decent-work’s blog

働きがいのある人間らしい仕事の実現支援と啓蒙を行う会社です。中の人たちの徒然を書きたいように書いています。

花火や焚き火は「環境次第」ではなく、「できる人間関係を築くこと」から。

こんにちは!
ハチです。
 
最近お世話になっているご近所の大家さんの計らいで、
敷地内で「焼き芋」を体験させていただきました!
 
焚き火で作る焼き芋、
聞いただけで幸せな気持ちなります。
 
しかし実際は、あまりやったことがない焼き芋作り。
 
まず、焚き火ができる場所がない…ですよね。
特に都会では勝手にやったら大問題です。
 
バーベキューセットがあれば物理的にはできそうですが、
キャンプ道具があっても気軽に焚き火ができるわけではありません。
 
 
とかいう我が家は昨年、「ヘタレキャンプ(=初めてキャンプに行った)」において、
バーベキューのラストに焼き芋をしました。
 
でもスーパーで売っている「焼き芋」とも違い、
端っこは焦げているし、さつまいもが硬ーく萎んでしまいました。
 
硬いし、苦かった…
 
あまりホクホク感もなく、
自分でやるとこんなもんか??
くらいな感想でした。
 
 
そんなこんなで、
それ以来初めての「焼き芋」作り。
 
どうやら、きちんとしたやり方があるらしい。
ホイルで巻くだけじゃないのかな??
 
 
①まずは、火を起こす。
 

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見ているだけでワクワク。
寒いのに、気持ちまで暖まります。
 
 

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サツマイモは、シルクスイート
川崎市内で採れた、地元の特産品です。
 
 
②サツマイモは、濡らした新聞紙に包みます。
 
なるほど!!
このおかげで、水分も取り込んだまま焼けるんでしょうか??
 
知らなかった…!!!
 
 
③そして、その上からホイルで3重巻きにします。
 
それも知らなった…!!!
あっさり、ホイル1枚だけで巻いていました。
 

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こんな感じ!!
何かわからないですね。笑
 
 
④そしてなんと、焼き時間は約1時間!!!!
 
そんなにかかるんですね、焼き芋・・・
知らなかった。。。(←何度目w)
 
焼きあがるまでは転がす程度ですが、包む工程が大事だったのですね。
有難み倍増です。
 

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炎は落ち着いていますが、めちゃめちゃ温かい焚き火。
自分で包んだホイルには、名前を書きました。
 
ただ出来上がった焼き芋を食べるだけじゃなく、
「自分自身で包んだり火に入れたりすること」に関わることで、
生まれるコミュニケーションや学ぶことがあるだろうという意味合いを込めて。
 
とてもありがたいですね・・・!!
 
 
⑤出来上がり!!
 
一時間後、
出来上がった焼き芋がこちら。
 

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はーーーー♡♡♡

 
余計なことはしゃべりません、
めっちゃおいしかった・・・
 
本当に、貴重な機会をありがとうございました。
 
 
これ以降、自宅のオーブンでも焼き芋を作るようになりました。
 
新聞紙の代わりに耐熱のキッチンペーパーを濡らして包み、
その上からホイルで。
 
本物の焚火の火力には負けますが、
格段に美味しく作れるようになりました!!
 
 
しかしやはり、お外で「さむいさむい」と言いながら食べる焼き芋は格別。
もっとできる場所が増えたらいいのに…
 
そもそも、
気軽に焚き火ができる場所がないというのは誰もが思うはず。
 
 
これについては、
敷地を提供してくださった大家さんの木村さんが格言を。
 
「花火や焚き火は、そもそも『やる場所』がないんじゃなくて、『やる人間関係』がないんだよ。」
 
 
はー、、、、
深い。
 
 
本当に、そうだなと。
 
一般的に、
「危ないから」
「心配だから」
という声が多数だと思いますが、
 
花火や焚き火をしている人の「人となり」を知らなければ、信頼関係が生まれないのは当たり前。
 
何してるんだろう?
と不安になりますよね。
 
逆に、友人まで行かずとも、
 
よく挨拶をしていて人物像もある程度理解し信頼している人たちが行っている花火や焚き火なら、煙たがるどころか逆に集っていくもの。
 
 
子育ても同様だと言います。
知らない子供の声はうるさく聞こえるものだと。
 
でも、
普段から挨拶したりコミュニケーションをとれている子供の声は決してうるさく感じない。
 
 
はー、、、、、
こちらも深い。
 
 
世代を超えたコミュニケーションが希薄になっている時代だからこそ(コロナ禍もありますが)、
生活環境や年代によっては子育てに理解が得られないことが多い場合もあるでしょう。
 
子育てに限らず、お互いを煙たく感じてしまう様々なシーンを思い浮かべますね。
 
環境というのは、そもそも「人間関係が基盤」となり作り上げていくもなのか・・・
 
非常に納得です。
 
もちろん、その雰囲気や空間作りに大家さんが買って出てくださっていることが大きなポイントだと思います。
でも、それもなかなかできないですよね。
 
私の中に今まであった「一般的な大家さん像」が良い意味で崩れました。
 
もう本当に『イチ経営者』の視点を持たれ、政治家よりも街やコミュニティを考えられている印象です。
 
「濃すぎず、現代に合ったご近所同士の人間関係の構築」
 
を考えてくれている大家さん。
 
この大家さんの取り組みの結果、敷地内に住むマンションの方々は全てその理念に共感した方々が揃い、自然と無理のないイベントや集まりが行われ、常に良い空気が流れています。
 
本当に、素敵です。
 
また、物理的な利益ではなく、結果的に自分自身にも還元されているとお話しされていました。
 
「焼き芋」をきっかけに、「何故焚き火が可能なのか」ということから、新しい大家さん像とその取り組みや神髄を学ばせていただきました。
 
めちゃめちゃ興味津々なので、またゆっくりお話を聞かせて頂きたいです。