリエ。
とても売れっ子のアーティストの方々も在籍し、制作活動しています。
彼らはアシスタントさん達も抱え、
来客やメディアの撮影、外部での頻繁な個展や展示会イベント。
シェアアトリエじゃなく、個人で何処か借りても良いのでは!?
というくらい人気者。
何故わざわざシェアアトリエを利用しているの??
あるアーティストの方にお聞きしたら、
こんなお返事が。
「シェアアトリエは、情報という面でもすごくお得な場所だと思っているんです。
本かインターネットの違いのようなもので。
個人でどこかを借りて個人の空間にいると、
情報はわざわざ外に取りに行かないと入ってこない。自分から取りに行くのは労力もかかるし、知りたいことしか知ることができないことが多々ある。(=インターネット)
でも、シェアアトリエだと、
他のアーティストから思いがけない情報が入ってきたり、偶発的な出会いや出来事から得られる発見が非常に多い。自分一人では絶対に見つけられないような事がたくさんある。そういう意味でも、とてもお得な場所だと感じています。(=本)」
確かに...!!
私もシェアアトリエをレンタルした理由はいくつかありますが、
情報面と、偶発的な出会いや出来事によるメリットに惹かれた要素が強く、
その言語化に非常に納得しました。
思えば当社・ディーセントワーク自体も
渋谷のMOVを始め、レンタルオフィス歴が長い。
そこでの「出会い」などから講演や様々な仕事へと多方面に繋がっているケースは非常に多く見受けられたように思います。
コロナ禍で他者とのコミュニケーションが制限される今日この頃ですが、
感染予防に留意し開放的な「シェアオフィス」であればまた、
従来と異なる仕事の幅を上手く広げていくことができたり、
アイデアも広がったりするのかもしれませんね。
*
私自身はまた、「シェアアトリエ」を利用するようになり、
同じく偶発的な出会いや情報の数々に感動しつつ、
昨年のアート制作よりも計画的で健康的な活動ができるようになりました。
家の中で制作活動をしていると、
良くも悪くもいつでも制作できるので、
展示前は特に夜中の3時や4時まで絵を描き続けることもあり、
次の日はまたスタートが遅くなることも。
在宅ワークも同じで、
家の中には家事やその他やらなければならないこと、雑音も多いので、
自分自身で時間や作業をコントロールすることが難しい場合も多々あります。
でも、シェアアトリエやシェアオフィスのように
第三者にも出会う少し公的なプライベート空間があることで、
ちょうど良い適度なスイッチの入れ替わりができ、
集中力も高まるように感じました。
とはいえ、
子連れで利用するには私自身の集中力に限界があるため、
幼稚園や小学校に行っている間に利用することが多いです。
*
しかし休みの日やお迎え後に「子連れ」で訪れると、
そこはまるで子供にとってはリアルキッザニア。
アーティストのみならず、
お花屋さんやカフェやレストランの飲食の方々、
オフィスとして利用されているディレクターやカメラマンさん、
施設のプロデューサーや様々な職種の方々が
適度な距離を取りながらも気持ちよく仕事をしていて、
それを眺めたり話を聞いたりすることができ、
子どもにとっても非常に刺激的な空間です。
私自身、日頃から「家庭」と「学校(幼稚園)」の2軸で育児をしていると思っていましたが、
ディーセントワークはもちろん、
こうしたシェアアトリエ・オフィス空間でも共に多くの方々にも一緒に育児をしていただいているような感覚があり、親子で得るものも多いなあと思います。
*
しかしそれは、
こういった空間で無責任に子供を野放しにしたり放置したりするということではありません。
まずはきちんと挨拶をしたり、気持ち良くお礼を言えたりすること。
好奇心が揺さぶられても適度な緊張感を持ち、
邪魔をしたり手を出したりしてはいけないなど、
時と場合による我慢がバランス良くできること。
我慢ばかりでは良くありませんが、
公的機関の電車やバスを利用するのと同じで、社会のルールもきちんと学んでいくことが大事だと思うので、個性を重んじつつも、親も限度をきちんと把握・気を付けながら過ごしています。
(もちろん行き届かないところもあり、温かい皆様にたくさんお世話になっているのですが…)
それらに留意しながらであれば、
先生や家族以外の大人と接し世の中の多様な職種の側面の一端や、様々な考えや行動を知るということも非常に有難い経験が得られますね。
「子育て」も時に、本をパラパラめくるのと同じように。
一見関係なさそうな情報や避けてしまいがちな人との交流や会話にも接することができる場や偶発的なプラスの出会い・出来事をチャンスに、より親にも子にも多くの気づきや学びを得ていきたいと思います。