こんにちは!
ハチです。
春休み中、家族4人で「ろくろ」を使った陶芸体験に行ってきました。
元々は子供たちに体験させてあげたく、
私や夫はフォローに回ろうと思っていましたが、
いやいや、大人こそやりたいよね??
と私が勝手に判断し、ちゃっかり4人分申し込みました。
「ろくろ」はやはり難しいので子供たちにお手伝いは必要な気はしますが、
こちらが手を出し過ぎてしまうと自尊心を傷つけてしまうし、
「なるべく見守ろう」と思ってもついつい口を出してしまうんですよね…
「もうちょっとこうしてみたら?」
「崩れちゃうから気を付けて」
とかね。
あるよね。(あるある)
いつも自分自身が子供たちの絵や工作見ている時もしかり、
私が絵の教室をしていても同じような感想を持つ保護者の方がほとんど。
決して正解を求めているつもりはなく、
「少しでも大きな失敗を減らしてあげよう」
「ご機嫌に楽しく体験してもらおう」
という親心からなのですが(一応)、
大体裏目に出ます。笑
とりあえず大きな怪我さえしなければ、作品の失敗なんて失敗じゃないんですよね。
例え、薄くて割れちゃっても、
一つもうまくできなくても、
「たのしかった」「がんばった」
という達成感や自己肯定感が感じられることや、
間違えたり失敗したりしても、
その後の自身の心の持ち方や考え方、コントロールを培うことの方がずっと大切ですからね。
親子バラバラな「ろくろ体験」、
それぞれにとってメリットありということで。笑
「7歳か~… 一人できるかな?笑 まあやってみましょう!」
と先生も少し不安そうでしたが笑、
一応娘たちは長年アート教室に通っていたしある程度はできるかな?と。
完全に貸し切り状態だったのもあるのか(私たち家族だけ)ご対応いただけました。
(ありがとうございました!)
最初に先生がろくろの上の「土」を整えてくれました。
ろくろ上の「土」が生き物のように膨らんだり凹んだり、
みるみる上へ下へと形を変えていく様子が本当に見事の一言。
そして、いざ体験スタート。
ろくろ途中の写真は撮影困難でしたが、
長女が少し早めに終わったので撮影してくれました。
めっちゃ真剣。
→こちらは両方私です。
余裕なし。
小鉢のようなものを作っていますが、
仕上げに内側から濡れたスポンジをあてています。
そして以下は7歳の次女。
頑張っています。
ろくろというか、「手びねり陶芸」っぽくなってる。笑
手が小さいとそれなりに作るものも小振りになりますが、
それがまた可愛いですよね。
その時のその手でしか作れない魅力があります。
家族4人、すっかり「ろくろ」の魅力に取りつかれ、
「難しいけれども楽しい」「もっとやりたい!」のループ。
時間が許す限りチャレンジしました。
そして出来上がったのがこちら。
たくさん作りました!
夫と私、長女が4つずつ。
そして次女は3つ。
たっぷり2.5kgの土で2個まで作れる(=2個選んで焼ける)内容だったのですが、
1つ500円で追加もできることなので、ほぼ全て焼いていただくことに。
色も選びました!
迷う時間も楽しいですよね。
私は全部、手前のトルコブルー?にしました。
出来上がるまで2か月ほどかかるようですが(4か月かかることも)、
愛着のある食器が一気に増えそうです。
割らないように気を付けなければ…
さて、陶房内で子供たちもずっと
「楽しい!」
を繰り返していて、
「ママ、これ欲しい(真顔)」←ろくろ
と発言し先生爆笑。
欲しいけど!!
準備とか材料とかたくさん必要なことがあるのだよーーー
想像を絶します。笑
帰り際には工房内のたくさんの種類の土なども拝見させていただき、
こんなに色々な種類の土を混ぜているのか…
焼くまでにこれほどたくさんの工程があるのか…
と親子で勉強になりました。
ちなみに、今回お世話になったのはこちらの陶房です。
(回し者じゃないよ)
美乃和陶房|御殿場で気軽に陶芸体験 (minowatoubou.com)
もう次のお休みにまた行きたいです。笑
ちなみに、せっかくブログに書くならばと
「ろくろ」の歴史を調べようとしたら
エジプトだの中国だの歴史がわんさか出てきて脳内パンクしました。
しかし現在「ろくろ」を作っている国内のメーカーさんは興味深く、
日本電産シンポさんという企業が主に検索で出てきました。
陶芸機器、世界売上No.1!?
素晴らしい日本メーカーさんですね。
ものづくりのための、ものづくり。
応援したいです。
今回使わせていただいた足で踏む本格的なろくろは重量40㎏もするようですが、
一般的にはテーブルの上で使う手軽な電動ろくろなどもあるようです(買うわけじゃないけど)。
ケーキ職人さんもターンテーブル?ケーキ回転台?を使っているのを見かけますが、
同じようなろくろ構造、興味深いです。
(アートや油絵の何かに使えないだろうか…)
帰りには、
小田原でかまぼこで有名な鈴廣本店内にある「おはぎ」のお店で一休み。
おはぎ2種類と緑茶付きで500円(!)なのですが、
「よもぎ」と「抹茶」というおはぎを選んでしまい、ぜーんぶ緑に。笑
おいしかったです!
ろくろにまつわる陶芸も、
人が温かく煎れてくれたお茶も、おはぎも、
ぬくもりを感じてほっとしますね。
悲しいニュースも多く胸が痛いけれども、
目の前にある「ごはん」一つでも、
今手にした文房具でも、
コップでも、机でも椅子でも、
身に着けている服でも、
住んでいる家でも、
誰かが頑張って作ってくれたものだと感じると、
見方が変わったり感謝の気持ちがより沸いて来たり、
人ってすごいなとパワーをもらえるような気がします。
ものをつくる。
奥が深いですね。