こんにちは!
ハチです。
悪天候が続いていますね。
我が家も河川が近く、2年前の豪雨被害も記憶に新しく気を引き締める毎日です。
今回も静岡方面など甚大な被害が出ている地域もありとても心配です。
どうかこれ以上多くの被害が出ないことを祈るばかりです。
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個人で開講している油絵教室があるのですが(生徒さん募集は締切中です)、
悪天候の日は当然生徒さんが心配なのでレッスンをお休みすることも。
しかし先日のレッスン日は午後に少し雨脚が弱まり、
ご希望いただいて1名の生徒さんでレッスンをしました。
人数がとても少ないので、
せっかくだからと私自身のムスメ(次女)にも油絵を久々に描いてもらうことに。
今までも4回ほど塗り重ねていたキャンバスがあったので、
仕上げにチャレンジしました。
モチーフはリンゴ。
小学1年生、
まだまだ油絵の具の扱いは非常に難しいのですが、
講師の私のトークをいつも聞いているせいか、
絵の具の出し方や混ぜ方は非常に慣れたもので、サクサク。笑
こんなに使い方わかっていたんだ!?
とびっくり。
やはり子供は親の姿を見ているんですね。
片付けの仕方も散らかし方も、喋り方も、怒り方も、
どんどん私に似ていく娘たち…
怖いものです。笑
真剣!!
筆の持ち方だけ気になりますが…笑
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水彩絵の具は水分の蒸発による乾燥で固まりますが、
油絵の具は絵の具と空気中の酸素による化学反応によって硬化します。
だからこそ乾くのが非常に遅く、
同時にじっくりと緻密な修正が可能ですが、
子供たちはそんなにゆっくりと描いていられないので、
何度も塗り重ねることが絵のクオリティを上げる上で大切です。
重ねる程に油絵らしさのある深みや重厚感が出て、
子供でもたくさん手をかけたような素敵な作品に仕上がります。
こちら、早くも娘の夏休みの自由研究(提出用)になりました。笑
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近年は油絵具セットもかなりリーズナブルになっています。
コロナ禍における夏休みの過ごし方の一つに、選択してみるのもいかがでしょうか。
その際はまず、
モチーフに「リンゴ」がおすすめです。
つるっとしている表面が光や影をとらえやすく非常に描きやすいのと、
何より年中どこでも手に入るのが理由です。
そして描く時は必ず、
「赤色」を出す前に、
ぜんぜん本物と違う色で塗ってみてください。
固定観念を取っ払って、
青でも緑でもいいので、黒以外のカラフルな色をのせます。
その後乾いてから、
自分が一番塗りたかった色をようやく塗ります。
裏にうっすらと、関係なかったはずの色が透けて、
とても良い効果をもたらしてくれます。
そして更に不思議なことに、何度リンゴを描いても描いても、
毎回違うものが出来上がります。
それがまた奥深く楽しいです。
大人も子供も扱いには注意しながら、
是非チャレンジされてみてください。
こちらは生徒さんに選んでいただこうと、
オーディション中のリンゴたちです。笑
撮り方でも全然、明度や彩度が変わりますね!
好みが分かれます。
まだまだユニークで社会的な意義のあるアート活動がたくさんあるので、
引き続きまたレポートしてきたいと思います!!
私個人も今取り組んでいる作品もあるので、お楽しみに^^