decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

寝ている間に視力が回復!?「オルソケラトロジー」を試してみた

こんにちは!
ハチです。
 
オルソケラトロジー、ご存知ですか??
 
 
視力の低下、
いわゆる「近視」の方への治療はレーシックが有名ですよね。
 
「レーシック」は、レーザーにより角膜のカーブ(屈折)の矯正の手術を行います。一度手術をすると継続的に視力回復が望めます。
 
一方、
 
寝る前に専用のハードコンタクトを装着し就寝中に角膜を矯正、翌日は視力が一時的に回復され裸眼で過ごせる…というもの。
 
(それぞれ、メリット・デメリットがあります。ご興味のある方は、しっかりとお調べくださいね。)
 
オルソケラトロジーの大きな魅力は手術の必要がなく、
また、角膜の柔らかい子どもには特に効果が期待できるとされている点。
 
通常のコンタクトレンズの装着は小学生は一般的に不可ですが、
サッカーやバレエなどのスポーツをなど、どうしてもメガネの装着を避けたい近視のお子さんにはとても有効な手段だそうです。
 
 
ーーー
 
 
さて、タイトルの通り、
 
オルソケラトロジー」を試してみた・・・
 
のですが、
 
実は私ではなく、小4になる長女の話!!
 
 
私たち両親ともに近視で、私もそうでしたが遺伝的な要素が強く、
長女も小2から近視で眼鏡を開始しました。
 
特にゲーマーでもスマホユーザーでもないのに…
 
今は可愛い眼鏡もあるし眼鏡生活も別に良いのですが、
一度バレエの発表会をした時は見えづらそうだったのが気がかりでした。
 
 
ーーー
 
 
私も小学生の頃にバレエをしていたのですが、視力が悪いと発表会は結構悲しい記憶がありまして。
 
全っ然見えない…ということはないけれど、やっぱり周囲の明瞭さが欠けると思う存分楽しめないんですよね。
 
客席の顔も良く見えないし、自信もなくなった記憶があります。
笑顔も減るし、見える時と比較すると伸び伸びと過ごせないんです。
 
大事なステージで見えるか見えないか、、、
パフォーマンスや対人関係に自信を持てるかどうか…
 
「視力」は結構大事だなと思っていました。
 
まあ、コンタクトができる年齢になればそれも変化するのですが。
 
 
ーーー
 
 
そんな経験からも、小4になる長女がもうすぐ参加するダンスの発表会は、
「なんとか本人が眼鏡無しで楽しめる方法はないか…」と模索していました。
 
1DAYのコンタクトなら衛生的にも良さそうだし、
処方してくれる場所を探しましたが当然ながらなかなかナイ。
 
 
そんな矢先、
 
本格的なチアリーディングをしている子供の友人のママが、
 
「チアのチームメンバーで、夜間コンタクトして昼間は裸眼で過ごしてる子がいるよ!」
 
という話をしてくれまして。
 
どゆこと!?
 
と思っていたら、
私自身が娘の視力で相談した眼科でもその方法をお勧めされました。
 
 
それが、オルソケラトロジー
 
 
自分でも調べ、話を聞いて、
 
リスクも少なそうなのと1週間のトライアルからスタートできる点にも惹かれ、
とりあえず試してみることに。
 
まずは3件ほど、オルソケラトロジーの扱いのある眼科を訪問。
 
なかなか予約は取れなかったのですが、
「初回はとりあえず、検査がOKとなれば2時間ほどかかります、大丈夫ですか」
と言われ、1か所にそのままお願いしました。
 
 
ーーー
 
 
そして、そのクリニック初回の日。
 
まずは裸眼で、目の状態をしっかり検査していただきました。
 
そのまま、診察1回目。
ここでOKが出ないと、トライアルにもすすめません。
 
しっかり検査をし、視力の状況や目の健康状態からOKが出たので、
装着の「お試し」をクリニック内ですることに。
 
 
ーーー
 
 
これがまず、最初の難関。
 
また幼いので、母である私が装着のお手伝いをします(!)。
 
開いた目に一瞬でコンタクトを入れてあげればいいのですが、
私も眼科医でなないし、看護師さんでもないし、、、汗
 
子供の目にコンタクトを入れるのは勇気が要ります…
つい、躊躇ってしまうんですよね。
 
タイミングを逃してしまうと、入らない。
あるあるです。
 
 
ただ、自分自身がハードコンタクトレンズの経験者でもあったので、
要領はわかっていたからまだ良かった。
 
少し苦戦しましたが、なんとかコンタクトを入れられました。
 
「いたいーーー涙」
 
と、涙ポロポロのムスメ。
 
これでもう、可哀そうになっちゃう。
 
 
どうやら、最初は慣れるまで痛いらしい。
まさに、ここで挫折してしまう方も多いんだとか。
 
・コンタクトを入れられない
・コンタクト入れたけど痛くてもうイヤ
 
なるほど…
 
 
ーーー
 
 
そういえば、私も中学生の時のハードコンタクトは初回がめっちゃ痛かったかも…!?
思い出しました。
 
ただ、「慣れれば痛みはなくなる」と知っているとはいえ、
娘が痛そうなのは見ているのもシンドイ。
 
この後に、コンタクト装着後の検査があります。
 
「どうする?やめる??無理しなくていいよ」
 
と娘に聞いたら、
 
「…やる」
 
と目をつぶったまま答えてくれました。
 長女っぽいですね。
 
 
偉いね!
と眼科の看護師さんに言われ、また様々な検査へ。
 
・きちんとコンタクトが目の上に乗っているか
・この時点での視力はどうなっているかなど
・眼圧
などなど…
 
 
そして、診察も2回目へ。
 
コンタクトを装着した状態で、
 
・傷などは大丈夫か
・正しい位置で矯正できるか
・問診
などなど…
 
健康状態と効力を診て頂きました。
 
 
「大丈夫です、しっかり効果もありそうですね。
ただ、まだ子供なので、どうしても痛かったり無理そうだったら、絶対に無理しないでくださいね。」
 
と先生に言われ、またまた一安心。
 
 
ーーー
 
 
そして次は、
コンタクトを外す練習です(←私が)。
 
スポイトを使うんですって!!
 
これがまた… 母は難しい。
 
娘の目の中のコンタクトにスポイトの先を当てるとポロっと取れるのですが、
これも勇気が要ります…
 
目を開けてる方も、絶対怖いですよね…
スポイトが近づいてくるって…
 
同情。
 
 
これまた、更に苦戦しました。
 
 
ラスト、コツを掴んだのですが、
 
スポイトを目の近くで待機する際、
少し目からズレたところで待っていないとスポイトが怖くて本人は余計に目が開かない。
 
黒目の近くだけど怖くない位置でスポイトを待機して、
一瞬でサッと取る。
 
結構、たいへん。
 
 
これが毎回かー、、、と、
親子でちょっと(かなり?)滅入る。笑
 
「一週間くらいしたら結構慣れると思いますよ」
と看護師さんに励まされるも、不安… 笑
 
親子ってイライラしちゃうこと、ありますからね^^;
 
 
ーーー
 
 
そしてコンタクトを無事に外してからも、検査へ。
 
さらに診察3回目!!
 
「傷もないですね! うん、できそうですね。
まずは1週間のトライアル、このまま希望されますか?
その場合は装着した初日の次の日の朝に、診せて頂くことになります。」
 
と先生。
 
娘と共に、
「お願いします」とお答えしました。
 
そしてもう一度、
 
「ただ、どうしても痛かったり無理そうだったら絶対に無理しないでくださいね。」
 
と念押しで言っていただきます。
本当にそれが大事だなと思いました。
 
その前後に、コンタクトのケア用品の説明や、
保証や料金の話なども様々に説明を受け、一式お持ち帰りとなりました。
 
 
ーーー
 
 
トータル、2時間。
 
 
その間、検査や診察は3回ずつ。
もう、疲労困憊です。
 
ムスメも良く頑張りました…
 
 
頑張った2時間を過ごしたからこそ、
本人の意志さえあればトライアルはやってみようと決意。
 
 
ーーー
 
 
初日から早速コンタクトを付けて就寝。
最初痛そうでしたが、案外あっさり寝ました。
 
次の日の朝は私がスポイトで外し、また眼科へ。
 
またまたクリニックで検査と診察を重ね、
矯正の効果も出ていますね、とのこと。
 
このままトライアルができそうです。
 
 
●初日の効果
昼過ぎくらいまで、眼鏡無しで見えていた。
0.2だったのが、1.2になっていた。
 
なお、この日は、昼過ぎくらいにはまた視力が落ちてきたようですが、
装着の日数が増えるごとに視力のキープ時間も増えるのだそうです。
 
逆に、装着をやめれば、約1週間くらいで元に近視に戻ってしまうのだとか。
残念ですが、それがオルソケラトロジーの安心の所以だったりしますね。
 
 
ふむふむ。
とりあえずマイペースに、オルソケラトロジーのトライアルを正式にスタート。
 
 
ーーー
 
 
そして本日は、5日目。
 
日中の目の開き方が、心なしか溌剌としてきたムスメ。
 
「眼鏡がないって、いいね」
 
本人がそう言っていました。
 
 
今はマスクも顔周りにあるから、物理的にも解放感がより感じられるのかも。
 
発表会前のダンスの練習も、いつもよりも伸び伸びしているように感じたり、
お友達とも積極的に交流しているような雰囲気を感じました。
 
気のせいかもしれないけれど、、、
 
少し自信が持てたり、小さな煩わしさやストレスから日中は解放されたりするのかな?
 
と、メンタル面の効果もあったような気がして、
母としては嬉しい気持ちに。
 
物理的な効果についても、視力の回復時間が夜まで伸びるようになりました。
 
つまりは、1週間近く眼鏡を使っていません。
あんなに眼鏡が欠かせなかったのに。
 
 
オルソケラトロジーのトライアル効果まとめ
・視力回復時間が昼から夜まで伸びてきた。
・眼鏡から解放されメンタル面でも明るさや自信に繋がっている気がする。
・親子の会話も心なしか増えた。
・ダンスなどのスポーツなどでパフォーマンスも向上。
 
 
ただ、これは一時的な矯正。
 
目の健康も引き続き気を付けていかなければならないので、
親としてはコンタクトのケアをきちんとして、無理なくサポートしていきたいと思います。
 
 

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近々、ついにダンスの発表会。
(こちらはその衣装の一部)
 
その後、このオルソケラトロジーを続けるかはまだわかりませんが、
娘の健康と気持ちを尊重しながら(お財布とも相談しながら)向き合っていきたいと思います^^
 
習い事をしたい・させたい、
歯列矯正したい、
専門学校に行きたい、
高校に行きたい、
大学に行きたい、、、
などと同じように、自分や子供の選択肢を増やすためにも「働く・収入を得る」はあるなあと感じるので、
 
そんな親の気持ちや姿勢もまるっと、エゴで終わらずきちんと丁寧に子供に伝えて行けたらいいな…と、感じます。